[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
錬金術師は遂せるようです
80
:
◆vXEvaff8lA
:2020/05/03(日) 21:52:20 ID:YLCyI6VU0
ζ(゚ー゚*ζ「小さなフラスコから解放され、あなたは父に恩を感じた。
だから全智を棄て、後釜を失うことで忠義を示そうとした」
(#o∀o)「煩瑣(うるさ)い……」
ζ(゚ー゚*ζ「そして始終見張らなくてはならない
わたしに執着する理由立てとして、哀れな妹を――」
(#o∀o)「煩瑣いと言っているんだ!!」
瞬間、模原は見えざる脳波を手繰り、都子の脳を犯した。
己が手足の如く、都子の脳は容易く手中へと堕ちる。
幽けき姿の手弱女――妹を追憶し、恥知らずな侮辱を
紡ぐ口を封じようと、模原は選択肢を刷り込んだ。
都子に与えられた選択肢は四つ。
謝罪。
あるいは沈黙。
はたまた自害。
それとも舌を噛み千切るのか。
(#o∀o)(さあ、選べ――)
どうせ彼女は、どれも選べないだろう。
模原はほくそ笑み、そう決めつけた。
微動だにしない彼女に、模原がいよいよ迫ろうとした時だった。
ピチャ…………
天雫が垂れるような音が、模原の頬より響いた。
遅れて都子の口から、小塊が溢れた。
(;o∀o)「ッ――!?」
それは、舌だった。
ζ( ー *ζ「何度だって、否定するわ――」
些か幼さを含んだ斑声(むらごえ)が、
模原の鼓膜、三半規管、蝸牛――それらを超えて、脳へと響く。
ζ(゚ー゚*ζ「だってあなたの妹には、名前も貌も無いでしょう?」
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板