レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
( ^ω^)文戟のブーンのようです[5ページ目]
-
【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【過去スレ】
テストスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/
2ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1533540427/
3ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/
4ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1538666460/
-
( ・∀・)「僕はさ後攻が大好きなんだけど」
( ・∀・)「またしたらばが重くなっても困るし」
( ・∀・)「そろそろ諦めて投下するよ」
( ・∀・)「焦らすほどの話でもないから」
-
●
夢から醒めて、夢の中でも見たことのない場所で目を覚ます。
見知らぬ部屋に立ち尽くし、タイミングよく鳴る呼び鈴に応じて、見知らぬ来客に対応する。
来客、と言うからには、多分この部屋は僕の部屋なのだろう。そして、この家も。
正対した面長の男は礼儀正しくフィレンクトと名乗って、僕らは何処かぎこちなく手近の椅子に収まる。
家具一式が揃う室内は書斎だかリビングだか判断に難しく、
改めて見回すと、統一感に欠けたつぎはぎの様式が縦横無尽に部屋を渡っている。
重厚なレンガ造りの壁から目を移していくと、建具はガラスで床は大理石。
男が腰掛けたソファーの向こう、木枠の丸い窓が借景する先には、
当たり前のような顔で馴染みのない風景が広がっていた。
(‘_L’)
さて、この男は誰で
一体ここはどこで、今はいつだ。
-
Dream Driverのようです
.
-
現実と同程度に鮮やかな夢や記憶は、現実と見分けがつかない。
夢から醒めてまだ夢の中にいる。これは多分、そういう話。
季節はおそらく春で、外ではピンク色の小さな花をつけた木々に雪が積もっていた。
なにか思い出そうとしてみて、夢の中で記憶を取り出すのは難しい。
何しろ実体を持たないから夢なのであり、夢で出来た僕の頭に脳みそはあるのか。
そうして試行錯誤の果に出てきたのは、幾つかの言葉だった。
やけに重くまとわりつく記憶の鎖を引き離し、取り出された言葉が姿形を得て、
夢の中でまた一つ夢が膨らんでいく。
-
01 不死身
そう呼ぶに相応しい強靭な生命力で、目の前の巨大な生物は怯える兵士たちを蹂躙していた。
坑道内の僅かな灯りで束の間、闇に浮かび上がる表皮は傷一つ見当たらず、
しかし、皺や突起で複雑に凹凸して醜かった。
ずらりと並んだ鱗がひしめき合い、巨体が動くたびに不快な音を立てては、また闇に消えていく。
次々に引き裂かれる兵士の血で、足元は水音が騒がしく、ぬかるんでいた。
隊を指揮する男は、戦うことも忘れて慌てふためく部下を懸命に逃がそうとする。
声を張り上げ、悲鳴と獰猛な唸り声の間で指示を飛ばす。
兵士をひと呑みにする巨大な顎門に並ぶ歯は鋭く、
暗闇に輝く無数の目が、ぎょろぎょろと辺りを見回していた。
その頭部はイグアナを思わせたが、眼孔の多さは昆虫じみて生理的な嫌悪を募らせた。
正気を保った一隊が男の指揮で火線を頭部へ集中する。
しかし、怪物は気にする素振りも見せず、地面を這うように突き進み彼らを喰い破っていく。
確かに眼の一つに火線が直撃し、眼球が弾け飛んだと思った次の瞬間には組織は再生して、
何事もなかったように、またぎょろぎょろと次の獲物を見定めていた。
その醜悪な怪物は、まさに不死身だった。
-
02 共喰い
小さな家の軒先で、男と女が何か話をしている。
(*゚ー゚) 「どうしても…行くの?」
(,,゚Д゚) 「これも任務だからな」
女は心配そうに男に取りすがって、彼の肩越しに続ける。
(*゚ー゚) 「ギコが行くことはないでしょ」
(,,゚Д゚) 「他の誰ならいいんだ?」
(*゚ー゚) 「それは…」
(,,゚Д゚) 「大丈夫だ、怖がることはない」
(,,゚Д゚) 「奴らは共喰いを始めたって言うじゃないか」
(,,゚Д゚) 「こんな状況、そう長くは続かない」
(*゚ー゚) 「でも…」
(,,゚Д゚) 「言っただろ」
(,,゚Д゚) 「準軍事的な施設を警備するだけだ」
(,,゚Д゚) 「前線に出るわけじゃない」
(*゚ー゚) 「うん…」
(,,゚Д゚)
(*゚ー゚) 「…気をつけてね」
(,,゚Д゚) 「ああ…」
短いキスの後、男は小径を歩いて行った。途中も振り返ることはなく、
その背中が、荒涼とした山間の風景に溶けるまで、女は目をそらさなかった。
-
●
そうして僕は、あの部屋にいる。
レンガ造りの壁に建具はガラスで床は大理石。
「また、ここか」
当然ながらそうなる。
しかし、椅子には誰も座っていない。
面長の男はむこうの方で窓から外の景色を眺めている。
(‘_L’)「おかえりなさい」
「これは一体どういうことなんだ」
(‘_L’)「そうですね…」
(‘_L’)「ごく単純化した説明を採用するなら…」
(‘_L’)「あなたが見たのは、記録です」
「記録」
-
(‘_L’)「はい」
それは、なにかの記録には違いないだろうが、男はそれ以上の詳細を語ろうとしない。
僕は見知らぬ土地に流れ着いたよそ者のように、間抜けな質問を繰り返しているのかもしれない。
男の表情は冴えているとは言い難い。
(‘_L’)
でも、こっちにだって言い分はある。
こんな夢の中の夢々に投げ込まれて、初っ端から適切に対応できる人間がどれほどいるのか。
勿論、これは夢であるから、詳細がそもそも設定されていないというのは有り得る。
(‘_L’)「あなたが何を見たかまでは分かりません」
兎にも角にも、僕はここで無数の記録を鑑賞しているらしい。
映画の中に入り込むようにして。
-
考えるべきことは多い。どうやってここへ来たとか、いつこの夢は醒めるのか、とか。
でも、夢の中で何かを上手く考えられた試しがあるだろうか。
少なくとも僕には覚えがない。
世の中には、夢の中で複雑な数式を解いて目が覚めて確認するとやっぱり解けていた、
なんていう話もあるらしい。同様の睡眠学習とでも言うべき事例は少なくない。
人間の脳は寝てる間にも、律儀に問題を検討し続けている。
ひょっとして、これも何かの問いなのかもしれない。
それで一体何の。
「あの怪物は?」
(‘_L’) 「怪物ですか…」
「目が沢山ついてるトカゲの化物」
(‘_L’) 「ああ…それは竜です」
-
「竜」
(‘_L’) 「はい、竜はかつて実在し文明を滅亡寸前まで追いやった生物です」
なるほど。この夢ではそういうことになっているのか。
僕はひとり得心しながら男に続きを促す。
「かつて実在したってことは、もう滅んだのかな」
(‘_L’) 「あなたが滅ぼしたんですよ」
男は無感動な声音でそう答えた。
-
03 吐息
強い日差しに晒されて荒涼とした大地に穿たれた大穴はすり鉢状になっており、
その側面に沿って巨大な段差が途切れることなく底までぐるりと続いていた。
それは中央から陥没していった切り株の年輪を思わせる。
向こう側まで数キロはあろうかという露天掘りの底に、翼の生えた巨大なオオサンショウウオじみて竜は居た。
首が胴体と一体化しているような姿は、先程見た竜と似ているが同一の個体かは判断出来ない。
太陽の下に姿を現した竜は人間の軍隊と戦っていた。
表皮には傷一つなく、巨大な顎門を開いて敵を威嚇するのは前と同じだった。
だが、暗闇ではっきりと見えなかったその先が今は見て取れる。
顎門から溢れたのは黒い炎だった。
それは亡者の列にも似ていた。
炎の周囲は深い紫で中心部が一際黒く、その暗がりは人影にも見える。
火炎と共に駆け抜ける亡霊の群れ。
大穴の周囲から打ち下ろしで攻撃を掛けていた軍隊を振り払うように焼いて、
巨大な顎門から吐き出される炎は、葬列のように黒くぼやけた一陣となって地を駆け抜ける。
その様は、黒い溶岩が大穴から溢れ広がるようだった。
周囲の全てが暗い炎に抱かれて、急速に崩れていく。
後に残ったのは、竜が尻尾を引きずって出来た砂塵のうねりと足跡だけだった。
