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【女神転生】ノーライフノットキングのようです(・血・)
1
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/23(土) 21:27:59 ID:cVW9.LuA0
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1575905028/
このスレのスピンオフスレになります。
無駄にスレ増やしてすいません。
367
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/02(金) 01:57:02 ID:mC3sJz4o0
(・G・)「次の映像、いきますんね」
倒れたアヒャがギギギと声を出して起き上がる。
『蘇生…なのぉ?これ』
(・d・)□ 「今年の夏だな。
熱中症でやられてるところに悪魔に不意打ちを受けたんだ。
ありったけの氷結魔法で凍らせてほっといたら、立ち上がって動き出した」
『本当に人間かあ?あいつ。
ちょっと怖くなってきたんですけど』
(・G・)「今の冬の時期はきびきび動いてくれていますよ。
おかげで悪魔の迎撃はしばらく任せられそうです」
(・d・)□「ただ電撃には何故かすこぶる弱いみてえだ。
関電状態が俺達より長く続く。
そこは通電しにくく、感覚が鈍いゾンビどもがカバーしているようだが」
『他の死亡者は?』
(・d・)□「…体力のないやつは、回復施設でも無理だった。
ロストして灰になったよ」
(・G・)「子供はよく狙われる。か弱くてやわらかいのだろうか…?
内臓まで貪りつくされたら…もう…」
『そっか。まぁ弱い奴が死ぬのはしょうがねえよなあ?
動物も悪魔もそれで生きてんだ。今更人間だから枠から外れる事はできねえ。
だがガキを狙うのは卑怯だな!ヒョウ!』
(・G・)「とりあえずキョウさんの探しているものを持っているのは、アヒャかお爺さんということになるか。
ブツの参考画像をもらいたいのだが」
『オーケー。送っとくぜ』
(・d・)□ 「見当違いだったら、殺すからな」
368
:
名無しさん
:2023/06/02(金) 07:07:48 ID:9VnXIopU0
おつ
369
:
名無しさん
:2023/06/02(金) 12:16:47 ID:taPSj4Y20
オツ
370
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/05(月) 17:55:14 ID:KQ4Og6WQ0
>翌朝
[ ,'3 )「やめちょくれ!?兄貴が何したんだ!」
(・d・)つy= 「抵抗すりゃあ、殺す。ちょっと身体検査するだけだ」
( ,’3 )「…」
老人兄はゆっくりと進み出て服を脱ぎ始める。
(;・G・)「いやいや、いや!服の上からのボディーチェックと、部屋の中を見せてもらえればいいから!
じじいのサービスシーンとか誰得…」
ディーが銃を構え、ジーが身体検査をしていく。
(;・G・)「ん?胸に生えているこの突起は?」
[ ,'3 )「TKBじゃねーぞ。兄貴が戦争中に食らった弾の跡だ、多分」
みすぼらしき服から、黒いとんがりが見えていた。
(・G・)「部屋の中からも上着からも、銃型COMPらしきものは発見できなかった。
一時保留で、シロとする」
ディーが静かに銃をおろす。
(・d・)「いいか。俺はお前ら住人を信用しちゃいねえ。
処刑人なら二人はいるからな。俺含めて
それを忘れず粗末に生きろ
次はあのイカレ野郎だ!」
ゲプ
(゚∀゚)「アヒャ。お前らか。食うか?」
371
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/05(月) 20:43:36 ID:KQ4Og6WQ0
肉を差し出している。
(・d・)「いらねーよ、そんなもん」
(゚∀゚)「アヒャ!食わんと戦えるもんも戦えねえぞ!」
合成たばこを取り出す。
(・d・)y- 「しかしお前がこの二年間、暴走なしでやってこれるとは思わなかったぞ。正直」
(゚∀゚)「ア!アホどもがやってきてくれるから退屈せずに済むから、ヒャ!」
(・G・)「退屈?」
(゚∀゚)「イライラするんだよ。うまく何かいかない時、退屈を感じるとき。
だからアヒャッてぶち殺してぶち殴る」
(・G・)「…凶悪犯め」
(゚∀゚)「アヒ?お前らに言えた事か?悪魔を殺してる奴らが。
生きるっていうのは、ほかの誰かの命を奪うことだろ。
世界を学校のクラスに例えるなら、席って有限だろ。
そして二ホン組はクラス分けなんてできねえほど狭い。
他の何かを貪って生きてるのは、ここにいる誰もが同じだ。
地下のゴキブリどももなァ」
(゚∀゚)アヒャ
つ=lニニフ□-)
包丁に肉片がくっついている。
(-□〇□-)つ- 「ヒャッハァー!!」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/549/1342/0183.gif
https://www.youtube.com/watch?v=qalFLyKBwT
鉄パイプ攻撃が頬をかすめ、バイクの体当たりがジーを転倒させる。
(・d・)つつy ─(-□〇□-)→ 「カスが!」
ボウガンがレイダーライダーの頭を貫通する。
朝焼けの向こう側から、次々と排気音が聞こえてくる。
(゚∀゚)アヒャ!
(・d・)「今夜のおめえの夕食は決まりだなッ!行くぞ!」
372
:
暫定代替酉
◆03wMVVeZNo
:2023/06/05(月) 22:02:32 ID:KQ4Og6WQ0
(・d・)つ-l==)
つ-l==)
ギりりりりりり。
銃で怯んだレイダーの首をチェーンソーで切っていく。
(゚∀゚)「アヒャ!首捨てるな!食うから!」
つ→(-;〇□-)
近くの海から拾ってきた銛で、頭蓋骨を砕いていく。
怖気て逃げる者には散弾銃。
(;・d・)「喰うのか…」
つ-l==)
─
(・d・)「あーあ、ショットガンで吹っ飛ばすから頭は食い物にならねえんじゃねえのか?
胴体やれよ。寄〇獣でも描いてあったぞ」
(゚∀゚)「アヒャ!内臓も食えるところは喰う!肉に弾入ったら喰いにくい!ペッ」
(・G-)「あんな汚い奴らの内臓なんてやめておけ。
汚染されているものを食べたら、蓄積するぞ」
(・d・)「起きてたなら加勢しろよ」
く(・G・)「すまん。今起きた…不意打ちとは汚い奴らだ」
(・d・)「悪魔も人も、命の重さは1gも変わらないんじゃなかったのか?」
(・G・)「まぁそうなんだが…流石にああいった奴らはな。
現に戦う力もない人々が襲われて殺されている…」
─
「いやー!セクハラー!」
(;・G・)「い、いや…怪しいものを持っていないか検査を…」
「そう言って私たちの純潔を奪うのね!ちかん!ごうとう!ひとごろしー!」
(#・d・)「ええい、もういい!女ならいいんだろ女なら!
黒い銃を持ってないか徹底的におさわりしろ!」
ヤク*゚ー゚)「はぁい」
ハリ,,^ーノリ「はいはい検診のお時間でーす♪」
373
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/05(月) 22:32:13 ID:KQ4Og6WQ0
>数日後
(;``)「ゲホッ!ゲホッ!」
(;・G・)「凄い熱だ!
まさかまたあのウィルスが…ワクチンは定期的に打ってたはず!!」
(・d・)「触るんじゃねえッ!
全員食料持たせて各所に隔離!外に出すんじゃねえゾ!」
カチャカチャと、壊れかけのベルトを締めなおす。
(;・G・)「どこに行くんだ!
こんな非常時に!」
(・d・)「あほんだらが!決まってんだろ…
メシア教本部だ。
アヒャ!アヒャはいるか!?」
(゚∀゚)□ アヒャ
(・d・)□ 「ちょいとシナガワまで遠出する。
留守番してろ」
(゚∀゚)□ アヒャ!
>空中
(・d・)
<゜)))彡と(;・G・)
堕天使フォルネウスに乗って掴まり、瓦礫の街を空中遊泳する。
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/165/416/shinjuku2.png
(;・G・)「きっつい…」
(・d・)「我慢しろ。あんたの膂力ならなんとかなるだろ。
手を離したら海や大穴に真っ逆さまで死だ」
(・d・)「キリキリ泳げよフォルネウス。
ところで、お前に聞きたいことがある」
<゜)))彡「な、なんだ…」
(・d・)「エーという奴の仲魔だったりしたか?」
374
:
名無しさん
:2023/06/06(火) 00:47:05 ID:yR1nm0Uw0
おつ
375
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/07(水) 00:36:59 ID:GL79KFKI0
<゜)))彡「し…知らんが…」
(・d・)「そうか。ならいい」
(l・G・)「随分と納得するんだな。あっさりと」
(・d・)「悪魔は約束を破れない。特にこいつみたいなソロモン72柱はな。
こいつは人間じゃない。だから信用していい」
(・d・)つy= 「おっと、悪魔使いが荒いからってふり落とすんじゃねえぜ。
ドタマぶちぬくぞ」
<゜)))彡「わたぁー!や、やめてくれぇ〜!」
(;・G・)「頼むぞさかなクン。ここで墜落死なんてごめんだ」
<゜#)))彡「一応、エイの悪魔だ!」
(;・G・)「すまん」
─
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/182/427/ginza.png
(・d・)□ 「お疲れ。戻れ」
『ほっ』
ボロボロに寂れたトウキョウタワーを目印に、降りる。
(・d・)「無様なもんだぜ。スカイツリーに追い越されたとはいえ、二ホンの象徴だったのにな」
(・G・)「争いは何もうまない。全て死に、壊れる…」
(・d・)「いや、生むぜ。憎しみをな」
(・G・)「…」
(・d・)
(□=□)(・G・) (・Д・川 パカラッパカラッ
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/182/427/ginza.png
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/182/427/ginza.png
妖獣アツユと堕天使べリスの馬に乗り、南に進む。
(・G・)「ふう、やっと楽ができる」
376
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/07(水) 00:37:48 ID:GL79KFKI0
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/556/1371/0209.gif
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/546/1321/0124.gif
377
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/08(木) 00:14:34 ID:7kvaBy1E0
狂 `皿´)「異教徒め!ここは通さ」
https://pbs.twimg.com/media/Eaamvu_UMAAEbwe.jpg
ドン
(・d・)「三下お決まりのセリフ、ご苦労様です」
つy=
(;・G・)「いいのか?」
(・d・)「あいつらじゃ話にならん。もっと上の奴に用がある。スピード上げろアツユ!」
(・Д・川「おうよ!アギラオ!」
(□=□)「アギラオ!」
火炎多重攻撃が、狂信者たちを焼き払う。
(・G・)「なんでシナガワにまで来たんだ?
子供たちが苦しんでいる」
(・d・)「アホか。ワクチンを取りに来たんだろうが。
DDS-NETでの情報を忘れたか?」
(・G・)「あっ…そうか」
ワクチン開発会社、ファイヤー社。
世界大恐慌によって会社の単独での維持が難しくなり、メシア教に開発を委託したという。
そこになら最新のワクチンがあるに違いない。
眉唾情報でも、ディー達は縋るしかなかった。
>大聖堂前
https://www.4gamer.net/games/017/G001723/20150220101/TN/001.jpg
(;・d・)つy= 「けっ、次から次へとわいてきやがる。ゴキブリが」
つ-l==)
狂信者たちは突っ込むことしか知らない。
向かってくる者はみな、肉片にされた。
流石のディーも顔が青く、息も荒くなってきている。
身なりのいい部隊が待ち構えていた。
(▽口▽十)「異教徒め。ここから先は流石に通さんぞ」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/537/1257/0177.gif
378
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/08(木) 00:15:08 ID:7kvaBy1E0
本日休載
379
:
名無しさん
:2023/06/08(木) 21:16:20 ID:IDjOc1wk0
乙
380
:
名無しさん
:2023/06/11(日) 11:49:13 ID:oP4VCxBQ0
テンプルナイト。
メシア教に殉教の誓いを立て、洗礼を受けた上級戦士である。
狂信者とは格が違う。
>TALK
(・G・)「あなたがここのリーダーか。手荒なことは避けたい。
ワクチンを譲ってくれないだろうか?」
(▽口▽十)「馬鹿が!ここまでに我らの同志をどれだけ殺してきた?
この背信者め」
(・d・)「話にならねえな。力づくで通るしかねえよ」
ディーが進み出ると、7人のテンプルナイトが陰から現れた。
(▽口▽十)「行くぞ!タルンダ!」
(▽口▽十)「タルンダ!」
(▽口▽十)「タルンダ!」
(▽口▽十)「タルンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
(▽口▽十)「スクンダ!」
== (・d・)つ -l==) ガクッ
なりふり構わず切り裂きに行くディーの体勢が崩れる。
-l==)狂 ;`皿´)「ぎゃあああああ!」
取り落としかけたチェーンソーが投げつけられ、そこらの狂信者の首筋をえぐる。
(▽口▽十)「打撃力を下げるタルンダ、動きを抑制させ命中を下げるスクンダ。
これがあわさって重加速という現象を引きおこす」
隊長格らしき者の指揮で、テンプルナイトが一斉にディーに襲い掛かる。
381
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 12:21:26 ID:oP4VCxBQ0
(□=□)「アギラオ!」
ベリスが、ディーを取り囲んだ騎士の背中を焼く。
(▽口▽;十)「ぎ!」
(□=□)『いくら重加速とやらといえど、止まっていれば当たるだろう』
(・Д・川『お前頭いいな!俺もアギラオ!』
(▽口▽#十)「堕天使…神に許されぬ存在…
そんなものを使役するとは、まさしく邪教!」
激昂した隊長が、叫ぶ。
(;・G・)つ(・d・)
つ
「ディー…君!大丈夫か!」
ジーが怪力で引き戻す。
(・G・)「なる…ほど…な…
魔法…攻撃…なら…威力は…」
重加速の影響で喋りもスローになる。
一番最前線で戦ったディーが、一番そのあおりを受けている。
(・Д・;川『てめえええええ!!
今すぐ地獄に送ってやるぜー!』
取り囲まれて脇腹を刺されるアツユが叫ぶ。
ゼロ距離火炎でテンプルナイトが炎上する。
(□=□)
つ─(口十)→
ベリスの会心攻撃が、焼け悶えるテンプルナイトにとどめを刺す。
打撃攻撃の威力は減衰したが、堕天使の鎧に決定的な攻撃を通せもしないテンプルナイツ。
戦いは膠着していく。
(▽口▽十)「馬だ!馬を狙え!」
(□=□)『!!』
382
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 13:12:49 ID:oP4VCxBQ0
(;・G・)つ==〇 「おおおぉぉぉぉらあああああ!!」
ディーの指示を受け、地獄玉を投げつける。
テンプルナイトは燃えるを通り越してドロドロに溶ける。
(・d・)□
スマホをタッチする指も遅くなっている。
(;・G・)「まだかディー君!」
(・く・;)(・d・)「兄貴」 「焦…るな!」
<゜)))彡== □と(・d・)「い…けっぇー!」
勢いよく飛び出したフォルネウスが、包囲網に電撃の雨を降らす。
<゜)))彡『ベリス避けろ!
