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彼等には黄金の精神が宿るようです

68名無しさん:2019/04/21(日) 22:45:08 ID:3aTezKBM0
スタ…ンド⁇
なんだねそれは…
いったい

69名無しさん:2019/04/22(月) 12:54:05 ID:PckE20us0
待ってるぞ

70名無しさん:2019/04/25(木) 18:55:20 ID:O7VITDm20
あいみょんのくだりワロタ


71名無しさん:2019/05/05(日) 00:39:40 ID:UUDwOlbU0


72 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:06:07 ID:71ZuMREE0
#4 デトロイト・ロック・シティ

運命とは選択の連続だ。

朝食はパンかコーンフレークかどうかという軽い物からミスが命取りになる極限の状態まで。

だが、世の中には自分ではどうしようもない抜き差しならぬ状況もある。

今の僕はそんな修羅場の中にいる。

僕はニダー・F・マーキュリー。

人を殺して、ここに来た。

73 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:06:46 ID:71ZuMREE0
从 ゚ ゚ワ从rー<

( ー。:::・゚::::・゚::・。 サァアアア

サァアアア。:::・゚::::・゚::・。 守A

<;ヽ`∀´>「か、看守の身体がッ……!ボロボロに崩れていってるニダッ!」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「コノ二人は選バレタ者デハナカッタカ」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「選バセテヤロウ。向カウベキ2ツノ道ヲ。」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「【運命ノ弾丸】二適性ノ無イ者ハ黄泉ヘノ道ヲ辿ル。ダガ、適性ガアッタ場合、キット幸セナ世界二行ケルダロウ」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「オ前ハドッチダロウナ?」

74 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:10:49 ID:71ZuMREE0
<;ヽ`∀´>「…………くそ……」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「我ガ名ハ『デトロイト・ロック・シティ』。」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「オ前ノ運命ヲ見定メサセテモラウ!!」

从 ゚ ゚ワ从rー<・・ドンドンッ!!


1つ目の弾丸は避ける事に成功した。

しかし、2つ目は1つ目を避けた為に、ニダーの腹部に着弾した。


<;ヽ ∀ >「いっ、てぇ"………ッ!」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「サァ、ドッチダ?生カ死カ?」

(; ∵)「ニダー、がんばれ。そんなのにマけるんじゃあない!!」

75 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:12:40 ID:71ZuMREE0
<;ヽ ∀ >

<;ヽ ∀ 。:::・゚::::・゚::・。 サァアアア……

(; ∵)「ああああ………そんな………」

从 ゚ ゚ワ从rー<
「残念ナガラ、オ前ハ選バレタ者デハナカッタ」

<;ヽ∀ー) 。:::・゚::::・゚::
(死ぬ………。意識が遠のくのが分かるニダ。)

<;ヽ骨ー) 。:::・゚::::・゚::
(いやニダ……僕が死んだら、また母さんが悲しむニダ…………これ以上、母さんを傷つける訳にはいかないッ!!)

(; ∵)「………ッ!!ニダー、おマエッ!!」

(ヽー骨ー)「死んでたまるかッ!!!」



( ●骨●)メギャンッ!!!


.

76 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:13:30 ID:71ZuMREE0
突如として、景色が歪み、ニダー達は後方に引きずり込まれるようにして引っ張られる。

同時にニダーの意識も曖昧になっていく。

薄まり行く意識の遠くでデトロイト・ロック・シティの声が聞こえる。

从; ワ从rー<
「………様ッ!!スデ……【選バレタ】………ッ!?」





看守A「身体検査ァアア!!両手を挙げて、軽く膝を曲げろッ!!金属などの不要な物がないかチェックするッ!!」

( ´ー`)「動くんじゃあネーヨ。すぐ終わるヨ」

<;ヽ`∀´>「…………………」

77 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:14:30 ID:71ZuMREE0
「ニダーッ!!ニダー!聞こえるかッ!!」

(; ∵)「ニダーッ!!」

<;ヽ`∀´>「……………」

( ∵)「ニダー、シャベらなくていい。どうせ、コイツらにはオレのコエは聞こえないからな。ここからはメダツつコウドウはサけたい。」

( ∵)「イエスなら一度。ノーなら二度、まばたきをしてくれ。」

<ヽ`∀´>パチ

( ∵)「ベネ(良し)。ケツロンから言うぞ。おマエは【スタンド使い】だ。スタンドはシっているか?」

<ヽ`∀´>パチパチ

( ∵)「スタンドとはおマエのセイメイリョクの【像-ヴィジョン-】。チョウジョウのチカラをグゲンカしたもの」

( ∵)「おマエのココロに棲むこのヨのコトワリをねじふせた理屈。【そばに立つ】【立ち向かう者】のイミをモったそれは、」

( ∵)「【幽波紋-スタンド-】とヨばれている」

78 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:17:36 ID:71ZuMREE0
( ∵)「オレもジッサイにアうのはハジめてだ。セイゼンはスタンド使いじゃあなかったしな。シんでからオガめるなんてヒニクなもんだ。」

( ∵)「スタンドにはルールがある。スタンドはヒトリにつき、1体。そして、ひとつのノウリョクを有している」

( ∵)「おマエのスタンド能力には謎が多いがひとつだけ、判明している事実がある」

( ´ー`)「いいか?物を渡す事はもちろんの事、何かを受け取るのもダメだ」

( ´ー`)「面談時間は10分。延長は許さないヨ」

看守A「異常無しッ!!!」

( ´ー`)「よし、入ってよし。」

<ヽ`∀´>「……………………」

79 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:18:04 ID:71ZuMREE0
ニダーは一言も話さず、無言で扉を開け、房の中に入った。

房の中はニダーのいる房よりも広く、空調も効いているようだ。


「肉は霜降りよりも赤身の肉が良い。分厚く切った肉をレアで頬張る」


┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( ^ω^)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


がぶっ……( ^ω^)ぐにゅ…!ぐにゅ…!


( ∵)「おマエがシんだトキにハツドウし、【スこしマエの過去にモドる】。」

( ∵)「そーゆーケイケンはなかったか?」

<ヽ`∀´>パチ

80 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:19:03 ID:71ZuMREE0
( ^ω^)「私はブーン・ホライゾン。真紅の牙の幹部だ。君は、えーー」

<ヽ`∀´>「ニダー・F・マーキュリーです。」

( ^ω^)「話はワカッテマスから聞いている。我々の組織に入団したいそうだね?」

( ^ω^)「ニダー君。人が人を選ぶにあたって、1番重要な事は何だと思う?」

<ヽ`∀´>「……信頼ですかね」

( ^ω^)!!