それも翼が巻き起こす風で砂に覆われていく。
竜は攻撃ヘリを追って空へ上がった。
-
04 神、悪、竜
夜の海岸を男たちが歩いてくる。
砂浜に寄せる小波の音が辺りに響き、海面に差す月光が遠くの波間で砕けていた。
くの字状になった湾の向こう側、水平線に続く陸地は、光を返さない分だけ暗く際立つ。
( ゚д゚ ) 「日が落ちても房総は暗いままだな」
( ´_ゝ`) 「昼夜関係なく襲われては、ああもなるでしょう」
( ´_ゝ`) 「もう、ほとんど誰も住んでないとも聞きます」
( ゚д゚ ) 「そうか」
( ´_ゝ`) 「世間ではあれを竜だなんだと言っているようです」
( ゚д゚ ) 「竜…か」
( ´_ゝ`) 「竜は悪の象徴でもあります、恐怖の伝染は早いものです」
( ゚д゚ ) 「黙示録か、君は変わらずに熱心だな」
( ´_ゝ`) 「親の希望でミッション系の学校に通ってただけです」
( ゚д゚ ) 「あの再生力についてはどう思う?」
从'ー'从 「時間操作かな」
-
( ゚д゚ ) 「真面目に考えろ」
从'ー'从 「無駄さ、僕らの科学力では到底解明できない」
从'ー'从 「繁殖力や寿命にもよるけど」
从'ー'从「早晩、文明は滅びるよ」
( ´_ゝ`)
从'ー'从 「あれが何処から来たのかだって、僕らには分からないんだ」
从'ー'从 「地中で眠っていたのか」
从'ー'从 「海から上がってきたのかもわからん」
男は浜辺を蹴り上げ、波で湿った砂が海へと還る。
( ゚д゚ ) 「黙示録のようにか」
( ´_ゝ`) 「……」
从'ー'从 「それとも」
そう言って男は視線を夜空へ移し、星を仰ぎ見る。
( ´_ゝ`) 「まさか」
从'ー'从 「どうだか」
从'ー'从 「言っただろ」
从'ー'从 「僕らに測れるようなモノじゃないんだ」
-
●
気がつくと変わらずにあの部屋で椅子に座っていた。
天井へ腕を突き出し、上体を伸ばす。
出来の悪いオムニバス映画じみた夢の連鎖を前にして、
僕はこの訳の分からない世界にうんざりしてきている。
一体これは何なのか。
けれども結局、夢なのだからそれ以上の感慨は湧いてこない。
視線を天井から戻すと、いつの間にか面長の男に変わって、
ぶっきらぼうな雰囲気の女の子が居た。
从 ゚∀从 「遅いよ」
銀髪の女の子がソファーに座って脚を組んでいる。
「それは、そうかも」
一体、何にどう遅れたのか僕には分からない。
それでも、分からないなりに話を合わせてみるのが、こういう場合は得策だと思う。
-
「これでも精一杯、誠意いっぱいで駆けつけたさ」
从 ゚∀从 「なにそれ」
「いや、深い意味はないけど」
从 ゚∀从 「ふぅん…」
彼女は脚を組み替えて、興味なさげに顔をそらす。
一つ言っておくと、僕は彼女を知らない。その横顔にだって覚えはない。
でも、彼女がまとう雰囲気は、いつか何処かで見た誰かに似ている気がする。
例によって、それをここで思い出すのは難しい。
彼女はソファーの上で片膝を抱えながら、そこに頬を乗せて、再び僕を観察し始める。
あまりいい気はしない。
从 ゚∀从 「行こう、モララー」
そう言って彼女は唐突に立ち上がり、何の脈絡もなく強引に僕の腕を掴んで、外へ続くであろうドアへ向かう。
僕もつられて立ち上がり、訳の分からないまま椅子を後にする。
「行くって、どこに」
いや、それよりも、
僕は、モララーではないと思う。
その名前に聞き覚えはなく、
彼女が開け放ったドアの向こうには、例によって例のごとく、見たこともない世界が広がっていた。
-
06 イーストサイド・トリップ
彼女が言うには、もう長いこと僕を待ってたらしい。
でも、ここでは時間なんてものは永遠と無に等しくて、
それはつまり、一つの直線に含まれる点の数とか、その直線の面積とかそういうものらしくて、
今の僕にはさっぱり理解できない。
より深刻な問題は、僕が彼女を知らないってことだ。
そこのところをどう切り出せばいいのか、大変に困っている。
でも、いつまでも困ってばかりはいられない。
「それで、僕らは前にどこかで会ったかな?」
从 ゚∀从
从 ゚∀从 「そっか、やっぱり覚えてないんだ」
从 ゚∀从 「そうだよな…」
从 ゚∀从 「私はハイン」
僕らは貸切状態の映画館で、よく分からない映画を見ながら話している。
どういう訳かこの街は無人で、僕と彼女の他には誰もいない。
そうして僕は彼女の隣に座っている。
スクリーンの中では一つのテーブルで男女が向かい合い、
男はパジャマ、女は白ウサギのきぐるみを着て、そこが夢なのか不思議の国なのか議論を戦わせてる。
他の人はみんなフォーマルな服装で、踊ったり談笑しながら彼らを遠巻きに眺めている。
-
「聞きたいことがあるんだけど」
从 ゚∀从 「なんだ?」
「この世界は一体どうなってるの?」
「記録だって聞いたけど」
从 ゚∀从「それも一つの見方だけど」
从 ゚∀从「元は記憶かな」
「記憶」
从 ゚∀从「沢山の記憶を集めて記録化しているんだ」
从 ゚∀从「無数の記憶を統合して空間化した記録」
从 ゚∀从「時間軸付きの3Dマップみたいなものさ」
そうして彼女は続ける。
从 ゚∀从 「でも記憶は、事実とは違うから…。もう色んなことが、どんどん分からなくなっている」
あらゆるものが時間の中に住み着いているように、
あらゆる人が記憶の中に生きている。
時間が崩れれば世界や宇宙が崩れるかも知れないように、
記憶が崩れてしまえば私達は崩れてしまう。
あるいはその逆も。
从 ゚∀从 「だから、やりたいことをやればいいんじゃないか、私はそうしてる」
-
「この映画を見ることが?」
从 ゚∀从 「まあ正直、映画はどうでもいいんだけどな」
「……」
「どうやって他人の記憶を統合してるのかな?」
从 ゚∀从「それは…わからない」
从 ゚∀从「やってるのは…竜
その先を遮るように、無人の館内に避難警報とアナウンスが鳴り響いて、
訳の分からない映画のクライマックスじみた場面は引き裂かれる。
例の男女はどういう訳かダンスで決着をつけることにしたらしく、
スクリーンの中で白ウサギの着ぐるみとナイトキャップのパジャマ男がぎこちなく踊っていた。
从 ゚∀从「ああ、時間切れだ…」
从 ゚∀从「さよならモララー」
彼女はそう言って館外へ向かう。
-
それから僕は彼女を見ていない。
僕の周りで新たな夢が広がって、はぐれてしまったから。
夢の泡の向こうでは、空からたくさんの竜が無人の街に降下して、
それを彼女は路上で見るともなしに眺めていた。
そこから先は泡で見えなかった。
でも竜は所詮、記憶だか記録だかに過ぎない。もっと言えばこいつは夢なのだ。
今まで見てきた竜も僕には別に何もしていない。
だから全然平気なわけだけど。
一体、彼女は誰で、何がしたくて、どうして僕をモララーなんて呼んだのか。
それが気になった。
もしかして僕は本当にモララーなのかも知れない。
けれど、そう呼ばれて当人それを認識できなければ、
その人間はもうモララーではないと思う。
元モララーではあるかも知れないけど。
-
07 D2計画
(-@∀@)「結局さ、あの外皮は頑張ればダメージくらい与えられるけど」
(゚、゚トソン 「すぐ再生してしまいますね」
(-@∀@)「先に言わないでよ…」
(゚、゚トソン 「もったいぶるほうが悪いんですよ」
(;-@∀@)「君さあ、確か助手で採用になったんじゃないの?」
(゚、゚トソン 「人手不足ですから文句は言わないでください」
(゚、゚トソン 「優秀な先輩はみんな…竜に…」
(-@∀@)「……」
(-@∀@)「まあそういうわけだから、外から攻めるのは止めにして」
(゚、゚トソン 「内側から攻めるんですね!分かります!」
(-@д@)
(゚、゚トソン
(゚、゚トソン 「……でもどうやって内側から攻めるんですか?」
(゚、゚トソン 「ミクロの決死圏とかああいうやつですか?」
(-@∀@)「いや、全然考えてない」
(゚、゚トソン 「えーえー…」
(;-@∀@)「今こそ先に言って見せるものだろう!」
(゚、゚トソン 「でもー私はーしがないー無能な助手なんでー」
(-@д@)
(゚、゚トソン
-
(-@∀@)「…まあ、あれだ再生力を上回る攻撃かなんかで一時的に休眠させるとか」
(゚、゚トソン 「中にはぐうたらで間抜けな個体がいるかも知れませんからね!」
(-@∀@)「そういうわけで、運良く捕まえたら再生を司る場所を探すのだ!」
