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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです

588名無しさん:2021/12/20(月) 20:45:11 ID:xDJkNY0g0


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(-@∀@)「――あのショボーンとかいうの。土壇場で目が濁るタイプだぜ。
       どう見繕っても大詰めには使えねえな。お前の買い被りだ」

爪'ー`)「発展途上なんだよ。我々も昔はそうだった」

 フードコートから場所を移し、2人は地下格納庫に続くエレベーターで再び鉢合わせていた。
 そうなるようフォックスが遠回りの道を選んだのだ。約束の10分を延ばす方法はこれしか無かった。
 立場のある2人の予定はそう簡単には被らない。話せるうちに話しておく、それが2人の鉄則だった。

(;-@∀@)「大体さぁ、オセロなんかでズルしても分かるだろ普通に。
       3秒制限だから待ったも入らないと思ったんだろうが、逆にバカだぞ」

爪'ー`)「そう言うなって、私としては面白い見世物だったよ。
     急に1列真っ白になったやつ、あれは本当に面白かった」

(;-@∀@)「ああ、最初にズル無しって言っときゃよかったな……」

爪'ー`)「まぁいいじゃないか。人手不足の中、やっと現れてくれた期待の星なんだ。
     お前も少しは妥協を覚えろ。完璧主義は時代遅れだぞ」

 iPad的なタブレット端末で雑務を処理しつつ、特に意味のない軽口を言い合う2人。
 エレベーターの降下につれて石油と科学薬品の臭いはどんどん複雑になっていく。
 アサピーはその刺激臭の内容を嗅ぎ分けて独りでに笑い、フォックスに生暖かい目で見られていた。

爪'ー`)「……にしても、向こうの魔術をどうにかしないと火の玉特攻すら計画できない。
     何より厄介なのは街全体を覆う結界だ。魔術というのは本当に忌々しい……」

爪'ー`)「まったく、最初の襲撃で決めきれなかったのが本当に悔やまれる。
     そうこうしてる間に向こうは戦力を整えてしまう。牛歩戦術が若干不安になってきたよ」

(-@∀@)「俺は知らねーからな。全部お前の指示だし、全部お前責任だから」

爪'ー`)



爪;'ー`)「そうなんだよ、そう思ったからこそショボーン君に目をつけたんだよ……!」

(;-@∀@)「……あーそう。お前その歳でかなり場当たり的だよな」

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