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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
678
:
名無しさん
:2022/09/04(日) 14:44:00 ID:7IoV7Kbc0
( <●><●>)「……なるほど」
( <●><●>)「お嬢様の従者として、主人の瑕疵につながる事柄は決して語らない。
私の魔眼を知っていてなお、それを徒労と分かっていても」
――彼の魔眼は『神の視点』である。
その一方的な読解への抵抗は無意味であり、いっそ開き直った方が建設的だと誰もが匙を投げる。
どうせ考えは見抜かれてしまうのだ。体裁を取り繕う意味は無いし、言葉を選ぶ意味などもっと無い。
そして程なくコミュニケーションは形骸化し、言葉の価値は自ずと損なわれていく
だが、ミセリと貞子にとっては言葉の価値など些末な事だった。
どれだけ会話が非効率になろうと『魔王城ツンの不利益』になる言葉は元から無価値。
ワカッテマスが『神の視点』を備え、言葉の価値を損なわせるとしても知った事ではないのだ。
ゆえに、『神の視点』が導き出した『合理的で価値ある会話劇』はどこにも起こらない。
ワカッテマスは、こういう不毛な遠回りが嫌いではなかった。
( <●><●>)
( <●><●>)「これから話すことは全て、決して、他言無用でお願いします」
ワカッテマスは味気ない前置きを挟んで言った。
この後に続く言葉を水で薄めるような、静かな声色だった。
.
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