( ^ω^)「ふむ。君は他の奴とは違うみたいだお。その通り。正解だお。」

81 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:21:36 ID:71ZuMREE0
( ^ω^)「私は【調達屋】だ。囚人達に必要なものを手に入れて渡したり、逆に真っ当な方法では手に入らないものを手に入れ、看守達に渡したりしている」

( ^ω^)「そうやって幾つもの仕事を成功させ、刑務所ギャングの幹部となった。そして、私は君達とは比べ物にならない程、自由だ」

( ^ω^)「信頼の結果だよ、ニダー。私の字名を知ってるかい?」

( ^ω^)【繋がれざる者(ミスター・アンチェイン)】

( ^ω^)「君のすぐそばのテーブルを見てほしい。」


言われたとおり、ニダーから見て右側のテーブルに視線を向けた。

前回の時と同様に、【火の点いたライター】が置かれていた。

82 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:23:03 ID:71ZuMREE0
( ^ω^)「見えないところで人を評価する人間が最も信頼に値するそうだが、君はどうかな?」

( ^ω^)「24時間。その炎を消さずにいれば、君の入団を認めよう。」

( ^ω^)「君の成功を信じているよ。」

<ヽ`∀´>「ブーンさん」

( ^ω^)「あ?」

<ヽ`∀´>「折り入って御願いがありますニダ。」


( ´ー`)「うん。時間ぴったりだヨ。」

<ヽ`∀´>「………………」

( ´ー`)「じゃあ身体検査をもう一回するぞ」

83 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:23:56 ID:71ZuMREE0
ニダーは黙って、身体検査を受けた。


( ´ー`)!!

( ´ー`)「おい!何持ってんだ!!!」

<;ヽ`∀´>!!!

看守A「これは……花?」

( ´ー`)「こりゃあ珍しいな。アスパラガスの花か?」

<ヽ`∀´>

( ´ー`)「ふん。まあ、これくらいならいいさ。どうせ、すぐ萎れるしな」

( ´ー`)「もう行っていいぞ」

<ヽ`∀´>ペコリ

84 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:24:55 ID:71ZuMREE0
ニダーは足早に看守の前から去っていった。


看守A「なんだアイツ?一言も口を利かなかったかな。」

( ´ー`)「シラネーヨ。クズの囚人とは必要最低限のコミュニケーションでいいヨ」

看守A「ああ」



<ヽ`∀´>「……………」

( ∵)「ヘヤにツいたな。もうダイジョウブだとオモうぞ」

<ヽ`д´>I ンベ


ニダーは口の中に入れていたライターを出した。

驚くべき事にライターの火は点いたままだ。

85 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:25:56 ID:71ZuMREE0
( ∵)「ゲイはミをタスけるとはヨくイったもんだ。」

( ∵)【ヒのツいたライターをケさずにクチのナカに入れる】

( ∵)「たいしたもんだ。」

<ヽ`∀´>「なんなら、そのままジュースも飲めるニダ。もちろん火は消えないニダ」

<ヽ`∀´>「ブーンさんから貰ったアスパラガスの花は記念に飾っとくニダ」

<ヽ`∀´>「ビコーズはアスパラガスの花の花言葉を知っているニカ?」

( ∵)「いいや。オシえてくれ」



バァ ̄ ̄ ̄ ̄<ヽ`∀´>『私が勝つ』_____ン

86 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:27:13 ID:71ZuMREE0
【翌日】

<ヽ`∀´>つI
「ライターですニダ」

( ^ω^)「うん。確かに火は点いたままだお。」

( ^ω^)「おめでとう。今日から君は真紅の牙の一員だ。」

( ^ω^)「しばらくはワカッテマスのチームに入れ」

( ^ω^)「君の活躍を祈っているお」

<ヽ`∀´>「ありがとうございますニダ。失礼しますニダ」

87 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:32:31 ID:71ZuMREE0
( ^ω^)

( ^ω^)(彼は再点火を行い、スタンド使いになったのだろうか?それとも愚直に火を守り切ったのか?)

( ^ω^)(どちらにしても試験を乗り切ったのだ。我らの組織にふさわしい…………ん?」

(; ^ω^)「なんだお?右腕の内側に痣があるお。何だ?いつのまに?それにこの模様」

(; ^ω^)「【人の歯型のような痣】だお」

88 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:33:36 ID:71ZuMREE0
それから1週間が過ぎた。

ワカッテマスから特に指示は無く、普段と同じように刑務作業に従事していた。

事が動いたのは、試験合格から8日目の朝。

1時間の休憩時間にワカッテマスがやって来た。


( <●><●>)「やあニダー。遅くなってすまない。色々ゴタゴタがあってね」

<ヽ`∀´>「ゴタゴタ?」

( <●><●>)「それはこれから説明する。が、その前に『仲間』を紹介しよう。ついてきてくれ。」

89 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:35:11 ID:71ZuMREE0
ワカッテマスと一緒に10分ほど歩くと、農作業の道具が置かれている倉庫にやって来た。

倉庫に入ると、そこには【先客】が待っていた。

       /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

爪'ー`)y-〜    (,, ゚Д゚)フンフン


( "ゞ)('A`;)

        ( ><)


       /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''

90 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:36:44 ID:71ZuMREE0
( <●><●>)「全員揃ったな。今日はお前らに2つばかし話す事がある」

爪'ー`)y-「ワカッテマス。そいつが例の新人かよ?え?」

爪'ー`)y-「【ブーン・ホライゾンに最後に会った男】ってのはよぉ」

<ヽ`∀´>「最後?どーゆー意味ニダ?」

( "ゞ)「…………順を追って説明してくれよワカッテマス。オレ達も詳しい事は知らないからな。」

91 ◆8aac7uEWYg:2019/05/05(日) 22:37:33 ID:71ZuMREE0
(;'A`)「ひぃいい!!やっぱり【あの噂】は本当なんですか!?」

<;ヽ`∀´>「あの噂?一体何の話ニダ!?」

( <●><●>)「………そうだな。ああ、そうだ。言わなきゃならないな。」


ワカッテマスは一呼吸を置き、話し始めた。


( <●><●>)「真紅の牙はこれから【逆境】に立ち向かわなければならない」

( <●><●>)【ブーン・ホライゾンが死んだ】


>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

92名無しさん:2019/05/06(月) 22:50:00 ID:nMvcCdos0

ニダーの能力が意外だった
いやぁ面白くなってまいりました

93名無しさん:2019/05/06(月) 23:29:24 ID:304ccwJY0
乙!

94名無しさん:2019/05/10(金) 12:22:37 ID:GIYo5Eek0
貴様を見ているぞ(乙!面白いっす)

95 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:09:21 ID:on8fCPt.0
スタンドデータベース①

     从 ゚ ゚ワ从rー<

スタンド名:デトロイト・ロック・シティ

本体:ブーン・ホライゾン( ^ω^)

自動操縦型スタンド。ライターの火を再点火した者に運命の弾丸を発射する。

運命の弾丸に撃たれた者はスタンド使いになるか、死ぬかの2択。

運命の弾丸の元ネタはジョジョの弓と矢、ゾンビ屋れい子の運命の弾丸。

スタンドの元ネタはKISSの『デトロイト・ロック・シティ』

破壊力-C スピード-C 精密動作性-C
射程距離-A 持続力-A 成長性-E

96 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:12:23 ID:on8fCPt.0
#5 ワカッテマスのスタンド能力

人と人が交われば様々な物が生まれる。

それは新たな人だったり、組織だったり、国だったりする。それらは生まれた時はきっと喜ばれたんだろう。

じゃあ、喜ばれないものとは?