(゚、゚トソン 「なんかあまりにも基本的で常識的ですね」
(゚、゚トソン 「そのサンプルが手に入らないから苦労してるんじゃないですか」
(;-@∀@)「それは、そうだけどさ…」
(゚、゚トソン 「まあ私達が思いつくぐらいだし、もう軍がとっくになにかしてると思いますけどね」
(-@∀@)「それもそうかあ」
(゚、゚トソン 「とりあえずこの竜を捕獲して弱点を探るっていう」
(゚、゚トソン 「ひどく常識的な作戦に名前でもつけましょう」
(-@∀@)「ドラゴン・デストロイ計画」キリッ
(-@∀@)「プロジェクトD2」キリッ
(゚、゚トソン 「まさか先に計画名つけてから内容考えました?」
(-@∀@)「作戦名は何よりも優先されるのだよ!」
(゚、゚トソン 「私達って絶対に無能故に閑職に追いやられて生き残った感じですよね」
(;-@∀@)「なっなにを!」
(゚、゚トソン 「研究所の星だった先輩方に申し訳が立たないですよ」
(゚、゚トソン 「人類の明日はお先真っ暗です」
-
●
銀髪の彼女、ハインは消えて、再び面長の男が椅子に座っている。
そういえば、あの椅子はさっきはソファーではなかったかと考えて、別にどうだっていいか。
「彼女は」
(‘_L’) 「彼女?」
「いや、なんでもない」
「それよりこの記録は、元は誰かの記憶だと聞いたが」
「その辺り、どうなっているんだ」
(‘_L’) 「今まで見た記録はあなたに見ることが出来たという一点において」
(‘_L’) 「竜が回収した彼らの記憶ということになります」
「それは、つまりどういう…?」
(‘_L’) 「記憶の持ち主、つまり記録に登場する人物は」
(‘_L’) 「竜に捕食されたということです」
(‘_L’) 「竜は経口から情報を摂取可能なのです」
(‘_L’) 「私達が五感で行う以上に」
-
「一体何を言って…」
(‘_L’) 「もちろん、これは夢になります」
(‘_L’) 「当たり前ですが、こんなことは夢の中でしかありえません」
「ずいぶん、唐突なんだな」
夢の中の登場人物が、これは夢だと言うのは何処か落ち着かない。
それは嘘つきが言う、私は嘘つきに似た気配をまとっている。
破綻した論理の向こう側で、手に負えない何かが炸裂する前触れのように。
(‘_L’) 「ですが、あなたの夢ではありません」
(‘_L’) 「これは竜の夢です」
その意味内容は僕の頭に全く染み込んでこない。
ここが夢の中で、僕には脳みそなんて無いからなのかもしれない。
あるいは本当に無いのかもしれない。
僕の体には脳が。
-
切り開かれた頭蓋が、中身の無い暗い空白を晒しているのを僕は想像する。
からっぽの頭蓋に手を突っ込んで、そこから取り出したのは。
「D2計画」
(‘_L’) 「そう、DD計画」
(‘_L’) 「Dragon Destroy計画 Dragon Driver計画 Dragon Dream計画」
(‘_L’) 「お好きな名前で呼んでいただいて結構です」
「なるほど」
ほぼ反射的にそう答える。
(‘_L’) 「結局のところ、DD計画には人脳が必要だった」
(‘_L’) 「別に人間をまるごと竜の脳みそに載せても良かったらしいですが」
(‘_L’) 「代謝の関係で人脳と脊髄周りを融合させたと聞いています」
(‘_L’) 「技術的な説明は私には理解できないので不可能です」
(‘_L’) 「ここは竜脳と人脳の融合体が作り出す仮想空間みたいなものです」
-
いきなり明後日の方向へ加速し始めた夢の中で、
僕は自分の立ち位置を確認しようとする。
フィレンクトが言うには、僕らの物理的基盤は多分、竜と誰かの脳で、
僕らは、そんなもので出力されるシミュレーションとでも云うべき存在になる。
現実の宇宙が誰かの物理的シミュレーションだとかいう発想の遥かな変形。
彼は多分そのようなものの中で、義務感が互いに引かれ合って出来た一つの重力圏。
記憶によって生き、竜を破壊するという人々の義務感がネットワーク化したプログラム。
人脳と竜脳が夢見る記憶の人格とか意識。
(‘_L’) 「私達は記憶の海で発生した生命体である、と言えるかもしれません」
(‘_L’) 「いや、思念体ですかね」
「それで、その誰かの脳というのが」
「僕の脳なのか」
(‘_L’) 「元はそうだったと思います」
(‘_L’) 「ですが…今のあなたは若干、違う」
-
問題なのは、僕の脳が竜脳と融合したということで、
元の脳に竜脳側から大量の情報が流れ込んでいるということだ。
そういうわけで、僕の脳が夢見るこの僕は、
色々と思い出せなくて、身に覚えのない光景を呼び出し、
何処か覚えのあるような女の子と連れ立って、おかしな男と気の違った会話をしている。
(‘_L’) 「混じり合っているというわけです、色々と」
「……」
誰かが言ったように僕らは皆、星屑で出来ている。
初期の宇宙で星が鍛え、その爆発によって散らばった原子たち。
原子という名の星屑で。
同じ様に、ここでの僕らは皆、記憶で出来ている。
竜脳に回収された情報が混じり合って炸裂した断片たち。
記憶という名の原子で。
-
途切れた記憶が線になり、面になって立方体を作る。
それは、こちらが一手進めるごとに自ら回転して反撃するルービック・キューブのように編まれていく。
時折、同じ色が隣り合い、何かの意味が示されたような気がしながら
それを解釈する僕がそもそも、そのルービック・キューブそのものなのだ。
人間は記憶で出来ている。そのことを知るには、少しでも記憶を失う必要がある。
そうして失われた記憶の代わりに別の記憶を積み込んで、僕は駆動する。
もしかしなくても、僕とこの男は意思や人格があると錯覚しているだけなのかもしれない。
非連続的な記憶の破片をつなぎ合わせて、
あたかも関係している連続体かのように思い込んでいるに過ぎず、
てんでバラバラな断片を勝手に組み合わせて、一つのストーリーだと思いこみ、
その関係を都合よく想像し、亀裂に自分本位の解釈を塗り込んで繋ぎ合わせる。
こうして今、僕がこの夢の連鎖の意味を考えているように。
僕らは夢と同じ様に出来ている。
一体、何故こうなることを選び、何が目的だったのか。そもそも僕は誰なのか。
何色をつなぎ合わせれば、それが明らかになるのか。
誰も教えてはくれない。
面長の男はソファに座って、じっとこちらを覗き込み続けている。
-
08 Dragon Driver 計画
オオサンショウウオの化け物の頭蓋が左右に切り開かれていく。
波打つ外皮に囲まれ黒い華が咲くように脳が露出する。
二人は、吹き抜け構造になってる上階から、
一階で行われている作業を強化ガラス越しに見ていた。
どうしてそれが強化ガラスだなんて事が僕にわかるのか。
それは、これが彼らの記憶から出来た記録で、その情報が僕に流れ込んでいるから。
「例えば運命なんてものがあるとしてですよ」
(-@∀@)「僕は信じないけどなあ、運命」
(゚、゚トソン 「運命は宇宙の法則によって定まってると思いませんか」
(-@∀@)「思わないけど」
(゚、゚トソン 「話が進まないから思ってください」
(;-@∀@)「えぇ…」
(゚、゚トソン 「これは宇宙の必然、この宇宙の性質に拠っているのです」
(-@∀@)「偶然を認めないということね」
(-@∀@)「でも物理学的には…」
(゚、゚トソン「そんなものクソくらえです!」
(;-@∀@)「えぇ…」
-
(゚、゚トソン 「先輩を殺したかも知れない竜をこうして捕まえて、復讐できるんですよ」
(゚、゚トソン 「これが運命ではなくて何だというのです」
(゚、゚トソン 「どんな手を使っても竜を滅ぼしてやりますよ」
(-@∀@)「渡辺さんのことそんなに……」
(゚、゚トソン 「……」
そうして、彼らは脳が再生を司っていることを発見する。
発動するDragon Driver計画。
遠からず僕の脳がそこに装填される。
この記録は、そこまで続いていない。夢の泡が徐々に消えていく。
僕はかつて一つの脳であった。今や二つの、あるいは無数の脳とするべきか。
最早、自己認識も叶わない、無銘のdriver
入り交じる記憶と現実と夢に溶け合って、竜の吐息に並ぶ亡者を率いたdriver
僕は無数の記憶、無数の脳。
けれども今の僕にはその記憶すらない。
なぜ彼らの記憶を僕が見られるのか、それすら定かではない。
とはいえ、これは僕が見てるただの夢じゃないのか?
