[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
97
:
名無しさん
:2020/10/23(金) 23:43:25 ID:6PRhN.nU0
ミセ*゚ー゚)リ「だったら急ぎますか!
向こうはもう準備できてるみたいですし、善は急げです!」
ξ;゚⊿゚)ξ「……そうよね、半月しかないものね。休みも無さそうだし」
即死級の傷を負った手前、1日くらいはゆっくりしたい気持ちが強かった。
胸元には今でも違和感が残っている。これが消えるのもしばらく先になりそうだ。
……そしてやっぱり、私はまだ状況に追いつけていなかった。
みんなが私の為に動いていたのは分かる。ただその1点だけは深く理解している。
だから試験の話も簡単に聞き入れたのだが、その分、私自身の実感は乏しいまま。
そういえば学校は? なんて考えが浮かぶくらいには気合い不十分。
我ながら不安まみれだ。弱音をほざく暇もなかったら、もう転がり回るしかない。
ミセ*゚ー゚)リ「えーと、今日は体力テスト? みたいな事をするとか言ってました。
本格的な特訓も早く始まるといいんですが……」
ξ;´⊿`)ξ「……上手くやれるかしら……」
ミセ*゚ー゚)リ「まー私との特訓よりは楽ですよ多分。
対魔物ではなく対人間の訓練ですから、その分は」
とはいっても、私はその人間相手にボロ負けしている。
楽観している場合ではない。今まで以上に本気でやらねばマジでマズい。
これは奇跡的に生まれたラストチャンスだ。ここを逃せば本当に後がない。
取り計らってくれたミセリさん達の為にも、私は私にできる全てをやり切るしかないのだ。
ξ;-⊿-)ξ「……ハァ」
ξ゚⊿゚)ξ「ミセリさん、色々ありがとうなのだわ。
大人の駆け引きはよく分からないけど、大変だったでしょう」
ミセ*゚ー゚)リ「――ええ、それはもちろん大変でしたよ。
お嬢様の動きは色々影響ありますし、それなりに」
ミセリさんはお皿を洗いながら軽く応える。
その作られた軽薄さこそ私達の距離感。重たいものを持たせまいというミセリさんの心遣いだ。
簡単に言えば大人と子供のそれ。今の私では、とても覆せない。
.
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板