[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
183
:
名無しさん
:2020/12/10(木) 22:10:34 ID:9P.ObFjI0
( ^ω^)「もっとも、あれを『大した戦闘』ではなかったと言えるのはそいつだけだ。
あの時まともに戦ってたのは僕だけで、そいつは何もしなかったからな」
( ^ω^)「あれはそれなりに激しい戦闘だった。
殺さなければ殺される。あれは、そういう殺し合いだったお」
ξ;゚⊿゚)ξ …
( ^ω^)「10人中9人を僕が殺して、残る1人はそいつの前で無駄死にしたお。
詳しく知りたいなら、覚えている限りを話すが」
ξ;゚⊿゚)ξ「……殺した、っていうのは」
( ^ω^)「言葉の通りだ。嘘だと思うならハインに聞け。
死体の確認くらい、まだ出来るだろう」
ξ;゚⊿゚)ξ
ξ;-⊿-)ξ「……そう。分かった」
私はドクオの顔を見直し、少し間を置いてから息を吐いた。
――これは十分にありえた事態。
敵味方、誰も死なずに済むなんて展開をマジで信じていた訳じゃない。
私は人間を殺したくないと思っているが、これは私の個人的な話であり、他のみんなは違うのだから。
ξ゚⊿゚)ξ「……お疲れさま。
でも、このくらい隠さなくていいのよ」
('A`)「……言う必要が無かっただけだ」
ドクオやミセリさんはあくまでも私の従者。
彼らからすれば主人の身を守るのは当然の業務であり、私はその恩恵ありきで命を繋いできた。
この関係はずっと同じ、魔界に居た頃からなにも変わらない。
私の代わりに誰かが手を汚して、それで「お疲れさま」だなんて本当は言いたくない。
しかし私には力が無い。彼らの仕事を余計なお世話だと断じる説得力も無い。
だから私は――本当なら、もっと急いで強くなるべきだったのだ。
でも、分かっているのにいつも間に合わない。
気がつけばいつもみんなが先回りしていて、着いた頃にはもうやる事がない。
それが本当に不甲斐なくて最悪で、自分自身がどうしようもなくて、最悪だった。
.
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板