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( ^ω^)さらば鈍色の青春のようです
1
:
名無しさん
:2018/08/29(水) 19:35:53 ID:NOKIG.BM0
( ^ω^)「あー…モテてぇお」カチャカチャ
('A`)「突然何を言うか」カチャカチャ
( ^ω^)「鈍色の青春に飽きたお。ドックンも飽きてない?」
('A`)「俺そういうの諦めてっからなぁ」ヘビーマシンガーン
( ^ω^)「コイツ、17歳にして人生諦めてやがるお」フレイムショッ
( ^ω^)「あ。この武器好きじゃないんだよな〜」
('A`)「ヘビーマシンガンが一番信頼できるわ」カチャカチャ
( ^ω^)「俺は手榴弾が一番信頼できる」カチャカチャ
('A`)「投げるタイミングがよくわかんねぇんだよなぁ」グワー
( ^ω^)「手榴弾抱え落ち乙☆」カチャカチャ
('A`)「勿体ないことしたわ」カチャカチャ
208
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 01:54:03 ID:LnYAZmxw0
──────────────────────────────
(;^ω^)「あの、どっかでお会いしたことありましたっけ…?」
(゚、゚トソン「あ、ごめんなさい。そういえば私が一方的に知ってるだけですね…」
▼・ェ・▼ アンッ!
( ^ω^)「えっ…俺って意外と有名人?」
(゚、゚トソン「有名人ではなくても…私は一生忘れられないです」
(;^ω^)「あるぇー?なんかトラウマ刻んじゃいました!?土下座しますよ!?」
(゚、゚トソン「いや土下座すべきなのはむしろこちらで…」
▼・ェ・▼ クゥーンクゥーン
(゚、゚トソン「貴方は、この子の命の恩人ですもの…」
──────────────────────────────
──────────────────────────────
マック
川 'A`)「じゃあ昔話といきますかね…」
ミセ*゚ー゚)リ「うん、聞かせてよ…」
川 'A`)「どっちから聞きたい?」
ミセ* ー )リ「そりゃもちろん、さ…」
209
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 01:55:02 ID:LnYAZmxw0
ミセ*゚ー゚)リ「『内藤ホライゾンは死んだ』ってどういうコト?」
210
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 01:56:11 ID:LnYAZmxw0
──────────────────────────────
バーミヤン
('、`*川「バーミヤンってたまにしか来ないけど…」
('、`*川「何頼むか悩んじゃわない?」
ξ゚⊿゚)ξ「わかりますー。何頼もうかな…」
('、`*川「遠慮せず好きなのじゃんじゃん頼んでねー?」
ξ゚⊿゚)ξ「情報料ですもんねー。いっぱい食べちゃいます」
('、`*川「あ、気づいてた?」
ξ゚⊿゚)ξ「はい、私とドクオに声かけたのそれが理由かなって」
ξ゚⊿゚)ξ「聞きたいんですよね?」
('、`*川「ええ、教えてもらいたいわ…」
('、`*川「私と離れてから、ないとうくんに何があったのかを」
211
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 01:57:54 ID:LnYAZmxw0
──────────────────────────────
(;^ω^)「ほえ!?俺なんもした覚えないっすよ!?」
( 、 トソン「あ、あぁ…。やっぱり…本当に覚えてないんですね…」
(;^ω^)「いやー物忘れ激しいタチなんでハハハ…」
(;、;トソン「ごめん…なさい…」グスッ
▼´・ェ・`▼ クゥーン…
(;^ω^)「いやいやいや!美人泣かせるのは俺の流儀に反するから泣かないでー!?」
(;、;トソン「私はっ…貴方に…どう償えばいいのか…!!」
(;^ω^)「いや、そんなこと言われても…」
( 、 トソン「だって…!!」
212
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 01:59:04 ID:LnYAZmxw0
( 、 トソン「貴方が記憶を失ったのはこの子を庇ったからなんですもの…」
(; ω )「ッ────」
第13話「知らないという罪と 知りすぎる罠」
213
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 02:03:04 ID:LnYAZmxw0
投下し初めて1か月。ようやく話が動き出しました
序盤のギャグ展開を期待していた諸兄には申し訳ない
214
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 02:11:02 ID:rhh3xJDo0
乙!
いよいよシリアス展開か
動けなくなる前に 動き出そう
215
:
名無しさん
:2018/09/30(日) 03:04:48 ID:2YWUKT460
動けなくなる前に動き出さないとな
216
:
名無しさん
:2018/10/04(木) 16:43:33 ID:yNH9zad60
乙
217
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 13:03:18 ID:qb.XGfAc0
乙
期待してるぜ
218
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 16:54:39 ID:JFwiUfMY0
前回までのあらすじ
ミセ*゚ー゚)リ「『内藤ホライゾンは死んだ』ってどういうコト?」
('、`*川「私と離れてから、ないとうくんに何があったのかを」
( 、 トソン「貴方が記憶を失ったのはこの子を庇ったからなんですもの…」
219
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 16:56:18 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
川 'A`)「その、黙っててゴメンな…」
川 'A`)「せっかく高校が同じになったのに俺たちがミーちゃんに話しかけなかったのはさ」
川 'A`)「今のブーンには俺たちと過ごした小学校時代の、あの頃の記憶なんてないからなんだ…」
ミセ*゚ー゚)リ「それってどういう意味なの…?」
川 'A`)「アイツは3年前の冬に交通事故に遭った。それで記憶を失った」
ミセ*゚ー゚)リ「……」
川 'A`)「名も知らぬ犬が引かれそうになったのを庇ってだぜ?こんなこと言われても信じられねえよな…」
ミセ*゚ー゚)リ「ううん。今の一言でなんか納得しちゃった。ないとうくんらしいなぁって」
ミセ*゚ー゚)リ「昔から困ってる人を見過ごせない人だったもん。ワンちゃん相手でもそういうことする人だよ」
川 'A`)「……」
ミセ*゚ー゚)リ「私今でもちゃんと覚えてる。ないとうくんは、さ」
220
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 16:57:09 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
ミセ*;ー;)リ グスッ
(#^ω^)『いじめなんて許さねえお!おまえらそれでも金玉ついてんのかお!』
ξ゚⊿゚)ξ『落ち着きなさい。いじめの首謀者女の子だっての』
(#^ω^)『ぼくが!相手になってやるお!ホワチャー!!』
('A`)『ヒーロー2号参上ッ!いくぞ内藤ッ』
──────────────────────────────
ミセ*゚ー゚)リ「いじめられてた私を救ってくれたヒーローで」
221
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 16:58:05 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
( ^ω^)『おっお。やっぱミーちゃん絵の才能あるお!すっげーお!』
ミセ*゚ー゚)リ『えへへ、ありがとっ。じゃあないとうくん描いてあげるね!』
──────────────────────────────
ミセ* ー )リ「私が描いてた絵を、誰よりも褒めてくれて」
222
