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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
239
:
名無しさん
:2021/03/28(日) 21:02:03 ID:GWXSQBmE0
爪'ー`)「けっきょく人手不足は相変わらずか。いやぁ困ったね」
(-@∀@)「おい話を飛ばすな。お前がちゃんとリーダーやりゃいいんだよ」
爪'ー`)「おかしいなぁ。ブラックなのは思想だけなんだが……」
自棄気味に語りつつ、フォックスは両手を後頭部に運んだ。
資金、人脈、情報などは豊富にあっても、それらを有効活用する為の労働力が彼らには無い。
致命的ではないにしろ、一部の突出した者達で実務を片付けている現状は末端人員ですら弁えている。
だから日本支部のような育成機関もあったのだが、ついぞ組織の円熟は間に合わなかった。
魔王軍との接触を果たした時点で後進育成は打ち切り。
彼らはもう、今ある戦力だけで事を進めるしかなくなっていた。
爪'ー`)(……後進育成が『間に合わなかった』では、ないんだろうな)
勇者軍はまだ万全ではない。よしんば戦争を始めてもキャパオーバーが悪化するだけ。
侵略戦争など夢のまた夢。今はとにかく雌伏に甘んじ、機が熟すのを待つのが正解――。
と、この程度の合理は勇者軍上層部でなくても思い至る。
それでも彼らが見切り発車同然の行動を起こし、魔王軍の所在を特定したのには理由がある。
あの日、あの時、あの場所には、勇者軍が必要とする全てが完璧に出揃っていたのだ。
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