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(´・ω・`)は偽りの亡霊を捕まえるようです
1
:
◆wPvTfIHSQ6
:2018/08/23(木) 01:38:11 ID:qgB33Ij20
▼シリーズ過去作
(´・ω・`)は偽りの香りを見抜くようです+α
http://boonsoldier.web.fc2.com/ituwari.htm
(´・ω・`)は偽りの根城を突き止めるようです+α
http://boonsoldier.web.fc2.com/ituwariII.htm
(´・ω・`)は偽りの絆をつなぐようです
http://boonsoldier.web.fc2.com/ituwariIII.htm
逃亡しないことを祈ってる
あと作中に過去作に登場した人物の名前が出たりしますけど
特に描写がなければまったくの別人物だと思ってください(スターシステム)
シリーズに複数回登場したAAがかぶることはないです
878
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:44:54 ID:CWcmTz4o0
リストの写真を撮って、おそらく警部だ、
警部宛てにメールを送信している。
リストは後程渡すとして、こんな武器があった旨を伝えているのだろう。
今回の検討内容は、細かい情報も漏らさずデータ化し、
警部に最終的な共有として回すつもりだ。
存外、無視できないデータが多く発掘されている。
私が見たところ、まだピンとくるものはないが、
警部が見たなら、果たしてどうなるだろうか。
( ゚д゚) 「で、だ」
( ゚д゚) 「三件目、ライブ殺人だな」
ライブ殺人にも、解せない謎が多い。
東風さんも、あご髭をさすりながら、渋い顔をしている。
.
879
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:45:28 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「解決できていないことは、多く存在します」
( <●><●>) 「根本的に、どこで害者の出動を知れたのか」
( <●><●>) 「嫁のミセリは知り得ましたが、犯人ではあり得ない」
根本的にどこで知れたのか。
それは全ての事件に共通することだ。
もっと、本質に近い部分から解決していきたい気持ちが強い。
ボード前のセミナーに、書類や証拠物件は置いてある。
以前警部に説明してから、未だ解決できていないブツの数々だ。
( <●><●>) 「害者は、持ち場から亡霊に呼ばれて、現場に向かっている」
( <●><●>) 「口裏を合わせていた可能性が高かったのは言うまでもないでしょう」
おそらく、亡霊が事前に害者の出動を知り得た際、
そのまま彼に接触して、事件当日になにか約束を取り付けたのだろう。
しかしそれにしても、問題があった。
.
880
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:45:52 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「ただ、亡霊の050番号ですが」
( <●><●>) 「ヒッキー、ミセリにはあったのに、クックルにはなかった」
( ゚д゚) 「そこが一番解せねえところだ」
( ゚д゚) 「つまり、亡霊は害者に電話以外の方法でコンタクトを取ったわけだが」
( <●><●>) 「考えにくい話ではありますね」
兄者の証言を思い出す。
クックルに関しても、謎はほんとうに多い。
( <●><●>) 「クックルとミセリが籍を入れたのは、サークルの消滅後」
( <●><●>) 「まして、部長も断定的には知らなかったんです」
( <●><●>) 「それを、どうして十年間眠っていた貞子が知り得るのか」
( ゚д゚) 「だからこその謎には違いない」
/ ゚、。 / 「………予告」
.
881
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:46:14 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「…ん」
鈴木が、ぼそっと呟いた。
予告。 本件の、最初のキーワードだ。
/ ゚、。 / 「確か、ライブの観客を殺す、だったよね」
( <●><●>) 「ああ」
私と東風さんは、それに惑わされたわけだ。
観客、という文言から、スタジアムに足を踏み入れる者に焦点を絞った。
しかし厳密にはスタジアム外の立ち聞き、
もっと言うと警備員に向けられたものだったことが後にわかった。
思えば、この観客、警備員の食い違いも謎のひとつに加わる。
/ ゚、。 / 「さっきのペニーの話聞いてて思ったんだけどさ」
/ ゚、。 / 「擬古は、ライブのこと、知ってたんだよね」
( <●><●>) 「そうだな」
( <●><●>) 「……!」
.
882
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:46:45 ID:CWcmTz4o0
ぴんときた。
今になってわかった事実。
フッサール擬古は、渋沢栄吉のウェブページにアクセスしている。
それはつまり、クックルのことを知っていたのではないのか。
( <●><●>) 「擬古以外にも、ライブのことを知り得た人物がいて……」
、 、 、 、 、 、 、 、、 、 、 、 、、、 、
( <●><●>) 「本当は、その人物を殺すつもりだった?」
となると、予告状の文言に 「観客」 とあった理由にも説明がつく。
しかし、その場合誰を殺すつもりだったのか。
そもそも擬古が知り得た理由も定かにはなっていない。
/ ゚、。 / 「何一つ、確証はないけど……」
/ ゚、。 / 「観客ッて書かれてたのも、名指しじゃなかったのも、」
/ ゚、。 / 「擬古がサイトにアクセスしてたのも、一応一貫はするよ」
( <●><●>) 「……ふむ」
.
