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切り落とされた首の話

4名無しさん:2021/10/23(土) 22:03:20 ID:S/RA0zHE0
フォックスは遠慮の欠片もなく食事を、酒を消費する。
そんな彼を咎めることもなく、ミルナは空いた盃に酒を注ぎ続ける。

爪*'ー`) 「いやあ、実を言うと金欠で困ってたんだよ」

( ゚д゚ ) 「仕送りはどうしたんだ?」

爪*'ー`) 「んなもん使っちまったよ。キレイな姉ちゃんと仲良くするためにな」

( ゚д゚ ) 「女遊びも程々にしておけよ……ほら、酒が空だぞ」

爪*'ー`) 「おっと、ありがとよ。でもまあ女遊びはやめられねえよ」

爪*'ー`) 「こないだも首と腰が細い良い女に会ってな、実家の馬車の話をしたら乗ってみたいって言うもんだから」

爪*'ー`) 「俺はすかさず、馬車もいいが目の前の馬に乗る気はないか?って返したんだよ」

( ゚д゚ ) 「馬……なるほど、馬の話を……」

爪*'ー`) 「ああ、もちろんこの馬ってのは俺のことでな……」

( ゚д゚ ) 「いや、説明は大丈夫だ。それはそうと、お前は馬車を操れたよな?」

爪*'ー`) 「うん? ああ、実家じゃ基本的に御者任せだったが、嗜み程度にはいけるぞ?」

爪*'ー`) 「なんなら乗せてやろうか。酒の礼くらいするさ」

( ゚д゚ ) 「……」

( ゚д゚ ) 「言ったな?」

爪;'ー`) 「え?」

突然、ミルナは仏頂面を強張らせ、前のめりになってフォックスの顔を覗き込む。
気圧されたフォックスの瞳から視線を逸らさず、「言ったよな?」ともう一言。


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