マハジオ!!』
(▽口▽十)(▽口▽十)(▽口▽十)(▽口▽十)「「「「があああああああ!!」」」」」
小隊が一斉に焼けこげる。
(▽口▽;十)「ぐ…」
つ
(・d・)「ま、だ、生きてた、か。決着を、つけようぜ」
つ-l==)
落ちたチェーンソーを拾い、徐々に肉薄していく。
と(▽口▽;十)「待て、待て!私の負けだ!」
ポロン、と。
焼けこげたロザリオを落として戦意喪失の意を示す。
(・Д・#川『てめぇ新入り!俺まで殺す気か!』
<゜)))彡「はっはっは!許せ許せ!」
383
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 13:48:18 ID:oP4VCxBQ0
(▽口▽十)「その悪魔…データベースによるとフォルネウスだったか。
強いな…以前討伐した時は我々を一撃で屠るような雷撃の強さはなかったはず」
(・d・)「鍛え方が違うんだよ」
(・く・;)(俺がマカカジャかけてたんだけどなぁ…)
戦闘終了し、全ての補助効果が消え去っていく。
(・G・)「ディー!降参したならもうやめだ。
騎士殿…安心してほしい」
ゆっくりと立ち上がる隊長。
(▽口▽十)「貴殿らは、わが同胞を退けてまで何をしに来たのだ」
(・d・)「ワクチンだ。ここにあるんだろ?
戦利品としてよこせ」
(▽口▽十)「ははは!異教ながら豪快なやつ!気に入ったぞ!
大司教がいらっしゃる本堂まで案内しよう」
歩いている中で、隊長はひっきりなしに話しかけてくる。
(・G・)「私達の住んでいる集落でウィルスがまた発生した。
だからワクチンを分けてほしいのだ。
特に子供や老人が苦しんでいるのは見るに堪えない」
(▽口▽十)「義賊というやつか。
真に邪悪ではないようだが、堕天使という悪の象徴を使役しているのはいただけんな。
どうだ。私の推薦でテンプルナイトになっては?
堕天使も、悪魔合体とやらを駆使すれば神聖の象徴たる天使に転生できると聞いた」
(・d・)「あいにくメシア教の奴らは好かなくてな。
俺たちの住処でも、蛮族やらずいぶんな差別をされたよ」
─
>メシア教大聖堂本堂
「どなたですか、そちらは」
(▽口▽十)「は、大司教様。こちら、我々テンプルナイツ11隊を破りし剛の者達です。
子供達のためにワクチンを取りに来たと聞きます。どうかご慈悲を…」
「フン」
384
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 13:59:15 ID:oP4VCxBQ0
(‘_L’) (▽口▽十)「ガ…ブレード…!?」
つ
鷲鼻の男がナイフで隊長のアバラをこじ開ける。
(‘_L’)「失態だな隊長。情にほだされてけがらわしいサマナーを連れてきたか」
(▽口▽;十)「が…ぼ…」
口から血の泡が溢れ出てくる。
(‘_L’)つ 「ふん」ブチィ
隊長は心臓を切り取られ動かなくなった。
(‘_L’)「ヘブンの材料にまわしておけ」
「はっ」
白衣を着た集団が死体を回収していく。
(#・G・)「何をする!」
目が怒りに燃える。
(‘_L’)「メイガァス!」
(・V・)「リムドーラ」
ブレードと呼ばれた男の背後に潜んでいた魔術師の特大衝撃ダメージが一行を襲う。
意識がなくなった。
─
(-d)「生きてっか、ジー」
(・G・)「なんとかな。だが仲魔はやられてしまったようだ」
二人とも体を縄で縛られ動けない。
(‘_L’)「ふん、いい体だ。こいつらもヘブンに…」
385
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 15:23:15 ID:oP4VCxBQ0
『早計です。少し待ちなさい』
スピーカーから声が聞こえる。
青暗い部屋の中に自分たちがいる殊に気づく。
(・d・)「牢屋…か…」
『申し訳ありませんがね。戦闘能力などない私が直接お会いする事はできないのですよ。
お話ならここで聞きましょう』
(・d・)「表の大聖堂はフェイクで、ここが本拠地ってわけか。
そうなんだろう?地下シェルターの教祖さんよ」
『む…?何故断言できるのです?』
(・d・)「反響音でわかる。普通の室内と違って音が吸い込まれるのが弱くエコーが残響してんのさ。
それにこんな湿った部屋の材質は地上でそうそう使えるもんじゃない」
『なかなか頭が回るようだ』
(・d・)「それに戦闘力のないらしいあんたが、あんなスカスカでみすぼらしい表の聖堂にいるとは思えん。
いくら周りを聖堂騎士で固めても、ライフルに熟練したスナイパーに上から狙われたら…ドン!」
『むぅ…やりますね。目的は私の暗殺ですか?』
(・d・)「場合によってはそうなるかもしれんな.。
おとなしくワクチンを渡してくれればおとなしく帰」
ドカッ
(;・d・)「ぐ!」
無防備のまま、腹を蹴られて悶絶する。
更に足で頭を踏まれる。
(‘_L’)「あまり調子に乗るなジャップ。
この状況で間抜け大司教の暗殺などできると思うか?」
暗がりで顔は半分程度しか見えないが、あのテンプルナイトの心臓をえぐったトガイン・ブレードその人の声だろう。
周囲には威圧感のある気配が多く感じられる。
おそらくメシア教の戦士が集まっているのだろう。
386
:
名無しさん
:2023/06/11(日) 19:46:50 ID:hhjmT9o20
おつおつ
投下頻度凄い
387
:
名無しさん
:2023/06/11(日) 20:05:32 ID:g.y30SsI0
オツ
388
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/11(日) 22:39:37 ID:oP4VCxBQ0
(‘_L’)「言っておくが、あの馬鹿のような育て方はしていないぞ。
味方だろうが敵もろとも刺し殺すように教育された者達だ。
いや、調教、か…ククク!」
(・d-)「なぁ…その片足、不自由なのか?かわいそうに…」
(‘_L’) ピク
踏みつけている足がイライラでびくついている気がした。
(・d-)「うちの集落に流れ着いてきた奴が元アレ部隊らしくてな、言ってたんだよなぁ。
イチガヤで暴れてたゴトウを、戦ってた小僧から奪ってトドメ刺して手柄奪って
キレられて膝ぶち抜かれた間抜け将校がいるってな」
(#‘_L’)「黙れ!!」
ディーが簀巻きのまま蹴り飛ばされる。
(-d・)「いてて…なんで怒ってんのかなぁ…
噂話だよ、噂話」
『トガイン、本当ですか?
あなたが悪の枢機卿ゴトウを討伐したのではないのですか?
何の為にメシア教の息のかかったアメリカ軍兵やゾンビ兵を貸し出したと…』
(#‘_L’)「黙れ黙れ黙れ!!馬の骨の言うことなど信じる気か!?
私が優秀な指揮でゴトウを討った英雄なのだ!!
殺してヘブンに変えてしまえ!やれぇ!」
( G)「あんたが…ゴトウ司令官を…」
(▽口▽十)つ-l----
テンプルナイト達が闇から現れ、剣を二人に振るう。
(# G)「ぬぐぐぐぐぐ…」
つと
と(#・G・)つ「どぉりゃあ!!!!!!」
馬鹿力で縄を引きちぎり、手近なテンプルナイト二人をラリアットに巻き込む。
389
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/13(火) 23:31:31 ID:61ngST3Y0
https://www.youtube.com/watch?v=Clkz6GxYHi
(#・G・)と 「ふぅぅぅぅぅ…!」
つ
テンプルナイトの腕を掴み、ぶん回す。
(#・G・)つ ==(▽口▽;十)「ぐわあああああああ!」
ブレードの真横にいる隊が吹っ飛ぶ。
(#・G・)つ「君たちに恨みはないが、その男に盲いて従うなら…」 ボキボキ
つ
掴んだままの騎士の腕から嫌な音がする。
(;口;十)「ぎゃああああああ!!ブレード様」
U
-l---- ポロッ
(;・d・)「ジー!俺の縄を解け!
早く!」
(;・G・)つ「応!」
手でひっつかんだだけでブチッと縄の一部を引きちぎる。
(・d・)つ-磁---- 「いただきだ!マヌケが!!」
テンプルナイトの標準装備、プラズマソードを落ちたそばからかすめ取る。
狼のような身のこなしで、数人の首を切り裂く。
「ぐえ…」
(・d・)□ 「金丹!召喚!」
(;‘_L’)「な!奴らの持ち物は全て没収したはず!?」
サブスマホの改造テザリングによって本体のプログラムにアクセス。金丹はジャケットに一つ忍ばせておいた。
(・Д・川「呼んだか!ディー!」
(・d・)つ「いちかばちか!おみくじだ!」
運が良い。僅かだけ、アツユの魔力が補充された。
(#‘_L’)つy= 「調子に乗るな…」
390
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/13(火) 23:52:07 ID:61ngST3Y0
(・G・)つと(‘_L’;) 「拳銃ごときで俺に勝てると思っているのか?」
https://pbs.twimg.com/media/FyghTHSaQAEr9sW.jpg
怒涛ののままに進軍し、怯むブレードから拳銃をチョップではたきおとす。
そしてそのまま手首をひねり、投げ飛ばす。
(;_L’)「ぎゃあああああ!!
殺せ!肉片にしろおおおおおお!!」
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
---l--と(▽口▽十)
一団が迫る。
(・d・)つ-磁---- 「なめるな!カスどもが!」
うまく手持ちの剣一本で受け流し、一人の胸に刺す。
その勢いで回転斬りをし、背後を取った者を袈裟斬り。
死体を盾に他兵の動揺を誘う。
---l--と(▽口▽十)「怯むか!同胞とともに散れ!」
勇敢な一人が、仲間の死体と共にディーを突き刺す。
(口 十) ==と(・d・)「あらよっと」
と
早くも死後硬直が始まった死体に剣が突き刺さったままで一瞬狼狽する兵士。
その隙を見て、首を切り落とす。
首があった個所から鮮血のスプリンクラーが繰り出され、
目潰しされたテンプルナイトは次々と切り伏せられていく。
(;・G・)「ディー君!相手は人間だ!
あまり殺すな!」
(;・d・)「はぁ!?今更そんな事気に…」
つ-磁---- ジジジッ
(;-d・)「ぐわっ」 ガラン
電撃が走り、思わず唯一の武器を取り落とす。
(‘_L’)「ははは!愚民にしてはよく持ったと言っておいてやる。
その剣はな、神に殉教を誓った者が本来使いこなせるものなのだ。
このまま…そうだな。戯曲のサロメを知っているか。
サロメの末路のように、集団で押し潰してフィニッシュだ!」
391
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 00:17:34 ID:Ere1XAQY0
(・Д・;川「ディー!アギラ…」プスン
と(▽口▽十)「マカジャマ…」
詠唱が止まった。
魔封を食らったのだ。
(‘_L’)「デカブツもだ、動くなよ。
ジャップにしてはよくやったとほめてやる。
せめて半死半生でヘブン行きにしてやろうか」
https://www.youtube.com/watch?v=Udd9TYOoh-s
(・d・)「イキってんじゃねえぞ。ヘブン(天国)行きはテメエだ」
つつy=(;‘_L’)
いつの間にか首をホールドし、こめかみにブレード自身が落とした拳銃が当てられていた。
>TALK
(・d・)「てめえら聞け。確か仲間が死んでも攻撃を続けるんだったな?
じゃあ…
指揮者のこいつがくたばるとしても、俺を巻き添えに殺れるか?」
(▽口▽;十)「う…」
奥で待機していたテンプルナイト隊が怖じ気づく。
(;‘_L’)「ぶ、武装を解け!無能ども!!
まったく!私の命は貴様とどれだけ比類のならぬ価値があると思って…」
ヌッ
(・ G ・)「トガイン・ブレード。
人間も悪魔も、命の重みに違いはない」
ホラー映画のように眼前に迫った。
(;‘_L’)「Fuck!!
シェルターに逃げ込んでいただけのモグラどもとは思えんな…」
392
:
名無しさん
:2023/06/14(水) 01:00:00 ID:cVYVvNL60
おつ
393
:
名無しさん
:2023/06/14(水) 14:47:57 ID:.aTpYCno0
乙です
394
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 21:55:13 ID:Ere1XAQY0
(・G・)「モグラ…シェルター?なんのことだ。
俺たちはあの日以来地上で暮らしてきた…お前ら卑怯者と違ってな」
>連絡通路
(・d・)つy=(;‘_L’) 「キリキリ歩け。おれはそんなに気が長くない」
(;‘_L’)「あのれ…あの無能どもがあぁぁぁぁ…」
(・G・)「自分の命を賭してでも、部下を守って自分も生き残るのが常識じゃないかな、ジェネラル」
ジーがギロッと睨む。
自制心を保たなければ、首に手をかけて殺してしまいそうな勢いだ。
ディーが脅しという汚れ役を買ってでてくれなければ、きっと実行していただろう。
(・d・)つy= 「さて歩きながら尋問だ。ワクチンは本当にあるんだろうな?」
(‘_L’)「…教祖に聞くがいい」
カチッ
撃鉄が引かれる。
(・d・)つy= 「SIG SAUER M17か?ガチガチの軍用だな。
悪魔には物足りんだろうが、人間のドタマ吹っ飛ばすには問題なさそうだな」
(;‘_L’)「わぁ!ある!最新式のものが!
私も接種した!保証する!」
(・d・)「最初から言えってんだ。
次。ヘブンって何だ?」
(;‘_L’)「接種した者の士気を上げる薬品だ。
テンプルナイト以上の者にはもれなく支給されている」
(・d・)(返事があいまいだな…何か隠して)
(;‘_L’)「ついたぞ。いい加減に開放しろ」
(・d・)つy= 「ジー、よぉく縄をしばっとけ」
(・G・)「ああ」
「勇敢な戦士の皆さん、ようこそ」
395
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 22:24:09 ID:Ere1XAQY0
ファンタジーで王族が使うようなベッドから、布越しに厳かな声が聞こえてくる。
「まずは我々の非礼をお詫びいたします。
しかし、先にわが教徒達に手を下したのはそちらであるという。
ここはひとつ、痛み分けということで─」
(#・G・)「ふざけるなッ!」
大きな声が響く。
(#・G・)「この男、トガインブレードは正義の名のもとに我がゴトウ司令官を抹殺した!!
その償いは血をもってしても償われん!!」
「…はて、ゴトウさんには悪いことをしました。
しかしロッポンギに駐屯していたトールマン大使は、魔界の王ルシファーを招致しようとしていたとか。
彼が各研究所で未熟な技術を使い暴走召喚を起こし、トウキョウを悪魔あふれる混沌の地にしてしまったのがその証拠」
(・d・)「その地を更に混沌にしちまったのが、あんたらメシア教団とアメリカ軍じゃないのか?
