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( ^ω^)文戟のブーンのようです[4ページ目]
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ドクオはそれについても全く違和感を感じていない様子で、直ぐに依頼内容について語り始めた。
('A`)「まず……気付いたのは一昨日位ですかね……」
ハインがドクオの話をメモ帳に書き込んでいく。
そんな様子をミセリがあまりに退屈そうに眺めているので、ハインはドクオから見えない位置でその脇腹を軽く抓る。
ミセ;゚ ヮ゚)リ そ
ミセリはハインからのまさかの攻撃に驚いたようだが、流石に空気を読んだのか声を上げる事は無かった。
(;'A`)「うちの事務所というか、ビルなんですけど……」
ドクオの話を纏める。
事務所兼物置の仕事場のビルの一階の裏手は、閉鎖的な裏路地になっている。
市内でも有数の繁華街の外れにあたるその裏路地は極めて人通りが少なく、また治安が悪い。
また複数の入り口があり、やや複雑に入り組んだ路地は小規模な迷路のようになっているという。
中でもドクオのビルの裏手というのはその裏路地の最深部かつ行き止まりにあたるらしく、よりによってその場所に“ゴブリン”が住み着いてしまったのだという。
事務所三階の窓からこっそり確認したと言い、また実際に撮影した現場の写真もあった為、情報は確かだった。
その数はおよそ15体程度。
現時点では生ゴミ漁りに留まっているが、いずれ数が増えれば食料が足りなくなり、迷い込んだ酔っ払いや子供を襲うであろう事は間違いなし。
これはハインの憶測ではなく、定期的にニュースになる程度にはありふれた出来事なのだ。
近年では業者による駆除能力が向上してきた為に被害者数も激減してはいるが、断じてゼロではない。
既に警察各所への通報は行ったものの、駆除費用に関する補助金の申請方法と駆除業者を紹介されただけで終わってしまったという。
所詮は人通りもなく治安も悪い繁華街である。
後手に回されるのは仕方ないとはいえ、実に世知辛い話だと、ミセリは思ったようであった。
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