-
●
足元で世界が燃えている。
僕らは椅子に座ったままで、何処までも赤く染まる夜空を飛んでいる。
(‘_L’) 「竜の自身の記憶…ですかね」
「飛行中というわけか」
いよいよクライマックスじみた空気を敏感に感じ取った僕の脳が、
それに相応しい場面を流しているのかもしれない。そんな空想はあまり楽しくない。
それは結局の所、僕の脳がどうにかなってしまったという、
この男の話を信じるってことだから。
(‘_L’) 「私達の領域と記録の境界が曖昧になってきているのかもしれません」
「どうして竜は情報を集めているんだ」
(‘_L’) 「発情期なのかもしれません」
男は首をかしげて言う
-
(‘_L’) 「集めた情報量を披露することでメスの気を引くのかも」
(‘_L’) 「そういうわけでブレスに亡者が走るのです」
(‘_L’) 「集めた情報というか魂というか…」
(‘_L’) 「そう、魂の情報」
男は指を鳴らして換言する。
その仮説というか思いつきに、僕はあまり感心しない。
要するに竜は捕食した物から情報や思考を摂取することができる。
食べることが竜の理解の様式であって、
それによって敵を知り、世界を探求し、不死の怪物となった。
どうして情報を集めてるのかは結局の所、分からない。
多分、生理現象とか知的好奇心とか本能とかいう厄介な代物なのだ。
それとも破壊という目的のための手段に過ぎないとか。
-
(‘_L’) 「あるいは、こうは考えられませんか」
(‘_L’) 「竜は星や時空間、次元さえも渡る生物で」
(‘_L’) 「そうやって全てを飲み込んでいく、何かの自然現象か探査装置なのでは」
神だか悪魔だかがこの宇宙に放った使い魔。あるいはそれ自身。
僕は昔の人が考えたとか考えなかったとかいう、亀の上に象が乗ってる宇宙観を思い出す。
亀の下に竜が居て、なにか悪いことがあるだろうか。
世界を喰らい自ら宇宙へと化体する竜。
僕らはその中に住み着くノミのようなものになろうとしているのかもしれない。
夢も現実も空想も多世界も別次元も一緒くたになって格納される記録の蔵。
情報化された宇宙。
(‘_L’) 「あるいは宇宙人の生体テラフォーミング・マシンとかかも知れませんね」
(‘_L’) 「移住に適した環境なのか情報を集めて、ついでに脅威や原住民は掃除しておこうという」
「そっちのほうが、まだ穏当に思えるから困るな」
-
「DD計画はどうして人脳が必要だったんだ?」
(‘_L’) 「要するに竜脳に接続して竜の体を操作するブレイン・マシン・インターフェース計画」
(‘_L’) 「この場合はブレイン・ブレイン・インターフェースかもしれませんね」
「脳移植による体の乗っ取り」
(‘_L’) 「有り体に言えばそうなります」
(‘_L’) 「勿論、機械的な補助やら何やら訳の分からない高度なテクノロジーが」
(‘_L’) 「山ほど詰め込まれたパッケージの一部に、人脳が必要だったということです」
「サイボーグか」
(‘_L’) 「それに近い概念ではあります」
-
(‘_L’) 「驚異的な外殻の再生力は予想された通り時間操作でした」
(‘_L’) 「それは竜の記憶に基づく再生」
(‘_L’) 「つまり脳が司る能力です」
(‘_L’) 「だから脳を支配した」
(‘_L’) 「計画に使われた個体を休眠に追い込んで改造できたのは」
(‘_L’) 「奇跡とは言い過ぎでも僥倖でした」
「そうやって竜を竜自身の炎で焼いたのか」
(‘_L’) 「竜なら経口摂取による情報分析が可能ですから」
「……」
「共喰い」
「僕が竜を滅ぼしたというのはそういう意味か」
(‘_L’) 「そうなりますね」
-
それなら、ギコとか呼ばれた男の記憶がこの竜に回収されているのはおかしいのでは。
それは、あの男がこの竜に捕食されたという意味ではなかったか。
「共喰いを始めたという記憶が何故、回収されているんだ」
「まさか…」
(‘_L’) 「想像してるのとは多分違います」
(‘_L’) 「この竜が共食いした竜の内のどれかに既に捕食されてたわけです」
「……」
(‘_L’) 「だから恐らく最後の一匹であるこの竜には」
(‘_L’) 「喰われたすべての記憶があるのかも知れません」
(‘_L’) 「しかし、この竜が再び人類を襲うのも時間の問題です」
(‘_L’) 「今はかろうじて均衡を保ってますが、時間は竜の味方です」
(‘_L’) 「そして私達の出番というわけです」
-
(‘_L’) 「私の目的は竜脳の情報的破壊です」
「素人質問で申し訳ないけど」
「その、情報的破壊というのは何かな」
(‘_L’) 「良い質問ですね」
(‘_L’) 「ちょうど説明しようと思ってたところです」
彼が言うには、竜はDDへの対抗策として時間を利用した。
化学的に強化された人脳の寿命は120年程度で、
竜はその期間を眠り続けて、自分の体内の異物が自壊するのを待っているという。
僕らはそれまでに、この思念体の姿で竜脳に乗り込んでそいつを破壊する。
「要するに竜は、僕の脳が認知症にでもなるのを待ってるわけか」
(‘_L’) 「とても大雑把にまとめるとそうなります」
(‘_L’) 「それに、実際ボケ始めていると思います」
「なんとまあ」
(‘_L’) 「色々思い出せてないじゃないですか」
「それは確かに」
-
「それにしても、なんでも知ってるんだな」
(‘_L’) 「なんでも知ってるわけじゃないですが、私も色々な記録を渡ってますから」
「そういえば、さっきいなかったけ」
焦点は、竜脳と人脳に出力されているソフトウェアであるところの僕たちが、
物理的な基盤である脳をどうやって破壊するのか、ということだ。
例えばコンピュータ・ウイルスなんかは、
ソフトウェアがソフトウェアを破壊することでハードを動作不良にできるわけだ。
甚だしきは過負荷で、ハードまで壊せる。
つまり、彼の言う情報的破壊とは、竜脳で巨大な記憶情報の混乱を起こして、
竜脳を狂わせてやればいいということだ。手足の動かし方を忘れるくらいに。
ついにはイカレきって、自分で自分の体を食べ始めるかもしれない。
あるいは意識を破壊するとか、そうまで行かなくても夢の中に閉じ込めるとか。
-
「実は、記録の中で女の子に会ったんだ」
(‘_L’) 「ほう」
(‘_L’) 「会ったということは、つまり」
「うん、会話した」
(‘_L’) 「その人は恐らく記憶にとらわれているのです」
「そうなのか」
(‘_L’) 「あなたや私のようになるのは、まれなケースなのです」
(‘_L’) 「多くは自分の記憶の中だけに生きるのです」
