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それは砕けし無貌の太陽のようです

74 ◆HQdQA3Ajro:2021/10/16(土) 00:37:28 ID:jePDeZ3M0
               ※


縄を、用意します。丈夫な縄を。絶対に千切れたりなんかしない、強い縄を。
それで、輪っかを作ります。大玉のスイカや、ボーリング玉が通る程度の大きさであれば問題ありません。
それらがすっぽりと通る程度の大きさに、輪っかを作ります。

輪っかを作ったら、輪っかのが逆側を天井に引っ掛けます。
その際、天井がぐらついていたり、剥がれてしまわないか注意してください。
適切でないと思ったら場所を変えて、しっかりと固定できる場所を探してみてください。
今回は、『俺の木』を使うことにしました。『俺の木』を折って、添えて、信頼できる、天井にしました。
ここまで来たら、残りはわずかです。椅子に乗って、作った輪っかに首を通しましょう。

きちんと通せましたか?
縄は緩んでいませんか?
天井はしっかり固定されていますか?
問題有りませんか?

……なら、準備はこれで完了です。
後は、自分がいま足をつけているその椅子を、蹴り倒せば完了です。
簡単なことです。誰でもできることです。さあ、いざ、足を踏み出しましょう。
あちらに向かって、こちらを蹴り出してやりましょう。

さあ、さあ、さあ。

蹴り出しましょう。蹴り出すのです。蹴るんだよ。蹴り出せよ。蹴れよ。
蹴れよ、“ニュッ先生”。

蹴れ。



……なんだよ。
なんだよ、俺。
結局、なんにも……先生のことなんて、ぼく、なんにも――――――――


.


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