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 16:58:57 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
ミセ*゚ー゚)リ『私ね、将来は絵を描く仕事がしたいんだぁ』
( ^ω^)『ミーちゃんなら夢叶えられるお!ファン1号のぼくが応援するお!』
ミセ*゚ー゚)リ『あ、ありがと…』
( ^ω^)『ぼくは小説家になるお!だからデビュー作の表紙はミーちゃんに任せるお!!』
ミセ*゚ー゚)リ『うん…!約束だよっ!!』
( ^ω^)『うん!約束だお!』
──────────────────────────────
ミセ* ー )リ「私の夢を最初に応援してくれた、すてきな男の子だったもん」
223
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:00:03 ID:JFwiUfMY0
ミセ* ー )リ「でもこれって失恋しちゃったってことなのかなぁ…」
ミセ* ー )リ「へへ、初恋の人ともう会えないなんて、思いもしなかったよ」
川 'A`)「……」
川;'A`)「その、なんていうか───」
224
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:01:01 ID:JFwiUfMY0
ミセ*゚ー゚)リ「なーんてね!確かに言葉遣いとか色々変わってるけど」
ミセ*゚ー゚)リ「ないとうくんの本質は変わってないと思うの」
川 'A`)「あ、ミーちゃんもそう思う?」
ミセ*゚ー゚)リ「勇気出なくて話しかけられなかったけど!ずっと見てたから!」
川 'A`)「ワォ。ストーカー気質ゥ!」ゾクゾクゥ
ミセ#゚ー゚)リ「好きな人に話しかけられない乙女心を理解してほしいなー!」
ミセ*゚ー゚)リ「だから…私はまた"ないとうくん"に恋をすると思う。ううん、もうしてるんだと思う」
川;'A`)「ごめん、意地悪言っちゃった…」
ミセ*゚ー゚)リ「ゆるーす。でもさ、その…記憶を無くしてから大変だったんだろうね…」
川 'A`)「…今でこそ元気にやってるけど、本当に大変だったよ」
川;'A`)「俺たちのせいで一度追い詰めてしまったしな…」
ミセ*゚ー゚)リ「どゆこと?」
225
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:02:04 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
ξ゚〜゚)ξ「んーとですねぇ、先生がうちの中学に教育実習にきたのって中1の頃でしょ?」
('、`*川「みんな可愛かったわねー…」
ξ゚⊿゚)ξ「当時からツンちゃんは一際輝いてた自負があります」
('、`*川「そういうのいいから続けて☆」
ξ゚⊿゚)ξ「中2の3学期、心優しいブーン少年は犬を庇ってトラックに跳ねられました」
('、`*川「当時ドクオくんから連絡あったからその辺は知ってるわ。会いに行けなかったけど…」
ξ゚⊿゚)ξ「で、昏睡状態から回復したブーン少年は記憶喪失になっていたのです」
ξ゚〜゚)ξ「記憶喪失って言っても何もかも覚えてないわけじゃなくて…」
ξ;゚⊿゚)ξ「えーと、なんて言えばいいんだろ?『グヘヘ、身体は覚えてんじゃねえか…』ってやつ?」
('、`;川「説明の仕方がゲスだと思うわ」
ξ;゚⊿゚)ξ「何もかも忘れたんじゃなくてぇ…お箸の使い方とかすぐに思い出したし…」
('、`*川「よく繰り返すような動作はなんとなく覚えてたってことね」
ξ゚⊿゚)ξ「だいたいそんな感じだと思います、たぶん」
226
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:03:06 ID:JFwiUfMY0
ξ゚⊿゚)ξ「それでブーンの両親とか私たちは『もしかしたら記憶が戻るかも?』って色々やっちゃったんです」
ξ゚⊿゚)ξ「アルバムを見せたり、思い出の場所に連れて行ったり…」
ξ゚⊿゚)ξ「でも、結局記憶は戻らなくて…」
('、`*川「うん…」
ξ゚⊿゚)ξ「その度に私たち、ブーンの前で落胆しちゃってたんだと思います」
ξ゚⊿゚)ξ「アイツはそんな毎日が苦しくて…」
227
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:04:07 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
(#;ω;)『もうやめてくれよ!!!勝手に期待して!勝手に落胆するのは!』
(#;ω;)『俺だって出来るなら思い出したいよ!!皆との思い出を!!自分のこれまでを!!』
(# ω )『でも…もうどうにもならないんだよ…』
( ω )『皆が慕ってくれた"内藤ホライゾン"は死んじまったんだよッ…!』
( ω )『なぁ、俺って誰なんだろうなァ。どうして空っぽなんだろうなァ…!』
228
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:05:11 ID:JFwiUfMY0
(#;ω;)『なんで"内藤ホライゾン"が死んで"空っぽの俺"が目を覚ましちまったんだろうなァ!!』
.
229
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:06:31 ID:JFwiUfMY0
( ω )『頼む…部屋から出てってくれ!!俺に関わるな!!』
( 'ω`)『もう…皆の期待を裏切るなんて…したくないんだ…』
( 'ω`)『一人に、一人にしてくれよ…』
──────────────────────────────
ξ゚⊿゚)ξ「それからアイツは自分の部屋に引きこもりました」
ξ゚⊿゚)ξ「自分の殻に閉じこもって…自分は誰なんだって…自問自答を繰り返して」
('、`;川「そう…だったの…」
ξ゚⊿゚)ξ「私たちに追い詰められて…アイツは自分を守るために必死だったんです…」
('、`*川「そうなるわよね…14歳の繊細な少年…いえ、産まれたての赤子のようなものだったんですもの…」
230
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:07:21 ID:JFwiUfMY0
('、`*川「私、ね。たぶんその頃だったと思うんだけどドクオくんからこんな相談されたの」
──────────────────────────────
(;A;)『先生ェ!俺、俺…どうしても謝りたいヤツがいる゛ん゛で゛す゛!』
(;A;)『俺゛…酷゛い゛こ゛と゛し゛ち゛ゃ゛っ゛た゛!!!』
(;A;)『でもソイツに…ドア越しに話しかけても何も反応が無゛く゛て゛!!』
(;A;)『俺たちが苦しめてしまったこと゛を゛直接謝゛り゛た゛い゛!!』
('、`*川『自分が酷いことをしたって自覚があるのなら…』
('、`#川『泣くな!!相手の子はもっと悲しいはずよ!!』
(;A;)「ッ───」
('、`#川『向き合うことから逃げんな!!甘えんな!!』
('、`*川『"俺たち"ってことは一人じゃないんでしょ?皆で精一杯頑張ってもどうしても無理だ─』
('、`*川『そう思った時にもう一度電話なさい。チートなお姉さんが力になってあげるわ』
(;A;)『うん───』
('、`*川『頑張れ少年。喧嘩なんて乗り越えちゃって───素敵な友情を育みなさいな』
──────────────────────────────
231
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:08:23 ID:JFwiUfMY0
('、`;川「うっわああああ恥ずかしいいいいいい!!熱血教師目指して空回ってた過去のトラウマが私を責めるううううううううう!!」ゴロゴロー
ξ;゚⊿゚)ξ「うっわ…。詳細聞かないで只の喧嘩と決めつけてアドバイスしてるぅ…」
('、`;川「し、仕方ないじゃない!な」いとうくん絡みだなんて思わなかったわよ!?」
ξ;゚⊿゚)ξ「しかも"チートなお姉さん"って…」
('、`;川「やめてぇ…初めての教え子から頼られて張り切っちゃったのよぉ…」
ξ゚⊿゚)ξ「で、どうやって力になるつもりだったんです?」
('、`;川「ピッキング技術大急ぎで身に着けたわ…」
ξ;゚⊿゚)ξ「張り切り方がおかしくないですか…?」
