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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
676
:
名無しさん
:2022/09/04(日) 14:20:58 ID:7IoV7Kbc0
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
( <●><●>)「……このように、敵は順調に外堀を埋めてきています。
お嬢様の決断を待てる時間はそう無いと、ご理解頂けたでしょうか」
ワカッテマスはテーブルに置いたタブレット端末を操作し、昨夜放送された討論番組を一時停止した。
( <●><●>)「ちなみに全国中継です。ネットで見逃し配信もされてます。
なんと言いますか、これは非常に分かりやすい手遅れですね」
ミセ*゚-゚)リ「……お嬢様にとっては、でしょ。さして影響ない癖に」
川д川「でもお嬢様がこれを見なくて済んだのは好都合よ。
こんなの見せたら話も変わりそうだし、特訓場に居てよかったと思う」
午前6時。ツンちゃん宅に赴いたワカッテマスはリビングで足止めを食っていた。
相手はミセリと貞子の2人。彼女達の狙いは時間稼ぎだった。
昨日の話し合いから一夜明けてツンちゃん宅に集う関係者たち。
ドクオとブーンはまだ来ていないが、最終決断の時はあと数時間の内に迫っていた。
それでも『魔界に帰る』 という決断だけは昨日の段階でツンが下している。
問題はその次。彼女が魔界への帰還と引き換えに付け加えたいという『条件』の方にあった。
しかも彼女は誰にも頼らず、たった1人でその交渉に臨もうとしている。
かくしてツンは特訓場に引きこもり、現在進行系で交渉に備えているのだった。
( <●><●>)「勇者軍のこういった手口は強かと言う他ない。
人間対魔物、という伝統ある図式も遠からず完全復活させられます」
( <●><●>)「敵は最初から――数十年前からこのプランを用意していたのでしょう。
魔物発見の第一報から各メディアへの展開、あまりに手際がよすぎる」
川д川「先に言うけど魔術での対処は難しいわよ。
この規模になっちゃうと、記憶消去よりも洗脳の方が人道的でしょうね」
( <●><●>)「いいえ、対処の必要はありません。反応しても開戦を早めるだけです。
私としても戦闘は回避したいので、まぁ、そうなるよう動くつもりですが」
ワカッテマスは椅子に浅く座り直し、ミセリと貞子に改めて視線を送った。
今の話は前置きに過ぎないと、彼の素振りに明確な影が差す。
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