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レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
Ammo→Re!!のようです
951
:
名無しさん
:2024/08/11(日) 18:35:17 ID:XZZ24kQc0
一歩の踏み込みで詰められる距離は後退よりも前進の方に分がある。
二歩目で更に左ストレート。
これはサイドステップで回避される。
目の前に迫るロープを見て、ブーンは覚悟を決めた。
自分には正面から挑むだけの力がない。
力がなければ、技術で補うしかない。
勝利条件はただ一つ。
拳を当てるだけでいいのだ。
(∪´ω`)「ふっ!!」
姿勢を反転させ、背中をロープに思いきり沈みこませる。
反動を利用した攻撃だが、ジョージはそれを予想していたかのように数歩後退した。
だが、彼には大きな誤算があった。
すでにブーンはジョージの動きを何度も見て、移動可能な距離と速度を覚えていた。
単純な速度であればブーンが負ける道理はないが、そこにフットワークという技術が壁となっているのだ。
その技術を学んだブーンは、それを真似するだけの余裕があった。
踏み込み、同じ速度で直角に曲がる。
その先にあるのはジョージの腹部。
次の動きを見るまでもなく、ブーンの左ジャブが的確に彼の腹部を打ち抜いた。
( ''づ)「ぐっ……」
そして、再びの大歓声が二人を包み込む。
ゴングが鳴ってから僅かに30秒。
攻防の時間としては短いが、その濃度は極めて高い。
(∪´ω`)「ありがとうございましたお」
礼を言ったブーンに、ジョージは心底悔しそうに苦笑いを浮かべた。
だがそれは、すぐに清々しい笑顔に変化する。
( ''づ)「いや、負けた。 完敗だよ、ブーン。
商品を受け取ってくれ」
リングの外に待機していた人間から封筒を受け取り、それを手に、ジョージがブーンを含めたその場の全員に聞こえるように言う。
( ''づ)「ホールバイトで使える食事券だ!!
一枚で好きな食事と交換が出来るし、無期限で店の指定もない!!
それが100枚!!」
(∪*´ω`)「100枚も!!」
( ''づ)「食い倒れてくれ、ブーン。
いやはや、君はいいボクサーになるよ。
俺が保証する」
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