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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
424
:
名無しさん
:2021/08/10(火) 20:54:38 ID:q9XV82ww0
ξ;゚⊿゚)ξ(――来るッ!)
ヒートの影がふっと途絶え、ツンの五感が一斉に警鐘を鳴らす。
ツンはその瞬間に両腕を立て、真正面からの衝撃に固く身構えた。
ノハ#゚⊿゚)「――――オラァッ!!」
一瞬遅れてヒートの実像が目の前に現れる。繰り出されたのは上半身への足刀。
ツンは両腕でこれを受けたが、余りある衝撃に足を浮かされ後方へと弾き飛ばされてしまった。
ξ; ⊿ )ξ「ごぶっ……!」
軌道上の岩に全身を打ちつけながら凄まじい速度で終着点へと叩きつけられるツン。
彼女を受け止めた岩壁は大きく凹み、方々に走り抜けた亀裂から呆気なく瓦解していった。
ξ; ⊿゚)ξ「……いってえな……」
しかし、当の本人はそれでも健在だった。細かいダメージはあるが気合いで誤魔化せるレベル。
赤マフラーが背中に割り込み、緩衝材として機能していたおかげだった。
――もちろん、赤マフラーのこの挙動は彼女の意思に他ならない。
マントを羽織った今の彼女は、少なからず自分の意思で赤マフラーを動かせていた。
ξ;゚⊿゚)ξ(大丈夫、マフラーもマントもなんとか動かせてる。
でもこの威力はもう受けられない。2度目は腕が折れる、絶対……)
ツンは瓦礫の下で数秒休んでから外に飛び出した。
びりびりと痺れる両腕をもたげ、活を入れるように腰だめに構え直す。
待ちの姿勢が許される相手ではない。だが闇雲に動いても意味がない。
ツンは咄嗟に思慮を巡らせ、そして――
ξ;゚⊿゚)ξ
ξ;-⊿-)ξ
――彼女は目を閉じ、構えを解いて脱力した。
その無防備は意図されたもの。ヒートを謀る即席の一計であった。
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