あの日以前はそんな話を小耳に挟んだぜ」
(#・G・)「話し合いの道はあったはずだ!!先に仕掛けてきたのはお前たちだ!!
お前たちが子供達や親を殺し…人々の平穏な日常を…」
「─して、ゴトウさんの仇を取りたいのでここまできたのですか?」
(・G・)「…!」
(・d・)つ「ジー抑えろ。俺達が命張って来たのは何のためだ」
(・G・)「…
お願いがあってきました。
貴殿の兵らを殺めてしまったのはお詫びする。
ワクチンを…分けていただきたい」
頭を下げ、ジーは懇願する。
(‘_L’)「殺れ!!」
(・V・)「リムドー」
「やめなさい!!!!!!!!!」
396
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 23:10:16 ID:Ere1XAQY0
「トガイン。これ以上私に恥をかかせるつもりですか。
戦士が恨みを抑えて頼んでくれているのですよ?」
(‘_L’)「チッ…!」
(・d・)「カンがいいな教祖様。
俺たちも実はウィルスに罹患しててな。
そこの魔術師様に体を破裂させられたら、底辺暮らしで濃縮されたウィルスと毒がこの部屋に充満するとこだったぜ」
(;‘_L’)「恥がないのか、ジャップという汚物は…!?」
ポーカーフェイスのまま堂々と恐ろしいことを言う。
しかし旧型のウィルスのワクチン接種はしたものの、新型ワクチンの接種はまだ済んでいない。
ありえない話ではないのだ。
「ふむ…危険を冒してまでここまで来た理由はそれですか。
必要なのはあなた方二人分だけですか?
悪魔を連れているようですが、純粋な悪魔はウィルスにかからないそうなので」
(・d・)「いや、俺たち含め60人分のウィルスが欲しい」
(‘_L’)「大きくでたな。豚が」
(・d・)つy=(‘_L;) 「てめぇは黙ってろ。アメ豚が」
「まず、トガインをこちらに引き渡していただきたい。
お話はそれからです」
(#・G・)つ ドン
巻かれたまま押され、受け身も取れず倒れ転がる。
(‘_L’)「く…屈辱…」
(・d・)つ 「捕縛も解くな。そいつ、銃を隠し持ってた」
「わかりました、メイガス他一同、トガインには手を触れずに」
「我々がファイアー社からの委託を受けて製薬しているのはご存じですか」
(・d・)「ホットペッ…DDS-NETで見た」
「なるほど、話が早い。確かに我々は新株ウィルス用の対応ワクチンを開発して保持しています。
ケルベロス株のね」
397
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/14(水) 23:43:16 ID:Ere1XAQY0
(・d・)「ケルベロス?」
「ギリシャ神話に伝わる犬の悪魔はご存じでしょうか?
悪の魔王ハデスに使えし、唾液に猛毒を持つ三つ首の怪物です。
神の怒りたるICBMが落とされる前世紀…大破壊前後としておきましょうか。
その悪魔ケルベロスが暴れまわっていたという目撃情報があったのです。
不可解なことに、悪魔を狩って人間を守っていたそうで。
我々の正義の象徴たる天使も、ね」
(・d・)「手を変え品を変え首を変え…だからケルベロス株ってわけか」
勝手な話だ。
ディーが知っていたケルベロスは、お人好しのお坊ちゃまの仲魔としてキチジョウジを救った…はずだ。
天使にはいろいろあるが、聖書では軒並み神が悪と断じた人間を殺す使徒として知られている。
きっと世間一般で知られているような善良な天使、守護天使もいるのだろうが。
要は使う者のモラルの問題だ。
(・d・)「くれんのかくれねえのか。即決しろ。金はある」 ドン
U
□
ケースの中に札束が入っている。
流出COMP探索の為の、キョウイチからの援助だ。
「おお…!」
ざわめきが教徒達からあがる。
(・d・)(文字通り現金な奴らだ)
「さて、60人もいらしゃるとはそこそこのロケーションのようだ。
全員罹患者なのでしょうか?」
(・G・)「いえ、私達は総勢30人。重篤なのは…子供達です。
二回打ちたいのです」
「医療従事者はいらっしゃる?」
(・G・)「はい」
(‘_L’)「それぽっちの金などいらんわ。
全員が重病ではないのだろう?
ワクチンの代金だ。健常な者をここに送ってこい」
398
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/15(木) 00:12:03 ID:llzEhvsc0
(・d・)「…は?」
(‘_L’)「お前達は重症患者を救いたいのだろう。
ワクチンの要らない奴は代償にこっちはもらう。
使い道はあるぞ。労働力に慰安婦…ヘブンの素材だ」
(・d・)つ「てめぇが決める事じゃねえ!
金じゃ売れねえってか…」
簀巻きにされたままのブレードが偉そうな演説をかます。
(‘_L’)「今や金よりもヒトが重要視される時代なのだ。
メシア教が世界を支配すれば、カネの価値などいくらでも操作できる。
それに二ホン円は私の趣味ではない。ジャップの淹れたまずいコーヒーほどの価値もない…」
(・d・)「てめぇの物差しで決めるんじゃねえ…」
(‘_L’)「クローン人間の技術にはまだまだ時間がかかる。
なので不本意な出来損ないの浮浪のゴミでも、人を使わなければいけぬことがあるのだよ。
ジャップの工場もそうだろう。結局大破壊直前まで、機械全自動化には至らなかった。人手がいるんだ、ともかくな」
(・d・)「そんな大層に不出来なもん集めて何するつもりなんだよ」
(‘_L’)「この大聖堂建設の本格的着手、ゆくゆくは世界を制するカテドラルの設立…
そして使えなくなればヘブン行き…」
「トガインッッ!!」
穏やかな声がまた獣の雄叫びに変わる。
「人の命は尊いものです。この方達がどこのコミュニティからはるばるいらっしゃったかわかりませんが
我がメシア教の理念は人を救済すること。
立場を利用しての脅迫は許されませんよッ!?
…さて」
声色が戻る。
「あなた方は弱き人々を助けようとする、素晴らしき勇者です。
それを称え、最新鋭のワクチンをお分けしてもよいと思っています。
弱き者達の為に、祈れますか?」
バッ
(-G-)「お願いします。非礼はいくらでも謝ります。どうか…ワクチンを…」
m m
399
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/15(木) 00:27:42 ID:llzEhvsc0
(-d-)「お願いします」
m m
「…よろしい。あなた方の誠意は伝わりました。
これからも世の中の困っている人々の為、辛いでしょうが戦っていただきたい。
医療班に、ワクチンの準備を」
(‘_L’)「ははは!無様だ!
今どきは矮小な雑魚妖精ですら小ばかにされれば怒るのに!!
偉大なるジャップ様はだんまりか!?」
(-d-)「…あのな…毛唐野郎」
m m
(‘_L’)「む?」
(・d・)「ロクな死に方できねえぜ。きっと」
m m
>上空
(・d・)「アヒャも連れてきて暴れさせとけば良かったな」
(・G・)「ありがとう。ディーさん。俺の気持ちを汲んでくれて…」
と(;・d・)「やめろ。礼言われっとケツがかゆくなる。仕事してた頃はブレードみてえなカスはごまんと相手にしてきた。慣れてるよ」
今度はフォルネウスの背にはジーが乗り、尻尾にはディーが掴まる。
教祖の計らいで治療部門に仲魔を回復してもらい、没収されたスマホや装備を返却された。
と(・d・)「いいか。落とすんじゃねえぞ…おれに土下座までさせたんだ。…なぁ」
(・G・)「承知している、大事に運ぶ。…ん?」
(・d・)「そのうちトガインの糞野郎をぶっ殺そうぜ…メシア教に全員がいたとしても、奴のパワハラで全て歪められちまうよ。
ゴミはゴミ箱に。仇には敵討ちだ」
(・G・)「ディーさん…」
その時、スマホに緊急アラームが届く。
と(;・d・)□ 「なに!?」
(・G・)「どうした?」
(;・d・)「アヒャの野郎の反応が途絶えやがった…」
400
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/15(木) 00:36:48 ID:llzEhvsc0
×全員
〇善人
401
:
名無しさん
:2023/06/15(木) 01:45:17 ID:Qgp.LfWc0
おつ
402
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 00:18:26 ID:Zpt7IOgI0
と(;・d・)「急ぎやがれエイ野郎!この尻尾引きちぎるぞ!」
<゜;)))彡「これ以上は吾輩の体がもたん!」
と(#・d・)ニア「あそこで降ろせ!」
瓦礫の山を指さす。
<゜)))彡「えっ…」
と(・d・)「降ろさねえなら無理やり降りる!!」
<゜)))彡「ちょっと待て!今降下する…」
─
アツユとベリスを召喚し、全身全速で走るように命ずる。
(・Д・川「悪魔使いが荒ぃんだよ!」
(□=□)「…」
(・d・)「うるせぇ!走り切ったら今回の戦闘には出なくていい!」
(;・G・)「なにを急いているのだ!君らしくもない…」
(・d・)「馬鹿か!?アヒャの反応が途絶えたってことぁ、シンジュクに何かあったって事だ。
あの野郎のスマホの仕掛け的に反乱起こしたって事はねぇだろうがな!」
>シンジュクエリア
(;・d・)「おいガキども!!レズども!!返事をしろ!」
スマホに仲魔を収納し、階段を下りながら声が枯れそうな勢いで叫ぶ。
(φ∀゚)
(・G・)「ディーくん!」
(・d・)「何だ!!」
(;・G・)「アヒャの…死体だ」
403
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 00:54:06 ID:Zpt7IOgI0
(・d・)「チッ!」
見るまでもない。
目はやられ、顔はズタズタに裂かれている。
(・d・)「アヒャは基地外だが、腕は確かなはずだ。
ここら辺で太刀打ちできる野良悪魔はそういねえ…
スマホ、どうだ」
(;・G・)「ダメだ。壊れてる。こういう場合は…?」
(・d・)「仲魔も契約解除でロスト…だろうな。
キョウの野郎はプログラムもぶっ壊れるって言ってたしな」 スタスタ
(;・d・)「おい!誰でもいい!いねえのか!
ワクチンだぞワクチン!
助かりたい奴は声をあげろ!」
(;・G・)「恩着せたいわけではないが、私達が命をかけて取って来たものだ。
どうか接種してほしい…」
大声もただコダマとしてむなしく響くのみだった。
(・d・)「ラチがあかねえ!
二手で探すぞ…」
(;・G・)「ああ!」
─
[ ,'3 )つと(;・G・)□ 「おーい!ディーさん!」
(・d・)□ 「見つかったか!?」
(;・d・)「きったねぇなぁ…じいさん、他の奴らは?」
小水を多少漏らしてしまっているようだ。
[ ,'3 ) 「助けてくれ…兄貴が…ワシの兄貴が…
悪魔にさらわれてなってしまったああああああ!!」
404
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 01:21:13 ID:Zpt7IOgI0
(・d・)「いいか爺さん。あんた一人だけなら正直どうでもいいんだ。
ほかの奴は?」
(;G・)「ディーさん…言いにくいんだが…
ついてきてくれるか…」
(・d・)「言い濁すとはめずらしいな…まさか…」
─
血と臓物と苦悶が、一か所に集められていた。
(;・d・)「うげ…」
流石の冷血漢ディーも吐き気を催す。
今まで嫌々守ってきて情がわいてきたような奴らが、一か所に纏めて殺されているのだ。
隔離していた子供たちもわざわざ引っ張りだされて。
[ ,'3 ) 「…生き残ったのはたぶんワシだけじゃった…。
子供達を守る事もできずに…
不甲斐ない…」
(・G;)「御老人。今は犯人のヒントが欲しい。
用心棒のアヒャが一方的にやられるような強力な悪魔が襲撃に来た?」
[ ,'3 ) 「兄貴が…頭の中で声がすると…
そして腹が減ったと…部屋を出て行って…
あああああああああ!!!
思い出せない!!!!
思い出したくない!!!!!!!!!!!!!!!!!」
(・d・)「チッ使えねぇジジイだな!」
(・G・)「仲間達が殺されてしまった上にお兄さんが攫われたんだ。半狂乱になってしまっても仕方ない。
監視カメラの映像を見てこよう」
(・d・)「あり得ないとは思うが、この弟じじいが犯人の可能性がある。連れて行くぞ」
405
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 01:56:16 ID:Zpt7IOgI0
>監視室
(・d・)「今日の午前中朝から早送りで再生していくぞ…じじいは錯乱してアテにならん」
(・G・)「了解だ」
m m
>映像
( ,’3 ) 「う…ウ…」
[ ,'3 ) 「兄貴、大丈夫か?」
( ,’3 )「腹が減った…」
[ ,'3 )「もうすぐ配給の時間だ!少し我慢しよう。
子供たちだって満足に食べられない日もあるのに、我慢してるんだ。
地獄のジンギスカンを生き抜いてきたワシらにはまだまだへっちゃら!
そうじゃろ?」
( ,’3 ) 「弟者よ…どうしようもナインダ…
腹が…ヘッタ…ソウダ…ガキドモ…
飽食の限りを尽くしてキたガキども…」
( 。゚3 )「ワシは腹がヘッタんだアあああああああああああ!!!!!」シュウウウウ
突如、老人の体から蒸気がほとばしる。
まるで、飢えと現状の理不尽から怒りの活力がわいたかのように。
[ ,'3 ) 「うわっ!」
弟が目を覆うと、何かがいた。
9m(゚m゚)
https://pbs.twimg.com/media/FKp_RDJaQAEV9Ut.jpg
[ ,'3 ) 「兄貴…なのか?なんだその黄金バットみてえなコスプレは…」
(゚m゚)m9 「どけ!」ドン
[ ,'3 ) 「ぐわっ!
何をするんじゃ…」
406
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 02:23:18 ID:Zpt7IOgI0
https://www.youtube.com/watch?v=jpDXgoqzzj8
>配給広間
「うあっ」
不意を突かれ、若い男の胸が手刀で貫かれる。
「悪魔か!番人は何をし…」
言葉が終わらぬうちに、かいなの一振りで中年男の腹が裂かれる。
手にした臓物を、不思議そうに一瞬見つめると仮面の下からむさぼり始める。
「うっわくぁ!!!!!!」
「助けてくれえええええ」
(゚∀゚)□ 「アヒャ!悪魔め!おまえの肉はうまそうだな!召か…」
ボン
(゚∀゚)「アヒャ?」
一瞬、何が起きたか双方わからなかった。
ただ、アヒャのスマホが爆破しもう悪魔を呼べない事実だけが残った。
(゚∀゚)「アヒャひひゃhさああああはははは!!」
つ=lニニ
包丁の刃先はあっさりと握られ折られ、顔面を鋭い爪が貫く。
「ぎゃあああああー!!