それはきっと、戦争と人殺し達なんだろう。

97 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:13:24 ID:on8fCPt.0
僕はニダー・F・マーキュリー。

人を殺して、ここに来た。


( "ゞ)「ワカッテマス。問題はボスが死んだ事じゃあない。刑務所ギャングはいつ死んでもおかしくはないからな」

爪'ー`)y-「俺はよぉ、そこの新人がスタンド能力でブーンを殺したと思っているぜ?」

爪'ー`)y-「いいか?ブーン・ホライゾンはこのハードラック刑務所に長い間服役してんだ。それこそ俺達のチンポの毛が生える前からよぉ。」

爪'ー`)y-「【理不尽な死】にも今まで選ばれなかった。何かあるはずだ。それが今、奴さんはくたばっちまった。なぜ今なんだ?死んだ原因は?」

爪'ー`)y-「その理由は新人ちゃんが持っていると俺は思う。」

98 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:14:43 ID:on8fCPt.0
<;ヽ`∀´>「僕はそんな事やってないニダ。」

爪'ー`)y-「子供じゃあないだからさぁ!そんな理由で納得すると思ってんのか?アアッ!?」

爪'д`)y-「【真実】だけだッ!!この世で最も価値があるのはッ!!それ以外は全部ゴミィイイイイイイイイ!!!」

<ヽ`∀´>「僕は殺してないニダ。そもそも僕は………」

(,, ゚Д゚)「よせ。それ以上話さなくていい」フンフン

(,, ゚Д゚)「スタンド能力はフン!己の切り札フン!軽々と見せるフン!もんじゃあないフン!」

( "ゞ)「腹筋するのをやめろ。鼻息がうっとおしいぞ、ギコ」

( "ゞ)「さっきも言ったが、ボスが死んだ事はさほど問題じゃあないんだ。俺達にとってはな、」

99 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:21:36 ID:on8fCPt.0
( <●><●>)「デルタの言う通りだ。とりあえず、幹部会の決定で俺がボス代理となった。そして俺はお前らに命令を下す」

( <●><●>)「隣の棟にいる刑務所ギャング【歯車組】と決着をつける」

爪'ー`)y-「おいおいおいおいおい!おもしれぇ事言うなワカッテマスさんよぉ。頭のネジぶっ飛んでんじゃあねーのぉ?」

( <●><●>)「歯車組とは前から揉めている。ブーンが死んだ今、いつ抗争を仕掛けられてもおかしくない」

( <●><●>)「先にやるしかないんだよ」

爪'ー`)y-「ちげえだろワカッテマス」

爪'ー`)y-「重要なのは真実なんだよ。アンタが歯車組に【恨みがある】事はみんな知ってんだぜ。」

爪;'ー`)y-「もしかしてアンタがブーンを新人ちゃんにやらせたのか?ブーンの後釜になる為に?お前の目的の為に?」

(,, ゚Д゚)「やめろ、フォックス」


トレーニングのノルマを達成したギコはボロ布で汗を拭きつつ、フォックスを制した

100 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:23:43 ID:on8fCPt.0
(,, ゚Д゚)「幹部会でワカッテマスに決まった以上、俺達は今まで以上にワカッテマスに従う。他の幹部がワカッテマスを推薦したんだからな。」

( "ゞ)「ふぅ………昼休みも終わる。続きは明日でいいだろ」

<;ヽ`∀´>「…………………」

)つ<ヽ`∀´>チョンチョン

<ヽ`∀´>ニダ?

( ><)「ねえユニコーンっていると思う?」

<;ヽ`∀´>「え?」

( ><)「僕ねビロード。ピンクのお星様から来たんだ。」

<;ヽ`∀´>「…………えっと………」

101 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:24:25 ID:on8fCPt.0
('A`)「…………その子の事は気にしなくていいよ。ちょっとフワフワしてる子だから」

('A`)つ「行こう。ビロード」

(>< )トテトテ

( ∵)(………………)  <;ヽ`∀´>( <●><●>)

( ∵)(す、スバらしい!こんなにハヤく【目的】にチカづけるなんて。ニダーにトりツいてホントウにヨかった。)

( ∵)(だが、まだユダンできない。むしろ、ここからがホンバンだ。このワカッテマスのジツリョクもキになる)

( ∵)(ニュウダンシケンのコトをカンガえるとゼンイン【スタンド使い】だとオモうが………)

<;ヽ`∀´>「ワカッテマス、僕は本当に、」

( <●><●>)「分かっている。言っただろ。俺は嘘ついてんのがすぐに分かるって」

102 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:25:08 ID:on8fCPt.0
( <●><●>)「そして俺が言った事も本当だ。もしかしたら、この瞬間にも俺達を狙ってる奴がいるかもしれない」

<;ヽ`∀´>(ううう、なんでこんな事になったんだ?悪い夢を見てるみたいニダ)

<;ヽ`∀´>(僕のスタンドについても、よく分かんない部分があるし………、どうすれば………)


ニダーは思い悩みながら、倉庫の外壁のラクガキを漫然と見ていた。

その中の1つに意識が注がれる。


【このラクガキを見て後ろを振り向いた時、お前は、】

<ヽ`∀´>

103 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:26:00 ID:on8fCPt.0
【死ぬ】


<;ヽ`∀´>┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


おそるおそるニダーは振り返る。

そこには壁しかない。そして、壁には【人の様な大きなシミ】があった


<;ヽ`∀´>「ワカッテマス?」


<;ヽ/ /`∀/ /´>


「え?」<;ヽ/。:::/∀/。:::・゚/´>ブシュウウウウウウウ!!!


突如として、ニダーの身体は3つに分かれ、切断面から濁流の様に血液と内臓が飛び出る


(; ∵)「ニダーーーーーーッ!!!!!」


( ●骨●)メギャン!

104 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:27:36 ID:on8fCPt.0
┣゙<ヽ`∀´>ン!

<;ヽ`∀´>「あぶないッ!」


ニダーはワカッテマスに飛び掛かり、その場から慌てて回避した。


(; <●><●>)「どうしたんだ!?ニダー?何が?」


「へぇ、初見で攻撃を回避されたのは初めてだよ」

壁|

壁|/▽▽(-@∀@)ズズズズ

        /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''
スッ……
(-@∀@)(@∀@-)
つ/▽▽

       /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|

105 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:28:10 ID:on8fCPt.0
(-@∀@)「みーは歯車組最高幹部の1人。電気王のアサピー・ピーカピーポ33(サーティースリー)」

(@∀@-)「みーは歯車組最高幹部の一人。電気王のアサピー・ピーカピーポ84(エイティフォー)」

(-@∀@)(@∀@-)「「みー達はどちらも本体でどちらもスタンドのヴィジョン。」」

<;ヽ`∀´>「な………」

( <●><●>)「………わざわざ幹部が出張ってくんのか。歯車組は人手不足なのか?」

(-@∀@)「いいや。君だからこそさ。真紅の牙のワカッテマスといえばみー達の間でも有名なギャングスタだからね。この場で君を亡き者とする」

(@∀@-)「ブーン・ホライゾンが居ない今、君さえ居なくなれば、真紅の牙は瓦解する。だから死ね」

「テメェが死ね」( <●><●>)д命)つシュッ

(;メ∀@)バキッ「グッ!!……」

(@∀@-;)「チィイ!射程圏内だったか………」

106 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:28:48 ID:on8fCPt.0
アサピー84は溶け込む様に、いや【実際に建物の壁に溶け込んでいった】

壁に【人型のシミ】が浮かび、同時にアサピー33の怪我が回復する。


(-@∀@)「これから君達を嬲り殺すからな。」


アサピー33は地面に溶け込む。地面にも人型のシミが浮かびあがる。


壁|ズルゥ(@∀@-)
「君達はみー達に触る事なんて出来やしない。無駄なんだ無駄無駄」


アサピー84も壁から抜け出し、再び地面に溶け込む。

人型の大きなシミは地面を滑るように、2人に迫ってくる。


( <●><●>)「ニダー、逃げるぞッ!!」

107 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:29:47 ID:on8fCPt.0
無我夢中で逃げると、開けた場所に出た。