('、`*川「ま、ドクオくんから仲直りできましたって電話があったから安心したけど」
ξ゚⊿゚)ξ「頑張りました」
('、`*川「…どうやって解決したの?」
ξ;゚⊿゚)ξ「こう、私の部屋からブーンの部屋に窓ぶち破って突撃して…」
('、`;川「貴女も力技じゃない!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「ピッキングよりは青春感あると思います!!」
232
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:09:21 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
ミセ*゚ー゚)リ「…大変だったんだねぇ」
川 'A`)「俺らが部屋突入してからが大変でよぉ…、ブーンがカッター持ち出して自分の手首に押し当ててさ…」
ミセ*゚ー゚)リ「ないとうくんの気持ちもわかるよ、うん…」
川 'A`)「そこまで追い詰めちまったのか、って気持ちとかさ…」
川 'A`)「俺ら見て青ざめてるその顔見てると悔しくなっちまってさ…とんでもねぇこと言っちまったよ」
ミセ;゚ー゚)リ「何て言ったの…?」
233
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:10:15 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
('A`)『どうせ死んでるようなモンだろ。今更死ぬ必要もないだろ?』
──────────────────────────────
234
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:11:09 ID:JFwiUfMY0
ミセ;゚ー゚)リ「ずいぶん…キツイこと言ったんだね…」
川 'A`)「さっきまで青ざめてた顔を真っ赤にしてよ…何度も何度もぶん殴られたわ…」
──────────────────────────────
(#゜ω゜)『ああああああああああああああああ!!!!』ダッ
(#゜ω゜)『うわあああああああああああ!!!!』ボガッ
(#)メA`)『ッ……』ヨロッ
ξ;゚⊿゚)ξ
──────────────────────────────
235
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:12:06 ID:JFwiUfMY0
川 'A`)「ツンは黙って見てた。たぶん、俺を信じてくれてたんだと思う」
川 'A`)「一人じゃない、コイツを救いたいのは俺だけじゃないってのが何より心の支えになった」
──────────────────────────────
(#゜ω゜)『どうして!!"空っぽの俺"に期待しないでって言ったのに!!』
(#゜ω゜)『何で!お前らは!!こんなことするんだ!!!』
(#)メA`)『伝えたいことがあって来た』
(#゜ω゜)『黙れぇ!!!』ボガッ
(#)メA )『ッ……』ヨロッ
(#゜ω゜)『お前らの知ってる"内藤ホライゾン"は死んだんだ!!帰れよ!!』
(#)メA )『…だからだよ』
(#゜ω゜)『…?』
(#)メA )『"内藤ホライゾン"は死んじまったってのに…俺たちはそれを認めず…希望を押し付けた…』
(#)メA )『ゴメンな…。お前が受けた苦しみは…謝って許されるもんじゃねえのもわかってる…』
(#)メA )『でもな…絶望だけはしてほしくねえんだ…』
(#゜ω゜)『五月蠅い…!』
236
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:13:09 ID:JFwiUfMY0
(#)メA )『"何も無い"…上等だ…。空っぽなら…』
(#)メA゜)『お前に何もねえなら…!俺たちがその空っぽを埋めてやるッ!!』
(#)メA゜)『俺は!"お前"とダチになりに来たッ!これは一歩も退かねえ!!』
(#)メA゜)『だからこの手を取れ"内藤ホライゾン"!!!!』
(#)メA゜)『今から───ここから始めよう!!』
(;゜ω゜)『ッ───!!』
(#)メA゜)『ぐっ…』ガクッ
(#)メA ) フラッ
(;゜ω゜)『馬鹿野郎がッ…』ガシッ
237
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:14:06 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
('、‘*川「ドクオくん、ガッツあるじゃない…」
ξ゚⊿゚)ξ「たぶん先生の後押しがあったから踏ん張れたんですよ」
('、‘*川「ふふっ…、空回りかと思いきや意外といいアドバイスしたのかしら」
ξ゚⊿゚)ξ「かもしれませんね…」
ξ゚⊿゚)ξ「こうして…私達3人は、また友達になれたんです」
238
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:15:07 ID:JFwiUfMY0
──────────────────────────────
(; ω )『なぁ、津村さん、だっけ』
ξ;゚⊿゚)ξ『え、ええ。津村ツン!好きに呼んで!』
(; ω )『コイツの…手当てをしたい。やり方わかんねぇから手伝ってくんない?』
ξ;゚⊿゚)ξ『ッ!』
ξ*゚⊿゚)ξ『わかったわ!私の部屋から救急箱持ってくるから待ってて!』
(;^ω^)『頼むわ…。初めての友達に死なれたら困るって…』
第14話「僕、誓う 僕、もう二度と負けない」
239
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 17:22:08 ID:qBdS11Sc0
良い話だなー
240
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 20:17:25 ID:qb.XGfAc0
乙
241
:
名無しさん
:2018/10/06(土) 22:31:23 ID:ZLBjVbJg0
かっこいいじゃんドクオ
乙
242
:
名無しさん
:2018/10/08(月) 12:18:27 ID:ZuqwW8SQ0
仕事場で読むもんじゃねーな
涙目だよちくしょう
243
:
名無しさん
:2018/10/13(土) 20:13:54 ID:hv7NiFpQ0
乙
いい青春してるな
244
:
名無しさん
:2018/10/17(水) 02:09:59 ID:cz9nU3wU0
ようやく読んだがおもしれえな乙
カップヌードルのくだりは外で読んで後悔したわ笑いこらえるの大変だった
ないとうの過去にようやく触れられて今後どうなっていくかが楽しみだぜ
245
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:07:52 ID:9juaJuEY0
前回までのあらすじ
3年前
(#)メA )『"何も無い"…上等だ…。空っぽなら…』
(#)メA゜)『お前に何もねえなら…!俺たちがその空っぽを埋めてやるッ!!』
(#)メA゜)『俺は!"お前"とダチになりに来たッ!これは一歩も退かねえ!!』
(#)メA゜)『だからこの手を取れ"内藤ホライゾン"!!!!』
(#)メA゜)『今から───ここから始めよう!!』
(;゜ω゜)『ッ───!!』
現在
(*^ω^)「どっこちゃーん!こっち向いて!スマイルして!!」
川 '∀`)v ブイッ
(*´_ゝ`)「「かーわいいー!!」」(^ω^*)
※同一人物です
246
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:08:42 ID:9juaJuEY0
(゚、゚トソン「お茶とコーヒー、どちらがよろしいでしょうか?」
(;^ω^)「え、あ、コーヒーでお願いします」
(゚、゚トソン「砂糖はどうします?」
(;^ω^)「え、あー…無しでも大丈夫です。子供じゃないんで」
(゚、゚トソン「フフッ、わかりました。では少し待っていてくださいね」
(;^ω^) (立ち話もなんですから…なんて言われて家にお邪魔してしまったけど…)
(;^ω^) (童貞には刺激が強すぎる…!ガラにもなく緊張してるわ…)
( ^ω^) (落ち着け…こういう時は深呼吸だ…KOOLになれ内藤ホライゾン…)
( ^ω^) スー…ハー…スー…ハー…
(;^ω^) (やっべ、いい匂いがして落ち着かねええええええええええええ!!)