(‘_L’) 「物理現実でも、ここでもそれは変わりません」
「……」
(‘_L’) 「ですが記憶は真に自分だけのものでしょうか」
(‘_L’) 「もしそうなら、私やあなたは決して生まれなかったはずです」
(‘_L’) 「そして竜が記憶を記録化して世界を知ることもありえない」
(‘_L’) 「私達は自分の記憶の中でしか生きられないですが」
(‘_L’) 「他人の記憶の中にも私達は居て」
(‘_L’) 「もし、あなたの中に彼女が居るのなら」
(‘_L’) 「記憶から出られるかも知れませんね」
-
「つまり、それは…」
(‘_L’) 「ええ、記憶の竜が私達のように思念化して私達を襲うかも知れないってことです」
(‘_L’) 「……」
(‘_L’) 「もう襲われた後かも」
(‘_L’) 「竜は思念化した竜を使って、あなたの脳を情報的に切り離しているのかも」
(‘_L’) 「元々あなたの脳にあった記憶さえも隔離して」
そうして僕は自分が色々思い出せないことを思い起こす。
ここに来る前に僕が見ていた最初の夢は。
多分、元の僕の意識はそうやって、竜脳に情報的に破損させられたのだ。
フィレンクトがこれから正にやろうとしている様に。
-
だから僕は色々思い出せなくて
竜は物理的な基盤である僕の脳が完全に朽ちるのを待っている。
これはそういう種類の破壊活動。
その暁には僕らも無事ではいられないだろう。
全てが崩壊するのかも知れない。
夢が覚めるように。
でも僕が気になるのは、竜の思念化がどうこうとか、この世界がどうとか、そっちではない。
彼女が自分のあの記録でしか生きられないとして、
既に竜に捕食された記憶の持ち主だとして、
ならあの時、泡の向こうで起こっていたのは。
その時間を繰り返し生きているのか?
僕が遅れたのは。
-
00
そうして、いつもと変わらずに朝日が昇り、目が覚める。
見慣れた自室が僕を迎え、ベッドからゆっくりと上体を起こす。
着替えをすまして、学校へ行くというような。
僕は廊下に通じるドアを何度か開け閉めしてみる。
2LDKにドタバタと開閉音が響いて、
開いた先があの部屋に続いていたなんてことは、当然、起こらない。
ごく当たり前のように唐突に迎えた夢落ちを少し検討してみて、
まあ、夢っていうのはそういうものかと納得してみる。
覚めない夢は夢とは言わず、現実とか呼ばれたりして、覚めた夢だけが夢になる。
覚めてみて、どんな夢だったかよく思い出せない、いつもの夢のように。
僕は夢の中の男のことを考える。
夢にしては妙に細部があったような、夢らしく荒唐無稽だったような。
それから彼女のことも。
確かに聞いたはずの名前も今となってはもう思い出せない。
学校へ続く坂を登りながら、いつもと変わらない通学路を見回す。
勿論、空には竜なんてものは飛んでいないし、次の曲がり角で待ち構えている気配もない。
-
始業前の教室は窓際の一番うしろの席だけが空白で、
風に揺れるカーテンの隙間から入り込む陽光が、複雑な影を机に投げかけている。
そこは一体、誰の席だったか。
クラスメイトに聞こうとして、急速に関心は薄れていく。
まあ、どうでもいいか。それより一限は。
鞄から教科書を取り出そうとして一緒に転がり出てきたのは。
解きかけのルービック・キューブ。
手にとってしばらく眺めた後、僕は始業前の喧騒の中、それを八手で解く。
瞬間、勢いよく前の扉が開いて担任が入ってくる。
みんなが席に付き、彼は窓際の空席に目を留める。
爪'ー`)y‐ 「なんだ、高岡はまた遅刻か」
爪'ー`)y‐ 「全く、茂浦ですら来てると言うのに…」
そう言って担任はちらりと僕を見る。
-
虚空から文字列が降ってくる。
高岡ハイン。
茂浦モララー。
無論、勿論、当然のこと僕は茂浦モララーで彼女は高岡ハイン。
混沌の中に起点となる一つの、いや二つの文字列が並び、
そして当然のように、結びついて一つのひらめきが僕を襲う。
「僕はもう、ここを卒業したはずでは」
季節は春で、開きはじめた桜の花に終雪が積もる、あの年、あの日に。
なあ、出てこいよフィレンクト。それとも僕の方から会いに行こうか。
少し思い出したことがあるんだ。
-
あの部屋で出会った彼女の雰囲気は、
頬杖ついて退屈そうに授業をやり過ごし、大人の期待を生きづらそうに受けていた、
窓際の高岡に似ている。
もう、はっきりと顔も思い出せない彼女に。
無論、これも夢に過ぎない。竜が見せる夢、沢山の記憶が見せる夢、
そして何より、全部がまるごと僕が見ているただの夢だって可能性もある。
でも確かなことが一つある、僕はまだ夢から覚めていない。
僕がDDとかいう訳の分からない計画の被験体でも、
それともあるいは、ただの夢見る卒業生だとして、
いや、誰でもなかったとしても。
ここは、まだ夢の中だ。
それがどれなのか確定するすべを僕は持たない。
-
竜がどうたらとか、思念体がどうとか、全部がとんだホラに過ぎなくて、
ここが夢という名のあらゆる嘘で出来上がった法螺吹き宇宙だとしても。
僕の夢の中で好き勝手されてはたまらない。
特に、かつてどこかどこかの夢か現実だかで、僕が惚れてたかも知れない
女の子についての話となれば尚更。
だから、目が覚めるまでは付き合ってみようと思う。
この法螺話に。
そうして僕は、教室を飛び出し、何度も遅刻の原因になった坂を下っていく。
窓から叫ぶ担任の怒鳴り声が、後ろの方でこだまする。
何故、丘なんかに校舎を建てたのだろう。
幾度となく問いかけた疑問が奇妙な新鮮さを運ぶ。
それはこうやって駆け出すためだったのかもしれない。
-
僕が見る夢は厳密にはランダムではない、選択はこの宇宙の性質による。
つまり、僕の脳の性質に。
僕が見てきた夢は、竜脳と一体化しつつある僕の脳が見せた夢でもある。
だから、これは多分、追いかけろってことになる。
僕から僕へ、夢を通じて伝達される類のメッセージ。
夢でしか伝えられない最後の挨拶。
夢の中で再会するという、考えただけでも気恥ずかしい企みのために、
僕はDDなんてものになったのかもしれないし、
全然そんなことはなくて、単に彼女を追いかける奇妙な夢を見ているだけなのかもしれない。
その二つにどれほど違いがあるのかと問われてみて、
僕は、違いなんてないと言い切るつもりでいる。
全ては依然、混沌としているが、僕は今までになく明晰だ。
それは嘘つきが言う、私は嘘つきに似た気配をまとう。
-
屹度、僕は彼女を追いかけることになっている。
いつでも、どこでも、なんどでも。
それで追いついたとして、どうするかって?
