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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
32
:
名無しさん
:2020/10/14(水) 18:58:42 ID:YvZFQxxU0
『 从 ゚∀从 』
――ハインさんは、人間でありながら魔王軍と関わりのある珍しい人物だった。
彼については還暦を過ぎたイケオジと言えば簡単だが、その実態はほぼ謎に包まれている。
私が知っているのは『元勇者軍』という素性だけ。
その他の経歴は本人からも、魔界の誰からも聞き出せなかった。
そんなハインさんの仕事は人と魔物の仲介役。
魔物の地上進出をサポートし、必要なものを用意するのが彼の役割だ。
私もこっちに来た時にはお世話になったし、今でもずっと良くしてもらっている。
ぶっちゃけ私より強いので特訓の愚痴を言ったりアドバイスを貰うことも多い。
ミセリさんより話が通じるしイケオジだし、私がもう少しロリなら確実にホの字(死語)だったと思う。
('A`)「あいつの関係者? 俺は何も聞かされてないぞ」
( ^ω^)「……なるほど。魔王の娘が箱入りというのは本当らしい。
側近にすら話が通っていないとは、筋金入りの日和見だな」
内藤くんはそう言って深く溜息を吐き、私を一瞥した。
箱入り――そういう扱いには慣れているが、面と向かって言われたのは何年ぶりだろう。
( ^ω^)「魔王城ツン、とりあえず謝罪を言っておく。すまなかった」
ξ゚⊿゚)ξ
ξ;゚⊿゚)ξ「……あの、そもそもこれって何の話?
あんまり分かってないんだけど……」
('A`)「お前こいつに『攻撃』されてたんだよ。俺が止めなきゃ確実に食らってたぞ」
ξ゚⊿゚)ξ「……えっ?」
――攻撃?
まさか、あんなすれ違いの一瞬で?
( ^ω^)「恐ろしく速いだけの手刀だ。威力は無いし、当たっても気絶で済んだ」
('A`)「上手く当てればな。お前のは下手だった」
( ^ω^)「……ああ、それも悪かったよ。想像以上に的が脆そうでな、手先がブレた」
('A`)「言葉は慎重に選べよ。ハインの名前は免罪符にはならねえぞ」
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