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それじゃあ、バイバイのようです

13 ◆Jf73tb1kAI:2021/10/17(日) 21:58:09 ID:N7zK4HMk0
そう言ってまたカウンターの中で調理を始めるマスター。
僕はその姿を眺めながら、早速つまもうと手をポテトの入った籠の中に入れた。
同じタイミングでどうやら彼女も手を伸ばしたらしい。籠の中で手と手が触れ合った。

('、`*川「あっ……」

その瞬間、慌てて手を引っ込める彼女。
今の反応に少し面食らった僕は、思わず彼女の顔を見てしまう。

( ・∀・)(何だ今の?)

( ・∀・)「ケチャップいる?」

僕はわざと彼女の方へと身体を近づけ、テーブルの上に置かれている彼女の手の近くへケチャップの入った皿を置いた。
また彼女はびくりと弾けるように身体を震わせ、表情を強張らせた。

('、`*川「い、いります、ありがとう」

何だか、僕と彼女の間に見えない防御壁が張られているようだった。
触ると電流が流れるような、そういった害獣駆除的な何かが、そこにある気がしてならなかった。

( ・∀・)(内部推薦って言ってたっけ、となると高校も女子高か)

( -∀-)(……あんまり慣れてないのかな、男性に)

僕はジントニックを一口飲むと、今度こそポテトに手を付ける。

( ・∀・)(今時の髪型、恰好、化粧をしてて……慣れていてもよさそうなもんだけどなあ)

揚げたてで、ホクホクとしていてとても美味しい。
ポテトを味わいながら僕はそんな事を考えていた。


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