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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

604名無しさん:2021/12/20(月) 21:50:06 ID:xDJkNY0g0


ミセ*゚ー゚)リ「……そろそろ宿題の答えを聞きましょうか。
      お嬢様から見た『人間』とはなんなのか、そこから始めていきましょう」

( <●><●>)「ミセリ」

ミセ*゚ー゚)リ

ミセ*゚ー゚)リ「だからお前は――」ガタッ

 その瞬間に起こった出来事は、私の制止が間に合うような薄鈍いものではなかった。

ミセ*゚ー゚)リ「――少し黙れ」

 ミセリさんがすごい勢いで立ち上がり、ワカッテマスさんの首を容赦なく掴み上げる。
 それと同時に滅紫色の魔力――ワカッテマスさんの魔力が空中に火花を散らした。

( <○><●>)「あなたが話を迂遠にしている」

 ――ワカッテマスさんが魔眼の力を解放する。
 その瞬間、彼の首を力強く掴んでいた腕がばちんと音を立てて翻った。

ξ;゚⊿゚)ξ「あっ」

 見れば彼女の腕はぐちゃぐちゃに潰れており、現在進行系で『内側』が波打っていた。
 それでもなお残った片腕で魔眼を潰そうとするミセリさん――私の叫びはここに間に合っていた。

ξ; ⊿ )ξ「やっ、やめなさい!」

ミセ*゚ー゚)リ「――ッ」

 魔眼の一寸先に迫っていたミセリさんの手がピタリと止まる。
 しかしそれは私の声が理由ではなかった。
 この時すでに、ミセリさんの体の自由は魔眼によって完全に封じられていた。

( <○><●>)「まったく。この状況でお嬢様の方が冷静とは」

ミセ;* ー゚)リ「……お、まえ……!」ググッ

 魔眼の力は圧倒的であり、ミセリさんの抵抗が実を結ぶ気配はまったくない。
 それから彼女は呆気なく足の関節を折り畳まれ、無造作にその場に転がされてしまった。

ξ;゚⊿゚)ξ「その腕、すぐに治さなきゃ!」

 固く絞った雑巾のようにひしゃげた彼女の片腕。
 致命傷ではないが放置もできない。今すぐ貞子さんを呼んでこなければ――

.


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