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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
728
:
名無しさん
:2022/09/04(日) 17:11:32 ID:7IoV7Kbc0
( <●><●>)「素直クールは、律儀な人間ですね」
素直四天王が立ち去った後、ワカッテマスは再びツンに声をかけた。
ツンは地面に横たわったまま、彼の呼びかけにも応えず顔を伏せていた。
( <●><●>)「彼女達の実力は襲撃時の様子から把握しております。
人間基準では十分です。全力ならば私にも傷をつけられたでしょう」
ξ゚⊿゚)ξ「……お世辞でしょ。あなたに傷だなんて」
ツンは冷めた口調で言い、青ざめた顔を上げてワカッテマスの方を見た。
彼女は既に冷静さを取り戻していたようで、その有りようはいつにも増して素っ気なかった。
( <●><●>)「確かめてみますか? 再戦ならば今からでも」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ゚⊿゚)ξ「いい。引き際は任せるって言っちゃってるし」
( <●><●>)「……先程の口振りからして、彼女達はお嬢様の意向を汲むようですが」
ξ゚ー゚)ξ「私の狙いは全部バレてるのに? それこそ茶番なのだわ」
ツンは軽く言いのけて小首を傾げて見せた。
ξ゚⊿゚)ξ「だから戦いはさっきのでおしまい。本当に手も足も出なかったわね」
( <●><●>)「申し訳ありません」
ξ゚⊿゚)ξ「然るべき結果よ。口裏を合わせてないんだから、ああなって当然なのだわ」
ツンは黒マフラーに縛られたまま器用に立ち上がった。
彼女はすっかり元の調子という体で、あらゆる感情を表に出さず『魔王城ツン』に戻っていた。
その後、彼女はしばらくの間、傷ひとつ無い自分の体を眺めて何も言わなかった。
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