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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

738名無しさん:2022/09/04(日) 17:36:05 ID:7IoV7Kbc0


川 ゚ -゚)「からかわずに答えてくれ。魔王城ツンはどこだ」

 業を煮やしたような口調でクールが尋ねる。
 ワカッテマスは小さく喉を鳴らし、調子を戻した。

( <●><●>)「申し訳ありませんが答えられません。
        教えてしまったら、その時点で意味が無くなってしまいます」

川 ゚ -゚)「意味が分からん。生きてはいるのか?」

( <●><●>)「当然です」

川 ゚ -゚)「じゃあ魔王城ツンの支払い、魔王軍で立て替えてくれるか?」

( <●><●>)「それは無理ですね。こちらの貨幣は大して必要ではないので、持っていません」

ノハ;゚⊿゚)「ほらなあ!? やっぱあいつ踏み倒して逃げやがったんだよ!!」

川;゚ -゚)「ぬ、ぬぅ……」

 一番避けるべき展開――無駄働きが発生したかもしれない。
 クールは気が滅入る思いで今後のことを想像し、やがて苦肉の策を思いついた。
 その方策を固めるべく、彼女はワカッテマスから慎重に情報を引き出そうとする。

川 ゚ -゚)「大事なことを聞くぞ。行き先は教えられない、以外の制約は無いんだろうな?」

( <●><●>)「……お嬢様は1人で過ごしたいと仰っておられました。
        誰の迷惑にもならない場所で。そう願われたので、そのようにしました」

( <●><●>)「行き先を教えないのはお嬢様を1人にするためです。
        もっとも、教えたところで人間に行き来できる場所では――」

川 ゚ -゚)「とすると、お前は『不完全な仕事』をしたことになるな」

 クールは食い気味に言ってワカッテマスを焚き付けた。
 彼女自身やや無理のある難癖だと自覚していたが、隙は隙として見逃す訳にはいかなかった。

川 ゚ -゚)「奴がどこに居ようと関係ない。現にこっちは迷惑をこうむっている。
     この始末、誰がどうやって責任を取ってくれるんだ」

ノパ⊿゚)「そうだそうだ」

 素直ヒートもそうだそうだと言っています。

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