<ヽ`∀´>「運動場ニダ………。」


シミはまだ2人を追跡している。が、運動場に出た途端にピタリと動きが止まった。


( <●><●>)「…………………」


その時、シミの横に鳥が止まる。チュッチュッと鳥がシミのそばで跳ねた瞬間、【鳥は姿を消した】


<;ヽ`∀´>「…………今の見たか?」


ニダーは見た。シミから黒い腕が立体的に伸びて、鳥を撫でたのを。

鳥は地面に溶け込み、同じ様に地面のシミになった。

108 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:30:25 ID:on8fCPt.0
<;ヽ`∀´>「あいつに触れちゃいけないニダ。平面に取り込んで、壁や地面のシミにする。そして、たぶんシミのなった生物は死ぬ」


地面|∀@)ズル………


( <●><●>)「目視している。ゲームで言うところの標的ロックだッ!!」


地面のシミはまっすぐニダー達に向かってくる。


<ヽ`∀´>「僕のスタンド能力は『僕が死んだ時に発動し、少し前の過去に戻る』」

( <●><●>)「…………ニダー?」

109 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:31:10 ID:on8fCPt.0
<ヽ`∀´>「ブーンさんが言ってたニダ。人が人を選ぶにあたって大切な事は信頼だって。」

<ヽ`∀´>「僕にスタンドがあるって分かったのはつい最近ニダ。だから、どうやって使うか分からんニダ。」

<ヽ`∀´>「僕はワカッテマスを【信頼する】。だからスタンド能力を打ち明けるニダ」

( <●><●>)

( <●><●>)д命)
「なら、信頼に応えないとな」


ワカッテマスは小石を幾つか拾った。


( <●><●>)( 命д命)
【バックストリートボーイズ】ッ!!!!

110 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:31:51 ID:on8fCPt.0
ーーーーーーーーシミの世界ーーーーーーーーー

       (-@∀@)(@∀@-)

ーーーーーーーシミの世界ーーーーーーーーー


(@∀@-)「33。どうやら生き物をシミに出来たみたいだ。」

(-@∀@)「ああ、84。これで【歯車王】様にも褒めて頂ける…………いや、ちょっと待て」

(;-@∀@)「【数が多過ぎる】。男2人の容量を超えているぞっ!!」

地面|; ∀@)ソロっ

「3日前の海ガメは美味かったな。そして、やっぱり出てきたなマザーファッカ」

( <●><●>)( 命д命)つ(;-@∀@)|地面ズルルル


アサピー33はその光景に驚愕した。

111 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:35:45 ID:on8fCPt.0
シミの周りにはたくさんの【海ガメ】が居て、彼らを取り囲んでいる。

シミの腕は海ガメをシミにしていく。


( <●><●>)「輪廻転生って知ってるか?死んだ魂はまた新たな生命に生まれ変わる。」

( <●><●>)【スタンドが無機物・有機物に触れた時、俺が食べて消化した生き物の魂をそのまま蘇らせる事が出来る】

( <●><●>)
「それが俺の【バックストリートボーイズ】」

( 命д命)つ;メ∀@)ボッコボッコボッコ
  ⊂((彡

スタンドでアサピー33を地面から引きずり出し、叩きのめしていく。

112 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:36:31 ID:on8fCPt.0
シミの周りにはたくさんの【海ガメ】が居て、彼らを取り囲んでいる。

シミの腕は海ガメをシミにしていく。


( <●><●>)「輪廻転生って知ってるか?死んだ魂はまた新たな生命に生まれ変わる。」

( <●><●>)【スタンドが無機物・有機物に触れた時、俺が食べて消化した生き物の魂をそのまま蘇らせる事が出来る】

( <●><●>)
「それが俺の【バックストリートボーイズ】」

( 命д命)つ;メ∀@)ボッコボッコボッコ
  ⊂((彡

スタンドでアサピー33を地面から引きずり出し、叩きのめしていく。

113 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:37:05 ID:on8fCPt.0
<;ヽ`∀´>「ワカッテマス!気をつけろ!僕は見たッ!!!」

<;ヽ`∀´>【片方がシミになった時、片方の顔の怪我が速攻で治ったニダ】

( 命д命)つバシュ!!


アサピー33は真っ黒な液体になり、地面に落ちた。液体はシミになり、地面を滑り、もう一方のシミへ向かっていく。


地面のシミ|「なるほど油断していた。だが、その男が言った通り。みー達の内、どちらか1人がシミに居れば、ダメージは通らない。」

地面のシミ|「何度でも言う。みー達に触る事は出来やしない。無駄なんだ無駄無駄」


( <●><●>)「ニダーッ!こっちだ!!」

<;ヽ`∀´>「ワカッテマス!どこに逃げるニダ!?」

( <●><●>)「逃げる?違うな、【追い詰めるんだよ】」

114 ◆8aac7uEWYg:2019/05/17(金) 22:37:40 ID:on8fCPt.0
ワカッテマス達には運動場の隅に来ていた。


地面のシミ|「逃しはしないッ!!ここで殺す!ぶっ殺す!殺してやるッ!!!!」


地面のシミは真っ直ぐワカッテマスに向かってくる。

対して、ワカッテマスはその場にしゃがみ込んだ。そして、右手を下につける。


( <●><●>)「バックストリートボーイズ!」( 命д命)U


ワカッテマスが触れているのは、【一枚のブルーシート】だ。

運動場の隅にある余った土を覆っているブルーシートだ。

シミは地面からブルーシートに映り込む。

ワカッテマスはその瞬間を狙って、スタンド能力を発動した。

115名無しさん:2019/05/17(金) 22:38:18 ID:on8fCPt.0
( <●><●>)「お前らはずっと壁や地面などの【面積の広い】ところで能力を発動していた。そこで疑問に思ったんだ。【お前らのシミより小さい箇所ではどうなんのか】ってな」

( <●><●>)「2日前に夕食で出た鶏肉はパッサパサで不味かった。だが、感謝しているぜ、その命に。」


鶏|(;-@д@)(@д@-;)ポーン

ブルーシートから転生した鶏はシミで身体全体を覆う程ドス黒く染まった。

そしてシミの許容量をオーバーし、アサピー達は宙に投げ出された。


( <●><●>)「ああ、そうそう。」

( <●><●>)【射程圏内だぜ】

116 ◆FdL1jBqM3g:2019/05/17(金) 22:43:03 ID:on8fCPt.0
( 命д命)アリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリアリィ!!!!


ドッパァ ̄ ̄ ̄ ̄Z_____ン!!!

    !!(メメ∀メ)(メ∀メメ)!!


( <●><●>)「アリーヴェデルチ(さよならだ)」

117 ◆FdL1jBqM3g:2019/05/17(金) 22:44:06 ID:on8fCPt.0
<;ヽ`∀´>「こ、殺したニダか?」

( <●><●>)「いや。丁寧に骨をぶち折り、タマタマを潰しただけだ。」

(∵ <;ヽ`∀´>「死にそう………」

( ∵)(スバらしいッ!!おそるべきツヨさだ。ニダーのスタンド、ワカッテマスのスタンドがあればッ)

( ∵)(オレの【復讐】をハたすコトができるッ!!)

