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( ^ω^)文戟のブーンのようです[5ページ目]
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「これでも精一杯、誠意いっぱいで駆けつけたさ」
从 ゚∀从 「なにそれ」
「いや、深い意味はないけど」
从 ゚∀从 「ふぅん…」
彼女は脚を組み替えて、興味なさげに顔をそらす。
一つ言っておくと、僕は彼女を知らない。その横顔にだって覚えはない。
でも、彼女がまとう雰囲気は、いつか何処かで見た誰かに似ている気がする。
例によって、それをここで思い出すのは難しい。
彼女はソファーの上で片膝を抱えながら、そこに頬を乗せて、再び僕を観察し始める。
あまりいい気はしない。
从 ゚∀从 「行こう、モララー」
そう言って彼女は唐突に立ち上がり、何の脈絡もなく強引に僕の腕を掴んで、外へ続くであろうドアへ向かう。
僕もつられて立ち上がり、訳の分からないまま椅子を後にする。
「行くって、どこに」
いや、それよりも、
僕は、モララーではないと思う。
その名前に聞き覚えはなく、
彼女が開け放ったドアの向こうには、例によって例のごとく、見たこともない世界が広がっていた。
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