そんなのは決まっている。
一つ腕まくりして、記憶の街に降下してくる竜を片っ端から打ち返すのさ、青空に。
そうしてようやく、僕らは訳の分からない映画の続きを見ることができる。
それをデートと呼びたければ、そう呼んでもらって構わない。
その後でフィレンクトの駄法螺に付き合うのだって悪くはない。
季節はおそらく春で、見知った景色が遥か眼下まで続いている。
とりあえずは、その先にある隣町の映画館まで。
右手に咲く桜を横目に、僕は雪でぬかるんだ横断歩道を渡る。
おわり
-
( ・∀・)「自分で言うのも何だけど」
( ・∀・)「この話本当に酷いので、まさし君も好きに馬鹿にしてもらって構わないよ」
( ・∀・)「後まあハインが来なかったのは個人的に少し残念です」
( ・∀・)「予感はあったけどね」
( ・∀・)「それじゃあ僕は前に言った通り退学するけど」
( ・∀・)「マタンキに一つ要望がある」
( ・∀・)「投下がなかったけどハインは三銃士にして欲しい」
( ・∀・)「ぶっちゃけ僕は半分くらいその為に戦ってるんだ」
( ・∀・)「あいつは勝手に全ポイント賭けるとか退学するとか言ってるが」
( ・∀・)「この僕が不戦勝とは言え勝ったからには」
( ・∀・)「成績確定後に好きに辞めてもらうさ」
( ・∀・)「では、あけましておめでとう」
-
( ・`ー・´)乙!なにはともあれ乙だ!
( ・`ー・´)年明けのノリと長時間労働で疲弊しきった心身にぶちこんだストロングゼロの輝夜月成分が相まって今の僕にはよく分からなかった作品ではあるけどもだね!
( ・`ー・´)ルナちゃんが「こんなのおめーにゃ書けねーだろマジ卍」って言っているんだな!弟のまさしもそう言っている!
( ・`ー・´)そうさ、僕にはまさしという弟がいてだね、気になる人は「まさたか!のようです」でググるといいよ。そこそこ面白い。
( ・`ー・´)なんにせよ、今のほんわかぱっぱな頭じゃあ何を言っても難だからね、初詣に行ったときに御手水で顔を洗って頭をスッキリさせた上で改めて読ませてもらうとするよ!
( ・`ー・´)負け惜しみを考える時間が欲しいわけではないから悪しからず!
( ・`ー・´)+キリッ
-
('A`) そういうわけでイケメンのモララーは退学したようだが
('A`) 頭のおかしい恥知らずのドクオが変わりに復学だ
('A`) いつぞやは頭に血が上りすぎて醜態の限りをなんたらかんたら
('A`) いつまでもバレバレの仮面被ってスニフィをイビってる場合じゃない
('A`) 俺は第8回はパスする
('A`) そして第9回にスニフィに文戟を申し込む、AAを賭けて
('A`) 酉でもいいけど
('A`) 確か一回遅刻で負けた上に煽られたことを思い出したら
('A`) ますます腹が立ってきた
('A`) リベンジと行こう
('A`) 薄っぺらい雰囲気だけのSFの典型
('A`) 今、思い出しただけでも冷静さを欠くぜ俺は
('A`) でも関係のない皆様には大変にご迷惑をおかけしたことは反省してるぜ
('A`) そういうわけでモララーでしこしこ賑やかしをやっていたわけだ
('A`) それでは第9回が無事に開催されたらまた会おう
('A`) PS.ハイン、その気があれば俺はお前の挑戦をいつでも受けるぞ
-
っぱドクオがいねえとこのスレははじまんねえや!
-
さて、ブログの生徒名簿の処理はどうしたもんかな
感想は今日中に書かせていただくよ
-
ええ…(困惑)
盛り返してきたこのスレを作品disられてまためちゃくちゃにするようなとは本当に二度としないでほしい
作品楽しみにしています
-
('A`) では酉も変えておこう
('A`) 後、この話は品評会外なのでまとめる必要はない
('A`) もっと罵声を浴びせていいんだぞ控えめな名無し諸君
-
( ・`ー・´)ドクオ上げしてモララー下げしていた僕はどうすればいいんだろうね
( ・`ー・´)初困りだなこれは!
-
>>897
スニフィvs.ビーグルの文戟を「その他」の項目でまとめていてだな
フライングしたアサピー君の作品もまとめてるし、君の作品もキチンとまとめるつもりだ
あ、そうだ
まとめが嫌な人がいたらそれはそれでおせーて下さいまし
-
(´・ω・`) 「さて、モララーもといドクオ君の作品をどう批評したものか…」
まず、ドクオ君の作品の長所は、真似するのが難しい独特の世界観や地の文の言い回しにあることは誰も否定しないところであると思う。僕の場合、君の作品を読んでると押井守監督の映画を見ているような錯覚に陥る。
知らない人も多いかもしれないが、アニメうる星やつらのメガネの独白と表現するのが僕にとっては一番しっくりくる。
しかし、ドクオ君の場合、地の文の難解さが度を超えたり脱線したりすることが度々発生する。
この加減の調整が上手くいけば、もっと素晴らしい作品が生まれてくるのではないかと僕は感じた。
-
また駄々っ子来たのかww相変わらずの辞める辞める詐欺wwwまあ駄々っ子が消えるまでまとめだけみれば問題ない
-
('A`) その通り、このスレから退場するのは俺ではない
('A`) まとめに行くお前さ
-
('A`) ショボンまずは感想ありがとう
('A`) まあ今回の話に関しては00以外は読まなくていいレベルだから
('A`) 概ね指摘の通りだと思う
('A`) 個人的には難解さや脱線の部分がどこなのか指摘が欲しいところなんだよね
('A`) いや、でもまともに相手してくれるだけでもありがたいよ
-
書く側の人間ならドクオの姿勢は本当に見習いたいね
-
それではリクエストにお応えして。
今まで僕は君の作品の感想を書いてこなかったから、一番例に出しやすい
「超銀河的宇宙グルメ・レポートのようです」
から引用して説明する。
>>486の後半、
('A`) (そもそも、こいつらは一体何なのか…)
から、
>>489の最後まで
と、
>>491
が、僕はいきなりぶっ飛び過ぎなんじゃね?と感じた。
何故“それ”を感じたかというと、割と軽い調子で進んでいたところにいきなり「ドンッ」と君の世界観をそのままぶっ込んできたからだと思う。
ただ、君がこの作品で書きたかった部分が詰まっている箇所だと思うから、簡単に「削った方がいい」とは言えない。(確か誰かが提出したレポートと思わせる効果を狙ってたんだよね?)