883
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:47:16 ID:CWcmTz4o0
検討するには情報が少なすぎるが、
実はクックルを殺害するつもりでなかった、というのは面白い仮説だ。
( <●><●>) 「では、そのような何かしらがあったとして」
( <●><●>) 「更に複数、疑問は残る」
( <●><●>) 「まず、亡霊はどうして監視カメラの死角を知り得たのか」
( ゚д゚) 「これに関してはひとつ、わかったことがあった」
( <●><●>) 「なんでしょう」
( ゚д゚) 「気張りすぎてて当時は気づけなかったんだがな」
( ゚д゚) 「単純な話だ、あの茂みしか、なかったんだ」
( <●><●>) 「何が」
( ゚д゚) 「単純に、人目につかない場所が、だよ」
.
884
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:49:46 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「……」
( ゚д゚) 「あの現場を、死角、と捉えるからわからなくなる」
( ゚д゚) 「人目につかない場所、と捉えると、謎は謎じゃなくなるんだ」
( <●><●>) 「……」
現場の位置関係を思い出す。
警備員の配置からしても、確かにクックルを呼び出すにはちょうどいい茂みだ。
亡霊が死角を知り得た理由、ではなく。
亡霊が人目を避けていた理由、ならば。
最初から害者を殺すつもりだったから、あの茂みを選んだだけ。
確かに、納得できないわけではなくなる。
しかしどうしても、引っかかってしまう。
裏を返せば、亡霊は死角など恐れずに茂みを選んだことになるのだ。
もしそこがカメラの有効範囲内だったら、どうするつもりだったのだろうか。
監視カメラというのは、一般人からは見つかりづらい場所に設置されるものなのだ。
( ゚д゚) 「それに」
( ゚д゚) 「害者が亡霊に、ここは死角だ、と言った可能性もある」
.
885
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:50:06 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「害者が」
( ゚д゚) 「そもそも、害者は亡霊の呼び出しに応じている」
( ゚д゚) 「つまり、害者側も、ある種協力的だったと言えるんだ」
('、`*川 「予告されてるッてのに?」
、 、
( ゚д゚) 「予告されてたのは、観客だ」
('、`*川 「…!」
/ ゚、。 / 「考えられなくは、ないですね」
/ ゚、。 / 「第一、害者からしたら、相手は十年前に死んだ友だちなんですよ」
('、`*川 「あ!」
( <●><●>) 「……」
捜査する側に立ってしまうからこそ陥る、錯覚。
犯人は亡霊だった、という方程式を代入すると、
確かに事件の見方が、がらりと変わるではないか。
.
886
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:50:37 ID:CWcmTz4o0
地下鉄殺人は、後ろから、だからいいとしよう。
ホテル殺人も、眠ったところをひっそり狙った可能性もある。
しかし、ライブ殺人だけ異なる点があった。
害者が自ら、亡霊に出向いているのだ。
亡霊、とは言うが、十年前の事故で眠っていた、山村貞子。
クックル三階堂にとっても、この上なく強い意味を持つ女だ。
また、後ろめたさもある。
十年前の事故が事件だったかはさて置いて、
なんにせよクックル側にも、負い目に近い感情はあったはずだ。
貞子側も、十年前に死んでいた身分だ。
目立たないところで話したくなる気持ちも考えられる。
たとえ、自分に向けられた殺意に気づいていたとしても。
( ゚д゚) 「ストーリーとしてはこうだ」
( ゚д゚) 「何かしらがあって、亡霊は現場まで来た」
( ゚д゚) 「害者を見つけ茂みから合図を出し、呼び出す」
.
887
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:53:23 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「それに害者は応じる」
( <●><●>) 「なぜなら、十年前に眠ったはずの貞子が、立っていたから」
( ゚д゚) 「そもそも見た目は違っていた可能性もあるがな」
( ゚д゚) 「まあ、それで害者は、ある種の予感も押し殺しつつ、茂みに向かう」
( ゚д゚) 「人目につかない、カメラにも映らない場所なんだ」
( ゚д゚) 「仕事の、同僚の目を盗んで密談できるから、好都合だったんだろう」
( <●><●>) 「……」
( ゚д゚) 「……」
( ゚д゚) 「そうか!」
( <●><●>) 「何か」
おぼろげ、とは思いつつも、仮説を語った東風さんは突如叫んだ。
.
