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ξ゚⊿゚)ξツンちゃん夜を往くようです
10
:
名無しさん
:2020/10/14(水) 17:54:52 ID:YvZFQxxU0
ξ゚⊿゚)ξ「それじゃあまゆちゃん、続きはまた今度」
「うん! またね、魔王城さん!」
('A`) ヴァー
支度を済ませて教室を出て、まゆちゃんに最後の挨拶をしてから帰路に着く。
私の日常はこれでおしまい。少なくとも、普通の人間としての日常は完全に終わった。
ここから先はもう一つの日常。
一介の魔物として、魔王の娘として過ごす夜の時間である。
ξ゚⊿゚)ξ「……ドクオ、せめてまゆちゃん相手には普通に話しなさいよ」テクテク
('A`)「馴れ合いは好きじゃないから……」トボトボ
ξ゚⊿゚)ξ「誤解されてもしょうがない……」
通りすがりのブルーハーツ「それでも僕は君のこと〜〜」
人と魔物の二重生活を切り替える通学路は、私にとって大きく意味のあるものだった。
朝は寝坊しちゃうのであんまり意味がない。
ξ゚⊿゚)ξ「とにかく、まゆちゃんに失礼な態度は取らないでよね。
めちゃくちゃ貴重な友達なんだから……」
('A`)「分かってるよ。だから関わらないようにしてるんだろ……」
私が人間として振る舞える時間は極僅かだ。
魔物の寿命を鑑みれば、それこそ『今』は一瞬の出来事として記録されてしまうだろう。
そんなエモい感情を区切り、胸にしまうための帰り道。
せいぜい20分程度の道行きを、私はゆっくりと歩いていく。
('A`)「コンビニ寄るけど」
ξ゚⊿゚)ξ「私も」
肉まん買って帰った。
.
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