( ^ω^) (こういう時は酋長の残念なとこ思い出してっと…)
( -ω-) ンー…
247
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:09:24 ID:9juaJuEY0
──────────────────────────────
ξ゚⊿゚)ξ『私ね、ケンタッキーのチキンで一番おいしいのは皮だと思うの』
('A`)『ほう』
ξ゚⊿゚)ξ『だからこんなの握ってみたわ』
( ^ω^)『これは…!』
ξ゚⊿゚)ξ『ツンちゃん自慢のケンタッキーの皮寿司よ』
('A`)『ほう…これは…なんとも…』モグモグ
( ^ω^)『アリか…?いや、なんとも言えねえ…。意外とマズくはない…』モグモグ
ξ゚〜゚)ξ『そう?良かったわ』モグモグ
( ^ω^)『で、お前が食ってるソレなにさ』
ξ゚⊿゚)ξ『ケンタッキーの皮で包んだおにぎり』
('A`)『そういや肉の部分は?』
ξ゚⊿゚)ξ『台所に転がってるわ。あんなにたくさん食べれないもの』
( ^ω^)『MOTTAINAI!!!』ダッ
('A`)『美味いもん追及するのはありだけど食材は残さず使おうなー?』
ξ゚⊿゚)ξ『反省してまーす』
──────────────────────────────
( ^ω^)「いや、ケンタッキーの皮寿司はやっぱナシだろ!」
(゚、゚トソン「へ…?」キョトーン
(;^ω^)「あー、こっちの話ですスイマセン…」
248
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:10:11 ID:9juaJuEY0
(゚、゚トソン「どうぞ。コーヒーです」
( ^ω^)「ありがとうございます」
( ^ω^)「…いい香りですね」
(゚、゚トソン「主人が…コーヒーにうるさい人だったので」
( ^ω^) ズズッ…
( ^ω^)「うっま…」
(゚、゚トソン「お客様に振舞うのは久しぶりで緊張しました」
( ^ω^)「奇遇ですね。僕もこんな本格的なコーヒー淹れてもらったの初めてで緊張しました」
(゚、゚トソン「ふふっ」
( ^ω^)「ははっ」
( ^ω^)「いやこのコーヒーほんと美味しいですよ」
(゚、゚トソン「気に入っていただけて何よりです」
( ^ω^)「この3年で飲んだコーヒーで一番美味しいです」
(゚、゚トソン「3年…」
(;^ω^)「あっ…」
249
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:10:53 ID:9juaJuEY0
(;^ω^)「いや…すみません。そういうつもりで言ったわけじゃないんで…」
(゚、゚トソン「…本当に、ごめんなさいね」
( ^ω^)「謝らなくていいっすよ。ビーちゃんでしたっけ、あの子」
(゚、゚トソン「ええ」
( ^ω^)「ビーちゃんを庇ったのはたぶん、あの頃の僕は後悔なんてしてないと思いますよ」
▼・ェ・▼ アンッ
( ^ω^)「おー、よしよし。助けたの俺じゃねえけどお前が元気で嬉しいよ」
(゚、゚トソン「あなたが助けてくれたおかげで、この子もこんなに大きくなりました…」
( ^ω^)「コイツゥ、羨ましいぞ?いいなー俺も美人に飼われてえ」ナデリコナデリコ
▼・ェ・▼ 〜♪
(゚、゚トソン「その子、私と…亡くなった主人以外の人には滅多に甘えないんですよ?」
(゚、゚トソン「たぶん、内藤さんに助けられたことを覚えてるんだと思います」
( ^ω^)「ほほう…賢いなビーちゃん!」
▼・ェ・▼ アンッ!
( ^ω^)「…あの、酷なことかもしれませんが、あの日のことを教えてもらえませんか」
(゚、゚トソン「それは…」
( ^ω^)「僕にショックを与えないように、って皆教えてくれないんですよ」
( ^ω^)「でも僕は全部を受け止めて、乗り越えたいんです」
( ^ω^)「…過去の自分を」
(゚、゚トソン「…わかりました」
250
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:11:56 ID:9juaJuEY0
(゚、゚トソン「3年前のあの日は突然大雨が降った日でした」
──────────────────────────────
(゚、゚トソン『ふぅ…、散歩の帰りに土砂降りなんて困りますね』テクテク
(゚、゚トソン『ほら、傘の中にちゃんと入りなさいな。風邪ひいちゃうわよ』
▼´・ェ・`▼ クゥーン
(゚、゚トソン『仕方ない子ね。ほーら、抱っこしてあげるからおいで?』
▼・ェ・▼ アンッ!
(゚、゚トソン『全くもう…、手間のかかる子ね?』
──────────────────────────────
(゚、゚トソン「この子を散歩に連れていった帰り、突然土砂降りが始まりました」
(゚、゚トソン「幸い、カバンの中に折り畳み傘があったので私はこの子を抱きかかえて帰ることにしました」
(゚、゚トソン「人もまばらな帰り道、歩道橋を降りてる最中に私は雨で足を滑らせてしまいました」
251
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:12:45 ID:9juaJuEY0
──────────────────────────────
Σ(゚、゚トソン『きゃっ──』
ゴロゴロ
(x、xトソン『痛ったぁ…。足、挫いちゃったかしら…』
(゚、゚;トソン『あたたた…。これは歩いて帰るの辛いわね…』
▼´・ェ・`▼ クゥーン
(゚、゚トソン『ごめんねビーちゃん、びっくりしたよねぇ』
(゚、゚トソン『今タクシー呼ぶからもうちょっと我慢してね…?』ガサゴソ
(゚、゚;トソン『携帯忘れちゃった…』
▼´・ェ・`▼ クゥーン
『ちょ───あのお姉さん派手に転んだけど大丈夫か!?』
『───ちょっと様子見てくるお!』
──────────────────────────────
(゚、゚トソン「反対側の歩道から私を心配する声が聞こえました」
(゚、゚トソン「声の聞こえた方へ振り返ると、3人の子供たちが見えました」
(゚、゚トソン「…内藤さんと、2人の友達です」
(゚、゚トソン「一人は痩せた少年で、もう一人は金髪の可愛い女の子でした」
( ^ω^)「あっ…」
(゚、゚トソン「そして内藤さんがこちらへ走り出してくるのが見えました」
252
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:13:40 ID:9juaJuEY0
──────────────────────────────
(;^ω^)『大丈夫ですかお───?』
▼・ェ・▼ ワンッ!!
(゚、゚;トソン『ちょっと!ビーちゃん!!』
──────────────────────────────
(゚、゚トソン「…この子は助けを呼ぼうとしたんでしょうね」
(゚、゚トソン「私がいる歩道を飛び出して、内藤さんたちのいる歩道へ」
(゚、゚トソン「…車道を横切って行ったんです」
( ^ω^)「つまり、そこで…」
(゚、゚トソン「えぇ、運悪く信号は青で…トラックが走ってくるのが見えました」
253
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:14:17 ID:9juaJuEY0
──────────────────────────────
▼・ェ・▼ ワンッワンッ!!
