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lw´‐ _‐ノv浴室奇譚のようです

14名無しさん:2020/05/06(水) 23:44:47 ID:Zl1yTEtg0

lw´‐ _‐ノv「よいしょっと……」

私は横堀の頭部をまたがって彼の両肩に座り、肩車の姿勢になる。

肩車された状態で、私は腕をブンブンと前後左右に動かす。
横堀の抱いている歯車王のアームに触れるだけで、本来ならありえない空間が広がっている。

下を見ると、歯車王のライトが前方数メートルを照らしている。
そこには虚空と沈黙があるばかりで、ライトの光の先はやはり漆黒に満たされていた。

lw´‐ _‐ノv「歯車王、腕伸ばしていいよー」

|::━◎┥ ピピッ

歯車王のアームがゆっくりと伸び、私たちは未開の闇へと下ってゆく。
アームは十メートルまでしか伸びないため、そこまで行って何もない場合は、今回の探索は終了だ。

と、突然、上方で金属の擦れる音が響き、全身が一瞬浮いたかのように思えた。
次の瞬間には身体全体が引力の影響を受け、引き摺り下ろされる感覚が濁流のように襲いかかる。


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