したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

755名無しさん:2023/01/30(月) 22:06:30 ID:.eE0h2Dw0


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



o川*゚ー゚)o(……楽器の音?)ピクッ

 そのとき、素直キュートは遙か遠方から聞こえた音をしかと受け取っていた。
 風切り音に負けて消えそうなラッパの音色と、地響きを伴う列車の走行音。
 キュートは音のする方角にピタリと当たりをつけ、おもむろに進路を変更した。

o川*゚ー゚)o「……ツンちゃん起きてー。魔力でなんか作ってほしいよー」

ξ ⊿ )ξ

 彼女は今、風雪荒ぶる山奥で遭難状態に陥っていた。
 紆余曲折は諸々省くが、彼女の背中には魔王城ツンの姿も見受けられる。
 ツンはすっかり青褪めた顔で微動だにせず、死体のようにキュートの背中にくっついていた。

 とかく絶望的な状況に響いた先程の音色はまさに福音で、人里が近いことの証明でもあった。
 キュートはツンを背負ったまま、音が聞こえた方向へと一歩ずつ前進していく。

o川*゚ー゚)o「マフラーでも何でもいいよー。我々ちょっと薄着過ぎるからさー」

 ちなみに現在の気温はバキバキのマイナス20度。
 彼女たちは前回同様に制服とジャージ姿のままなので、この状況では正味全裸と変わりなかった。

o川*´ー`)o「すこぶる寒いよー。これ普通なら死んでるからねー」


ξ ⊿ )ξ

o川*´ー`)o


o川*´ー`)o「ホカホカしりとりするよー。はいお湯」

o川*´ー`)o「ほらツンちゃん、ゆの付くホカホカアイテムを言ってほしいなー……」




.


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板