(;^ω^)『ばっ、あぶねえお!?』ダッ
(#`ω´)『うおおおおおおおおおおおおおお!』
(#'A`)『ブーンやめろ───────────────!!』
ダッ
ドンッ
──────────────────────────────
254
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:14:49 ID:9juaJuEY0
(゚、゚トソン「…内藤さんは車道へ飛び出し、ビーちゃんを抱えたままトラックに」
( ^ω^)「…そうだったんですね」
(;、;トソン「本当に…ごめんなさい…私のせいで…」
▼´・ェ・`▼ クゥーン
( ^ω^)「…おー、よしよし。ビーちゃん偉いぞ。お前は偉い」
( ^ω^)「…大事なママを助けようと必死だったんだもんな。よく頑張った」ナデリコナデリコ
▼・ェ・▼ アンッ!
( ^ω^)「トソンさんも、泣かないでください」
(;、;トソン「本当に…ごめんなさい…一番泣きたいのは内藤さんのはずなのに…」
( ^ω^)「大丈夫ですよ。俺は…いっぱい泣きましたから」
( ^ω^)「いっぱい泣いて…また前を向いて歩けるようになりました」
(;、;トソン「でも…!私のせいであなたは記憶が…!」
( ^ω^)「でも、生きてますよ?」
(;、;トソン「───」
( ^ω^)「俺はこうして、生きてます。何もかも元通りってわけじゃないけど」
( ^ω^)「だから、自分を責めるのはもう、やめにしましょう」
255
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:15:28 ID:9juaJuEY0
( ^ω^)「他の誰でもない、俺が──」
( ^ω^)「いや、"僕"が──貴女を赦します」
(;、;トソン「え───」
( ^ω^)「色々あったけど…かけがえのない友人のおかげでこうして今も僕は生きてる」
( ^ω^)「それに…美人が泣いてるのをそのままってわけにはいかねえっすよ」
( ^ω^)「俺が…過去の自分に怒られちまう」
(;、;トソン「美人だなんて…おばさん相手に何言ってるんですか…」
(;^ω^)「いや…すんません。思ったことは正直に口にして生きていくって決めてるんで」
(゚、゚トソン「ありがとうございます…。こうやって…ようやく内藤さんに直接謝ることが出来ました」
( ^ω^)「俺も…自分が記憶を失ったきっかけが知れてよかったです…」
(^ω^ ) チラッ
▼・ェ・▼ クゥーン?
( ^ω^)「何もかもを失ったわけじゃない…。救えたものがあったんだってわかって嬉しいです」
256
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:16:09 ID:9juaJuEY0
(゚、゚トソン「ねぇ…内藤さん?」
( ^ω^)「なんでしょう」
(゚、゚トソン「何か、困ってることはありませんか?」
(゚、゚トソン「主人の遺産もまだ結構ありますし…いや、お金で解決とかそういうのはいけないですね…」
( ^ω^)「あー…それなら一つ困ってることが」
(゚、゚トソン「なんでしょう…?私で力になれることならなんでもしますよ」
( ^ω^)「じゃあ───────────」
第15話「自分で選んで掴んで歩いて手放して失くしてきた 道なんだ」
257
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/08(木) 03:18:36 ID:9juaJuEY0
一ヶ月ぶりの投下です。長い充電期間でした
これからまたちょくちょく投下していきます
258
:
名無しさん
:2018/11/08(木) 10:53:15 ID:DlyI3H760
乙!
ケンタッキーの皮クソワロタwww北京ダックじゃねぇんだから全部食えよwww
259
:
名無しさん
:2018/11/08(木) 20:38:50 ID:LZCdZ/q20
乙〜〜〜
260
:
名無しさん
:2018/11/12(月) 21:00:03 ID:QqQLCGAM0
復活してたか!また更新楽しみにしてるぞ乙!
261
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:32:36 ID:4Vhq8rpI0
3行でわかる前回のあらすじ!!!
・未亡人の部屋でドキドキする男子高校生(童貞)
・ケンタッキーの皮は美味しいけど肉も食べよう
・自分が登場しない回でも残念さを増すツンちゃんkawaii
・世界よ、これが鈍色ヒロインだ
262
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:33:19 ID:4Vhq8rpI0
ミセ*゚〜゚)リ「なるほどねぇ…」ブクブク
川 'A`)「コラッ。ジュースの中にストローで息を吹き込まない!」
ミセ*゚ー゚)リ「昔からのクセなんだけどさ、ついついやりたくならない?」
川 'A`)「むしろマックのシェイクを頬がすぼむぐらいの勢いでちゅーちゅーしちゃう派だよ」
ミセ*゚ー゚)リ「あー…それもわかるなァ」
川 'A`)「わかってくれてありがとさん」
ミセ*゚ー゚)リ「でさ、話戻しちゃうけど。ドクオくんが言ってたもう一つのこと…」
ミセ*゚ー゚)リ「『俺はアイツを二度も殺した』ってどういうことなの?」
川 'A`)「そっちも説明しなきゃならんよな…」
263
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:33:57 ID:4Vhq8rpI0
川 'A`)「さっき言ったように…俺は記憶喪失になった内藤を自殺寸前まで追い詰めちまった」
ミセ*゚ー゚)リ「うん…。ドクオくん一人が悪いわけじゃないと思うけど…」
川 'A`)「そうかい?そう言ってもらえると少しは気が楽になるよ」
川 'A`)「んで、もう一回はそれより前の話…。事故直後のことだ」
ミセ*゚ー゚)リ「…どういうこと?内藤君の記憶喪失はトラックに轢かれたのが原因じゃないの?」
川 'A`)「内藤が記憶を失ったのはトラックに轢かれて生死の境を彷徨った後。それは確かだ」
川 'A`)「だけどな、事故直後…。アイツの記憶はしっかりとあったんだよ」
ミセ;゚ー゚)リ「え…?それってどういうこと…?」
264
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:34:37 ID:4Vhq8rpI0
──────────────────────────────
(#゜A゜)『おいブーン!しっかりしろ…!!』
( ω )『あー…、その声はドクオかお?』
(#゜A゜)『あぁ!そうだ俺だよ!馬鹿野郎…こんなことになっちまうなんて…!』
( ω )『血が目に入って…なんにも見えねえんだお…。犬は無事かお…?』
(#゜A゜)『あぁ!見たところ怪我一つしてねえ!だから…お前も諦めんな!』
( ω )『そいつは良かったお…。内藤ホライゾン人生最期にして最大のファインプレー…』
(#゜A゜)『ふざけんじゃねえ!お前の人生はまだまだこれからだろうが…!』
(#゜A゜)『頑張れ!今ツンが救急車呼んだから…!』
( ω )カハッ
(;゜A゜)(吐血…!内臓までやられてんのか…?)
( ω )『あー…。やべーお…。最後に言い残すこととか…何にも思いつかねえお…』フー…フー…
(;゜A゜)(ブーンが…死ぬ?嘘だろ…?彼女出来たばっかで幸せの絶頂期だってのに…)
(;゜A゜)(どうすればいい?コイツを助けるにはどうすれば!?)
