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【女神転生】ノーライフノットキングのようです(・血・)
1
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/23(土) 21:27:59 ID:cVW9.LuA0
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1575905028/
このスレのスピンオフスレになります。
無駄にスレ増やしてすいません。
2
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:11:14 ID:zXYpadVQ0
-混沌の渇望者-刻の旅
(*´ω`)「ドクオよ、お主はこっちじゃ」
部屋の片隅を指さされる。
(□A□)「おう」
仙人はいつの間にか手にした三鈷杵を持ち、理解不能な言霊を発する。
(#´ω`)「トホカミ エミタマ
アハリヤ アソバストマウサヌ アサクラニ
ヒフミヨイムヤナ コトモチラロネ
ヒコミヒコト カシコミ カイコミモ ハクス
フルベ ユラユラト フルベ」
(;□A□)「うおっ!?」
ドクオの体を赤黒い何本もの手が包んでいく。
(#´ω`)つ「ヤシホヂノシホノ ヤホアヒニマス
ハヤアキツヒメトイフカミ モチカカノミテム
カクカカノミテハ イブキドヌシトイフカミ
ネノクニ ソコノクニニ イブキハナチテム
ハラヘヤレ ハラヘヤレ
…はぁっ!」
力を込めて三鈷杵をかざすと、ドクオの身体は一気に飲み込まれていった。
(;^ω^)「ドクオ君!?」
(*´ω`)「これから少し度をするのじゃ。心配ない
ブーンや、お前はこっちじゃ」
3
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:11:35 ID:zXYpadVQ0
(□A□)「うおっ!」
無機質なデコボコの空間の床に落とされた。
そこら中に薄い緑色の霊体がいる。
「き、君。生身でこっちに来たのかい?」
(□A□)「多分な」
「ヤバいよ、問題大アリだよ。
ちゃんと転写してから来た方がいい。
…時の迷い児になりたくなかったらね」
(□A□)「どーいうことだ、じじい!見てるんだろ!
転写ってどういうことだ!?」
『問題ない。わしの守護神の蔵王権現様によって送りだされたのじゃ。
務めを果たして、肉体が死なずにここまで戻ってこれたらの
ほっほっほ』
(□A□)「そーいう事かい。最初から説明しやがれっていうんだ」
スマホからシュッとおしちが出てくる。
(・▽・)「きっとこの奥にライ様が!感じるでありんす!」
(□A□)「…悪い、忘れてた。ライドウって奴のとこに帰してやる約束だったよな」
ばつが悪そうに頭をかく。
(・▽・)「わちきも一緒に戦うから、心配ないでありんすよ。
ライ様の『かすたまいず』されたモダンなスーパー仲魔でありんすからね」
(□A□)「…トウキョウの時と随分口調が違うな」
(・▽・)「郷に入っては郷に従え、でありんすよ。
ドクオ君の時代のおしちは随分砕けてたでありんすねぇ」
階段を上がっていく。
「グオオオ!」
凶悪な顔をした、巨大な亀の悪魔が出た。
聖女マルタの知恵によって退治されたという、邪龍タラスクだ。
(・▽・)「銀氷属なら炎がよく効くでありんすよ!」
ニワトリ脚で勢いよく突進する。
3WAY方向に撃たれた巨氷の礫も難なく躱す。
4
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:11:56 ID:zXYpadVQ0
羽根に少し掠ったが、意にも介さない。
(・▽・)「氷結半減済み!」
勢いよくアギ・ダインを放つ。
(;□A□)「うおおおおお!!」
最初は龍の圧倒感に圧されていたドクオも、炭化しかけたタラスクの身体にマシンガンを浴びせる。
(・骨・)「うひゃひゃひゃひゃ!」
血と焦げる匂いを嗅ぎつけ、外法ウタイガイコツの集団が現れる。
現代では幽鬼ラフィン・スカルとも呼ばれる。
仲魔のスパルトイと違い、巨大な茶色の頭蓋骨だけで不気味だ。
(□A□)ニア「マハラギオン!」
気持ちいい音と共に吸収されていく。
(;・▽・)「何やってるでありんすか!