(メメ∀メ)「…………ククク。ここで、みーを倒しても無駄なんだ無駄無駄。お、お前らの命もあと3日だけだ。」

( <●><●>)「あ?」

118 ◆FdL1jBqM3g:2019/05/17(金) 22:45:12 ID:on8fCPt.0
<;ヽ`∀´>「ワカッテマス。3日後は免業日があるニダ。僕達の棟と隣の棟の。」

(メメ∀メ)【我々、歯車組はその免業日にお前ら真紅の牙に総攻撃を仕掛ける。】

(メメ∀メ)「主要メンバーは全員殺す。特にお前は惨く殺してやるからな。」

( <●><●>)「はぁ、そうっすか」ドカァ

(メメ∀メ)。:::・゚::::・゚ギャンッ!

<;ヽ`∀´>「………総攻撃…………」

( <●><●>)「真紅の牙全メンバーに伝えろ」

( <●><●>)「全面抗争が始まるぞッ!!!」


>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

119名無しさん:2019/05/18(土) 01:19:22 ID:yqOsscKA0
おつおつおつおつおつおつぅ

120名無しさん:2019/05/18(土) 03:06:07 ID:8IjwxzAg0
スレタイでピンと来たと思ったらやっぱJMWと夕闇の人じゃん!
やったぁあああああぁぁぁ

121 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:25:17 ID:FmXGSag20
スタンドデータベース②

    (-@∀@)(@∀@-)

スタンド名:アサピー・ピーカピーポ33(84)

本体:電気王【本名:アサピー・ピーカピーポ84(33)】

近距離パワー型スタンド。どちらのアサピーも本体であり、スタンド。

能力は地面や壁にシミとして溶け込み移動する事。またシミに触れた生物を同じ様にシミにする(シミになった生物は死ぬ)。

どちらか一方がシミにいる場合、もう一方にはダメージは通らない。

破壊力-D スピード-C 精密動作性-C
射程距離-E 持続力-A 成長性-E

122 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:26:16 ID:FmXGSag20
#6 復讐者の幻想曲(ファンタジア) その①

ーーーーー免業日前日ーーーーー

<;ヽ`∀´>「……………99……100回!」

( ∵)「ああ、キョウはこれぐらいにしよう。アスはいよいよコウソウだからな。」

<ヽ`∀´>「……君と出会ってから、毎夜筋トレと【型のようなものを】教えてもらっているけど………」

( ∵)「いざとなったトキ、キンニクはブキになるからな。おマエのスタンドはおマエがシんだトキイガイ、ハツドウしないみたいだしな。」

<ヽ`∀´>、

<ヽ`∀´>「なぁビコーズ。君の目的って何なんだい?幽霊の君がこの世に留まる理由って?」

( ∵)「………………」

123 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:26:54 ID:FmXGSag20
( ∵)「これはあるオトコのハナシだ。」

( ∵)「オトコはヤクのバイニンだった。ウったヤクのせいで色んなヒトが不幸になった。」

( ∵)「だからサツにツカまり、この刑務所にぶちコまれた。」

( ∵)「シュウカンされて、スウシュウカンたったある日だ。」

( ∵)「ギャングスタの歯車王にラチられた。」

<;ヽ`∀´>「え?何故ニダ?」

( ∵)「………………………」

124 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:27:26 ID:FmXGSag20
ーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「クソッ!!何故だッ?俺のヤクの販路なんて捕まった時点でもうサツに押さえられているッ!今じゃあ何の意味も無いぞッ!!」

「そんなものに興味は無いよ」

「だったら何故だッ!?何故俺を拉致ったッ!?」

「美しさというのは、基本的には個々人の価値観に委ねられる。きっと前世でなんかあったんだろうな」

「私の価値観では、君の顔をみると虫唾が走る」

「だから、【君の顔を剥ぐよ】。そうすれば、きっと」

|::━◎┥「幸せになれると思うよ。」

ーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

125 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:28:01 ID:FmXGSag20
( ∵)

( ∵)「………オレは死んだ。ろくでなしだったからな。まともなシにカタなんてキタイしてなかった。」

( ∵)「だが、あいつはッ!!オレのイノチをフみにじったッ!!絶対に許さねェッ!!」

( ∵)「あいつに復讐することで、オレはようやくジブンの死にナットクができるんだ。オレのウンメイに決着をつけるコトができるッ!」

( ∵)

( ∵)「これがコッケイでつまらないあるオトコのどうしようもないハナシだ。」

<ヽ`∀´>

<ヽ`∀´>「………確かにどうしようもないニダ。」

126 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:28:33 ID:FmXGSag20
<ヽ`∀´>「だが、よく話してくれた。君の本当の気持ちに。その覚悟に。なんだか、ようやく君に出会えた気がするニダ。」

<ヽ`∀´>「『友達になろう』。取り憑く者取り憑かれる者という関係じゃあなく、同じ運命を歩む仲間として。」

<ヽ`∀´>「僕はニダー・F・マーキュリー。」

<ヽ`∀´>「人を殺して、ここに来た。」

( ∵)

( ∵)「俺の名前はビコーズ・ビコーズ。」

( ∵)「命を奪われ、ここに居る」

127 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:29:33 ID:FmXGSag20
ーーーーーー免業日当日ーーーーーー

ザッザッザッザっザッザッザッザっザッザッザッ
ザッザッザッザっザッザッザッザっザッザッザッ
ザっザッザッザッザっザッザッザッザっ

ザッ!!!!!

A) B) C)(,, ゚Д゚)爪'ー`)y-


[ Д`]

[ Д`]「今日というこの日をずっと待っていた。」

[ Д`]「看守共はみなボイラーの火災の対応で出払っている。俺達の仕業だ。そして俺達の邪魔をする者は誰もいない」

[ Д`#]「俺は歯車組最高幹部の1人、エンジン王!!!いざ尋常に勝負ッ!!!!」


エンジン王の咆哮を皮切りに、真紅の牙・歯車組の抗争の火蓋が切って落とされたッ!!!

128 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:30:11 ID:FmXGSag20
( <●><●>)「よし、行くぞニダー」

<ヽ`∀´>「ギコ達は大丈夫ニダか?」

( <●><●>)「俺達はそんなにヤワじゃあない。アイツらなら、歯車組の雑魚に遅れをとるコトはない」

( <●><●>)「俺ら2人で歯車組幹部を強襲しつつ、ボスの歯車王を倒す」

<ヽ`∀´>「…………………」

( <●><●>)「?どうした?」

<;ヽ`∀´>「僕がこんな事を言うのもなんだけど、人の命を奪うのは出来るだけ避けたいニダ」

( <●><●>)「……………………」

<ヽ`∀´>「人を殺して、ここに来た。でも、だからと言って、殺人を重ねるのはやっぱり良くないニダ」

<;ヽ`∀´>「甘いかな?」

( <●><●>)「…………………」

(   <●)「善処はしよう。行くぞ」

129 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:31:09 ID:FmXGSag20
刑務所内のいたるところで、喧騒と人を殴る音と血がボタボタ流れる音がする。

刑務所ギャング達は鬼の形相で相手の命を奪わんとしている。

そんな中で、


(; A )「………ひっ……ひぃい」


ドクオ・ガーファンクルはAノ国のスラム街で育った。基本的にはかっぱらいや無銭飲食が多く、幾たびも捕まり、5度目の逮捕でハートマン・リネオン刑務所に収監された。

刑期は3年。あと数週間で出所だった。


歯車組組員G「おい!ここにネズミがいるぞッ!!」


刑務所の個室トイレに隠れていたドクオは歯車組組員に引きずり出された。

130 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:32:11 ID:FmXGSag20
歯車組組員P「こいつも真紅の牙メンバーか?こんな所で隠れやがってカスがッ!!」

歯車組組員C「殺す。それはもう残酷に殺してやる」

(;A;)「すいませんっ!命だけは!」

歯車組組員G「オラァ知るかァ!死ねぇ………

歯車組組員P「がっ………【動けねぇ】……」


(;'A`)「あ…………【兄貴】!!!」




┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙( "ゞ)┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



.