用心棒がやられた!!」
9m(゚m゚)「何が何だかよくわからんが…力がみなぎってくる…
見ろ…お前ら若者に復讐する為に…
神が俺に力を与えてくれたあああああああああ!!!!!!!!」
407
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 02:33:10 ID:Zpt7IOgI0
>子供部屋
9m(゚m゚)「かわいい子供達よ…朝ごはんを持ってきたよ。
扉を少し、開けておくれ」
(;``)「ゲホッ!ゲホッ!
おじいちゃん!元気になったの!?」
9m(゚m゚)「ああ。たくさん食べて、元気になったよ。
だから坊やたちもいっぱいお食べ…」
「なんかおかしいよ…開けないほうがいいよ、ユウスケ」
(;``)「でもおじいちゃんがせっかく食べ物を持ってきてくれたんだ。
もらわないとシツレーって、うちの死んだおじいちゃんが言ってた」
ガラッ
9m(゚m゚)「いい子だねぇ。
俺はお前らみたいなガキが嫌いなんだ。
食事の時間だよ…
ショータイム!!!!」
(;``)つ 「うわああああ!!」 ドン
病気の子供が親友を突き飛ばした。
「ユウスケ!?」
(;``)「イサムくんは元気だから逃げて。
きっとおじいちゃん、アクマに化けられちゃったんだ…
早く!!」
「ユウスケえええええええ!!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fyrh6-rakAIJ5gz.jpg
突き飛ばされた拍子に小部屋から出られたイサムという子は、大粒の涙を流しながら逃げていく。
>映像はここで途切れている
408
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 09:13:06 ID:Zpt7IOgI0
( G)「…行こう」
(・d・)「どこに」
( G)「おじいさんを、取り戻しに」
[ ,'3 ) 「頼む…兄貴を…兄貴を…」
ジーは強く肩を掴む。
(^G^)b 「大丈夫です。お兄さんはきっと連れ返してきます!
だからこの部屋で待っていてください!」
>元・ヤクザオフィス通路
(・d・)「どうすんだ。あてでもあんのか」
つと
( G)「どっちの」
(・d・)「どっちもだ。ジジイを元に戻す方法、ジジイの居場所」
( G)「…ある。前者は…ある。
後者は…こことシブヤの間にある増長天の社だ」
(・d・)「何故わかる?お前あそこには行ったことないだろう。
俺は何度か、修行に行ったからジジイが変身したのがサンニ・ヤカーってのはわかる。
正直社の悪魔の中じゃ弱いほうだぜ」
( G)「何故かわかるんだ…俺の中の…何かが…」
>外
(;-□〇□-)「あっ!俺たちのバイクを!
てめぇら、噂の人間狩りか!?」
(・d・)「2ケツすっから1台でいい。もらってくぜ。
嫌なら命ももらうだけだ。
あとシンジュクの地下にはどんだけ寒くても入るんじゃねえぞ。身が凍る思いをするぜ」
(・d・)(G )
とと
ブーン
409
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/16(金) 23:48:03 ID:Zpt7IOgI0
https://www.youtube.com/watch?v=FBAIPJ188ec
>増長天の館
ガラッ
寺のような建物は、あっさりと入口を開けた。
まるで獲物を食らう肉食獣のように。
と(・d・)「入口ヨシ。銃構えろ」
つy=
(・G・)「…ここは」
(・d・)「悪鬼魑魅魍魎の巣だ。それも半端ねえ奴らのな。
俺は何度かお忍びで行って、死にかけたのを繰り返した…」
(・G・)「…そんな事をしていたのか。ここで?
何故俺に相談しなかった」
少し怒りを含めた質問。
(・d・)「銃構えろって言ってんだろ。
別に俺が死んでも、もうあんたとアヒャだけで十分やっていけただろ。
こうしてる間にも、エーの糞野郎は更に力をつけてるかもしれねえ。
だから俺はそれ以上に強くなる」
(・G・)「勝手な男だな。君は。
もうあのシンジュクに関わった時点で、君一人の体ではないんだよ」
(・d・)「勝手はどっちだ。
キョウの支援なしじゃ瓦解するような腐れコミュニティー作りやがって…
俺を縛りつけるな」
警戒して牛歩する。
(・G・)ニア 「あれか?君の戦っていた悪魔たちというのは」
特徴のある形の灰が広がっている。
指を舐めながら、観察する。
(・d・)「妖魔テング、邪鬼ラクシャーサ…はっきり言って雑魚だな。
b 蟲毒皿ぶん投げれば勝手に死んでくれるようなボーナスだ」
(・d・)「この程度の奴らを殺して粋がってる奴はさっさと駆除しねえとな。
お前もそのつもりで来たんだろ…」
410
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 00:23:37 ID:8l6cfy9g0
( G)「俺は…」
言い淀む。
(・G・)「俺はできる限り無力化して連れて帰るつもりだ。
全力は尽くす。
御老人との約束だからな」
(・d・)「嘘だな」
(・G・)「何故言い切れる」
(・d・)「お前映像見てから、下向いてばっかじゃねえか。
わかんだよ、2年も付き合ってたら嫌でもな」
(・G・)「…まだ彼が完全な悪魔になっていない前に、助ける。
悪魔召喚プログラムで」
(・d・)「…骨の髄まで悪魔になった野郎を浄化するプログラムなんか搭載されてねえよ。きっと。
幽鬼ふんじばってメシア教会でお祈りしてもらうか?
きっとそこの死体どもと同じ末路になると思うがな」
>入口に戻る
9m(゚m゚)「よく来たな。まさかこんな早く来るとはな…
クソガキども!」
シンジュクにあったボロ椅子を玉座にして偉そうに座っている。
住民虐殺後に盗んできたのだろう。
(・d・)「ふん。これでハメたつもりか?」
つy=
9m(゚m゚)「今のワシに銃ごときが効くとでも?
まぁ悪霊どもよりは肉体ある分効き目はなくはな…」
(#・d・)「かかったのはテメェの方だッ!」
b
ズドン
411
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 00:44:04 ID:8l6cfy9g0
凄まじい爆発で悪魔が外に吹き飛ぶ。
9m(゚m゚)「ぬ…ダイナマイト!仕掛けておったのかぁ!」
と
(・d・)「ここには定期的に修行に来ててな。
いざって時の脱出路確保用だよ」
(・d・)つ-l==) 「さて、ショウタイムだ!カス野郎が!」
つ-l==)
ディーが走り寄って肉薄する。
手のひらの薄皮一枚。
(・d・)つ-l=9m(゚m゚)「フン!」 バキィ
つ-l==)
(;・d・)「何やってやがる!銃で援護しろ糞野郎!」
つ-l==)
電動したままの一本が折られた。
(;・G・)「く!」 ドン
つつy= っ
9m(゚m゚)「ん?何かやったか?ゴミムシ!」
仮面に命中させるはずだった弾丸は、腕一本で止められた。
9m(゚m゚)「ワシが戦時中の頃は、銃を当てるのにはもっと気合が入っていたぞぉ?
直々に鍛えてやろうか?死んでヤカーにしてからだがなぁ!?」
(・d・)つ 「断る!」
徒手空拳で黄金の仮面を殴りつける。
9m(#゚m゚)「調子に乗るなクソガキがァ!」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-B6_aMAMCblo.png
412
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 01:07:47 ID:8l6cfy9g0
( ゚d゚)「ガ!」
つ-l==)
一瞬失神しかけるも、残ったもう一本で渾身の一撃を放つ。
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-DdbaQAEukCk.png
9m(゚m゚)「ん?ガキの遊びか?」
飛んでくるトドメの殴りを、獣じみたカンで後退して避ける。
(;・d・)「人を喰ったからか…ここの養殖モンとは耐久が段違いだ!クソが!」
つ-l==)
と(・G・)「俺が出る。後ろで少し休んでくれ…ディアラマ」
(;・d・)「魔法!?お前いつの間にそんなもん…」
と
((((・G・)「わからん。ここに急に…」 スタスタ
(;・d・)「ジー!やめろォ!逃げろォ!ジーィ!」
つ
>TALK 友好的
(・G・)「話すにも遠くからでは無礼だと思ってな。少し攻撃を止めていただきたい」
9m(゚m゚)「フン!下等生物の人間がワシに釣り合う交渉ができるとでも?」
(#・d・)「テメェだって人間だったじゃねえか!!」
(・G・)「まず、あのシンジュクの惨劇は貴方が起こしたと見ていいのかな…?」
つと
9m(゚m゚)「ああその通りだ!全員俺がやった!!
気持ちいいぞぉ!人でなくなる瞬間ってのはよォ!
クソみてえな肉体の殻がやぶれて、開放されたんだ!」
(・G・)「何が不満だったのか、教えてもらえるかな…
私としては最善を尽くしてきたつもりだったんだが」
ふふん、とサンニ・ヤカーが笑う。
413
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 01:45:09 ID:8l6cfy9g0
9m(#゚m゚)「この国はクソッタレダ、だ!戦争を死力を尽くして戦った老人を蔑ろにしすぎた!
感じてたんだよいつもいつも…ワシに向けられるクソガキどもの侮蔑の視線をな!
人間ん、誰しも歳取ればァ!
シワもシミも出て醜くなるだろうがァ!」
(・G・)「…子供達はあなたの面倒をよく見てくれていたと思うが…
殺す必要はなかったのではないか?」
9m(゚m゚)「知ってるか。純潔の赤ん坊を喰えばエイズから解放されるって迷信。
いや、犯せば、だったかな?
ちょっと試してみたくなったんですよぉ…
あいつらも心の底ではきったねえジジイの面倒見たくねえとか思ってたんだろう。
責務から解き放たれてよかった!うん!ワシこそが善人だ!」
(;・d・)(思い込み…自己否定…破滅願望…精神科でも行ってろよ)
(・G・)「…最後に聞きたい。女性は…」
9m(゚m゚)「まだ続けるのかぁ?いい加減飽きてきたんだが」
(・G・)「そう言わず頼む」
9m(゚m゚)「犯して殺して喰って喰って喰ってやったよ。これでいいか?
ババアもレズも幼女も平等にだ!」
https://pbs.twimg.com/media/FyweyQlagAEo-e6.jpg
https://pbs.twimg.com/media/Fywezd4acAEfVH8.jpg
( G)「そう…ですか…」
9m(゚m゚)「そろそろ死体にしてやるか。
オーイ!兄弟よ、ちょっと来いや」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-EdsaMAE2i6K.png
>サンニ・ヤカーは仲間を呼んだ!!
(;・d・)「兄弟だと?シンジュクにまだ弟が残ってんじゃねえか
アレだけ殺してねぇのはどういうこった?」
9m(゚m゚)「ああ、いたなぁ老いぼれが。俺の気持ちいいタイムを止めに入ったなら殺してただろうな。
たまたま見逃しちまってたかー。お前らを片づけたら探しにいくさ。
さー、これで2体2だ!『平等』だなぁ?」
( G)「…」
414
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:02:57 ID:8l6cfy9g0
(;・d・)と 「クソが!」
つ
( G)「…弟さんを残したのは、身内の情…人の心が残っていたというわけではないのですね」
9m(゚m゚)「それがどうした!?
優しさじゃ飯は喰えねえ!
世の中の真理だろうが!!」
( G)「そうかも…しれない。だが…」
9m(゚m゚)9m(゚m゚)「「さあ、ショータイムだ!!」」」
ドゥ
https://www.youtube.com/watch?v=0hIKoMhNUI4
(#;G;)「ゆ゛る゛さ゛ん゛!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-SKTaQAAWvqj.png
9m(゚m゚)「な、なんだ…?急に物腰が…」
9m(゚m゚)「どうせただの人間だ!呪い殺してやれ!
パララアイ!!」
(#・G・)
>サンニ・ヤカーの目が怪しく光った
>ジーは跳ね返した
(゚m゚;)「ば…馬鹿な…人間ごときが…?呪殺反射…?
聞いていないぞ兄弟!!?」
(・G・)「ディーさん。こいつらは俺がやる」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-LRhaIAEo6my.png
(;・d・)つ 「待て!相手は二体だろうが!!
ここは俺に地の利がある」
(#・G・)「いいから、動くな!!」
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-PICagAEe8Ep.png
415
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:14:44 ID:8l6cfy9g0
外からズルズルと、増援を引きずっていく。
9m(゚m゚;)「わ…ワシに…なにか…?」
( G)「タルカジャ」
( G)「タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!タルカジャ!
タ ル カ ジ ャ !」
( G)
つ(;m;)と 「ひ…」
ブチュン
https://pbs.twimg.com/media/Fx7-FasakAgGQr4.png
ジーは両手の膂力だけで、黄金の仮面ごと頭を握りつぶした。
9m(゚m゚)「あ…ああ…お前…ほんとに人間か…?
あいつはいいが、ワシは元人間だぞ!
悪魔狩りを生業とする貴様らのターゲットとは違うだろうが!!」
( G)つ 「人の心を失ったお前は…人間じゃないだろ?」
つ
元老人は後ずさりする。
9m(゚m゚;)「くそっ、おぼえてろ!」
>サンニ・ヤカーは逃げ出した
(;・d・)つ「く…待ちやがれ!足が!!」
つ
「キョウちゃんキーック!!」
416
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:42:28 ID:8l6cfy9g0
9m (゚m゚)「え」
首が寸断され、切り離された肉体だけタール状の水を流しながら走り続けている。
やがて残滓も溶け去っていく。
( ■∀■)つ( ,’3 ) 「うっわあああああああワシの屈強で美しい肉体がアあああああああああああ!!!!!?」
元のみすぼらしく卑屈な老人の顔に戻っていた。
(;・d・)と 「キョウ!」
つ
( ■∀■)「お前に聞きたいことは一つだけだ。だから生首だけ生きたまま残してやったんだ。
あの能力と肉体の消え方、ダークサマナーの技術だな?
黒いCOMPを誰からもらった?素直に答えりゃあ…」 ボソッ
( ,’3 )「だ、誰が素直に…」
( ■∀■)「じゃあ生首サッカー決定な。
頭蓋骨砕けて脳漿吹っ飛ぶまでは長持ちするぜえ」
( ,’3 )「ヒィィィィィィィ!
ある日、部屋に誰か入ってきて…なにか埋め込んだ!
それしか知らん!」
( ■∀■)「あっそ」
グシャ
生首を踏みつぶす。
( ■∀■)「あーよかった。安もんのスポーツ靴履いてきて
お前ら生きてたんか。ぶっ潰れでよけりゃ、持っていきな」
(・d・)「おいしいとこだけ持っていきやがって。相変わらず気に食わねえ奴だ」 ガッ
((#)d・)と(■∀■ )
((#)d・)「てめぇが!全部仕組んでいたんじゃねえのか!!
