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('A`)姥捨川のようです
18
:
◆SvZ5lqBEjM
:2021/10/16(土) 19:33:01 ID:XDMznai60
とある日の昼時。
俺は工場業務の昼休憩中、コンビニで買ってきた弁当を黙々と食べていた。
ふと、携帯から着信音が鳴る。画面を見ると家の近所の交番からだった。
嫌な予感を覚えつつも、出ないわけにもいかないので携帯を耳に当てる。すると、若く快活そうな男の声が聞こえた。
男は交番に勤める警察官で、母の件で度々お世話になっている人だ。
やはり今回もそうで、どうやら母が全くの他人の家に侵入、家主が通報したために母は保護されたようだ。
('A`)(クソッ。またかよ……)
母の徘徊癖は色々在る悩みの内の一つだ。
いくら勝手に出歩くなと再三言っても聞かず、こうして毎回警察の厄介になる。
その尻拭いをするのは、一体誰だと思っているのか。
何にせよ警察から呼ばれては無視することも出来ない。しぶしぶ俺は社長の元へ行き、説明する。
「そうか、分かった。業務は気にしなくていいからすぐに向かってあげなさい」
('A`)「済みません……。ご迷惑かけます」
「いいからいいから」
社長の許可を貰い、俺は仕事を抜け出して車で母を迎えに行く。
交番に着くと、先程電話に出ていた警察官と、椅子に座った母がいた。母は俺の顔を視界に収めると、ばつの悪そうな顔をして目を背けた。
俺は警察官に平謝りしたあと、母を車に押し込んで家までの道を走った。
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