あいつの弱点はえーと…衝撃!」
(□A□)「ブーンの専売特許じゃねぇかッ!」
(・骨・)「ペトラァ!」
隙を見て集団が石の雨を降らせてくる。
(・▽・)「どいて!」
ドクオを押しのけ羽根を広げ、雨を全て受け止める。
(;□A□)「おしち先生ッ!」
(・▽・)「わちきに精神攻撃は無効だから平気でありんすよ。
普通の人間が食らうとたちまちカチンコチンコの石像になって砕かれておしまい。
わちきはディアラハンは持っているけど異常回復はないから気を付けておくんなまし」
(□A□)「メデューサのコンクリート撒きかい。よくわかった!
先生下がってな!」
銃を乱射し動きを止め、聖水をありったけぶちまき返して一網打尽にする。
(;・骨・)「な、なんだその攻撃はァ!」
(□A□)「遅い!」
5
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:12:18 ID:zXYpadVQ0
スパイクロッドで頭蓋骨を叩く。
クラクラして動けないようだ。
(;・▽・)「あ、物理も弱点でありんしたか。
そのまま殴り壊してしまえばいいでありんす」
(□A□)「大事な事は先に言ってくれよ先生!」
硬直から立ち直ったガイコツの噛み付きをのけぞって避け、反動をバネにし今度は完全に砕く。
まともに噛まれていたら上下半身が歯形と共に分断されていただろう。
悪魔達との戦いでいくつか銃弾を得た。
(□A□)「色がついてるがこれはペイント弾か…?」
(・▽・)「属性銃弾でありんすよ、ライ様もよく使っておりました。
自分で使えない魔法はそれで補って弱点を突くんでありんす」
(□A□)「ほう。それは面白い」
弾倉とショルダーに詰めて肩にかける。
「閣下 総師千犯の賊類を討…!
集え同志よ!昭…維新の御旗のもと…」
無機質な階段を延々と昇っていくと、延々と熱弁する幽体を見かけた。
(□A□)「あれが時の迷い児ってやつか」
(・▽・)「確かそうでありんすね。
わちきは既にここを通っているから道はだいたい分かりんす」
(□A□)「?どういうことだ?」
(・▽・)「わちきはここで起こった戦いから更に先で飲み込まれて未来の帝都…トウキョウに来たんでありんす
ライ様も今回の事件で、永世無極召喚師までかなり出世しているはずでありんす」
(□A□)(未来の先生が過去のライドウに会う…
タイムパラドックスにならないのだろうか?
ま、気にしても仕方ないか
帰さないとじじいが俺を帰してくれんだろう)
更に先へ進む。
「アカラナ回廊に滞在する存在は、二種類に大別される。
望んでここにやってきた、我々時間旅行者と。
ここにいる事さえ認識しない時の迷い児とにな」
6
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:12:38 ID:zXYpadVQ0
(□A□)「迷い児とやらを高みの見物で笑い者ってわけか。
遠い未来にはそういう悪趣味な技術もあるんだな。
VRなんて目じゃねえな」
「ほざきたまえ。生身で来た君は悪魔に食われ死んで迷い児の仲間になるといい」
銃弾をぶちこむのも勿体ないので先を急いだ。
(□A□)「アカラナ回廊ねぇ。金剛神界の他にもこんな異界があったとはな
悪いが修行にもなりそうだから積極的に戦わせてもらうぜ、先生」
(・▽・)「構わないでありんすよ。わざわざ一緒についてきてくれたお礼でありんす」
「…ノ上日本圏に対シ
今次ノ戦争ヲ終結スルノ…コトニ意見一致…」
(□A□)「…1940年代か」
「時間旅行は当人の記憶を遊離させ、各時代の実態を閲覧する旅。
実態を介入させない理由は二つ。
旅行者の身の安全確保と、正史への干渉を防ぐためだ。」
円柱につかまってぐるぐる回っている悪魔がいる。
敵意はないようだ。
「私の後ろにある物体が見えるかね?
