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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
677
:
名無しさん
:2022/09/04(日) 14:29:26 ID:7IoV7Kbc0
( <●><●>)「ところで、私の魔眼が大概のものを見通せる事は知っていますね?」
ミセ*゚ー゚)リ 川д川
何をそんな分かりきったことを。
2人は真顔かつ無言で応えた。
( <●><●>)「では、少しばかり話は逸れますが……」
( <●><●>)「貞子、我々の情報を勇者軍に流していた人物について、話してもらえますか」
川д川「……それならハインリッヒ高岡でしょ? 今更それがどうしたの」
( <●><●>)「白々しい問答をするつもりはありません。
あなたが居れば全容の把握には数日とかからない筈です」
ワカッテマスは目を光らせて言った。
( <●><●>)「貞子、あなたは敵の情報を揉み消しましたね?」
川д川
川д川「悪いけどこれ以外の答え方は無理よ。自分で『そうしておいた』から」
ほんの少しも悪びれず、同じ調子で機械的に言い返してみせる貞子。
それは魔眼で予期した通りの答えだった。ワカッテマスもたじろぐ事はなかった。
( <●><●>)「ええ分かっています。魔眼対策としては一番手堅い手段を取りましたね。
私が聞きたい答えに関して、記憶を消して鍵までかけてある」
( <●><●>)「それではミセリにも同じ質問します。貴方はどうですか」
ミセ*゚ー゚)リ「……大概のものを見通せるんだから、分かるでしょ」
続くミセリは逡巡を滲ませながら曖昧に呟いた。
彼女とて魔術の心得はあるが、貞子のように魔眼を退けられるレベルには遠く及ばない。
故に思考は筒抜けの状態。こんな問答はするまでもなく、ミセリの思考は既に暴かれているのだ。
ミセ*゚ー゚)リ「だから『知らない』わ。ハインリッヒが悪い、答えはそれだけ」
だとしても、ミセリはワカッテマスが望む答えを決して語らなかった。
たとえ見透かされた答えであっても、彼女は頑なに真実を黙殺しようとしていた。
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