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( ФωФ)ロマネスクは誓いを果たすようです

22名無しさん:2020/11/09(月) 13:26:08 ID:gDlnOTMs0
(´・ω・`)「どうやら認識に齟齬があるらしいな」

ミセ*゚ー゚)リ「……私たちが見つけた時は間違いなく傷はあった。ジョルジュに聞いてくれても構わない」

(´・ω・`)「信頼していないわけではないが、現物を見ればすぐ判明することだ。後程同行を願いたい……それで、発見した時の様子はどうだったんだ?」

ミセ*゚ー゚)リ「ん、わかった。ミレ草の採取でアラーラ谷まで行っててね、そこでミレ草を採ってたんだけど……何もいなかった。
      魔物がいないっていうことは一応話は聞いてたんだけど……本当に、影すら見えなかった。すっごい静かで不気味だった」

(´・ω・`)「アラーラ谷でも、か。これで九件目――分布的にはいずれもラングリンの森付近だな」

アラーラ谷は険しい渓谷であり、ラングリンの森へと繋がる道の一つでもある。
丹念な準備が必要な道程に加え、あの魔森から出現する魔物によって危険度が高いところだ。
一方でミレ草といった採取の対象も多く、ここに関する依頼もあり向かう冒険者も少なくない。

ミセ*゚ー゚)リ「採取し終わった後、ラングリンの森の方に様子を見ようって話になってね。あ、勿論入らないよ? ただ周りがどうなってるのかなって」

ミセリはショボンの視線に気づくと、慌てて付け加える。ショボンは気にしないでくれ、と続きを促した。

ミセ*゚ー゚)リ「うん……ラングリンの森の入り口でね、あの人が倒れてるのを発見して。
      傷だらけだったから、絶対魔物がいるだろうって魔術で調べてみたんだけど……いなかったんだよね」

(´・ω・`)「ふむ……それは間違いないんだな?」

ジョルジュも気配すら感じなかったって言ってた、とミセリは頷く。

ミセ*゚ー゚)リ「あ、これ依頼のミレ草ね。採取した後にあの人を見つけたんだけど、少し使っちゃった」

(´・ω・`)「ああ、止血の効用は最上位のものだからね。申し訳ないが報酬は数に沿ったものになる……が、サービスはしておくよ」

そこからショボンは小一時間ほどミセリや他の冒険者たちと話した。
魔物がいないという報告も続々と集い、やはりラングリンの森を中心とした範囲に限られている事がわかった。
長年謎に包まれていたあの魔森を踏破するチャンスではないか、と声を上げる者もいた。

あの魔森で何らかの異変が起きていることは間違いないとみていい。だからこそ慎重を期すべきだ、とショボンは冒険者たちを諌めた。


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