(;゜A゜)(俺は──無力すぎる───)
(; A )『ちく…しょぅ…』フラッ
(; A )『ブーン…ごめ───』バタッ
──────────────────────────────
265
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:35:15 ID:4Vhq8rpI0
川 'A`)「…情けねえ話だよなァ」
川 'A`)「アイツが死ぬかもしれねえって時に…助けてやれなくて…」
川 'A`)「それどころか大量の血を見たショックで失神だぜ…?親友の目の前で」
ミセ;゚ー゚)リ「……」
川 'A`)「時々思うよ。あの時、俺が失神なんかせず…応急処置を完璧にこなして」
川 'A`)「救急車が駆けつけてくるまでの間だけでも…アイツを励まし続けてれば…って」
川 'A`)「俺がしっかりしてれば…助けられたのかもしれないって…」
ミセ*゚ー゚)リ「…ドクオくんは悪くないよ」
川 'A`)「みんなそう言うんだ…」
川 'A`)「でも…みんながそうやって慰めてくれるたびに…俺は自分自身が嫌いになる」
川 'A`)「一度目は救えず…二度目は追い詰めてしまった…」
川 'A`)「だから…命に代えてでも、アイツが幸せになるのを俺は応援したい」
川 'A`)「鬱田ドクオの人生をかけて…今度こそアイツが幸せになれるように支えてやる」
ミセ*゚ー゚)リ「…そっか」
266
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:35:55 ID:4Vhq8rpI0
川 'A`)「幻滅した?」
ミセ*゚ー゚)リ「別に?」
川 'A`)「情けないって思っただろ?」
ミセ*゚ー゚)リ「情けなくっていいじゃん」
ミセ*゚ー゚)リ「だって…ないとうくんとドクオくんは"情けない私"を助けてくれたじゃん?」
川;'A`)「ッ───」
ミセ*゚ー゚)リ「あの頃ね、現実の世界にヒーローなんていないんだって諦めてた」
ミセ*゚ー゚)リ「でも、でもね、二人の男の子と一人の女の子が私を救ってくれたんだよ?」
ミセ*゚ー゚)リ「あの頃の私、ホント勇気無くて…『助けて』の一言も言えなくて泣いてた」
ミセ*゚ー゚)リ「そんな情けない私をドクオくん達は助けてくれたんだもん」
ミセ*゚ー゚)リ「ドクオくんが自分を赦せないっていうなら、キミが自分を赦せるようになるまで」
ミセ*゚ー゚)リ「──今度は私がキミを助けなきゃ、だね」
川 'A`)「……」
267
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:36:37 ID:4Vhq8rpI0
川 'A`)「ごめん、泣くから10秒頂戴」
ミセ*゚ー゚)リ「もっとワンワン泣いていいよ?」
川 'A`)「馬鹿野郎…静かに男泣きしてそれでおわりだっ…つの」
川 ;A;)
ゴシゴシ
川 'A`)「はい終わり!」
ミセ*゚ー゚)リ「都合よく男の子と女の子使い分けちゃってもー…」
川 'A`)「今のは『鬱田ドクオ』の涙だから。どっこちゃんとは別カウントだから」
ミセ*゚ー゚)リ「なるほど。よくわかんない」
268
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:37:42 ID:4Vhq8rpI0
ミセ*゚ー゚)リ「でさ、文芸部のどっこちゃんに言いたいことがありまーす」
川 'A`)「なーーーーーにーーーーー?」
ミセ*゚ー゚)リ「マックの中で始まる未成年の主張とか斬新」
川 'A`)「ミーちゃんがネタ振ってきたんじゃん」
ミセ*゚ー゚)リ「ごみんごみん」
ミセ*゚ー゚)リ「…でね、言いたいことってのはさ」
ミセ*゚ー゚)リ「『鬱田ドクオ』…いや、『どっこちゃん』かな?」
ミセ*゚ー゚)リ「とにかくさ…。キミの物語の主役はキミなんだよ?」
ミセ*゚ー゚)リ「自分の物語のタイトルを『内藤ホライゾン』にしちゃ駄目」
川 'A`)「それはどういう──」
ミセ*゚ー゚)リ「あぁ…ごみんごみん。わかりにくいよね」
ミセ*゚ー゚)リ「自己犠牲で献身するんだけじゃなくってさ…」
ミセ*゚ー゚)リ「自分自身の幸せを掴むのも忘れちゃだめだよ」
川 'A`)「…うん」
269
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:38:23 ID:4Vhq8rpI0
ミセ*゚ー゚)リ「へへ、こうやってライバルにクギを刺す策士なミセリちゃんなのでした」
川 'A`)「正妻戦争は負けるつもりないから」
ミセ*゚ー゚)リ「えー?私小学生の時からの片思いだよ?ヒロイン力高いと思うよ?」
川 'A`)「過去の内藤、そして今の内藤、そのどちらに対しても幼馴染という最強のポジションがある」
ミセ*゚ー゚)リ「むぅ…。あんまり言いたくないけど、言っちゃうよ?」
ミセ*゚皿゚)リ「私は子供産めるもんねー!!」イー
川 'A`)「うっわぁ。ミーちゃんまで酋長みたいな残念な顔できるようになってる…!」
川 'A`)「空気感染すんのかな?現代の奇病、負けヒロイン病こっわ…」
ミセ*゚皿゚)リ「ま、負けヒロイン病って何!?どうやったら治るの!?」
川 'A`)「残念ながら現代医療では…」
ミセ*゚皿゚)リ「負けたくないよぅ…」
川 'A`)「でも…ミーちゃん顔とか過去の思い出はいいんだけど…ちょっとキャラが弱いんだよね」
ミセ;゚ー゚)リ「キャラって何さー!?」
川 'A`)「こう…なんつーか…席替えしてブーンとファーストコンタクトとった時のインパクトが薄れてる…」
川 'A`)「超かわいい男の娘、武闘派残念酋長、飲んだくれ女教師、種族の壁を突破した愛の犬に対して…」
ミセ*゚ー゚)リ「自分のこと"超かわいい”って自称した!?なにその自信!!」
川 'A`)「うーん…今のミーちゃんはさぁ…なんつーか"ヤンデレ未満"って感じなんだよね…」
270
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:39:07 ID:4Vhq8rpI0
ミセ*゚ー゚)リ「ヤンデレ未満って初めて聞いた…」
川 'A`)「俺も人生で初めてヤンデレ未満って他人を評価した」
ミセ*゚ー゚)リ「えぇ…。ないとうくんへの好意は負けてないのにぃ…」
川 'A`)「割とみんなアイツへの好意カンストしてるから…それだけじゃ武器にならんよ…」
ミセ*゚ー゚)リ「インパクト!インパクトが大事なんだよね!?」
川 'A`)「埋もれないためには何かしらインパクトないと駄目だと思う」
ミセ*゚ー゚)リ「うーん…うーん…。そうだ…!!」
川 'A`)(何で敵に塩贈ってんだろう俺…)
ミセ*゚ー゚)リ「しゃべり方にアクセント付けるってどうかな!?インパクトあると思うよ!!」
川 'A`)「お、おう…。やってみ…?」
ミセ*゚皿゚)リ「なぁいぃとぉくぅん…。だぁいぃすぅきぃ…えぇへっへっ…」
川 'A`)「精神的ブラクラだからやめよう。ヒロイン力の低下が著しい。SAN値直葬ってやつだ」
ミセ*゚皿゚)リ「だぁまぁさぁれぇなぁいぃよぉお??」ズリ…ズリ…
川;'A`)「うっわ怖っ…。摺り足で近寄るのもやめて…。あ、違うんですこの子不審者じゃないです。お姉さん警察呼ばないでー!?」
Σ川 'A`)ハッ
川 'A`)「───これは、どこかで新たなヒロインが生まれた予感!」
271
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:39:42 ID:4Vhq8rpI0
──────────────────────────────
ξ゚⊿゚)ξ「アイツ…。まだ帰ってきてないのね…」
ξ゚⊿゚)ξ「…どっかで晩御飯食べてるのかな」
ξ゚⊿゚)ξ「いきなり電話したら…迷惑よね?」
ξ゚⊿゚)ξ「LINEでも送ってみようかなぁ…?」
ξ゚⊿゚)ξ「でも…『まだ帰ってこないの?』なんてお母さんじゃあるまいし…」
ξ゚〜゚)ξ「う〜ん。と恋するツンちゃんは今日もアイツのことで悩むのでしたまる」
パチッ
ξ゚⊿゚)ξ(あ!部屋の照明点いた!帰ってきたんだ!)
