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それじゃあ、バイバイのようです
15
:
◆Jf73tb1kAI
:2021/10/17(日) 22:00:28 ID:N7zK4HMk0
( ´∀`)「いらっしゃいませ」
その後も点々とだが、間違いなく入ってくる客。
マスターはそちらの対応に追われるようになって、僕らの方まで見ていられなくなってきた。
いつもいるアシスタントのバーテンダーはもう少し遅い時間から出勤なのだろう。
マスターも大変だなと思いつつまたポテトをつまんだ。
('、`*川「……」
彼女はと言えば、先程よりはマシになったものの、やはり無言の時間が多く、僕が話を振っては「うん」とか「そう」とか短い返事を繰り返すだけだった。
それに対して、だんだん僕はイライラしてきた。何故誘われた側の僕が徹底的に気を使わなきゃいけないのか。
そうするべきなのは向こうの方じゃないのか。いい加減自分から壁を作るのを止めてくれ。
そう思いながら僕はまた適当な話をふっていた。つくづく自分はお人好しである。
( ・∀・)「伊藤さんは彼氏とかいないの」
('、`*川「……いません、そんな人」
ようやく単語以外の言葉を話した彼女。
表情は相変わらず硬かった。返答した口調はなんだか投げやりというか、適当だった。
( ・∀・)「そうなんだ、今はいないって感じ?」
('、`*川「ずっと、です」
しまったと僕は思った。踏んではいけない場所を踏み抜いてしまった。
ああやっぱりね、なんてとても言えないし、かと言って慰めの言葉をかけるのも違う。
そんな事をしたらはっきり言わなくても失礼だ。
僕は返答に迷う話題をふってしまって、首を自分で締め上げてしまっている。
(;・∀・)「なるほどね! そっかそっか!」
と、何がなるほどなのかさっぱり分からない返答をして、僕はお茶を濁した(つもりだった)。
それと同時に僕の中で邪な考えが浮かぶ。
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