方法としては、文体を変える、前後のつながりを工夫する、もう少し簡潔に、等色々あるけども、僕とはあまりにも作風その他が違いすぎて的確な改善方法の提示が出来ない。
-
('A`) ああ、今回の話の中でってことだったんだけど…
('A`) 銀河グルメはもう内容あまり覚えてないんだよね
('A`) ちょっと読み直して後でレスするわ
-
(´・ω・`) 今回のはちょっと待ってて
読み直してる途中だから
-
('A`) 案外簡単に見つかったわ
('A`) まあ、この部分が唐突だというのは分かる
('A`) 今までのバカSFぽい流れから話のトーンが全然違うし
('A`) でも個人的には難解でも脱線でもないと思う
('A`) 唐突さでちょっと読者に止まってもらいたい
('A`) このバカ話を一瞬だけでも冷静に考えてもらいたい
('A`) ただ可笑しいだけでなくて
('A`) まあそういう意図だったんだけどブレーキが急すぎて死人が出た感じか
-
('A`) レス番号が簡単に見つかったのは
('A`) ショボンが作ったまとめのせいです
('A`) なんと危険な存在なのでしょう
('A`) "内容を覚えてない"などと言ってごまかすことも出来ません
-
>>868
>>870
>>874
の地の文が少し違和感があるかなあ
違和感の理由を考えるに、僕は急激な文体の変化についていくのが苦手らしい。
幻想的な、抽象的なふいんき(ryの中、突如広がるどっくんわーるど。
ただ、これらが無いと少し寂しい。ただの幻想的なお話へと成り下がってしまう。
さて、どうしたものか。
-
(´・ω・`) 「いやードクオ君みたいに独自の世界観を持ってる人の批評ってのはとても難しい。」
(´・ω・`) 「自分の意見や価値観だけで発言してしまうと、その世界観を壊してしまう恐れもあるし。」
(´・ω・`) 「それでは皆さん、僕のように正月早々インフルエンザにかからないように」
(´・ω・`) 「あけましておめでとうございます」
-
('A`) 文体の不一致は難解さや脱線とは違う現象だと思うんですけど…
('A`) まあ、いいや…
-
(´-ω・`) 「あらまあ、僕も書き進めている内に脱線してたゼ☆」
(´・ω・`) 「違和感=難解と考えてくれて構わないよ」
(´・ω・`) 「脱線とは少し意味合いが異なるかもしれないけど、僕が違和感を感じたところは“深く言及し過ぎている”のかもしれないね。」
(´・ω・`) 「難解や脱線以外に君にアドバイス出来ることとしたら」
(´・ω・`) 「物語の構成というかまとまりというか核というか…」
(´・ω・`) 「とにかく、そんなものがハッキリ出てくると『読みやすい』『自分を表現する』この二つが両立出来ると思う」
-
(´・ω・`) 「どこで一番盛り上げてどこは軽く流すか。とか、何を第二のテーマとして定めるか、とかだね。」
(´・ω・`) 「君の場合、この起伏をもっとつけた方がいいと思う。」
(´・ω・`) 「君の作品を読んでて気づいたんだけど、最初から最後までメインディッシュを食べてるような感じなんだよね」
(´・ω・`) 「料理とは異なるけど、僕が愛してやまないクラシック音楽のコンサートのプログラムも、如何に効果的に聴かせるか、最初から最後までどのように楽しんでもらうかを考えて構成されているんだ。」
(´・ω・`) 「ブーン系は割と自由で、何でも許されるけれども、だ」
(´・ω・`) 「君の作風ならもっと“そういったこと”を考えた方が効果的だと思う。」
(´ -ω・`) 「統一感もクソも無いと思われてもしょうが無い作品を提出した僕も」
(´ -ω・`) 「全体の流れや山場は考えながら書き進めてはいったさ」
(;´・ω・`) (ながら投稿だったのもあって、少しバランスがとれていない箇所もあるけどね)
-
('A`) 確かに今回の話については構成はかなり錯綜してると思う
('A`) でも例えば紙魚で言えば兄者が依頼を受けるまでが一幕で
('A`) 最大の盛り上がりはタイトルコール前
('A`) 二幕の終わりは別宅から逃げ出したところ
('A`) そしてラストまでが三幕。ターニングポイントも明確だと個人的には思ってる
('A`) 勿論、そう感じなかったという感想は自由だけど
('A`) 後第二のテーマっていうのがお題以外のテーマって意味なら
('A`) 俺の話はすべて「認識の変容」をテーマにしてる
('A`) でもそんなもんは読み手が勝手に見出すもんさ
('A`) 俺の訳の分からない話が何についての話なのかなんてことは
('A`) それが見つからなかったのなら、縁がなかったということだと思ってる
-
('A`) テーマは明示するか隠しとくかは結構意見分かれると思う
('A`) 明示派ならほぼ間違いなく一幕中の何処かで明示される
('A`) 甚だしきは冒頭以前のタイトルで
('A`) 隠す派はヒントをほのめかす程度で
('A`) 主人公が向き合う問題の中で徐々に明らかになったりならなかったり
('A`) 俺は勿論、隠す派さ
-
('A`) そういう前提で明示したほうがいいと言うなら
('A`) 次回は試してみるかも知れない
-
次回のお題と投下日時が雑談で流されて確認しづらいな
お題は悪人でいいのか?
-
悪いけど第八回僕はお休みでキケイとの文戟の予定が第九回品評会にずれ込んでるから、文戟するなら第十回品評会で頼む
それまでに力つけておくよ
-
(・∀ ・)「ざつだんとはしつれいな」
(・∀ ・)「みんなまじめにはなしあっていたというのに」
---------------
作品投稿期間(毎月1日〜20日)
↓
投票、感想期間(毎月21日〜25日)
↓
感想・構想期間&テーマ決定(毎月26日〜末日)
----------------
>>565 より
>( ・∀ ∀・)「「【悪人】」」
-
('A`) 心にもないこと言いやがって
('A`) いつまでもそうやって人をおちょくれると思うなよ
('A`) 第十回で目にもの見せてやる
-
(´・ω・`) 「世の中、作品をじっくり読んでくれる人ばかりじゃないからね。」
(´・ω・`) 「単に総合に投下するとか、自身でスレを立てるならまだしも」
(´・ω・`) 「文戟スレで如何にして票を獲得するかを競っている訳だから」
(´・ω・`) 「大衆性を考えるのも大切だと思う。」
(´・ω・`) 「勿論、大衆性を求め過ぎた結果」
(´・ω・`) 「個性が消えてしまってはいけない。」
(´・ω・`) 「そこら辺の塩梅は」
(´・ω・`) 「考え続けなきゃいけないよね。」
-
('A`) うーむ、正論
('A`) でも俺は生粋のオナニストだから
('A`) 改善にには期待しないでくれたまえ
-
俺が品評会で一位を取ってテーマを恋愛にしたら、ドクオが前書いてたモナーとモララーのやつの続き書いてくれるか?
-
('A`) インフィニティか
('A`) あれ妙に人気なんだよな(当社比)
('A`) いやあ、きっとがっかりするぜ
('A`) 嘘予告と一緒でいいとこで切れてるから面白そうに見えるんだよあれは
('A`) でも、もし一位とってテーマ恋愛にするなら書いてもいいよ
-
俺はショボンの「中日ドラゴンズへの道予告編」を見てみたいと思ってる
-
( ・`ー・´)一位を獲れればお題を決めれるってすごく楽しいシステムだと僕は思うんだ!
( ・`ー・´)この企画におけるモチベーション向上の要因ひとつなんじゃあないかな!
( ・`ー・´)「俺が決めたテーマでこいつらどんな作品書いてくれるんだろな」という
( ・`ー・´)「宝くじ当たったらどうすっかな」的な妄想に近い楽しさがあるよね!
( ・`ー・´)
( ・`ー・´)しかしあれだな、初めてのエクスクラメーションマーク使いが僕とはね!
( ・`ー・´)誰か早いとこヒーたん使って入学しようよ!
-
( ・`ー・´)もしくは終始煽り散らす糞ガキビロードとかね!
( ・`ー・´)やってみて初めて気付いたけどロールプレイは楽しいぞ!
-
('A`) そうそう
('A`) 名無しで他人をダシにしてしょうもない煽りを繰り返した挙げ句
('A`) 同一人物だったなんて目に合う前にな
m9('∀`)9m
-
( ・`ー・´)それなんだよ!
( ・`ー・´)してやられたっつー思いが強すぎると気持ちいいんだなと思い知らされたよ!
( ・`ー・´)どうか誰かしてやられたカフェでも開店してくれないかなあ!多分癖になるぞ!
-
( ・`ー・´)まぁまぁまぁまぁとにもかくにもだ!
( ・`ー・´)僕は、モララーさんを口だけおフェラ野郎と馬鹿にしていて
( ・`ー・´)そのモララーさんがモララーさんとしていよいよ作品を投下したわけだから
( ・`ー・´)ひとまずはその段階に立たなくちゃあならないんだ!
( ・`ー・´)そうしなきゃ、ちょっとね、カッコ悪いからね!
( ・`ー・´)ということで次、というか既に投下自体は始まっている品評会には参加するよ!
-
(´・ω・`) 中日ドラゴンズへの道ねぇ…
(´・ω・`) 予告編とノリはあまり変わらない
(´・ω・`) すっかり黄金期の勢いを失った中日ドラゴンズを、ジョルジュとドクオが復活させるみたいな感じで
(´・ω・`) 最初と最後の雰囲気だけは同じにして統一感を持たせるか迷ったけど
(´・ω・`) 面倒くさいのと案外綺麗に終わったのとで書く気が起きなかったんだよね
(´・ω・`) ところで、作品の投下は次スレからのがいいかな?