131 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:32:59 ID:FmXGSag20
歯車組組員の行動を制限したのはデルタ・サイモン。

デルタの虹彩には自身のスタンドヴィジョンが遺憾なく能力を発揮しているところが写っている


歯車組組員P┣゙┣゙┣゙┣゙M +w+ M┣゙┣゙


そのスタンド能力は【影を地面に縫いつける】。


( "ゞ)「【ミセス・ロビンソン(影縫い婦人)】!!」


デルタは服のポッケから小振りの刃物を取り出した。

薄い鉄板を研ぎ、刃物としての機能を持つそれを躊躇なく歯車組組員に刺した。

132 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:33:56 ID:FmXGSag20
( "ゞ)サクサクサクサクサクサクサクサク

歯車組組員G「いっだ………」

( "ゞ)サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

歯車組組員P「……がっ…………」

(# "ゞ)サクサクサクサクサクサクサクサクサク
サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

歯車組組員C「……………」

( "ゞ)「血でベタベタになっちゃったな………」

(;'A`)「兄貴………」

133 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:34:40 ID:FmXGSag20
デルタはドクオに向き直ると、無言でドクオの頬を叩いた。


( "ゞ)「ドクオ、テメェここで何してた?あ?他の奴らが戦ってんのに、お前はガキみたいに隠れてたのか?」

(# "ゞ)「マンモーニ(ママっ子)がッ!」

(;A;)「マ、マンモーニじゃないやいッ!!」

( "ゞ)「いいや、マンモーニさ。よく聞け。俺や他の仲間達なら戦う事を放棄したりしない。俺達は世間からゴミやダニ呼ばわりをされても、前を向いて生きている。何故だ?明日に希望があるかの様に力の限り生きている。何故だ?」

( "ゞ)「【逃げない】【諦めない】。逃げれば誇りが失われるのさ永遠に。それは死ぬことよりも辛い事だ。」

( "ゞ)「お前の立場も分かる。あとちょっとで出所だもんな。だが、お前は刑務所ギャングだ。仲間の骸の上で、お前は眠る事が出来るのか?」

(;A;)「ア、兄貴ィ………」

134 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:37:33 ID:FmXGSag20
歯車組組員D〜F「「見つけたぞ!」」

歯車組組員J〜L「「よくも仲間を殺したなッ!!」

( "ゞ)「大切なのは覚悟だ。栄光とは、いつだって恐怖を乗り越えた先にしか無いからな」

( "ゞ)「俺はお前の兄貴だドクオ。最後まで見守ってやる。だから覚悟を決めろ。自信を持て。」

( "ゞ)「お前の【スタンド能力】は最強だ。【ギャングのボスだって狙える能力】だッ!!」

(つA`)ゴシゴシ

('A`)「分かったよ兄貴。俺も戦う。腹括ったよ。」

( "ゞ)「よし。指を出せ。俺が巻いてやる」


デルタはセロハンテープをドクオの指を巻いた。

135 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:40:04 ID:FmXGSag20
歯車組組員D「なんダァ?なんかのおまじないかァ?」

(*'A`)「ありがとう。兄貴………」

('A`)【スコーピオン】!


指に巻かれたセロテープは鮮やかな紫色の指輪に変わった。

装飾部分には同じく紫色の蠍の宝石がついている。


( "ゞ)「金平糖があるぞ。終わったら2人でたべような。」

(*'A`)「俺!甘いの大好き!」


ドクオは金平糖を掌で包んだ。バチバチと電流が走り、【銃と弾丸】に変わった。

136 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:41:03 ID:FmXGSag20
( "ゞ)rー<
「大口径のリボルバーか。いいね。俺好みだ。」

( "ゞ)rー<・バンッ!!

歯車組組員J。:::・゚:ぎゃっ。:::・゚::::・゚::・。

歯車組組員L「あ、アイツ!チャカ(銃)を持ってるぞッ!!!」

( "ゞ)rー<・・バンバンッ!!


デルタは瞬く間に後方の2人を射殺した。

奇妙な事に死体は倒れる事なく硬直している。

137 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:42:02 ID:FmXGSag20
歯車組組員F「糞!!全然動かねぇ!!!」

( "ゞ)「俺のミセス・ロビンソンが影を縫い付けた時、【絶対に動く事は出来ない】。死体になっても倒れる事なく、その姿勢のまま縛り続ける」

( "ゞ)「そして、ドクオのスタンド【スコーピオン】は【無機物から銃火器と弾丸を作り出す】能力。」

( "ゞ)「俺達は無敵だぜ。」

('A`)「兄貴!見てみて、サブマシンガンだよ!」

( "ゞ)「ははは!じゃあ、こいつら全員蜂の巣にするか!!」

138 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:42:42 ID:FmXGSag20
ーーーーーN棟(歯車組のナワバリ)ーーーー

<ヽ`∀´>「ワカッテマス。歯車組の最高幹部って何人いるニダ?」

( <●><●>)「4人だ。電気王はこの前ぶちのめしたし、エンジン王はギコ達が戦っている。残りは【原子王】【蒸気王】の2人だ。」

<;ヽ`∀´>「やっぱり強いのかな?」

( <●><●>)「ああ。そして十中八九スタンド使いだろうな」

( <●><●>)

( <●><●>)「止まれ」

139 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:43:33 ID:FmXGSag20
ワカッテマスは気配を感じた。

背中にツララを入れられたかのような冷たい殺気。

N棟内部。奥の通路から放たれる殺意。


「ここから先に行けば、ボス『歯車王』の独房に行く事が出来る。」



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙/◎ ) =| )┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙


.
/◎ ) =| )
「だが、君たちはそこへたどり着く事は決して無い。」

140 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:46:31 ID:FmXGSag20
( <●><●>)「お前は確か………歯車組最高幹部の一人、蒸気王…」

/◎ ) =| )
「君たちは鈍い。もうすでに【攻撃は終わっている】」

Σ<;(爆)ヽ`∀´>ニダッ!?

(爆)<●><●>)「クソがっ………」

       /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''
/◎ ) =| )Σz目益目)

       /´〉,、     | ̄|rヘ
  l、 ̄ ̄了〈_ノ<_/(^ーヵ L__」L/   ∧      /~7 /)
   二コ ,|     r三'_」    r--、 (/   /二~|/_/∠/
  /__」           _,,,ニコ〈  〈〉 / ̄ 」    /^ヽ、 /〉
  '´               (__,,,-ー''    ~~ ̄  ャー-、フ /´く//>
                                `ー-、__,|     ''


/◎ ) =| )
「ここからは私と我がスタンド【BUCK-TICK】が相手をしてやる。」

>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

141 ◆8aac7uEWYg:2019/06/07(金) 20:53:59 ID:FmXGSag20
お世話になっております。平素は閲覧頂き誠にありがとうございます。

>>1でございます。

この度、『( ^ω^)ブーン系100選2019のようです』のバトル入選作品にて、

『ジョルジュ・マリン・ウォーのようです』が入選いたしましたッ!!!

