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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

710名無しさん:2022/09/04(日) 16:30:37 ID:7IoV7Kbc0


 黒マフラーでぐるぐる巻きにしたツンをゆっくりと地面に降ろし、横に寝かせる。
 ワカッテマスは彼女を見下ろしながら、なんら変わりようのない調子で言った。

( <●><●>)「にしても、あっちの方は手強いのが居ますね」

ξ;゚⊿゚)ξ(あっち……?)

 体を捩り、唯一自由な首をもたげてワカッテマスの視線を追うツン。
 そうして視界に入ってきたのは、独りでに動く黒マフラーを相手取る素直キュートの姿だった。

o川;*゚ー゚)o「――――ッ!」

ξ;゚⊿゚)ξ(あ、あの人達、私を助けに来ないと思ったら……!)

 だが黒マフラー相手に大立ち回りを演じているのはキュートだけ。
 もう一方の素直クールはいつの間にか黒マフラーに捕まっており、ツン同様に地面に投げ出されていた。



川;゚ -゚)「――私に構うな! シュール達との合流を先にしろ!」

o川;*゚ー゚)o「いやクールが捕まるレベルなんだよ!? 向こうの2人じゃ即アウトだよ!」

o川;*´д`)o「てかもう私も諦めていい!? 超だるいんですけど!!」

川;゚ -゚)「う〜〜〜〜んもうちょい頑張れ!!」



ξ;゚⊿゚)ξ(あ、あの子、なんか私より粘ってるんだけど……)

 ツンは、今尚ちゃっかり逃げ果せているキュートに衝撃を受けていた。

 キュートを追って空を駆け巡る黒マフラーはひとつだけ。
 とはいえそのスピードは尋常ではなく、パワーについてもツンを十分に上回っている。
 マフラーとしての柔軟性から機動力対応力も高いそれを、しかしキュートは難なく躱し続けているのだ。

( <●><●>)「……片手間では分が悪いな」

ξ;゚⊿゚)ξ

 間接的に人間に負けた。
 そう思っても仕方がない、ツンにとっては信じがたい光景がそこにはあった。

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