888
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:53:44 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「思い出せ、ワカッテマス」
( ゚д゚) 「インカムだ」
( <●><●>) 「…!」
なぜか操作されていたインカム。
当時は、殺害後に犯人が盗聴していた可能性を考えた。
しかし、クックルにも後ろめたい気持ちがあったなら。
クックルが自ら、状況を把握するために動向を探った可能性もある。
となると、次はクックルが我々のチャンネルをどう知ったか。
我々が同じ型番のインカムを使うことは、知らされていなかった。
しかし、警察も現場にいたことは知っていたではないか。
無論知らされているだろうし、
そうでなくとも、警察がいることは想像に難くない。
( ゚д゚) 「わかったぞ」
( ゚д゚) 「害者は、俺らがインカムを付けている可能性を探ったんだ」
( <●><●>) 「……」
.
889
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:55:09 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「俺らの耳を見られたか、単なる用心かはわからない」
( ゚д゚) 「ただ、絶対に不可能じゃあなかった」
( ゚д゚) 「インカムを操作したのが持ち主だったなら、あり得たんだ」
( <●><●>) 「そうか」
少しずつ鮮明になってきた。
クックルは亡霊と話をしたかった。
その仮説を前提にしていいならば、濃厚な線だった。
むろん、その裏に殺意があったことは察していたかもしれない。
また、それが全国を揺るがす大事件だったことを知っていてもだ。
しかし。
それらを踏みにじってでも、彼には亡霊と話したい動機があった。
十年前の事件、あるいは事故によって喪った友人が相手なんだ、
動機としては十分すぎるくらいだろう。
.
890
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:55:35 ID:CWcmTz4o0
その亡霊は、警察が目を光らせている相手だ。
クックルとしては、何としても、
せめて亡霊と話している間は、警察には見つかりたくなかった。
だから、警察の動向が知れるなら、知っておきたかった。
そこで目をつけたのがインカムで、それがビンゴだった、ということになる。
普通の犯人ならば、無根拠にインカムを睨むのは考えにくいが、
今回の背景を踏まえると、あり得ないとは言い切れない話である。
( <●><●>) 「ここまでうまく辻褄が合ってしまうとなるならば」
( <●><●>) 「多少は信じてもいいでしょうね」
どうして、犯人は死角を把握していた?
犯人が把握していたのは、死角ではなく人目のつかない場所だった。
あるいは、犯人が自ら死角を伝えた可能性もある。
どうして、害者は我々の無線を盗聴していた?
ずばり、犯人と話したかったから。
それも、その動機は非常に強い。
どうして、害者は犯人の呼び出しに無警戒に応じた?
同上で、むしろ呼び出しに応じたかったわけだ。
一気に複数の謎が、解けてしまうことになる。
.
891
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:56:12 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「しかし」
( <●><●>) 「それにしたって、謎が残らないわけでは、ない」
( <●><●>) 「ここまで来ると、クックル側も亡霊のことを知っていたんだ」
( ゚д゚) 「当時と容姿が一緒なわけはねえからな」
( ゚д゚) 「いよいよ、二人はどうやってコンタクトを取ったか、が問題となる」
( <●><●>) 「そこが明かせないと、いま言った仮説は水泡ですから」
ここに、予告の対象は誰だったのか、といった問題が加わる。
二重に、三重に霞がかっているようで、気分がよくない。
( ゚д゚) 「そして、亡霊はクックルを殺害し、続けて嫁を狙いに定めた」
( <●><●>) 「ここに疑念はないですね」
( <●><●>) 「会話の流れから、あるいは害者のスマホから」
( <●><●>) 「連絡先にせよ、ふたりの繋がりにせよ、知り得る」
.
892
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:56:38 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「……確か、東風さんがずっと陣頭指揮を執ったみたいですが」
( ゚д゚) 「わかったことは、亡霊はクックルで味を占めたことだ」
( <●><●>) 「ほう」
( ゚д゚) 「害者は、イツワリさんにしっかり、釘を刺されていたそうじゃねえか」
( ゚д゚) 「警察への連絡だったり、エトセトラ」
( <●><●>) 「そうですね」
( ゚д゚) 「約束の時間より早くに、害者を呼び出した」
( ゚д゚) 「その時、害者は無断で、単身で呼び出しに応じた」
( ゚д゚) 「そこには、クックルの時と同じ心理が働いたわけだ」
( <●><●>) 「……」
クックルの心理に、ひとつプラスされる。
ミセリからすれば、亡霊はすなわち、旦那を殺した犯人だ。
亡霊に向ける思いは、クックルのそれより数段強いものとなるだろう。
.