あれは通常『砂時計』。
もう壊されてしまっているが、聞くところでは
物事の記憶を操作したり時空のゆがみを生み出したりするらしい。
本当の名前など誰も知らんし、何の目的で置かれたのかも分からん。
そんな謎の装置だ。無暗に近付かん方が良いぞ。」
(□A□)「御忠告ありがとう」
(・▽・)「あ…!」
砂時計と呼ばれる、大破した巨大な柱に手をかざす。
(□A□)「う…」
燃え上がる戦火、山積みの死体。
キノコ雲と焼け野原が見えた。
(□A□)「ぐ…」
7
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:13:02 ID:zXYpadVQ0
(;・▽・)「大丈夫でありんすか?」
(□A□)「大丈夫だ先生、過去の日本の惨劇がフィードバックしてきただけだ。
いい目覚ましになった」
頭を槍が掠める。
蛮力属ヨモツイクサの奇襲だ。
(□A□)「なめやがって!」
銃で威嚇し、アギ・ダインで焼かれる。
何回か転送装置を通る。
「存命中偉大であった人間は
死ぬと十倍も偉大になる…
存命中偉大で…った人間は
死ぬと…倍も偉大に…」
(□A□)「Conviction is worthless unless it is converted into conduct.」
(・▽・)「?」
(□A□)「トーマス・カーライルの言葉を復唱していやがるんだ、この迷い児。
俺は『信念は、行動に移さなければ価値がない』の方が好きだね
死んでから偉大になって崇められても何の得もありゃしねぇ」
「うひひひひ」
ラグナロク到来の使者、大炎魔王スルトの配下ムスッペルと
インドの蛇ナーガの王、ナーガラジャと交戦になった。
ナーガラジャは火炎が弱点らしいので、おしちに任せた。
ムスッペルは火力だけならおしちより上で、薙いでくるマハ・ラギダインはマハラギオンで弱めるのが精一杯だった。
(;□A□)「ぐおおおおおおお」
賭けに出た。拾った銃弾を撃ち込む。
運よく氷結弾丸だったようで、たちまち凍り付く。
おしちが焼いたナーガラジャの残滓の中の槍を咄嗟に取り、腹部に刺す。
「痛いんぢゃああああ!」
氷結弾を一発だけ撃ち込み、頭を横凪にロッドで砕く。
「あれうほほ」
8
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:13:23 ID:zXYpadVQ0
「ダイヤを溶かしてもっと美しいダイヤを、1ダースほど作ってみせようか?
何も食べる必要がなくなる特別な秘薬、君も飲んでみる?
私はこう見えても、300歳なのだよ…」
(□A□)「見当はついてるが…あんたは何者だ?」
「人は私を…サン・ジェルマン伯爵 と呼ぶよ。
さて、この時代での仕事は片付いたし…次はどの時代に行くのかな。
そろそろ別世界でユダとしての戦いでも始めようかな」
(□A□)「とんでもない大物までいやがったんだな」
「小さな一歩でも
人類にとっては大きな飛躍となり…!
