したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

切り落とされた首の話

15名無しさん:2021/10/23(土) 22:29:20 ID:S/RA0zHE0
【御者と奴隷の話】

フォックスは焦っていた。
何としてでもホライゾンの首を取り返さなくてはならない。
刑死者の死体を紛失したとなれば、ミルナだけでなく自分まで罪に問われるかもしれない。
それに何より、今回の件には借金の返済がかかっている。

しかし、首の行方については全く心当たりが無いのも事実だった。
盗まれる理由が無い。道中で落としたのかと思い街道を遡ってみたが見つからない。
手掛かりを失ったフォックスは、最後の手段を思いついた。

爪'ー`) 「奴隷を一人。中肉中背の男で、今すぐ手に入るならどれでも良い」

( ´∀`) 「かしこまりました。少々お待ち下さい」

首がないなら、作れば良い。
背丈のよく似た男を買い、何らかの手段で殺す。
切り落とした首を正体がわからなくなる程度に汚せば、代理の生首の完成だ。

元々首隠しを望んでいなかった遺族のこと。
口八丁で丸め込めば誤魔化す事はできるだろう。

( ´∀`) 「お待たせしました。こいつならどうでしょう?」

( ,,^Д^) 「……」

爪'ー`) 「おっ!」

奴隷商が連れてきた男を見て、フォックスは喜びの声を上げた。

( ´∀`) 「ご時世か男の奴隷は供給過多でしてね。お安くしておきますよ」

爪*'ー`) 「良いじゃないか。目元が気に入ったし、何より安いというのは素晴らしい」

爪*'ー`) (体格もピッタリだ!)

爪*'ー`) 「こいつを貰おう。この場で受け取れるか?」

( ´∀`) 「勿論! それではお買い上げということで……」


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板