ξ゚⊿゚)ξ(え?どうしよ?『おかえり』って言ってあげればいいのかなっ)
ξ゚⊿゚)ξ(いくら部屋が近くて声が届くからって…変かな…?)
パチッ
ξ゚⊿゚)ξ「あ…。消えた…。もう、寝ちゃったの…?」
ξ゚⊿゚)ξ「はーあ。私も寝ようかしら…」
272
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:40:49 ID:4Vhq8rpI0
ガチャッ
( ^ω^) コソコソ
ξ゚⊿゚)ξ(あれ?寝たと思ったらこんな時間に外出するの?)
ξ゚⊿゚)ξ(なによその荷物。どこいくのよ)
ガチャッ
( ^ω^)「お待たせしましたっす」
バタン
ξ゚⊿゚)ξ(え…?車に乗った…?お母さまたちもいないのに誰の車…?)
ブロロロロロ…
ξ゚⊿゚)ξ「──これは明日直接、問いただす必要があるわね…」
第16話「あなたの物語を 止めないでください」
273
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:41:28 ID:4Vhq8rpI0
──────────────────────────────
【鈍色Tips⑦】
(゚、゚トソン
ヒロインその⑥。気立てのいい未亡人
年齢不詳。女性に軽々しく年齢聞いちゃいけねえんだよ小僧
内藤が3年前にトラックから庇った▼・ェ・▼の飼い主
3年前の事故の時点で、既に両親と夫を亡くしている
唯一の家族を助けてくれた内藤に対し深い恩を感じている
好きなお笑い芸人はコロコロチキチキペッパーズ
──────────────────────────────
274
:
◆ACs3vLSIZs
:2018/11/14(水) 06:44:27 ID:4Vhq8rpI0
このスレ知ってるリアル知人から「もはや鈍色ではなく極彩色の青春」と言われました
さらば鈍色の青春 よろしく極彩色の青春
275
:
名無しさん
:2018/11/14(水) 14:39:08 ID:0vU2p6r60
鈍色、極彩色ときたら次ははパステルカラーの青春だな!
次回の修羅場に期待しちゃう乙
276
:
名無しさん
:2018/11/14(水) 17:04:10 ID:jRv5RBZQ0
otu
277
:
名無しさん
:2018/11/14(水) 23:49:30 ID:KcFI6P2U0
乙!
278
:
名無しさん
:2019/01/02(水) 15:45:59 ID:ZuWQZnlY0
はよ!
279
:
名無しさん
:2019/01/27(日) 18:38:58 ID:NCA6VtoA0
続きあくしろよ
280
:
名無しさん
:2019/01/28(月) 23:09:56 ID:iw7/t/6c0
続き楽しみ!
281
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:28:10 ID:rE.JTKzk0
3行でわかる「さらば鈍色の青春」
記憶喪失の少年( ^ω^)が色々あって好感度ぶっちぎりなヒロイン達と
繰り広げるドタバタハートフル(ボッコ)コメディ!!!!!!!!!!!!
記憶喪失でもそこそこ一般常識はあるよ!プリコネ太郎じゃねえんだよ!!!ご都合主義とかじゃねえよ!!!!
282
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:28:53 ID:rE.JTKzk0
内藤ルーム
ガシャーン!!!!
ξ゚⊿゚)ξ「おはよう!!起きろ!!!そして昨夜の話をくわしく!!」
シーン…
ξ゚⊿゚)ξ「……」
ξ#゚⊿゚)ξ「はよ突っ込まんかい!!!」
シーン…
ξ-⊿-)ξ「せっかく窓ガラスぶち破って起こしに来てあげたのにいないとか……」ハァー
ξ゚⊿゚)ξ「結局、あの後帰ってきてないのね……」
ξ゚〜゚)ξ「LINEにも既読ついてないし浮気かぁ?」
ξ゚⊿゚)ξ「クローゼットの制服クンカクンカスハスハスーしたらガッコ行きましょ……」ガチャッ
ξ゚⊿゚)ξ「あれ……?」
283
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:30:55 ID:rE.JTKzk0
通学路
川 'A`)「うっす……」
ξ゚⊿゚)ξ「朝から辛気臭いツラしてるわね」
川 'A`)「いや、内藤いないジャン?昨日のことで避けられてんのかなって……」
ξ゚⊿゚)ξ「あー……、昨日の夜に誰かの車に乗ってどっか行ったみたい」
川 'A`)「……家出?」
ξ゚⊿゚)ξ「わかんない。連絡もつかないし……」
284
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:32:16 ID:rE.JTKzk0
川 'A`)「俺のせいかなぁ……」
ξ゚⊿゚)ξ「でもね、おかしいのよ」
川 'A`)「なにが?」
ξ゚⊿゚)ξ「アイツの部屋のクローゼット、制服が全くなかった。家出するのに持ってく?」
川 'A`)「……家出するだけならいらないと思う。たぶんだけど」
ξ゚⊿゚)ξ「そうよね……。学校にも来てなかったら伊藤先生に相談してみるわ」
川 'A`)「そうだな……」トボトボ
285
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:33:36 ID:rE.JTKzk0
教室
ミセ*゚ー゚)リ「あ。どっこちゃんツンちゃんおはよー」
( ^ω^)「おっす。おはよ」
川;'A`)ξ;゚⊿゚)ξ「「ハァ──────?」」
ミセ*゚ー゚)リ そ
286
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:35:09 ID:rE.JTKzk0
(;^ω^)「ンだよ朝から人の顔見るなりその反応は!?」
川;'A`)「だって!!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「ここは学校にもいなくて私たちが不安にかられるパターンじゃない!?」
(;^ω^)「えぇ……。普通に登校しちゃダメだった……?」
川;'A`)「ダメじゃない!ダメじゃないけど!!」
ξ;゚⊿゚)ξ「なんというか、こう……!心配する私たちの内面描写してヒロイン力高める展開とかじゃないの!?」
( ^ω^)「知らんがな」
川#'A`)「ちくしょう!!ヒロイン力高め損ねた!!!!」
ξ#゚⊿゚)ξ「余計な心配かけんなっての!!!」
( ^ω^)「えぇ……なんかゴメンな……?」
川#'A`)「バァーカ!バァーカ!でも好き!!!昨日はごめんね!!!」
( ^ω^)「うん、俺もごめんな?」
ξ#;⊿;)ξ「ブヮーカ!!ブヮーカ!!ブルァァァァァァァカ!!!」
( ^ω^)「発音ひっでーなお前!!!」
ミセ*゚皿゚)リ「わぁたぁしぃもぉぉぉぉ……だぁいぃすぅきぃ……」
(;^ω^)「こっわ!!!!ミセリさんその喋り方怖いからやめて!?」
287
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:36:44 ID:rE.JTKzk0
ξっ⊿;)ξ「てかなんでLINEも無視すんのよぉ…」ゴシゴシ
( ^ω^)「あー……。本当だメッセ来てたわ……」
ξっ⊿;)ξ「無視すんなよぉ…。ツンちゃんのハートは繊細なんだぞぉ…」グスン
( ^ω^)「マジゴメン。通知に気がつかんかってん…」
( ^ω^)(ソシャゲのガチャ回すときに通知来るの嫌でおやすみモードにしてたとか言ったら殺されそうだな……」
「声に出とるわああ!」ξ#゚⊿゚)ξ===〇)ω^)「すんませんっしたああああ!!」
288
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:38:05 ID:rE.JTKzk0
( ゚∋゚)「朝から騒がしいね君たち……」
川 'A`)「お騒がせしてすんません……」
(*゚∋゚)「どっこちゃんが謝ることはないよ!!そうだ、一緒に野鳥図鑑でも読まないかい?」
川 'A`)「遠慮します」
( ゚∋゚)「むぅ……残念だ」
(´<_` )「朝から胃もたれしそうなぐらい濃いやつらしかいねぇ……」
289
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:38:55 ID:rE.JTKzk0
ξ゚⊿゚)ξ「ていうか昨日アンタどこ行って…川;'A`)「うおおおおおお!?」
「遮んな!!!」ξ#゚⊿゚)ξ===〇A`)「スイマセン!!!!!」
ξ゚⊿゚)ξ「なんなのよ一体…」
川 'A`)σ「アレ見てみ?」
アレ
↓
∬´_ゝ`) デデーン!!!