2年も!無駄にした!!」
( ■∀■)「無駄なこーとはやめとけよ。俺が真犯人だっつーんなら
わざわざお前らに頭下げて捜査頼むかよ。下げてねえけどな!」
(;G;)「キョウさん。俺、俺…」
つと
417
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 02:54:17 ID:8l6cfy9g0
( ■∀■)つ 「みなまで言うな。よく戦ったみたいだな」
─
>シンジュク監視室
[ ,'3 )「…」
(・G・)「あの…遺品…です…申し訳なかった…」
つつ
潰れた頭を入れた袋を渡す。
( ■∀■)「お前まじめだけど、空気読めないとこあるよなー、ヒョウ!」
(・d・)「ここの映像だ」
ザザ…
『こんばんは』
( ,’3 )「な、なんじゃ君は!?警備員を呼ぶぞ!」
『しーっ。今日はあなたにプレゼントを持ってきた。
このままではあなたは新型ウィルスを食らって死ぬ。老体でそれは避けられないことだ』
( ,’3 )「な、なんじゃと…わしの人生とはいった…い…」
『だがこれがあれば、死の運命を克服し更に超人的な力を得られる。
さあ…』
( 。゚3 )「ごああああああああ!!!!!!」
寝たままの老人の胸に、黒い銃が吸い込まれていく。
ローブの男は立ち去っていった。
[ ,'3 )「うーん…兄貴、どうしたんだ?」
( ,’3 )「何でも…ない」
>映像はここで途切れている
( ■∀■)「ふうん、誰かがGUMPを盗んでジジイにぶち込んだのか。
俺じゃねえ証拠はいくらでも出てくる。
関係ありそうな映像をコピーさせてもらっていくぜー。じゃあな!」
418
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 03:10:01 ID:8l6cfy9g0
(・d・)「相変わらず神出鬼没だな。あいつ神かなんかじゃねえのか」
[ ,'3 )「おお、兄貴…」
老人は袋の中を見て慟哭する。
( G)「申し訳なかった…もう人の心を失っていては…どうしようも…」
[ ,'3 )「ええんじゃ。お主さんらが奮闘してくれたのはボロボロの姿からしてわかっとる。
正直、兄貴には身勝手で傲慢なところがあったからな。
でももう少しだけ、みんなが…優しくしてやれれば…もしかすると…」
─
(・d・)「本当に出ていくのか」
[ ,'3 )「ああ。お主らを恨んでることはない。
ただわしは、人間が信じられなくなった。
悪魔とやらに外で殺されても構わん。放浪して嫌なことを忘れる…」
─
(;-□〇□-)「おげええええええ!!」
レイダーが惨劇の場を見て嘔吐している。
(・d・)「なんだいたのか。ってか入るなって言ってたような」
(;-□〇□-)「なんだよこの殺し方は!?人間業じゃねえよ!!」
(・d・)「そりゃ悪魔の仕業だからな。
まだここらにいるかもしれんぞ?
俺とかな」
(;-□〇□-)と 「ま、まだ何も盗んでねえ!許してくれ!さいならー!!」
つ
>レイダーライダーは逃げ出した
(・d・)「悪霊が入り込んでゾンビ化しないうちに焼いてやるか。
アヒャの死体がねえぞ」
(・G・)「ああ…死んでいなかったのかな。
無事だといいんだが…」
(・d・)「殺しても死なないような奴だろうし大丈夫じゃねえか?
大破壊のどさくさに紛れて、死刑囚用の独房から脱獄したような野郎だしな」
419
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 03:25:05 ID:8l6cfy9g0
>missing rink
ギギギ
『再起動』
(φ∀゚)アヒャ ひょこっ
とぼとぼ
とぼとぼ
>大聖堂
「命が惜しければ去れ!」
(φ∀゚)アヒャ!
「よく帰ってきてくれましたね。
ロボットサマナー、アヒャ倉威」
「マイトレーヤ、この者は」
「大破壊前に造っていたロボアーミーですよ。
死刑執行代わりに本物のアヒャと戦わせてみたら見事に圧勝。
ICBMにも見事に耐えきった。
これからは生身の人間よりロボットに戦わせた方がいいのかもしれませんね。
さて、メモリーの抽出を行いましょう。
座りなさい」
(φ∀゚)アヒャ!
「どうです?」
「よほど酷い衝撃を受けたのか、半分以上…特に大破壊直後のメモリが欠落。
ただ戦闘経験データは抽出できそうです」
コロナ・ショット!2022 終
420
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/17(土) 23:05:00 ID:8l6cfy9g0
2022年時点のジー
https://pbs.twimg.com/media/Fy1HitAaAAA3oKJ.jpg
421
:
名無しさん
:2023/06/17(土) 23:07:23 ID:q1ZUpC2A0
乙乙
422
:
名無しさん
:2023/06/18(日) 01:07:52 ID:9qh6zCwg0
おつつ
423
:
名無しさん
:2023/06/18(日) 23:57:59 ID:dFmdpxhY0
乙
424
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/19(月) 01:14:04 ID:6c/AKAxk0
クトゥルフのよびごえ 2025
廃バス。
(-G-)
「起きろ!」
上半身裸のジーが上半身を起こす。
(・d・)「やっと起きたか」 ジュージュー
悪魔の肉が焼かれる匂いがする。
(・G・)「ディーくんか…」
(・d・)「あまり動くな。まだ腹をぶち抜かれた跡が残ってる」
(;・G・)「…」
つと
包帯が雑に巻かれている。
(・d・)「お前あの日以来やっぱ変だぞ、時々な。
悪魔との戦闘中に急に動かなくなったりよ。
まだあの事を引きずってんのか。
ほれ」
悪魔肉を雑に焼いたものが差し出される。
(・G・)「…いただきます」
人
(・G・)「君の方はどうなんだ。
迷いなく悪魔を殺せるか」
(・d・)「言うまでもないだろ。情けかけときゃこっちが殺られる。
元人間だろうがなんだろうが、人の心を失っちゃ悪魔だ。
それはあんたの言葉だと思ったが?
まぁいい。動けるようになるまでおとなしくしてな」
ディーはバスを去る。
425
:
名無しさん
:2023/06/19(月) 01:27:03 ID:6c/AKAxk0
クトゥルフのよびごえ 2025
廃バス。
(-G-)
https://pbs.twimg.com/media/Fy6odzOaMAAToRh.jpg
「起きろ!」
上半身裸のジーが上半身を起こす。
(・d・)「やっと起きたか」 ジュージュー
悪魔の肉が焼かれる匂いがする。
(・G・)「ディーくんか…」
(・d・)「あまり動くな。まだ腹をぶち抜かれた跡が残ってる」
(;・G・)「…」
つと
包帯が雑に巻かれている。
(・d・)「お前あの日以来やっぱ変だぞ、時々な。
悪魔との戦闘中に急に動かなくなったりよ。
まだあの事を引きずってんのか。
ほれ」
悪魔肉を雑に焼いたものが差し出される。
(・G・)「…いただきます」
人
(・G・)「君の方はどうなんだ。
迷いなく悪魔を殺せるか」
と(・d・)「言うまでもないだろ。情けかけときゃこっちが殺られる。
元人間だろうがなんだろうが、人の心を失っちゃ悪魔だ。
それはあんたの言葉だと思ったが?
まぁいい。動けるようになるまでおとなしくしてな」
ディーはバスを去る。
426
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/19(月) 02:08:45 ID:6c/AKAxk0
クトゥルフのよびごえ 2025
廃バス。
(-G-)
https://pbs.twimg.com/media/Fy6odzOaMAAToRh.jpg
「起きろ!」
上半身裸のジーが上半身を起こす。
(・D・)「やっと起きたか」 ジュージュー
悪魔の肉が焼かれる匂いがする。
(・G・)「ディーくんか…」
(・D・)「あまり動くな。まだ腹をぶち抜かれた跡が残ってる」
(;・G・)「…」
つと
包帯が雑に巻かれている。
(・D・)「お前あの日以来やっぱ変だぞ、時々な。
悪魔との戦闘中に急に動かなくなったりよ。
まだあの事を引きずってんのか。
ほれ」
悪魔肉を雑に焼いたものが差し出される。
(・G・)「…いただきます」
人
(・G・)「君の方はどうなんだ。
迷いなく悪魔を殺せるか」
と(・D・)「言うまでもないだろ。情けかけときゃこっちが殺られる。
元人間だろうがなんだろうが、人の心を失っちゃ悪魔だ。
それはあんたの言葉だと思ったが?
まぁいい。動けるようになるまでおとなしくしてな」
ディーはバスを去る。
427
:
◆MxHvQqijkA
:2023/06/19(月) 02:26:20 ID:6c/AKAxk0
>シンジュク地下街
かつてレジスタンスの拠点だった場所で、若者達が特訓に励んでいる。
(;``)つ 「ハッ!ハッ!」
(・D・)「ご苦労。やってるようだな」
く(` `)「リーダー!お疲れ様です!」
(・D・)「手ぇ止めんな!」
つと
https://pbs.twimg.com/media/Fy6oflCaQAA8rBL.jpg
(;``)「はいっ!」
─
(・D・)「よし、今日はこの辺だろう」
悪魔の肉を焼いたサイコロ状のものを配る。
(` `)「…あの。ディーさん」
(・D・)「あ?」
(` `)「これ食えば力はわくのは実感できるんですけど、やっぱり悪魔の肉はちょっと…」
(・D・)「いいか。お前らが戦う相手は悪魔だ。
そして大破壊前のように普通の食料はあまり手に入らない。
だったら食うしかないだろう。
食わなきゃ勝てない、勝てなきゃこっちが食われる。
嫌なら出てけ」
https://pbs.twimg.com/media/Fy6og3KaYAAUNVv.jpg
(・D・)「いいか、ここからスポーツ生理学の話をする。
サンドバッグ叩き程度でも筋肉はぶっ壊れる。
だがそこに十分な栄養を叩きこんで十分休めば、筋肉はより強く再生する。
回復魔法や傷薬にも回復量に限界があるからな。
悪魔に一発もらっても大丈夫なように耐久を鍛えとけ。
食ったら寝ろ。
別に眠気がくるまでスマホ見ててもかまわない」
(;``)「はいっ!」
428
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:05:41 ID:1wCY7v820
>寝室
(´・つ・`)「つーかヤーマン、普通に地道に鍛錬なんてちょーめんどくさくね?」
https://pbs.twimg.com/media/GCcX6RFaAAAmb2Y.png
(;``)「そうかな・・・?大事だと思うけど・・・。」
く(´・つ・`)「だいたい、ベッドもなくてショボい布団で休息。
翌朝4時起床で夜までサンドバッグ殴りだろ?
なーにが『悪魔に一発もらっても大丈夫なように』だ!
もっと俺はスーパーマンみてえにバッサバッサと悪魔相手に無双してえんだ!
鍛えるなら悪魔の攻撃を避ける『俊敏さ』だろ!」
「まず、悪魔の気配を感じられるようになってからだな」
(・G・)
つ(д)と ギャアー
厳つい男が、紫で腹が出た悪魔の顔面を引き裂く。
(;´・つ・`)「じ、ジーさん」
見回りだ。
(・G・)「さて問題。今の悪魔はなんでしょう?」
(;``)「・・・ガキ。満たされない飢えを満たすために何もかも食べる幽鬼。」
(・G・)「正解。あの程度の悪魔に不意を喰らうなら、まだ地上では戦えないな。
格の段違いな悪魔、人間でありながら人間を狩る処刑ライダーまでいる。
そんな奴ら相手の前に放り出されて今すぐ戦えるかい?」
_,
(´・つ・`)「武器さえくれれば戦えますよ。あのディーのガキがケチりさえしなければ・・・」
(・G・)「厳しいことを言わせてもらえば、武器武器と簡単に言うが扱いにも慣れが必要だ。いわゆる練度というやつだ。
刃物類は基本的にリーチが短いし、一歩間違えれば自分の体を斬ってしまう。
銃は威力もあるしお手軽に見えるが、本当に熟練した扱いができなければ反動で肩がはずれる。
弾詰まり(ジャム)が起きれば撃てなくなるし、暴発すれば自分のアタマが最悪吹き飛ぶ。
ああ、シブヤのジャンクショップで手りゅう弾などの使い捨て兵器を買おうなんて考えちゃダメだ。
あれもあれで下手すれば持っている腕が爆風で吹き飛ぶ。
お金と命の無駄だよ。」
429
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:06:03 ID:1wCY7v820
(;´・つ・`)「でも、ジーさんなんか悪魔を素手で引き裂いたりできるじゃないですか!
俺を付き人にしてくださいよ!」
(:・G・)「あれは俺が嫌な意味で特別なだけだ。誰もができる事じゃない。
子供達の頭を気軽に撫でられない怪力がそんなに欲しいか?」
(;``)「それは嫌ですね・・・」
(´・つ・`)「ヤーマン日和ってんじゃねえ!
世の中は力なんだよ!
悪魔を殺せる力さえあれば、こんなとこで燻ってねえでも食うには困らねえ!
金だって女だって好き放題だ!ドリームなんだよ!」
(・G・)「ちょっと君は自意識過剰みたいだな」 ぐりぐり
つ(;・つ・`)と
(・G・)「いいかい?君達は大破壊・・・トウキョウがICBMの雨に見舞われてから地方から移動してきただろう。
その時の地元の様子はどうだった?」
(;``)「・・・緊急速報が流れてから、悪魔が出てくるようになりました。それで・・・」
(´・つ・`)「家族もご近所もぶっころされちまった!!
だからこいつや皆と逃げてきたんだよ。
途中何度も何度も仲間がぶっ殺されたり腹減りで死んで・・・
だから俺は英雄になりたいんだ!!
悪魔なんか全部ぶっ殺して世界に平和を取り戻すんだ!!」
(´・つ・`)「なァ!ジーさん達もその為にこうやってデビルバスターの養成をしてるんでしょう!?
いい加減に俺にも稽古つけてくれよ!!
(;・G・)(敵討ちに囚われているようだな・・・
世界の覇権を握りたいなんて事は考えていないようだが・・・さて、どう説得したものか?)
(・G・)「とりあえず今日は寝なさい。
明日もまたトレーニングだからな。
その件、ディーにかけあってみるよ」
(*´・つ・`)「やった!流石はジーさんだぜ!あの石頭とは違わあ!」
>翌日
430
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:06:29 ID:1wCY7v820
(・d・)「もう一回、言ってみろ」
(#´・つ・`)「うるせェ!もうこんなお遊戯はごめんだっつてんだよ!!
来る日も来る日もアマチュアボクサーの真似ばっか!!
こんなんで悪魔なんかいつまで経っても倒せるかよ!?」
「うわ始まったよ・・・」
「ここで適当にハイハイ言ってやってりゃ、食うには困らないのにな・・・」ボソッ
(・d・)つ ブンッ コロン
刀を投げ落とした。
(;´・つ・`)「うわ危ねえ!!殺す気か!!」
つと
(・d・)ニア 「その模造刀をくれてやる・・・気に入らないなら出ていけ。
そんなもんでも、地下街や階段上にいる悪魔なら死に物狂いでいけば倒せるだろう。
外はどうだか知らんがな・・・」
(´・つ・`)「ああやってやんよ!!ヤーマンも一緒に」
(・d・)「そいつを連れていく事は許さん。俺の教えに従順だ。
逝くならお前ひとりで。それとも道連れがいないと怖いのか?クククっ」
(#´・つ・`)「上等だカス!!!!!!!!!!!!!!!