-
70レスくらいしか残ってないし、次スレ建てたほうが投票する側は1スレで全作品見れて嬉しいかも
ここの残りのレスは前のスレみたいに議題用にする感じで
-
【このスレについて】
●このスレは何か
→ブーン系の品評会企画です。
作品による競い合いと、それによる作者同士の研鑽を目的としています。
●品評会はどう行うのか→>>2参照
●どうすれば参加できる?→>>3参照
●スレタイにある『文戟』って何?→>>4参照
【その他のルール、細則>>5】
【生徒名簿>>6】
【まとめ】
https://bungeki.jimdofree.com/
【過去スレ】
テストスレ
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/
2ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1533540427/
3ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/
4ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1538666460/
5ページ目
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1541935201/
-
【品評会のルール】
---------------
作品投稿期間(毎月1日〜20日)
↓
投票、感想期間(毎月21日〜25日)
↓
感想・構想期間&テーマ決定(毎月26日〜末日)
(※以後繰り返し)
---------------
○『生徒』はテーマに沿った作品を作品提出期間に提出して下さい。
作品の最後には【了】と書き添えてください。
○作品の提出は順番に。他の生徒の投下中には提出が出来ません。
○投票では、提出作品の中から1位、2位を選んで書き込んでください。
それぞれの投票は【1位→2pt】【2位→1pt】として集計され、作品の獲得pt数が最も多い生徒が優勝です。
○『生徒』として登録されていても、への参加は必須ではありません。但し、作品を提出した『生徒』が投票しなかった場合は-1ptとなります。
○優勝者には次回品評会のテーマ決定権が与えられます。26日にテーマを提示してください。翌月1日から次の品評会の開始とします。
26日に優勝者がテーマを提示しなかった場合、翌日に2位へテーマの決定権が譲渡されます。
○集計は【総帥 ◆IxnXYH/4Y2】が行いますが、現在不在なので有志が代理で行っています。
----------------
<テンプレ>
【第一位】(AAとトリップ)【(タイトル名)】【感想】(なくてもよい)
【第二位】(AAとトリップ)【(タイトル名)】【感想】(なくてもよい)
【Pick up】(AAとトリップ)【(タイトル名)】
(作品への感想、意見、批評)
【寸評】
(全体への感想、意見、批評)
----------------
※投票と感想は一度にまとめて行なってもよい
※順位、名前、タイトルが揃って1票とする
※Pick upは複数列挙可
-
【参加方法】
----------------
900 (´・ω・`) ◆4fW30b.lZU sage 2018/11/07(水) 00:32:57 ID:Mbed/FHQ0
(´・ω・`)「僕も籍だけ置いておこうかな」
----------------
○AAとトリップキーを名前欄に入れて書き込めば、即座に『入学』が完了します。
○以後、AAとトリップを合わせて『生徒』として生徒名簿に登録され、【作品の投下】と【文戟】が可能になります。
○使用できるAAは生徒名簿に無いもの、トリップはあなたが今まで使用した事がないものに限ります。
○『生徒』は、総合スレやツイッター等でこれまでのキャリア(作者)と明確に特定できる情報を発信した時点で生徒名簿から抹消されます。
○AAのロールプレイ推奨。
ですが必須ではありません。喋りやすいように喋ってください。
○『退学』は自由です。
-
【その他のルール、細則】
○投下が混み合ってて提出期限に遅刻しそう
→提出期限内に投下宣言をした『生徒』は、提出期限後24時間以内の作品投下が認められます。
○品評会作品のために現行が遅れる事をツイッターで説明したい
→スレに参加している事のみを言うのは可能です。作者バレした場合は生徒名簿から抹消されます。
○使いたいAAを既に使われている
→文戟で奪い取ってください。
○自分の作品のネタなどを話したい
→投票期間終了以降に行ってください。
○『入学』『生徒』『総帥』とはどこから来てるのか
→企画の元ネタ「食戟のソーマ」のリスペクトです。
○新入生がpt上位に食い込むの難しくない?
→当学園は三期制となっております。
1、5、9月の頭に全生徒のptはリセットされます。
○ptがたくさん溜まるとどうなるのか
→当期終了後、上位3人に【拝成三銃士】の称号が与えられます。
称号は次の三銃士が決まった段階で「前・第○挺」に書き換えられ、
またの三銃士が決まった際に剥奪となります。
例)12月 第一挺 獲得→4月 前・第一挺 →8月→なし
※続けて三銃士の称号を得ることは可能。
○ルールがテンプレのと違うんだが
→スレの中でルールが変更される場合があります。
-
【生徒名簿】
・【0P】从 ゚∀从 【第二挺】◆ogHcBy0QF6
・【0P】(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
・【0P】▼・ェ・▼ ◆a7eydlwZI.
・【0P】(・∀ ・) 【第三挺】◆evfltpoFGo
・【0P】(´・_ゝ・`)【第一挺】 ◆lqtlYOyuz2
・【0P】<_プー゚)フ ◆AwmE0lJ56w
・【0P】( ><) ◆wHcop5D7zg
・【0P】('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
・【0P】ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw
・【0P】J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
・【0P】(-_-) ◆q/W4ByA50w
・【0P】( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
・【0P】(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
・【0P】o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
・【0P】Σz ゚ー )リ◆ij8xCb.PrY
・【0P】イ从゚ ー゚ノi、 ◆U.Ze.JZ4Hs
・【0P】(*‘ω‘ *) ◆pYMCMYBATY
・【0P】(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU
・【0P】从'ー'从 ◆qblPUItam.
・【0P】( ・∀ ∀・)◆EnVvubdKUg
・【0P】ξ゚⊿゚)ξ ◆IU1nsGpajk
・【0P】( ・`ー・´) ◆BIc1.HXbFU
・【0P】('A`) ◆AMmdHNyQPk
-
(´・ω・`) 不備があったら勝手に直してちょんまげ
(´・ω・`) 以上!寝る!
-
【文戟】
---------------
294 ( ^ω^)◆y7/jBFQ5SY sage 2018/07/15(日) 21:12:15 ID:EVMxAmGI0
(#^ω^)「ショボーン【(´・ω・`) ◆4fW30b.lZU】!僕とお前の全ptをかけて文戟をするお!」
295 (´・ω・`) ◆4fW30b.lZU sage 2018/07/15(日) 21:15:34 ID:6pHFm7UE0
(#´・ω・`) 「その勝負、受けてやろうじゃないか!」
---------------
◯【文戟】とは、全体の品評会とは別に、1対1で作品を競わせる戦いです。
○『生徒』は任意の『生徒』に対して【文戟】を申し込む事が可能です。
○挑戦者は、【文戟】を申し込む旨、【相手のAAとトリップ】、【賭けるものと相手に賭けてもらいたいもの】をそれぞれ提示する事で文戟を申し込めます。
相手が了承すれば成立します。
○品評会の投票後、全体の集計とは別に、【文戟】の挑戦者と防衛者は獲得したptを比較します。
勝者は相手が賭けたものを獲得できます。
○スレ内部で完結するものなら、なんでも賭ける事が可能です(ptや相手のaa等)。
賭けたものを後から変更するのは禁止です。
○一人で二つ以上の【文戟】を掛け持ちするのは禁止です。
【文戟】が同時に成立するような事態が発生した場合は、先に防衛者が了承の書き込みをした方を優先します。
-
生徒の皆様、新年明けましておめでとうございます。今年もビシバシ文戟して、良作をたくさん読ませてください!
('A`)復帰してくれたのか。戻って来てくれると思ってたぞ。あんたの作品は独特で好きだから、研鑽してlvアップや(`ω´)
銀河レポートは世界観がワクワクしたが 、(´・ω・`)が言ってるように確かにレポートって感じはあまり感じなかった。次の文戟楽しみだぜ
-
(・∀ ・)の作品は毎回面白いなぁ。今回はξ゚⊿゚)ξのが一番琴線に触れたけど…
Σz ゚ー )リは実力あるのはわかってるし、次の作品期待してますよー。(´・ω・`)はギャグしか書けないって縛りプレイかw
どんなテーマもギャグにするって逆に楽しみだわ
毎回自分の作品に縛りや、場面をを入れるのもいいかも知れないね♪
-
>>942
( ・`ー・´)レゾンデートルがもはや曖昧になりつつある僕にも期待してくれたまえよ!?
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板