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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
493
:
名無しさん
:2021/08/30(月) 05:19:23 ID:je6Z08Ao0
川д川「妖刀の影響が特に強かった彼にも即死レベルの制約は課してあるわよ。
怪しい動きをしたら大量の魔力が体に流れ込んで木っ端微塵。血の一滴も残らない」
(´・_ゝ・`)「で、内藤ホライゾンの記憶は見たのか? どうだったよ」
盛岡は食い気味に追及した。
川д川「それも異常なし。汚れ仕事に巻き込まれてて同情したくらい」
(´・_ゝ・`)「行動に一貫性はあったか? 全部の行動、ハインを理由に説明できるか?」
川; д川「……概ねそうだと思うけど妙に食いつくわね。今度は情報収集が仕事なの?」
(´・_ゝ・`)
(;´-_ゝ-`)
彼は項垂れ、己を戒めるように強く口をつぐんだ。
数秒を経て、彼はすぐ元に戻った。
(´・_ゝ・`)「まぁそんなとこ。素直四天王を引き込んだのも手遅れに対する備えだよ」
(´・_ゝ・`)「勇者軍には居場所がバレてる訳だしな。いつ行動を起こされたって不思議じゃない。
ツンを名指しで『あいつは魔物です』って喧伝される可能性もゼロとは言えないだろ?」
川д川「そうなったら魔界に連れ帰るだけよ。仕方なくね」
(´・_ゝ・`)「……へえ、そおなんだぁ」
勇者軍を放置していれば遠からずツンの日常は崩壊する。
そんな分かりきっている未来に対し、彼女は対策もせず『仕方なく』で済ませようとしている。
盛岡は、貞子という一個人の狙いはそこにあるのだと推察した。
( <●><●>)
(´・_ゝ・`)
そして次に、ここまですっかり存在感を消していたワカッテマスに一瞥を送る。
魔王の意向に従う彼は 『魔王城ツンを魔界に連れ帰りたい』 と明け透けに明言していた。
敵への対処に集中するべく、せめて一時でもツンを盤外に移したいというのが現場の本心なのだろう。
貞子はツンの味方だが、敵の侵攻を危惧してその考えに同調したとしても不思議ではない。
合理的な判断だ。それが彼女の役割なのだろうと、盛岡は暗に事情を悟っていた。
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