↑
コレ
ξ゚⊿゚)ξ「……転校生?」
(∩<_∩;)「すんません……うちの兄です」
ξ;゚⊿゚)ξ「えええええええええええええええええええええええええええええ!?」
290
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:40:17 ID:rE.JTKzk0
∬´_ゝ`)「あら、ツンさん。おはようございます」
ξ;゚⊿゚)ξ「兄者何やってんの……?」
( ^ω^)「うんうん、驚くよなぁ」
∬´_ゝ`)「どっこさんのように私も素直に生きていくと決めましたの」
川 'A`)「お嬢様口調……!新たなライバルか…!?」
∬´_ゝ`)「内藤さんのようなおファッキンな腐れ野郎に興味はありませんわ」
( ^ω^)「ディスり方が色々個性的だね」
291
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:41:30 ID:rE.JTKzk0
∬´_ゝ`)「それで……」
川 'A`)「……?」
∬´_ゝ`)「どっこさん、私の"妹"になりませんこと?」
ξ゚⊿゚)ξ「うっわ。カマホモレズかよ……」
( ^ω^)「コラッ。そういう発言は色々と怒られるぞ」
ミセ*゚ー゚)リ「多様性って大事だよぉ」
(∩<_∩ )「誰か……誰か俺を殺してくれ……」ズーン
292
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:42:29 ID:rE.JTKzk0
川;'A`)「えっと…その…、良い"おともだち"でいましょう?」
∬´_ゝ`)「ええ、わかりました。まずは"オホモダチ"からですね」
川;'A`)「話が…!通じない…!!」
( ^ω^)「普段俺が感じてる恐怖わかってくれた?」
(∩<_∩ )「こんな思いをするなら花や草に生まれたかった」プルプル…
(;^ω^)「うん、がんばれ弟者……」
ミセ*゚ー゚)リφ「セクシーな悪の女幹部かと思いきや実はニューハーフ!!これは衝撃展開のネタになる」カキカキ
(;^ω^)「なんでも創作のネタにするのやめようなぁ!?」
ξ゚⊿゚)ξ「予想を裏切る展開にすりゃいいってもんじゃないのよ」
( ^ω^)「俺の予想を裏切ることに定評のあるお前が言うか?」
ξ゚⊿゚)ξ「ほら…!倦怠期とかマンネリ解消の為にはサプライズ必要でしょ!」
( ^ω^)「俺は穏やかな日常の方が欲しいね」
293
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:43:48 ID:rE.JTKzk0
(;ФωФ)「おーい…そろそろ朝のHR始めるから座ってくれであーる……」
川 'A`)「ほら散れ。解散解散。そしてさっさと座れ」
( ゚∋゚)「了解した」
∬´_ゝ`)「どっこさんに自身の役割奪われるこのクソ鳥不要なのでは?焼き鳥にした方がよろしくてよ」
(∩<_∩;)「あぁぁぁぁっうちのバカ兄がすいませんすいません…許してくださいごめんなさい…」
ξ゚⊿゚)ξ「なにこのクラス。動物園か何かか?」
( ^ω^)「学級崩壊も目前だと思う」
(;ФωФ)(もしかしてうちのクラスって問題児ばかり押し付けられてないか?色々不安になってきたのである……)
('、`*川「いつでも主担任変わりますよ?」
294
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:45:03 ID:rE.JTKzk0
授業中
ξ゚〜゚)ξφ(あっ……そういや結局昨晩のこと聞きそびれたわね……)
( ^ω^)φ フンフンフーン
ξ゚⊿゚)ξ(アンタ…昨日どこ行ってたの…?)
ξ゚⊿゚)ξ(…今何考えてるのかなぁ)
( ^ω^)(お弁当楽しみだなァ!!!!!)
第17話「変わることを恐れないで 明日の自分見失うだけ」
295
:
◆ACs3vLSIZs
:2019/02/21(木) 22:46:33 ID:rE.JTKzk0
お久しぶりの投下です
新章突入です
5話分くらい書き溜めてたデータが吹っ飛んで泣きながら書き直しました
のんびり続けていきます
296
:
名無しさん
:2019/02/21(木) 22:58:17 ID:JIXXMOx.0
来とるやんけオラァァァァ!(ガシャアアアン)
乙!
297
:
名無しさん
:2019/02/21(木) 23:36:50 ID:lOHjNKIQ0
乙
カオスが止まらない
298
:
名無しさん
:2019/02/22(金) 14:54:49 ID:luzaLFS.0
乙です
299
:
名無しさん
:2019/02/24(日) 13:46:54 ID:82cszgqA0
素直ドクールがヒロインの小説を読めるのは
>>1
先生の作品だけ!
300
:
名無しさん
:2019/06/14(金) 01:27:48 ID:jiZekXhY0
作者様、お疲れ様です!
次の投稿、楽しみに待っています!
301
:
名無しさん
:2020/03/18(水) 07:36:25 ID:Qj1n8o960
まだ一年まだまつ
302
:
名無しさん
:2021/05/22(土) 03:12:14 ID:KtleDL/c0
未だに待ってる
303
:
名無しさん
:2022/11/25(金) 14:37:13 ID:VdTEi8PY0
まだまてる
あと10年は待てる
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