一人で英雄になってきて・・・
やんよ!!!!!!!」
(・G・)「ディー、ちょっといいか。少し話が・・・」
(・d・)「ああ・・・」
>二人は去っていった
(・d・)「マナブ以外は鍛錬を続けるように・・・」
─
(・D・)「貴様の処遇が決まった」
431
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:09:10 ID:1wCY7v820
(;´・つ・`)「へへっ、なんだよ。直々に俺を殺すんだな!?
しょせん、テメエも悪魔は外のガイア教徒と変わらねえ!!
気に入らない奴は排除するんだろうが!!」
(;``)「マナブ君!!違うんだよ!!」
(;´・つ・`)「へへ・・・やってやる・・・やってやるぜ・・・!」
つ-l----
(・D・)「何を勘違いしてるか知らんが、刀を収めろ。
お前は今日から夜警をジーとやれ。」
(´・つ・`)「へっ・・・へへ?」
男のひきつった顔が固まる。
く(・G・)「えーっと・・・つまりだ。
俺と一緒に夜に見回りをしてくれないかって事なんだ。」
(・D・)「こいつは元自衛隊のプロだ。危機管理能力にしては俺以上。
これ以上のワガママは聞けないぞ。」
(´・つ・`)「・・・ケッ!理解らず屋にしては気が利くじゃねえか!!
少し見直しといてやらあ・・・」
(;・G・)「どうする?夜まで寝ておくかい?」
(*´・つ・`)「いやこの時間まで寝れませんよ。
体力消費しないように、部屋でシコってます。
高揚感がマジパネェ!!」
(;``)「・・・ちゃんと消臭しておいてね・・・」
─
「・・・起きろ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCc2UzpbsAANt-u.jpg
432
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:09:49 ID:1wCY7v820
と(・G・) ガラッ
(;´・つ・`)「やべ!ジーさんすんまっせん!」
(;・G・)「いや別に怒ってないからね?初日だしとりあえず俺の傍を歩いてくれてればいいから」
(´・つ・`)「あ、ちょっと洗ってきていいすか・・・」
(・G・)「手か?」
(;´・つ・`)「えっと・・・ナニを・・・」
(;-G-)「水もタダじゃないんだ。こっそりやってきてくれ・・・」
─
く(´・つ・`)「お待たせっす!」
(・G・)つ「ああ。じゃあ、これを着て。ないよりマシだから。」
>フルヘルム
>サバイバーベスト
>リベットナックル
>コンバットブーツ
>を手に入れた
(*´・つ・`)「あざっす!」
(・G・)「歯がゆいと思うけど、ディーからもらった刀は今日は振るわないでね。
おいおい使い方を教えていくから。」
く(´・つ・`)「了解す!」
─
>無残に喰い散らかされた体がある
(´;つ・`)と 「うげ・・・」
(・G・)「こんなことで吐いてたら、立派なデビルバスターになれないぞ。
とりあえず、夜が明けたら埋葬に行こう。」
>サラサラと何かをかけた
(´・つ・`)「なんすか、それ?」
433
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:10:10 ID:1wCY7v820
(・G・)「魂返り、だよ。
せめて成仏できるようにと、悪霊にでも憑依されてゾンビにならないようにね・・・」
(´・つ・`)「なるほど・・・」
(・G・)「悪い日には1日1人はこうやって死んでいる。
寝室から深夜に出た奴は、こうなるのが大半の末路なんだ」
(´・つ・`)「不意打ちってことっすか」
(・G・)「そういう事になるな。
それに、大半の訓練生はまだ悪魔召喚プログラムを付与されていない。
出会い頭に殺される」
(´・つ・`)「なんすかそれ。そういやネットで無差別にアップロードされてた事があったなあ。
俺は胡散臭くて入れてないけど」
(・G・)「悪魔と電子機器越しに会話し、仲間に引き込むこともできるアプリだ。
ディーや俺はそれを使って悪魔を使役している。」
(;´・つ・`)「なんすかそれ!そんな便利なもんあるなら早くくれりゃ・・・」
(・G・)「自分も戦力になれる・・・と言いたかった?」
(;´・つ・`)「はい・・・」
(・G・)「武具もそうだが、悪魔召喚プログラムだって慣れが必要なんだ。
俺もディーにもらった時にはよく会話に失敗して襲われていたものさ。」
(´・つ・`)「無双怪力のジーさんが・・・?嘘っすよ!」
(・G・)「マジだ。会話ができるといっても、人間同士のコミュニケーションと同じで
相手の機嫌を損ねると、当然怒る。
少なくとも相手の腹の虫を収めるには、防御でもして一発食らってやるしかないだろうな。
よくディーが言うだろ?
『悪魔に一発もらっても大丈夫なように耐久を鍛えとけ』って」
(;´・つ・`)「そーゆー事だったのか・・・てっきり新手の嫌がらせかと」
(・G・)「それに、仲魔・・・仲間に出来る悪魔の事なんだが。
会話で仲魔になるならないというのがある。
先日君達を襲おうとしていたガキは、会話はできても仲魔にはならん狡猾なやつだ。
契約には文字通り命を差し出さなきゃならん。そこら辺も覚えないとな」
434
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 02:10:36 ID:1wCY7v820
(@Д@)
https://pbs.twimg.com/media/GCcX7QdakAEna6G.png
(・G・)「早速お出ましだ。幽鬼 ガキが一体出た!・・・ってな。
さて問題。この悪魔は会話で仲魔にできるか否か?」
(;´・つ・`)「で、できるわけねえ!先日襲われかけたんだぞ!!」
(・G・)「はい正解」
つ(@Д @)と ギャアー
(・G・)「まあ、いきなり襲ってくる悪魔もいるが、仲魔になりえる悪魔でも機嫌が悪い事もある。
その変も見極めが大事だな。
夜魔・・・いわゆるサキュバス、インキュバス、リリム、インプといった夢魔は
長年意思疎通が不可な種族とされてきた、だが
人間の精力・・・要は君が出しまくってたアレが欲しいだけで
別に話はできるし仲魔にできるのが近年わかった。」
(#´・つ・`)「なんであのクソヤローはそういう事教えてくれないんですか?」
(;・G・)「君のようなやつが先走りしない為だ。
許可がおりるまで、くれぐれも悪魔召喚プログラムを持ち出そうなんて思うなよ。」
(´・つ・`)「了解っす。ジーさんが言うなら仕方ねえや。」
(;・G・)「その素直さをディーにも向けてやってくれればな・・・
あいつは悪い奴じゃない、ちょっと色々あって冷徹を装ざるを得ないだけなんだ。」
(´・つ・`)「ケッどうだかな!
何かの八つ当たりでやってるだけだろ!あんなの」
(#・G・)「あいつの何を知っ・・・!
いやすまない。つい血がのぼって・・・」
(;´・つ・`)「あ、すんません。思い込みで言いすぎました」
(・G・)「あまり頭に詰め込みすぎても疲れるだろう。
今日は戻って寝るといい。朝から夕までの訓練はしばらく免除だ。言っておく。」
く(´・つ・`)「ありがとうございます!」
─
(;--)「ん・・・マナブ君か。早いね。」
435
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/29(金) 23:02:00 ID:1wCY7v820
(´・つ・`)「おっ起こしちまったか、悪いなヤーマン。」
(;``)「気にしないで。ジーさんの付き人仕事は?」
(´・つ・`)b「出だしグッド!初日で俺がしんどそうだからって、次の夜まで休んどけって。」
優しいよなァーどっかの誰かさんと同じようによォー!!
(;``)「ま、マナブ君。僕たちはいさせてもらっている側なんだから・・・
ね?」
(´・つ・`)「そんなの関係あるかってーんだ!!
大破壊前なら立派なパワハラだぜ、あいつのやってる事は。
リュウケンかよ!!」
(;``)「・・・いつまで地元から盗んできた本を大事に読んでるんだい?」
(´・つ・`)「いいじゃねえか!持ち主一家は全滅、俺が読んでやった方が浮かばれるってもんよ。
それにこの漫画、妙に大破壊の事を予言しすぎな気がして魅力的なんだよな・・・」
(´・つ・`)「っと熱弁すまん!お前は朝早だったよな。さっさと寝ようぜ。」
(--)「うん・・・おやすみ」
昼
>マナブは栄養食を食べている
(´・つ・`)「甘くてうまいけどよ、水ねえと口カラカラなのはいただけねえな。
目玉焼きとか喰いてえよお!」
「キャーッ!!!」
(´・つ・`)「なんだ真昼間から!?」
>外に出た
川``)「た・・・助けテ・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GCcX7_HagAEQ_Qh.jpg
436
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 01:55:02 ID:QTAG19m20
ばたり、と女性は倒れた。
(´;つ;`)「ぐえっ!!」
と
https://pbs.twimg.com/media/GCcX8zTaEAA_hbV.jpg
(:´・つ・`)「って、吐いてる場合じゃねー!!
誰かー!!
サボリ魔はいねえかー!!」
「おお、学ばないくん、呑気でいいねぇ。」
呑気に嫌味を言う訓練生に詰め寄る。
_,
(´・つ・`)つ「オイこらテメエ、人が死ん・・・死にそうねんで!
さっさとこの人を回復道場に運べ!!
ツケはディーで!!」
「お前は!?」
(´・つ・`)「増援が来るまで攪乱する!さっさと行けや・・・
ヤーマンッ!」
「わ、わかった」
休憩中の男たちが、女性の四肢を掴んで運ぶ。
(#´・つ・`)「うつ伏せにして、担架使えやせめて!!」
>辺りをうかがう
(´・つ・`)「あの背中のズル向け、爪でああなるもんじゃあねえな・・・
だとすると・・・」
消化液が飛んできた。
すんででかわした。
(;´・つ・`)「あぶねえご挨拶だな、オイ」
437
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 02:09:15 ID:QTAG19m20
https://www.youtube.com/watch?v=eNWpFSAlLv0
( ゚ д ゚ )「グゲエエエエ」
https://pbs.twimg.com/media/GChxHGhawAAqSCH.jpg
(´・つ・`)「食らいやがれ!!」
つ-l----
粘液の肉体は、やんわりと模造刀程度は受け止めてしまう。
https://pbs.twimg.com/media/GChxH5caMAAlPG8.jpg
(;´・つ・`)「手ごたえはあった!あの女を襲ったのはてめえか!!」
つ-l----
https://pbs.twimg.com/media/GChxI-bbsAAg4LU.jpg
(´・つ・`)「俺は女子供に後ろから手を出す奴はでえきれえなんだ!」
(´・つ・`)「この連撃!か・わ・せ・る・かーっ!?」
つ-l----
シュバ、シュバ、シュバ。
粘液悪魔の溶解液、触手を避け
着実にダメージを溜めていく。
(;´・つ・`)「へへ・・・だいぶ参ってきたんじゃねえ?流石のカチカチさんもボロボロだぜ」
つ-l----
>スライムの冷たい手が触れた
https://pbs.twimg.com/media/GChxJ4na8AAionQ.jpg
(´・つ・`)「なにぃ!」
一瞬の油断が命取り。
触手に体を巻き取られた。
(´-つ-`)「寒い・・・からだが溶け・・・」
https://pbs.twimg.com/media/GChxPOHaQAA8PdB.jpg
438
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 08:05:47 ID:QTAG19m20
「こういう時はな、こうするんだ」
>火炎ビンを投げた
( ゚ дξ「グゲエエエエ・・・」
スライム本体の顔半分が溶ける。
(・D・)「ヒーローぶった餓鬼が」
つy=Σ
>スライムにトドメを刺した
─
( ・D・⊂彡☆))つ´)
乾いた音が響く。
(#´・つ・`)「なにしやがる!!」
(・D・)「勝手な事しやがって。お前ふざけてんのか。
お前の命なんぞより、模造刀の方が今は大事だ。
くたばるにしても武器は置いて逝け」
(#´・つ・`)「なんだと!!俺はテメエみたいなマヌケの代わりに人を助けたんだぞ!!
早くもっとついてりゃあ・・・」
(・D・)「ああ、あの人な。死んだよ。
惨い生き永らえかたをさせるもんだな。
お前はここに人を苦しめる為にここに来たのか?」
(´;つ;`)「く、くそっ!」
>マナブは走り去った
(;``)「あの・・・お言葉ですが・・・
ちょっと言い過ぎでは?」
439
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 09:07:55 ID:QTAG19m20
https://pbs.twimg.com/media/GChxQAJbkAAXbxI.jpg
(・D・)「いや、あれがいい。
ここでマグレで勝ち星上げて悲惨な死に方されるよかな。
お前同室だったか?
伝えてやれ。自主謹慎で引きこもるもよし、また夜警するもよし。と」
─
(;・G・)「で、また今日もやるのかい?」
(´・つ・`)「当たり前!あんな高慢野郎に見下されて黙って引きこもっていられるか!!」
(・G・)「心意気は買うよ。でも無茶しないでね。
はい、新しい防具」
(´^つ^`)「あざっす!」
(・G・)「さて、夜警しながら話していこうか。
どこから話していいものかな・・・」
─
(;´・つ・`)「なに!あんなクール野郎にそんな過去が!?」
(・G・)「そうだ。俺が直に見た話ではないが、
彼を助けて自爆した少年は、肉の欠片すた残らなかったそうだ。
そして、三年前にここで起きた大惨事を知っては?」
(´・つ・`)「まぁ小耳には挟んでます・・・」
(・G・)「あれは俺もみたが、酷いものだった。
老若男女問わず殺されていたんだ。
1人の嫉妬と無力感に苛まされた老人1人によってね・・・」
(;´・つ・`)「でも、俺をブン殴る意味がなかったじゃないすか!殴られ損っすよ!!」
(・D・)「理由なら、ある」
440
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 12:38:21 ID:QTAG19m20
(;´・つ・`)「わぁッ!?」
(・D・)「夜中に幽霊でも見た顔だな」
(;・G・)「ディー、今日も行くのか?体を休めた方が・・・」
(・D・)「誰かがやらなきゃいけない。だから警備はジーの方に任せてるんだ。
せいぜい足を引っ張るなよ、ガキ」
>ディーは去っていった
(;´・つ・`)「気に食わねえ奴・・・!
