したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

それじゃあ、バイバイのようです

20 ◆Jf73tb1kAI:2021/10/17(日) 22:07:43 ID:N7zK4HMk0
('、`*川「言いたい事沢山あったのに、せっかくモララー君が来てくれたのに……」

(;・∀・)「大丈夫、大丈夫だから」

何が大丈夫なのか分からないまま僕はとりあえず彼女を慰める。
それくらいしか僕に言える事は無い。

('、`*川「私、全然、上手く喋れなくて、もうどうしたらいいか、分からなくて」

( ・∀・)「よし、じゃあ今日はもう帰ろう」

( ・∀・)「帰って、またの機会に話そう。そしたら今度はしっかり話せるかもよ」

そう言うと彼女は首を横に振り、手で顔を覆った。

('、`*川「もう、会う気なんてないんでしょう?」

僕はその言葉にぎくりとした。
彼女の言う通りで、僕が帰ってまた会おうと言ったのはその場しのぎの嘘だ。
もう二度と会う気も無いし、連絡先もこのまま有耶無耶にして渡す気もない。
どうせ3年になったらキャンパスも変わるから、下宿先も変わる事だろう。
そうしたら二度と会う事も無くなる。……またうちの両親が住所を教えるなんて事をしない限りは。

('、`*川「だから、チャンスは今しか無い……このまま帰るなんて無理」

('、`*川「でもどうしたらいいか分からないんです」

そう言うと、声を出して泣き始めた彼女。
そして僕はだんだんと、彼女に対してイライラを感じ始めてきた。
それは、話が盛り上がらなかったからだとか、今ここで泣いているからとか、そういう訳じゃない。
ただ、彼女の言い分と行動に対して、僕は納得できないというより、言いたいことが山ほどあった。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板