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( ФωФ)ロマネスクは誓いを果たすようです

25名無しさん:2020/11/09(月) 13:37:44 ID:gDlnOTMs0
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( ゚∀゚)「こいつただもんじゃねえぞ」

同性ですら見惚れるほど鍛え抜かれた天性の肉体に付着した血や体液をタオルで拭きながら、ジョルジュは呟いた。

(´・ω・`)「ほう?」
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( ゚∀゚)「見りゃわかる身体のゴツさもそうだが、手にも無数のタコが出来てやがる。論より証拠だ、触ってみろ」

ジョルジュに促され、巨漢の手を見て触れてみる。その爪は潰れ、その皮は分厚く、その掌は巌より硬かった。
それはただ武器を振るう為の手段として最適化されたもの。
一体どれだけの鍛錬を積めば、どれだけの場数を踏めばこうまでになるのだろうか。
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( ゚∀゚)「ざっと見ても両手剣、槍、弓……果てには盾。この関節らへんのタコや手の分厚さからして無手の方も心得がありそうだな」

(´・ω・`)「これほど雄弁な手は見たことがないな」

あの肉体に刻まれた幾多の古傷もまた、幾多の修羅場を潜り抜けてきた証左。
何処かで名を馳せていてもおかしくはない。それだけにこの男の正体が気になった。
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( ゚∀゚)「だろ? 身体の方を見ても相当やりやがる。是非とも手合わせを願いてえところだな」

ミセ*゚ー゚)リ「これだからバトルジャンキーは」

血が滾るのか、ポキポキと指を鳴らすジョルジュに呆れの声を投げかけるミセリ。この二人のいつもの日常だ。

謎はまだ多く、少しでも手がかりがほしい。そう考えたショボンは気にかけていた革鎧に目を付けた。

付着した血や体液はある程度拭かれており、全貌が見えるようになっていた。
こうして近くでじっくり見てみると、素人目でも格の違いがわかる。おそらく自衛用のナイフでは傷一つつけられないだろう。
素材はやはりドラゴンで間違いない、と目前にして改めて確信を強めた。
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( ゚∀゚)「こいつもとんでもねえモンだな。一見薄汚れた革鎧だが……
     相当使い込まれてやがるし、何より俺の拳ですら有効打を与えられるか怪しいもんだ」

ミセ*゚ー゚)リ「うん、……私の魔術も、多分ダメねこれ」

それはジョルジュたちも同様だったようで、感心の声が漏れていた。


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