ブーン系ビブリオバトル　投下スレ

68： ◆RkVv5qvT4M：2020/09/27(日) 22:44:18 ID:etMlY2mM0: あなたの手元に、一冊の文庫本が差し出される。
反射的に受け取ると、彼女の白い指が表紙のある一点を指し示す。

「モノリスのように黒く聳え立つ、格式高いホテルにね」

　https://i.imgur.com/i7AtQ8t.jpg

川ﾟ -ﾟ)　「ホテル・サイドニアのようです」

川ﾟ -ﾟ)　「面白さは、私が保証するよ」

彼女がそこまで言うのならば、きっと面白い物語がここにはあるのだろう。
あなたは既に、この火星の物語に強く惹きつけられていた。

それにしても。
なぜ彼女は急に、この本の紹介をしてきたのだろうか。

そんな疑問が心を掠めた瞬間、あなたの手はふわりと優しく包まれた。

川ﾟ -ﾟ)　「君が火星を旅している間だけ、こちらの本を借りるとするよ」

普段口数の少ない彼女がこうも熱く語る理由は、ただあの単行本を読みたかったからか。
してやられたと思いつつも、あなたの興味は既に、火星へと向かっていた。

　→　http://nanabatu.sakura.ne.jp/boon/hotel_sidenia.html#14

「ホテル・サイドニアへようこそ！」

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