893
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:57:00 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「亡霊は、害者を滝の上に呼び出した」
( ゚д゚) 「そこには、今は使われてない工具の数々があってだな」
( ゚д゚) 「亡霊はうちひとつ、ローラーに目をつけた」
( <●><●>) 「確認しました」
( <●><●>) 「……ミセリが、滝を登るようにして首を吊られた、と」
警部と東風さんは、実際に見たそうだ。
滝壺から川の末端に至るまで、どこにもミセリはいなかった。
ふと滝口を見ると、そこをミセリが登っていた、と聞く。
( ゚д゚) 「古びたローラーだが、きちんと機能したみたいだな」
('、`*川 「あの、それ、ずっと思ってたんですけど」
('、`*川 「錆びてたりそもそも動力源が動いてなかったら、」
('、`*川 「亡霊はどうしたつもりだったんでしょう」
.
894
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:57:29 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「俺も最初は思ったがな、そいつァ錯覚だ」
('、`*川 「錯覚?」
( ゚д゚) 「ロープでの絞殺に、動力は必要ない」
('、`*川 「…!」
ミセリが滝を登るシーンを見てしまうと、
そのシーンが強烈に印象に残ってしまい、
当時の状況を、絞殺ではなく、滝登りのトリックと捉えてしまう。
しかし、滝を登ろうが登らなかろうが、首を絞められたミセリは、絶命する。
そこにかつてのダム建設の設備は、関係なかった。
/ ゚、。 / 「逆に、どうして亡霊は、滝登りを演出したんですか」
( ゚д゚) 「ん」
/ ゚、。 / 「そんな目立つことしたら、かえって不利になってしまいますが」
.
895
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:57:50 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「……」
( ゚д゚) 「ひとつ」
( ゚д゚) 「遺体を川に流さないで済むなら、流さないに越したことはなかった」
( ゚д゚) 「現に、俺やイツワリさん、応援部隊が一斉に川を捜し出したんだ」
( ゚д゚) 「むろん警察がいなかったとしても、同様」
/ ゚、。 / 「……」
( <●><●>) 「あるいは」
( ゚д゚) 「?」
ふと、思ったことがあった。
事件解決に関与するアイディアではないが。
( <●><●>) 「亡霊、もとい貞子は十年前、崖下に落とされた」
( <●><●>) 「ミセリも言うなれば、崖下に落とされたわけじゃないですか」
.
896
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:58:10 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「…」
( ゚д゚) 「!」
( <●><●>) 「比喩的でこそありますが」
( <●><●>) 「亡霊はいわば、十年越しにその崖を登ってきた存在」
( <●><●>) 「……続けて警部に宣戦布告したことも考えると、」
( <●><●>) 「滝登りは、亡霊の表現だったとも思えます」
/ ゚、。 / 「…」
('、`*川 「…」
( <●><●>) 「だからなんだ、という話でこそありますが…」
( ゚д゚) 「……なるほど、なァ」
.
897
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:58:55 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「それより」
柄でもないことを言うと、少しこそばゆい。
閑話休題だ。
気になる点があるのだ。
( <●><●>) 「確か害者は、現場に自前の包丁を持参していた」
( <●><●>) 「現場に、包丁はあったのですか?」
( ゚д゚) 「包丁……包丁か」
( ゚д゚) 「現場や近辺からは、見つかっていない」
( <●><●>) 「……そうですか」
考えられることは、ふたつ。
ひとつは、足を残したくなかったから秘密裏に処分した。
そしてもうひとつが、残酷で、考えたくはないことだった。
( ゚д゚) 「……次のコロシで、使うかもな」
( <●><●>) 「……」
.
898
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:59:15 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「犯人からすれば、足のつかない凶器だ」
( ゚д゚) 「どこぞから買う、拾う、盗む、だと、どうしても最低限の足はつく」
( ゚д゚) 「でも、それが害者が持ってきたものだったら、話は別なんだ」
( <●><●>) 「それが、一番厄介ですね」
もとより、凶器から亡霊を捕まえられるとは思っていないが。
それ以上に、ミセリの持ち込んだ凶器で五人目、を出すのが、
気持ち的にも、決して許してはならない事態であると言える。
( ゚д゚) 「滝殺人に関しては、追究の余地が少ない」
( ゚д゚) 「監視カメラとかはねえし、なにより出し抜かれた事件だったんだ」
( <●><●>) 「気になるのは亡霊の逃走経路ですが」
( <●><●>) 「足跡は、洗えなかったのですか?」
.
