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それは砕けし無貌の太陽のようです
19
:
◆HQdQA3Ajro
:2021/10/16(土) 00:10:18 ID:jePDeZ3M0
「先生、こっち! こっちです!」
ひとつ、パーソナルスペースが異様に狭い。
服と服が接触するのではというエリアに、微塵の躊躇もなく入り込んでくる。
だけでなく、その手はいかなる障害も突き破って、俺の下まで伸ばされた。
肩を叩かれ背中を叩かれ、服の端をつかまれてはあちこち縦横に引っ張り回された。
正に今も、そのようにして引っ張られている。そして――。
「これ、これ、かわいくないですか? えー、かわいい。すっごいかわいい!」
ひとつ、何に対してもかわいいと評してはしゃぐ。
生き物やぬいぐるみだけでなく小物やバッグ、時には食べ物に至るまで。
往々にして、俺にはそのかわいいという刺激が何を鍵として生じた感覚なのか、理解できなかった。
本日照出の目に止まったのは、凝った形状のサンダルらしかった。
伸びた紐がふくらはぎや脛にまで結びつくそのサンダルを見て俺は、
一目でローマ人が履くやつみたいだなと感じた。
当然かわいいとは思わなかったが、
余りにせがみ尋ねてくるのが鬱陶しかった為に一言「あーそうですネ」とだけ返してやった。
照出は両手をぱんと打ち合わせて「ですよね!」と、それはそれはうれしそうに声を上げた。
どこどこまでも軽薄な女だと、俺は思った。
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