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それじゃあ、バイバイのようです
17
:
◆Jf73tb1kAI
:2021/10/17(日) 22:03:40 ID:N7zK4HMk0
( ´∀`)「ありがとうございました」
マスターの声に送られ、店を出た僕達。
スマートフォンで時計を見ると、まだ20時だった。夕方過ぎに店に入って無理やり2人で話して、結局現在に至る訳だ。
何も実りは無かったし、いいことなんてサラサラなかった。
お互いにとって何だったんだろうという時間が過ぎただけだった。
( ・∀・)「あー、このあとは……」
「どうする?」と聞きかけて僕は止めた。
このまま続けても良いことなんて多分きっとない。お互いここでもう別れたほうがいいと思った。
その方がダメージは少ないし、思い出は汚されない。互いに綺麗なままでいたほうが幸せだ、きっと。
( ・∀・)「……帰りますか」
駅に向かって僕が歩き始めようとしたが、彼女は足を止めたまま動こうとしない。
うつむいて地面を見つめたまま微動だにしなかった。
突然一体どうしたのかと、僕は思わず彼女に問いかけた。
( ・∀・)「どうかした?」
('、`*川「あの! ……少し歩きませんか!」
顔を上げた彼女の表情は、相変わらず硬かったが、少し慌てているような感じでもあった。
僕はこれ以上何を話すのかと思った。
全く弾まない会話、そしてずっと硬いままの表情。ついさっきの出来事なのに、覚えていることはカクテルが美味しかった事くらいだ。
それくらい悲惨なデート(と呼べるのかも怪しい)だったのに、まだ続けようとしている。
はっきりと、もう断ってあげるべきなのだ。これは。
何を思ってるかは知らないが、これ以上はもう無駄でしかない。僕はその事を慎重かつ丁寧に彼女へ伝えてあげる事にした。
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