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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
733
:
名無しさん
:2022/09/04(日) 17:22:38 ID:7IoV7Kbc0
ξ゚⊿゚)ξ「……帰らなきゃ、いけないのよね。試験は大丈夫だったのに」
ツンは言葉だけは恨めしそうに言った。
感情はさほど込められていない。記号的な恨み節だった。
ξ゚⊿゚)ξ「これでも頑張ってたんだけどね。ハインさんとも特訓してたし」
ξ゚⊿゚)ξ「赤マフラーとかマントとか作れるようにもなったのよ。
昔に比べたら目覚ましい進歩だと思わない?」
( <●><●>)「はい、すべて存じております」
ξ゚⊿゚)ξ
ワカッテマスが相槌を打つとツンの視線が彼を向いた。
彼女はまた、薄らと笑みを浮かべた。
ξ゚ー゚)ξ「でもそれだけ。他にはなんにも持って帰れない」
( <●><●>)
ξ゚⊿゚)ξ「私がやったぞ、って言えることが何もないの」
ξ゚⊿゚)ξ「みんな私のことで大変そうにしてるのに、私だけが手ぶらなのよ。
私はそれが嫌だったの。分かるんだけどね、仕方ないんだけど……」
ξ゚⊿゚)ξ「……1から1000まで全部無意味だった。
居ない方がみんなの為になるなんて、認めたくなかったな」
( <●><●>)「お嬢様、それは――」
ξ゚ー゚)ξ「誰もそんなの願ってないんでしょ? 知ってる。
でも全員が分かってるのよ。打算的にはそれが一番だって」
ξ゚ー゚)ξ「分かってるのに言わないの。私が自分で答えを出すのを、みんな待ってる」
.
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