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( ФωФ)ロマネスクは誓いを果たすようです

26名無しさん:2020/11/09(月) 13:41:16 ID:gDlnOTMs0

(´・ω・`)「傷は……見当たらないな」
  _
( ゚∀゚)「ああ。俺らが見つけた時はすげえ傷がついてたはずなんだが……今見たら跡形なく消えてやがる」

ミセ;゚ー゚)リ「ね、あったよね!? もしかしたら私の見間違いだったかも?ってちょっと思っちゃったよ」

間違いなくついていた、とジョルジュはミセリの言葉に肯定した。

(´・ω・`)「……自動的に修復するもの、か。修復魔術という言葉を耳にしたことがあるが、そういったものの可能性は?」
  _
( ゚∀゚)「あるっちゃあるが、"魔法"の領域に片足踏み入れている代物だったはずだぞ」

ミセ*゚ー゚)リ「厳密に言えば、修復じゃなくて"時を戻している"からね。金剛級の人たちでもすっごい魔術陣を数ヶ月かけて描かなきゃいけないし……
      必要な魔力もとんでもないし、お貴族様や王様あたりが金に糸目をつけず、古来より伝わる家宝を元に戻すとかぐらいしか使われてないんじゃないかな」

(´・ω・`)「ふむ……それほど大規模なものとなれば、この鎧に仕込まれているとは考えにくいか」

ドラゴン革の鎧だけでもよほどのものなのに、自動で修復するものとなればその価値は膨大なものになる。
何らかの仕掛けがあるのは明らかだが、素人の自分たちではこれ以上分かることはなさそうだ。
ショボンはふう、と大きくため息をつきながら胃のあたりをさすった。この感覚も久々だ。

冒険者にしては心当たりがない上、冒険者の証であるタグがない。
タグが外れた可能性も考慮しなければならないが、ドラゴンの装備を保持している冒険者は稀少が故に全て把握している。
そのいずれの特徴とも一致しないため、冒険者である可能性は低いと言えた。

新たに獲得した者がいたとしても、ドラゴンの革ともなればそういった特ダネは瞬く間に広まる。
そして否が応でも立場上、自らの耳に届くはず。それほどのものなのだ。

(´・ω・`)「どうしたものか……」

まず治癒魔術の使い手を手配せねばならない。教会へ渡りをつけるか、あるいは冒険者たちのツテを頼るか。
教会へ借りを作るのも面倒ではある。確か数人、酒場に待機している使い手がいたはずだ――

从;'ー'从「――え、う、うそっ!?」

そうショボンが考えていた時、ワタナベの高い驚きの声が響き渡る。


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