作品に投票をしていただいた方、そして作品を読んで下さった皆様。

そして、このような素敵な企画を進行して頂いた主催者様に、

厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございます。

今後も何卒よろしくお願い申し上げます。

142名無しさん:2019/06/07(金) 21:26:56 ID:sPkdi23M0
盛り上がってきたな!
乙です!

143名無しさん:2019/06/10(月) 05:48:57 ID:ussAkB8Y0
キメ台詞かっこいいやんけ……

144名無しさん:2019/06/23(日) 23:42:34 ID:xV0JrklA0
いいね
期待してるぞい

145 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:18:18 ID:7HX7QZkg0
#7 BUCK-TICK

正体不明の攻撃に晒された時、どうすればいいのだろうか?

定石(セオリー)は一旦距離を取り、逃げるのが正道なんだろう。

だけど、僕らには時間が無い。

だから、僕らには能力がある。

僕はニダー・F・マーキュリー。

人を殺して、ここに来た。

146 ◆FdL1jBqM3g:2019/06/28(金) 21:19:41 ID:7HX7QZkg0
<;(爆)`∀´>「どうするニダ!?ワカッテマス!!」

(爆)<●><●>)「………………」


ワカッテマスは自分の首に付けられたの物を確認した。

それは【金属製の輪】であり、首にぴったりとハマっている。


<;(爆)`∀´>「ワカッテマス。首の機械が【カウント】を始めているニダ。」

(爆)<●><●>)「お前もだぜ、ニダー。どうやら時限式みたいだな」

/◎ ) =| )「その通りだ。」

/◎ ) =| )Σz目益目)
「我がスタンドBUCK-TICKの能力は【時限爆弾を作り出す】」

147 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:21:05 ID:7HX7QZkg0
/◎ ) =| )「当然、爆弾と言うからには爆発する。首輪のディスプレイのカウントが0になった時、お前らの首と胴はバイバイするだろう」

(爆);<●><●>)(ニダー、合図を出す。一度この場を離れるぞ。)

(爆);<●><●>)(スタンド能力には射程距離がある。本体から離れたら、能力も解除されるはずだ。)

<(爆)`∀´>(分かったニダ)

(爆)<●><●>)「バックストリートボーイズ!!」( 命д命)メギャン!


「アリィ!!!」( 命д命)つΣz目益目) =| )バシッ!!

一瞬の隙を打ち、2人は蒸気王から逃げ出した。

148 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:22:32 ID:7HX7QZkg0
タッタッタッタッタッタッタッタ

(爆)<●><●>)「どうだ?大分ヤツから離れたぞ」

<(爆);`∀´>「妙だ。首の爆弾が消えないニダ」

(爆);<●><●>)「ッ!!!ニダーッ!!首のカウントが凄い勢いで減っていってるぞッ!!」

<(3);`∀´>「ニダ!ワカッテマスもヤバイニダ!!」

(2;)<●><●>)「この能力はヤバイッ!!この能力はッ!!」

<(1);`∀´>「大丈夫ニダ。ワカッテマス。」

<(0);`ー´>【次は失敗しないニダ】

149 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:23:11 ID:7HX7QZkg0

      . ’      ’、   ′ ’   . ・
     、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”
         ’、′・  (;;ノ;;;;;; (′‘  ”  ’、
    ’、′  ’、  (;;ノ;; (;;;;;;;;;;;;;;;;;;( ;⌒‘ ・. ’、′”;
      ’、′・  ( (´;^`⌒) ;) ;;;;;;;;;;∴⌒`.・   ” ;  ’、′・
   、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ ;) ;⌒、"'人   ヽ
         、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;  ;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ
        ( ´;`ヾ,;⌒)´  从⌒ ;) `⌒ )⌒:`_,,..・ヽ
′‘: ;゜+° ′、:::::. :::    ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ‐''"..,,_
       、( ;;;:;´'  从   ⌒ ;) `⌒ )⌒:

150 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:23:45 ID:7HX7QZkg0




( ●骨●)メギャン!



.

151 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:25:09 ID:7HX7QZkg0
(爆);<●><●>)(ニダー、合図を出す。一度この場を離れるぞ。)

(爆);<●><●>)(スタンド能力には射程距離がある。本体から離れたら、能力も解除されるはずだ。)

<(爆)`∀´>「駄目ニダ」

<(爆)`∀´>「爆弾は本体から離れる程カウントの減りが早かったニダ。その証拠に、この男のそばだとカウントが全然減らないニダ」

<(爆)`∀´>「首輪の表示から見て、爆発まで1時間ほど。死ぬ直前に感じた爆発は建物こどぶっ飛ばしていたニダ」

<(爆)`∀´>「おそらくカウント数が多ければ多いほど、爆発の威力は大きくなる」

<(爆)`∀´>「ワカッテマス。この男のそばを離れちゃいけないニダ。離れなければ、カウントの減りはゆっくりになるし、仮に点火式でも爆弾の規模を考えると巻き添えになるから、それもしないニダ」

(爆)<●><●>)「な、なるほど………」

152 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:25:48 ID:7HX7QZkg0
/◎ ) =| )「………うっとおしい。ストレスを感じる」

/◎ ) =| )「理解力の底上げか?はたまた未来予知か?君を先に倒した方が良さそうだ。」

「BUCK-TICK!!」/◎ ) =| )Σz目益目)

(爆)<●><●>)命д命)「バックストリートボーイズッ!!」

アリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリアリアリアリアリ
アリアリアリアリアリ!!

( 命д命)=つΣz目益目)ヒョイ==つΣz目益目)ヒョイ
つ===Σz目益目)ヒョイ====つΣz目益目)


BUCK-TICKはバックストリートボーイズのラッシュを徹底して回避していく。


/◎ ) =| )「どうやら、私のスタンドの方がスピードは上のようだ。」

(爆)<●><●>)「確かにな、」

153 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:27:27 ID:7HX7QZkg0
Σz目メ目)。:::ゴッ!!!

(爆)<●><●>)「だが一発は入れたぜ。え?どの口がスピードが上とか言ってんの?恥ずかしっ!!」

/◎ ) =| )「ふっーーー。」ボタボタ


蒸気王は鼻血を拭う為に、仮面を外した。


( ・∀・)「………………」
つ/◎ ) =| )

(爆);;<●><●>)ゾッ!!!

<;(爆)`∀´>「どうしたニダ?」

(爆);<●><●>)「歯車組め………あんなヤバイ奴を仲間にしてたのか………」



┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙

       ( ・∀・)

┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙┣゙



.

