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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
54
:
名無しさん
:2020/10/14(水) 19:36:19 ID:YvZFQxxU0
「――くすくす」
ξ;゚⊿゚)ξ !
咄嗟に振り向き、人影を捉える。
いくつか先の街路灯の下。そこに、私の敵は立っていた。
ζ(゚ー゚*ζ
オーバーサイズのコートを羽織り、その片手には抜身の長ドス。
はっきり私を見据える双眸は微動だにせず、敵は、ふらりと前に躍り出る。
ζ(゚ー゚*ζ「……情報通り、本当に出てきた」
ζ(゚ー゚*ζ「一石二鳥にもう一羽だなんて、今日はつくづく運がいい」
余裕を誇示するように語る女。
そのハツラツとした声は容易に静寂を破り、私の警戒心を強く逆撫でた。
ξ;゚⊿゚)ξ「勇者軍の残党、でいいのよね」
尋ねてから、ゆっくりと敵対の姿勢を取って見せる。
これで少しは足を止めるかと思ったが、しかし女は気にも留めない。
ドスを持ったまま、一直線に距離を詰めてくる。
ζ(゚ー゚*ζ「あら、分かってるのね」スッ
言いながら、女はラムネでも入ってそうなケースをポケットから取り出した。
それを口元に寄せて、軽く一振り。
中から出てきた白い錠剤を飲み下すと、女は満足気に一息ついて足取りを軽くした。
ξ゚⊿゚)ξ(今の、何かの薬……?)
なんて、不意の疑問に気を取られてしまった瞬間。
女の姿が視界から消え、
ξ゚⊿゚)ξ
ζ(゚ー゚*ζ「――これで死ぬかしら」
あってはならない囁きが、既に私の背後にあった。
.
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