でも、何も文句を言う気が出なかったや・・・」
(・G・)「君達は、自分たちが食べているものがなんだか知っているのか」
(´・つ・`)「サイコロステーキみたいな悪魔の肉っしょ?」
(・G・)「他は?」
(´・つ・`)「カロリーバー」
(・G・)「出所はどこだと思う?」
(´・つ・`)「考えた事もないっす」
(・G・)「・・・あいつがな、イチガヤの駐屯地後からたびたび持ってきているんだ。
昔は二人がかりで行っていたが、例の事件以降は俺が夜の見回りになった。
もっとも満月はこの前のように、悪魔のパワーがアップする。
昼でも警戒を強めるんだぞ。」
(´・つ・`)「この前の・・・?スライムっすか」
(・G・)「そうだ。月並みだが、君は防戦に徹して誰か増援が来るまで待つべきだったのだ。
ディーも本心ではたいたわけではない。
君のような前途ある若者を失いたくないだけなのだ・・・」
(´・つ・`)「前途ある?俺がっすか?」
(・G・)「そうだ。見も知らぬ女性を咄嗟に救助し、自分は戦いにまわる・・・
この誰もかれもが自分で精一杯な時代、なかなかできる事じゃない。」
(*´・つ・`)「やった!!ジーさんのお墨付きだぜっ!」
441
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 14:24:57 ID:QTAG19m20
>回復道場
(・D・)つ「代金だ。遅れて悪かったな」
( )人「寄付感謝」
泪 ゚ -゚)「ありがとう。また助けてくれたのね・・・」
(・D・)「あんたか・・・なんでスライムなんぞにやられてたんだか。」
泪 ゚ -゚)「・・・私は満月は調子が悪いのよ。忌々しい半身のせいでね!
それに・・・念願の子が生まれたの。」
(・D・)「あんたの子か?そりゃおめでたいこって。悪魔に食われないうちに早く行ってやれよ」
泪 ゚ -゚)「私のじゃない。それに・・・
生まれたというより、その子に愛おしい魂が宿ったといえばいいのかしら。」
(・D・)「あんた悪魔だろ。治療も終わったしさっさと出て行ってくれないか」
泪 ゚ -゚)「ふふ、悪魔を自警団につかっておいて、悪魔アレルギー?
面白い人ね。」
>女はクスッと笑った
泪 ゚ -゚)「あなた、ゾンビどもとは違う意味で、生きてるニオイがしない。
・・・まるで仇を討ったあと、自分も死のうとしているんでしょう?」
(・D・)「・・・治療代はいらねえ。さっさと失せ」
泪 ゚ -゚)「じゃあお礼にいい事を教えてあげる。
邪教の書・・・ネクロノミコン・・・
その断片は未だに紛失せず残っている。
大事な人を蘇らせたいなら・・・
それを集めれば・・・
復活も、叶うかもしれないわね。」
https://pbs.twimg.com/media/GCkSn6daoAATMZl.png
442
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 16:15:24 ID:QTAG19m20
(´・つ・`)「・・・あのサイコロコロステーキは?」
(・G・)「・・・君は備蓄の賞味期限、数量が無限だと思うかね?
科学に精通している彼は、自分の体で試したんだ。
食べても大丈夫な悪魔、精力がつく牛の悪魔。
この数年で生成機を作り出し、あの肉を生産しているんだよ。
ま、あんな脳筋理系なんて無茶苦茶だがな・・・」
(´・つ・`)「ちょっとあのヤローの事、尊敬してやってもいいかもな。」
>イチガヤ方面
く(;・D・)「ふう・・・この変で発掘でもすっか。
いつまでもあそこに頼ってもられないしな」
ガラクタの山を掘り返す。
そこから使えそうなものを取り出して売り、マシな食料に変えるのだ。
>掘り返せど掘り返せど、マシンT93Gの破片しか見つからない
(・D・)「ん?隠し扉があるな・・・土で巧妙に隠されているが・・・」
>土を払いのけた
「誰だ!!」
入口から銃口がのぞく。
(・D・)「先住民がいたのか。
荒らしはしないから、ほっといてくれや。」
=yと( )「問答無用!撃つ!!」
(・D・)つy= 「仕方
・・・ねえなッ!」
443
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 17:11:25 ID:QTAG19m20
(・D・)「すまねえな。ご相伴に預かって」 ガツガツ
つ と
(・黒・)「別に構わない。それだけ食い意地が張っているということは、ロクに食ってないんだろう。
略奪者でもなさそうだし、他の者に分け与えているのだろ?」
(・D・)「・・・初対面の奴に言われたくねえな。
餓死しない程度には喰ってる」
(・黒・)「私はクロエ。こう見えても女だ。」
(・D・)「・・・ディーだ」
(・黒・)「咄嗟に銃を構える腕は確かだ。
私と組まないか?」
(・D・)「生憎、俺にはまだ育てなきゃならないヒヨッ子どもがいるんでな。
邪魔じゃなきゃまたくる。・・・手土産持ってな。
(・黒・)「それは楽しみだ。弾薬がいいな」
─
(・D・)「ジー」
(・G・)「なんだ?」
(・D・)「あのガキは資質はありそうか?」
(;・G・)「向こう見ずで突っ走りなところはあるが、正義感は強いよ。」
(・D・)「・・・じゃあ、銃での戦い方も教えといてやれ。
あれは俺には手が余る。お前に任せる」
(・G・)「了解、立派な戦士に仕上げてみせるさ」
ドサッ
(;・G・)「なんだこの量は・・・」
(・D・)「しばらくこっちに帰ってこれない日が続くと思う。
悪魔肉は持ってくるから、技量のある奴にヘブンの生成を教育してやってくれ。
誰でもできる簡単なお仕事だ」
444
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 17:56:47 ID:QTAG19m20
(・G・)「それはいいが、何をするんだ?」
(・D・)「今まで働いてきたんだ。ちょっとは息抜きさせろや。
それと新規開拓だ」
(・G・)「頑張れよ」
( )b 「ああ」
>それから足しげくクロエのもとへと通った
>食べられる悪魔を狩って肉をシンジュクに運んだ
( ■∀■)ノ「ヒョウッ!お久しぶりじゃねえかー!」
(・D・)「キョウか。今更何しに来た」
( ■∀■)ノ「仕事がひと段落したんでね。スパルタつけてたとこ。」
(・G・)「ディーさんの訓練はすごいぞ!
みんな見違えるほどに強くなった!
悪魔召喚プログラムも配布したんだ!」
(・G・)と(・D・#)「無許可で配ったんか!!」
( ■∀■)「ヒョウ。ちゃんとノウハウは教えてある。
裸一貫で悪魔と戦うなんて時代遅れだぜえ。
ここではおれさまが一番偉いッ!力で白黒つけてもいいんだぜえ?」
(・D・;)「外でもめごとは起こすなよ・・・」
(;´・つ・`)「ディーさん、もしかして寝てないっすか?」
(・D・)「ああ・・・」
( ■∀■)「ジー。添い寝してやれや。
語ることもいっぱいあんだろ?」
(;-D・)「野郎となんて御免だぜ・・・
と思ったが、睡魔には勝てん」
445
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/30(土) 22:30:48 ID:QTAG19m20
─
起床
つ(-D・)「む・・・」
(・G・)「起きたか。ずいぶんイビキがひどかったぞ。」
(・D・)「おかげさまでな。で、話ってのは?」
(・G・)「キョウさんが、全員に悪魔召喚プログラムを配布・・・コピーした。
武器もどこから調達したか分からんが、たんまりあった。」
(;・D・)「頭が痛い事してくれるぜ」
(・G・)「だがそのおかげで、少年たちは自衛手段を取れるようになった。
夜警も交代でやることになった。」
(・D・)「あー、そういえばさ、あいつどうした?ドレッドのふざけたガキ。」
(・G・)「マナブ君なら、メシア教の用心棒志願に行ったよ。
テンプルナイツは深き狭い門らしいからな。」
(・D・)「・・・そうか。元気にしているといいな。」
(・G・)「ずいぶんと淡泊だな。」
(・D・)「あいつが道を見つけたなら、それでいい・・・
卒業生は追わない主義なのさ。
それよか行く途中で悪魔に殺されたり、新歓でたらふく飲まされる方が心配だ」
(・G・)「ふっ、相変わらず優しいな。」
(#・D・)「・・・
ほっとけ!」
446
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 02:25:06 ID:aAAuLeew0
─
それから、こっそりとディーとクロエは会い続けていた。
酒について語りあかしたり、悪魔狩りの効率的な方法を教え合っていた程度。
(・黒・)「今日は神経弾か。上物だな。
前はショットシェルなんて使えないブツだったからな・・・」
(;・D・)「悪かった。大破壊から数年経っても、物資は乏しいままなんで」
( ■∀■)「ヒョウッ!男の言い訳は見苦しいぜ!」
箱をたんまり持ってきた恭一がやってきた。
=yと(;・黒・)「どこから入ってきた!?まさか手引き・・・」
( ■∀■)「ヒョウッ!おれは神出鬼没なのさ。
レイディの住処に入られたくなかったら、魔法禁止結界でも張っとくこったな!
もっとも、ガキの着替えなんか興味ねーがな」
==( ■∀■)と
==つ
予備動作なしで撃たれた銃撃を全て余裕でかわす。
( ■∀■)「何すんだ。ヒョウ。引き裂いちゃうぞ〜?」
(;・黒・)つy= 「いきなりの訪問に警戒しない方がおかしい!」
( ■∀■)「ヤレヤレ。
・・・今日はそんな話をしに来たんじゃねえ。
クトゥルー、呼び出すんだろ?」
447
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 02:57:43 ID:aAAuLeew0
(・黒・)「魔神クトゥルー・・・?伝説のムー大陸に眠っているという?
眉唾ものだ。
トウキョウに呼び出せるとでもいうのか?」
( ■∀■)「ところが、そーでもないんだよなあ。
どこのバカか知らんが、国立博物館に置いた奴がいる。
あらかた、大破壊後に召喚して覇権を握るつもりだったんだろうがな。
取りに来ないってことは死んだってことだろ。
顔もしらねー奴の遺品は有効活用しないとな!タッポイ!」
(;・黒・)「・・・頭のねじが外れてらっしゃる?」
─
『邪教の書・・・ネクロノミコン・・・
その断片は未だに紛失せず残っている。
大事な人を蘇らせたいなら・・・
それを集めれば・・・
復活も、叶うかもしれないわね。』
─
(;-D-)「俺は、かけてみたい。
一縷の望みに・・・」
(・黒・)「どういうことだよ?」
─
(・黒・)「なるほど。大破壊前に死んだ子供を生き返らせたいと・・・。
でもそれは、エゴじゃないか?」
(・D・)「何が言いたい・・・」
448
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 03:41:29 ID:aAAuLeew0
自殺
449
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 17:49:16 ID:aAAuLeew0
(・黒・)「死んだ本人が望んでいるのか?それを。
最高位悪魔と取引をしてでも・・・。
私もクトゥルーの存在くらい知っている。
忌まわしいものの首魁を前に、発狂せずにいられるか?」
(・D・;)「できるだけ対精神コーティング装備をして望む・・・」
( ■∀■)「ヒョ!チョコレートより甘いなあ。ああいう輩は、内側から攻めてくるんだ。
よほど確立した意志か折れない精神がないと、いくらガワを着飾っても無理だぜ。」
(・D・)「それでも俺は・・・
あいつを諦めきれない・・・
死なせちまった償いを・・・
エゴでもいいからしたいんだ・・・」
(・黒・)「よほど大事な子だったんだね。
準備が万端になったら、私も協力してやってもいい。
弾の礼だ。」
m(・D・)m 「ありがとう。その時はよろしくお願いします」
( ■∀■)「んじゃ行くか。遺跡に。」
(・D・)「・・・?何言ってんだお前」
( ■∀■)と「ゲルガーの豚野郎がルルイエ本を欲しがってたんだが、俺がすり替えておいたのさ!」 スパイダーマッ!
つ
( ■∀■)「そんなに欲しいならお前にやる。俺はクトゥルー如きはいらねーんだよ。
豚は血眼になって召喚したがってるがな」
─
>国立博物館
https://www.youtube.com/watch?v=xAzjuYmGhcE
(;・D・)「・・・6年経っただけでこんなにも風化するのか」
( ■∀■)「そりゃ、管理人いねーもん。」
450
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 18:17:34 ID:aAAuLeew0
博物館には。ボロボロの書物や壺、
胸像などが置かれていた。
まるでこの空白の6年間にかじりつくされたように。
「ヴおおおおおお!」
( ■∀■)ニア「アギ」
https://pbs.twimg.com/media/GCqksOlaoAAnMch.jpg
>ゾンビは蒸発した
(;・D・)「・・・すごい威力だな」
( ■∀■)「持て余してんのさ。早く焼き豚を造りたいね。
・・・あった!」
禍々しい本を手渡す。
(;・D・)「そっちの組織に絡まれて抗争にならないだろうな?」
( ■∀■)「気にすんな。愚鈍な豚にはわかんねーよ。
最初は読んでもわかんねーと思うから、ネットでクトゥルフ語探して翻訳しながら読みな。
それとジーだっけ。あのごついおっさん。
あいつには引き続き訓練をさせておけ。
じゃあな!ヒョウ!」
>風のように消え去った
(;・D・)「神出鬼没な奴め!」
>二か月後
451
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 18:36:26 ID:aAAuLeew0
https://www.youtube.com/watch?v=aYL6qurL9pU
(・D・)「諸君、今日は集まってくれてありがとう。
今回は完全に俺の公私混同になってしまう。熾烈な戦いが予想される。
嫌な奴は辞退してくれ。」
「嫌なもんか!」
「大型悪魔を討ち取ったとなれば、おれ達の名声も上がる!
ガイア教にもデカいツラさせねえ!」
(;``)「ジーさんに受けた恩は返す!」
(・黒・)「みな、いい目をしている。
私も教官をしてみたかった。」
(・D・)「辞退者なしか。じゃあ読むぞ」
手が汗ばむ。
https://www.youtube.com/watch?v=l9sqm65zIH0
(・D・)「・・・くとぅるー るるいえ うがふなぐる ふたぐん・・・
・・・ふんぐるい むぐるうなふ・・・
いあいあ はすたあ・・・!」
https://pbs.twimg.com/media/GCqqE4Tb0AAVT67.jpg
https://pbs.twimg.com/media/GCqqHpAasAAhta6.jpg
博物館からパクってきた青銅の箱から光が満ちる。
>箱から クトゥルーが出てきた
https://pbs.twimg.com/media/GCqkuYxacAAbYEy.jpg
452
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 19:13:51 ID:aAAuLeew0
>TALK
イ<●>3<●>カ 「なんだ貴様・・・ただの人間か?
面白い・・・何か用か?」
https://pbs.twimg.com/media/GCqkvXfaMAAyFzH.jpg
(;・D・)「ネクロノミコンの力で、俺の大事な人を蘇らせてほしい・・・」
イ<●>3<●>カ〜□ 「契約書に汝の名を記すがいい・・・」
(・D・)「わかった・・・」
ぬちゃりとした触手から、紙を受け取
(・G・) スッ (;・D・)
□と つ
(・D・)「何をする!せっかく召喚に成功したのに・・・」
(・G・)「ディー!これは罠だ!!考え直せ!!
本当に契約が履行されたとしても、君の望み通りに蘇生するとは考えられない!