154 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:28:27 ID:7HX7QZkg0
彼の名前は茂等 吉影(もら よしかげ)。

33歳・かに座のAB型。元銀行員。

彼は逮捕されるまでの間に、分かっているだけで【237名の女性を殺害した】

被害者は全て首を切断されており、頭部を持ち去りコレクションしていた。

その理由を彼は語る。


( ・∀・)「私は【人の舌が好き】なんですよ。柔らかく濡れていて甘い。特に若い女性の舌がね、大好きで。」

( ・∀・)「【僕は彼女達と深くキスをする】。僕の舌と彼女達の舌を絡めて1つにすると、ふふふ、なんていうか、ふふ、下品なんですが、【勃起】しちゃいましてね」

( ・∀・)「肉体なんて、ただの飾りです。余計なモノなんて必要ない。舌だけで充分なんです」


彼は逮捕され、ハートマン・リネオン刑務所で終身刑を受けている。

155 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:29:32 ID:7HX7QZkg0
( ・∀・)「スピードは上さ。以前変わりなく。」

(爆)<爆><●>爆)「!!!ッ」

( ・∀・)「そこの彼が言った通り、確実に爆殺するには1時間程カウントダウンしなければならない。時間が短い程威力は下がる。」

( ・∀・)益目)「質は量でカバーする。時間は2分。君の身体に多数の爆弾をセットした。君はその衝撃に耐えられるかな?」


………3………2……1………0!!


(。:::・゚:・。 <●>。:::・゚::::・゚::・。 ドオオオオン!!


<(爆);`∀´>「ワカッテマスッ!!!」

156 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:30:29 ID:7HX7QZkg0
;;;<爆><●;;;;ビチャビチャ

;;;<爆><●;;;;「狼狽えるなニダー。ほんのちょっぴり皮膚が抉れただけだ。唾つけときゃ治る」

( ・∀・)「血でびちゃびちゃになっている姿で言っても説得力が無いなぁ〜」

( ・∀・)「正直、ギャング同士の抗争なんてどうでもいいんだ。だがボスは手柄を立てたら女を手配してくれると言ったんだ。可愛らしい唾液たっぷりの舌を持つ女を。」

;;;<爆><●;;;;「………………」

<(爆)`∀´>「ここは刑務所ニダ。女の人なんて来るわけ無いニダ」

( ・∀・)「ボスは調達屋なのさ。その【才能】で私達に利益(リターン)をもたらしてくれる。」

( ・∀・)「さぁお喋りはお終いにしよう。君達はここで死ね」

157 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:31:09 ID:7HX7QZkg0
;;;<爆><●;;;;

<;(爆)`∀´>(ワカッテマス………)

;;;<爆><●;;;;【血液は生命だと考えるか?】

( ・∀・)「………は?……」

;;;<爆><●;;;;「身体に流れている血は成る程生命かも知れない。だが、体外に出た場合は?しかも乾いてしまった血液ははたして生命か?」

(; ・∀・)「何?なんだ?いきなり何言っている?」

;;;<爆><●;;;;д命)
「俺の持論は乾いた血は生き物じゃあない。【無機物の物質】だ。そして無機物なら【生まれ変わる事が出来る】」

158 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:33:54 ID:7HX7QZkg0
爆発により飛び散って乾いたワカッテマスの血は次々と【大量の雀蜂】に変わっていき、あたりをブンブンと飛び回る。


(; ・∀・)「クッ………BUCK-TICK!!蜂を叩き落とせ!!」

;;;<爆><●;;;;「ああ、高みの見物といこうか。」

;;;<爆><●;;;;「蜂はお前を恨んでいる。テメエの攻撃で流した血から生まれた雀蜂。転生して尚、お前を攻撃したくてウズウズしてるぜ!!」

雀蜂’S「ブーーーーーーーーーン!!」

(; メ∀メ)「ギャァアアアアアアア!!!」


全身を蜂に刺され、床に倒れた。

雀蜂の毒により、顔がパンパンに腫れ上がっている。

159 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:35:32 ID:7HX7QZkg0
Σ<;ヽ`∀´>「!!首輪が無くなっているニダッ!!」

;;;<●><●;;;;「どうやら、俺達の勝ちらしいな。」


ワカッテマスはモララーのそばに近づく。


;;;<●><●;;;;( 命д命)つ
「トドメだ。死ぬがいいっ!!」

<;ヽ`∀´>「待つニダ!!ワカッテマス!!」


ニダーはトドメを刺そうとするワカッテマスを後ろからギュッと抱きしめて止めた。


<;ヽ`∀´>「……ワカッテマス……」

;;;<●><●;;;;「ああ、そうだな。善処すると言ったものな。」

160 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:36:35 ID:7HX7QZkg0
;;;<●><●;;;;「どっちにしろ、この男は再起不能(リタイア)だ。歯車王の所に行こう。」

<ヽ`∀´>「その前に怪我の手当てをしよう。止血して、包帯を巻くだけでも大分違うニダ」

;;;<●><●;;;;「そうしよう。」

(; メ∀メ)「ま、待てッ!!」


雀蜂の毒で動けないモララーは息もダエダエで2人を呼び止めた。


(; メ∀メ)「何故だッ!!この茂等 吉影に情けをかけるつもりかッ!?」

161 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:37:15 ID:7HX7QZkg0
<ヽ`∀´>「そう思うなら、そう考えてもいいニダ」

<ヽ`∀´>「こんな世界でも人殺しはよくないと思うし、何よりも別に死ぬ事は無いと思うだけニダ」

(; メ∀メ)「…………………」

;;;<●><●;;;;「…………行こうぜ、ニダー。」

(; メ∀メ)「ニダー………。君の名前か?」

<ヽ`∀´>

<ヽ`∀´>「僕はニダー・F・マーキュリー」

<ヽ`∀´>「人を殺して、ここに来た。」

162 ◆8aac7uEWYg:2019/06/28(金) 21:38:10 ID:7HX7QZkg0
ーーーーーーN棟 運動場ーーーーーー

(#ヽ°血°)(#ヽ°血°)(#ヽ°血°)きゃっきゃっ

きゃっきゃっ(#ヽ°血°)(#ヽ°血°)(#ヽ°血°)


(; "ゞ)。:::・゚::::・゚::・。


(;'д`)「兄貴ィイイイイイイイイイイイイ!!!!」


>>>>>>>TO BE CONTINUED>>>>>>>>

163名無しさん:2019/06/29(土) 04:03:29 ID:sSIRNPG20
乙!

164名無しさん:2019/06/30(日) 16:08:33 ID:pGH1wuKM0
otu

165名無しさん:2019/06/30(日) 19:37:10 ID:uaJ0rgFQ0
続き!続き!

166 ◆8aac7uEWYg:2019/07/25(木) 23:22:25 ID:hyBPObrk0
スタンドデータベース③

       M +w+ M

スタンド名:ミセス・ロビンソン(影縫い婦人)

本体:デルタ・サイモン( "ゞ)

遠距離操作型スタンド。影を地面に縫い付ける。
影を縫い付けられたものはどんな状態でも、縫い付けた時の姿を変える事は出来ない(例として、座った状態で縫い付けた場合は立つ事は出来ない)

デルタの意識が集中した場所にスタンドは発現する。射程距離は約66m。

元ネタはサイモン&ガーファンクルの『Mrs.Robinson』

破壊力-E スピード-C 精密動作性-B
射程距離-A 持続力-A 成長性-E

167>> ◆tsGpSwX8mo:2019/07/25(木) 23:23:16 ID:hyBPObrk0
#8 トレンチコートマフィア

敗北は死。敗北は罪。敗北は徴収。

負ければ何もかも失う戦いに必要なのは何か?

フィジカル重視の戦闘能力?場面を読み切る知力?

躊躇なく殺人を行う残虐性?

確かにどれも大事だが、最も重要なのは別にある。

僕はニダー・F・マーキュリー。

人を殺して、ここに来た。


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