静かな海への着陸準備は
できてい…ね?」
(□A□)「秘薬の次は飛躍かよ。
アポロ11号…か
悪魔召喚プログラムっていうのは果たして人類にとって飛躍になったのかね?ククッ」
元居た時代を思い出し、スマホを撫でながら自嘲気味に含み笑いをする。
「…にございません。
ピーナッツ100個受け取りのことなど。
記憶にございません。闇将軍とは どなたのことで?」
(□A□)「コンピューター付きブルドーザー」
また巨大な柱があった。
修復機能があるのか、あまり壊れきってはいないようだ。
触れる。
トイレットペーパーに群がる人々、山奥の山荘、飛行機が見えた。
トイレットペーパーについてはドクオの時代でも一波乱あった。
新型ウィルスによる影響で製造と供給が遅れ、多くの店で買占めと売り切れが相次いだ。
ウィルス防止策のアルコール類も同様だった。
もっともドクオは父親が飲んだくれのボンクラだった事もあり、先読みに長けるしかなかったので
予測できるものは備蓄しておいた。
(□A□)「!」
柱に残留されていた記憶に吸い込まれる。
橋の下の工事現場で、棘のようなマントで全身を覆った赤い怪人と対峙する。
恐らくライドウが退治した悪魔なのだろう。
9
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:13:43 ID:zXYpadVQ0
「ウガアアアア!邪魔ヲ…スルナァ!」
(□A□)「こっちのセリフだぜ!」
マシンガンを咄嗟に構える。
硬化したマントを広げられ、弾き飛ばされる。
(□A□)「アギラオ!」
放った火炎は、ワープ攻撃の前に空を切った。
「えやぁぁぁぁう!」
(□A□)「後ろか!」
「ヤッハー!」
紫色の光線をまともに食らう。
何故か怒りが全身を支配し、スパイクロッドを手に愚直に突進する。
またワープされ、背後から奇声を伴った光線を食らう。
今度は緊縛の効果があるらしい。
接近され、頭を抱えた怪人による怒りの烈火が炸裂する。
そのまま連発してくる。
(;□A□)「がッ…!」
指も動かせず、火炎による相殺もできない。
やられる。
(・▽・)「アギ・ダイン!」
怪人の背後からおしちが火炎弾を発し、吹き飛ばした。
(・▽・)「ドクオ君は一人で戦ってるわけではありんせんよ!忘れないで!」
「ウ…ウゥぅ…ウアァァァ!
邪魔ヲ… 俺ノ邪魔ヲ するなッ!!」
怪人は怒り狂っている。
全身の赤マントにより、火炎は効果が薄いようだ。
ドクオが動けない間、ドクオにディアラハンを施したおしちが突進して気を逸らす。
精神攻撃である光線を無効化し気にせず肉薄し
烈火を耐性により軽減し、羽ばたきで地道にダメージを与えていく。
(□A□)「ありがとよ、先生」
緊縛が解けたドクオが、棘マントに貫かれそうなおしちを見て冷静にマシンガンを取り直して乱射する。
もちろん銃無効のおしちの特性を考慮してだ。
10
:
◆MxHvQqijkA
:2021/10/24(日) 02:14:03 ID:zXYpadVQ0
(□A□)「効かないわけじゃなさそうだしなッ!」
アギラオを放ち更にけん制する。
「俺ハ…俺ハ、悪クナイッ!
車ガ!車のヤツが悪いんダッ!!」
頭を抱え力を溜める。傷が少しづつ治っていく。
(□A□)「…そうか」
車に何かを奪われてここまで怒っているのか。
事故で誰かをか、時代の流れで仕事をか。
だが、同情はしない。
過去の記憶にそれをしても意味などないからだ。
今を踏みしめ果てしない未来(あす)へと手を伸ばす。
ドクオが肉薄し、火炎を放つ。
(□A□)「さあやろうぜ!喧嘩だ!喧嘩ァ!
お前が売った!俺が買った!それで十分だァ!」
火炎をリベットナックルに纏わせ、マントのガードが薄い部分を殴る。
怒りの烈火はマハラギオンで押し返す。
光線は直線的なのでギリギリで躱す。
できなそうなら当たる瞬間にパトラをかけて相殺する。
(□A□)「ワンパターンなんだよ!」
ペンタグラムで光線を跳ね返す。
(□A□)「回復はさせねぇ!男らしくやろうぜ!
魂に火がついちまったよォ!」
(・▽・)「ドクオ君!光線浴びてテンション上がってきたでありんす!
銃を構えて!」
(□A□)「おう!?」
言われるがままにマシンガンの銃口を構える。
(・▽・)「紅蓮熱線!」
おしちの全身とドクオの咆哮から一筋の獄炎が照射される。
怪人はマトモに貫かれ、倒れ際に大量の顔のようなモヤが放出されていく。
景色がアカラナ回廊の無機質なものに戻っていく。
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