邪神とはそういうものだ!!」
イ<●>3<●>カ 「ククク・・・ひどい言われようだな。事実だからしょうがないけど」
(#・D・)つ「お前には何か秘策があるのか!せっかくのチャンスなんだ!
何もしないなら、俺に渡せ!」
https://pbs.twimg.com/media/GCquAw_aoAAUKgk.jpg
(・G・)「お前だってこの数か月、何もしなかったろ?
夢にすがっていただけか?」
https://pbs.twimg.com/media/GCquDExaIAAJQLf.jpg
(;・黒・)「やめねえか!悪魔との会話中だろ!」
イ<●>3<●>カ 「契約するのか、しないのか?」
(・D・)つ「すまないがもう一枚くれないか?」
>ディーは契約書に名を記した
イ<●>3<●>カ 「ハハハ・・・契約成立だな。では・・・
血だ!血を捧げよ!!!!!」
453
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 19:47:57 ID:aAAuLeew0
https://www.youtube.com/watch?v=EFoZQ0pvSyE
〜イ<●>3<●>カ 〜 「ロスト・サニティ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GCqkwP4aUAA58vt.png
「ぐあ!!!!」
「があああああ!!!!」
まともに食らったものは吹き飛ぶか、緊縛と魅了で動けなくなった。
「うわああああああ!!!
あんなものに勝てるわけないだろ!!!」
逃げ出すものもいた。
(・・・)つ 「逃がすか!!!」
(;・D・)「交渉決裂の上に伏兵か・・・くそ!」
(・G・)「ウダウダ言っても仕方ない!!突破するしかない!」
( ■∀■)「はいよ」
(・黒・)つy= 「ダメだ!硬すぎて銃は・・・」
(;・D・)つ-l==) 「ウオオおおおおおお!!!!」
つ-l----
(・黒・)「ディー!?」
(;・D・)つ-l==) 「俺の責任だ!!命で突破口を切り開く!!」
つ-l----
ズバッ
イ<X>3<●>カ 「蛮勇だけはほめてやろう」
(・D・)「ぬかせマヌケ!右目は潰してやったぜ!」
454
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 20:03:21 ID:aAAuLeew0
イ<X>3<●>カ 「罠にかかったのも気付かずにな。ロスト・サニ・・・」
〜 (;・D・) 〜
(;・黒・)「あの距離で打ち込まれたら、確実に・・・!」
つ(;・G・)「どけえええええええ!!!!」
と
無慈悲にもおぞましき一撃は放たれた。
(-持・)「ぐ・・・」
ディー・・・だった悪魔の体が過負荷のダメージでデジタルの粒子に消えてゆく。
イ<X>3<●>カ 「馬鹿め!人間を庇って自己満足か持国天!
貴様の力なら、工夫しだいで私にも勝てたというのに!」
(・D・)「ジー・・・お前・・・」
(-物...:.;::.. 「・・・すまない。私は本当は鬼神ジコクテン。騙していて悪かった。
でも、自衛隊で国防をやっていたのは本当なんだぜ・・・」
(;・D・)「喋るな!!今・・・」
(-..:.;::.. 「この国を・・・こどもたちを・・・頼・・・」
>ジコクテンはロストした
(;D;)「てめえ!ぶっ殺す!!!!」
( ■∀■)==イ<X>3<〇>=>
「おせえよオセ。なんつって。」
異形の手が、大いなる邪神を串刺しにしていた。
( ■∀■)つ〇 「戦利品パールかよ。しょっべえな。
女!そっちの逃げたのを追え!!」
455
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 20:14:28 ID:aAAuLeew0
=yと(・黒・;)「ダメだ!私のアサルトライフルでは届かない!
ディー!射程距離のあるものを・・・」
( D )
( ■∀■)「・・・失神失禁してんぜこいつ。
あーあ、逃げられちまう。」
(;・・・)ニア 「貴様たちの事、覚えておいてやろう!」
>ニャルラトホテプは逃げ出した
─
「ディー、起きて!」
https://pbs.twimg.com/media/GCqqI_kasAAMIlo.jpg
(-D-)「ここは・・・」
(・黒・)「私のアジトだ。まったく、何が準備万端だ・・・」
顔を洗いに行く。
(;``)「あの・・・ディーさん・・・」
(・D・)と 「生きていたのか」
(;``)「皆、死にました。体を吹っ飛ばされたり、引き裂かれて・・・」
( ;;)「僕、何もできず・・・怖くて」
https://pbs.twimg.com/media/GCqw6zTaAAAdJad.jpg
(-D-)「自分を責めなくていい。悪いのは・・・俺だ。
悪いが少し1人にさせてくれ。」
https://pbs.twimg.com/media/GCqw9QjbgAA9Riy.jpg
456
:
◆MxHvQqijkA
:2023/12/31(日) 20:25:00 ID:aAAuLeew0
ロッカーが並ぶアジト。
ディーは欠落した記憶を探り当てる。
https://www.youtube.com/watch?v=8ERb61yDyf4
つ(・D・)と 「ジーがいない・・・どこに行った・・・?
いつも一緒だったじゃないか。」
『■$ル▼練ヴォォォ・・・・・・■■・・・・・・』
https://pbs.twimg.com/media/GCqqQ2lbkAAv3ar.jpg
(・D・)「ひっ!?どこから声がする!?」
見てはいけない見てはいけない見て
はいけない見てはいけない見てはい
https://pbs.twimg.com/media/GCqqRiNaoAAqW0P.jpg
しかし。
https://pbs.twimg.com/media/GCqqQE8asAE78JD.jpg
(;・D・)つy= 「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
ニャルラトホテプ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
殺すぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
2025 クトゥルフのよびごえ 終
457
:
名無しさん
:2024/01/03(水) 18:05:14 ID:GLCmZ1Tw0
おまえが石川震災で殺されれば良かったのに
458
:
名無しさん
:2024/01/03(水) 18:07:29 ID:GLCmZ1Tw0
コロナネタにしたりしてさ、
お前が死ねば何人かは反動で助かったんじゃないの?
なんで生きてんの??
459
:
名無しさん
:2024/01/04(木) 00:25:48 ID:/bDSnVLo0
>>457-458
人死にを出しにして人に死ね死ね連呼するの最高に救いようのないゲボ野郎って感じだね!
460
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:28:01 ID:iZ0OS9GQ0
2026年。
(・q・)「あうー」
地下アジトには妙な生物がいた。
ディーが復活に焦がれたあの男児そっくりである。
だが圧倒的に色々と足りていなかった。
一番は、インスマスのような顔。
あの邪神の契約履行の、多数の命と一人の男の精神力を対価とした
贈り物であることは明白だった。
( ゚D゚)つ「よしよし腹が減ったか。よくカンデオン食うんだぞ・・・」
(・q・)「あうー」
それは時々給餌するディーの手を噛んだ。
だが他の者にはもっとひどいことをした。
だから世話を見られるのは、精神の壊れたその男しかいなかった。
(;``)「お、置いておきますディーさん・・・」
甲斐甲斐しい男が、食料を持ってきて去っていく。
あれからディーはダメだった。
悪霊相手に銃をかまえ、ヒト型相手には剣やチェーンソーを振るう。
( ゚D゚)つy= 「死ね!!ニャルルルルルルル!!!!!!!!!!」
飛行系の悪魔にだけはちゃんと銃を当てられた。
461
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:28:27 ID:iZ0OS9GQ0
>2027年
(;・黒・)「もうダメじゃなかろうか。アイツは狩りには同行させられないよ。
確かにしょけいライダーとかウザったいけど、無駄に殺していたら
ガイア教団に喧嘩売っているようなもんだ。」
(;``)「やっぱり僕が食料調達に行きますよ。
アカサカから駐屯地後まで行くのは大変ですけど・・・」
(;・黒・)「しかしあんただけに任せておくには荷がね・・・」
( │ )「ククク・・・私がお供しましょうか?」
https://img.atwiki.jp/shinmegamitensei1/attach/107/319/0252.png
>魔王メフィストが 一体出た!
(;``)つy= 「誰だ貴様!」
( │ )ニア 「チッチッチ。ファウストの戯曲を知らんのですか?
地獄の大公、メフィストフェレスですよ。」
(;``)「そのメフィストフェレスが何の用だ。
ここには精神の壊れた男と、女性、そして俺しかいないぞ!」
( │ )「kyouichiの遣いで来たのですよ。
何か私にできる事がありませんか?
ククッ」
(・黒・)「その悪魔、なんだって?」
(;``)「キョウイチさんの遣いで来た、メフィストフェレスと言っています」
(;・黒・)「まずい!絶対に頼み事なんてするなよ!!
逸話によれば対価は魂だ!」
( │ )ニア 「チッチッチ。気のお早いレディだ。
対価ならkyouichiからたんまり前払いで頂いておりますから。」
(;``)「じ・・・じゃあ、食料調達の手伝いをしてくれ!」
462
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:29:01 ID:iZ0OS9GQ0
>2029年
シンジュクはオザワと名乗る男に占拠された。
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1575905028/359
( ■∀■)ノ 「よっ」
(・黒・)「キョウイチさんか・・・悪魔を貸してくれて助かるよ。
でもシンジュクが・・・」
( ■∀■)「ああ。チンピラが乗っ取っちまったってな。
せっかく古き良きヤクザが管理してくれてたのに・・・
メフィの言う通り、お前らが乗っ取った方がマシだったんじゃねえか?
おーいディーちゃん。生きてるかー!?
ああ、なんとかなぁ!」
( ゚D゚)「・・・?」
(・q・)「あう?」
( ■∀■)「ああダメじゃこりゃ。4年経っても廃人か・・・」
(・黒・)「あんたのツテでなんとかならないのかい?
頼んでばっかりで申し訳ないが。」
( ■∀■)「だーかーら、言ってるだろ。
肉体の損傷は回復道場かサイバネで補強できってけど
クソミサイルで専門医が極端に減っちまった今じゃきついのよ。
無理に治しても、完全にぶっ壊れちまうだけだ。」
(#``)つy= 「元凶が何を!」 バン
==(■∀■)「ヒョ!あぶねえあぶねえ。
自業自得を人のせいにするのはよくないぜ。
確かにあの書をくれてやったのは俺だがな。
リスク承知で召喚したのは、あいつだぜ?」
463
:
◆MxHvQqijkA
:2024/01/12(金) 20:29:27 ID:iZ0OS9GQ0
ロックアームをかけられ、男は動きが封じられた。
( ■∀■)「だいたい、リスクを最小限に抑えてたはずのあいつがなんであんなデカい博打に出た?
まずはそこから論点だろ」
(・黒・)「確かに・・・俺と出会ったばかりの頃はぶっきらぼうだが部下想いで
あんなものを得るために人を犠牲にできるような奴じゃなかった。
何があったんだ・・・?
そんな事、この数年で考えもしなかった」
( ■∀■)「おっと、この坊ちゃんが考えてるのとは別で俺はそそのかしてなんかいないぜ。
鬼畜ダークサマナー野郎のキョウイチさまでも、ズッ友を負け戦に行かせるわけねえだろ。
止めはしたぜ。」
(・黒・)「わかってる。アンタが忠告してたのは俺も聞いてる。
だから恨んじゃいない・・・」
「うわああああ!シー!!!!!」
( ・q・ )「う、ああ
うあ・・・」
( ゚D゚)つ「どうした!?どこか痛いのか!?」
( ・ q ・ ) ドロッ
>インスマスの子は溶けて崩れ落ちた
( ;D;)「ま・・・待て・・・バカが!また俺を・・・
俺だけを・・・
生き残らせるつもりかぁーっ!!」
https://pbs.twimg.com/media/GDo2elDacAAZSWp.png
464
:
名無しさん
:2024/01/14(日) 05:40:52 ID:lcK3AiT20
乙だ!
465
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:40:01 ID:4hJpeltU0
∩( ■∀■) ∩ 「わぁ!金色のインコだ!ありがとうじーちゃん!」
https://stat.ameba.jp/user_images/20161023/07/bearlove18/fe/c5/j/o0480064013779636305.jpg
(´ m `)「ほほほ。金でも黄色でもなく、『ルチノー』じゃよ。
こっちは青の子。オーストラリアから裏ルートで取り寄せた。
大事に育てるんぢゃぞ。恭一。」
(*■∀■)「うん!ありがとう、じーちゃん!」
恭一は生まれた時から一人だった。
生まれた瞬間には母がいたのかもしれない。
だが、物心ついた時には誰もいなかった。
売られたのだ。
だが大陸の裕福な老人が引き取り先なだけあって、暮らしには苦労しなかった。
( ■∀■)「ねぇじいちゃんは、なんでおれの事を拾ってくれたの?」
(´ m `)「・・・うーむ。お前さんがかわいいからじゃよ。
親を恨んではいかん。お金がないのに子を産んでしまう人もいるのじゃ。」
( ■∀■)「そっか・・・おれは爺ちゃんとこいつらがいればいいよ!」
(´ m `)「そうかそうか。」
(;■∀■)「わー!じいちゃん大変だ!!」
(´ m `)「どうした?」
茶をすする老人の元に少年恭一が走り寄ってきた。
(;■∀■)「ノリがピー助にいじめられてんだ!
乗っかられて悲鳴あげてるよ!」
トコトコ
(´ m `)「・・・これは、交尾じゃよ。
何も心配はいらん。」
( ■∀■)「えっいじめじゃないの!?」
466
:
◆MxHvQqijkA
:2024/03/08(金) 21:40:26 ID:4hJpeltU0
(;■∀■)「おっ、じいちゃん!ノリがあっためてた卵が割れた!
このピンクのなに!?」
(´ m `)「ほほほ。雛じゃ。人間の赤ちゃんみたいなもんじゃよ。
恭一も、こうやってお母さんから生まれてきたんじゃ。」
( ■∀■)「えっ人間って卵から生まれんの!?」
(;´ m `)「・・・
まあ、似たようなもんじゃな。
いずれ恭一もお嫁さんができればわかるよ。」
( ■∀■)「そっか!ノリはお母さんになったのか!
ヒナたちも元気で育てよー!!」
─三年後
( ■∀■)「うわあああああー!ジャンユー爺ちゃん!!」
(´ m `)「どうした?」
( ■∀■)「ノリが・・・ノリが目閉じたままカゴの床で寝てて動かないんだ!!
昨日までなんにもなかったのに!!」
(´ m `)「・・・寿命じゃな。背黄青鸚哥にしては短いが・・・
たくさん卵を産んで疲れたんじゃろう…。
恭一のせいではないよ。」
( ■∀■)「でも・・・でも・・・健康診断だって定期的に・・・」
(´ m `)「・・・恭一は学校じゃろ。もう心臓は止まっておる。
お前さんは仲良く遊んでやってご飯のお世話もやっていた。
とりあえず今日は、腐らないように冷凍庫に入れておいてやろう。
明日は学校が休みじゃろ。一緒に庭に埋めような。」
( ■∀■)「わかったよ・・・爺ちゃん。
子供たち!元気で育つんだぞ!!」 グスッ
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