899
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 00:59:41 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「そこなんだがな」
( ゚д゚) 「亡霊は相当用心だ。 土を歩いていない」
( <●><●>) 「……」
思わずため息が出る。
自分は亡霊である、という演出を強調したいのか。
( ゚д゚) 「草木を器用に歩いて、滝の上で待っていたんだ」
( ゚д゚) 「一応ルートは特定できたが、指紋も足跡も、検出できていない」
('、`*川 「足跡、と呼べない程度の跡はあったんですね」
( ゚д゚) 「もちろんだ」
( ゚д゚) 「足のない人間が人を殺せる世界じゃねえ」
.
900
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 01:00:09 ID:CWcmTz4o0
亡霊。
心霊的な意味で言えば、現世に留まっている、死んだ人間の魂。
しかし、本件における亡霊は確かに生きている。
足ももちろんある。
何より、ホテル殺人においてハンカチを使用している時点で、
犯人は指紋から特定されるのを恐れた証明になるのだ。
自らを亡霊と名乗って我々を陽動したのはいいが、
所詮は亡霊に成り切っているだけの、情けない、哀れな死にぞこないに違いない。
( <●><●>) 「方針は、決まりましたね」
( ゚д゚) 「よっつの殺人の種明かしは、後でいい」
( ゚д゚) 「早急に、フッサール擬古と亡霊をつないだ宗教関係者を追うんだ」
('、`*川 「オッ」
.
901
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 01:00:57 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「とっかかりは、どこまで掴めているんだ」
('、`*川 「みんなも手伝ってくれるんだね?」
( <●><●>) 「亡霊の実態さえ捕まえれば、後ろの事件も芋づる式に解決するんだ」
( <●><●>) 「貞子は、いつ目覚めたのか」
( <●><●>) 「目覚めた後の動向は」
( <●><●>) 「……五人目が殺される前に、特定するぞ」
('、`*川 「オッケ!」
('ヮ`*川 「結構望みのある線だからねーー、時間はかかんないと思うよ!」
( ゚д゚) 「空いてる人員を、片っ端から導入しよう」
/ ゚、。 / 「だったら、オオカミに割いてる人員全員、まわせます」
( ゚д゚) 「滝殺人の連中も回せるな」
('、`*川 「ちょ、さすがにそんなにいらない…」
.
902
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 01:01:17 ID:CWcmTz4o0
( <●><●>) 「…」
謎は確かに多いが、望みは見えてきた。
きっかけは、向こうの自惚れだ。
自らを亡霊と称し、十年前と連続予告殺人を自ら結びつけてしまった。
その犯人の過失を、徹底的に突くだけだ。
( ゚д゚) 「ワカッテマスは、どうするんだ」
( <●><●>) 「とりあえず、警部に共有を」
( <●><●>) 「ここ三人は、第三者の特定ですか」
( ゚д゚) 「そうなるな」
('、`*川 「私が整骨院に行くよ」
('、`*川 「向こうでリアタイでお客さんら見ながら、顧客データ流す」
( ゚д゚) 「ん……電送してくれるのか」
('、`*川 「向こうさん、むっちゃいい人だから」
.
903
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 01:01:52 ID:CWcmTz4o0
( ゚д゚) 「じゃあ、俺と鈴木はここに残るか」
( ゚д゚) 「腹、減ったろ。 待ってる間、食おう」
/ ゚、。 / 「え! いいんですか!」
( ゚д゚) 「ワカッテマスはどうする」
( <●><●>) 「ちょっと、胃に残るものは」
東風さんがメシ、と言うと、馴染みのラーメンの出前だ。
自分は、極力任務中は胃を空っぽにして、カフェインの効きをよくしておきたいのだ。
( ゚д゚) 「相変わらずだな」
/ `、、*/ 「なんにしよっかなー。 チャーハンセットかなー。」
('、`*川 「気が変わったわ。 私も食べてから行く」
( ゚д゚) 「善は急げ。 違うか?」
('д`*川 「ケチ!」
.
904
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 01:02:48 ID:CWcmTz4o0
序幕
>>2-69
第一幕
>>82-211
第二幕
>>218-296
第三幕
>>304-388
第四幕
>>398-468
第五幕
>>477-528
第六幕
>>539-624
第七幕
>>640-739
第八幕
>>757-903
905
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 01:07:17 ID:CWcmTz4o0
残りは9話、10話、エピローグだけです つって合計300レス以上あるけど、、、
エピローグもほぼ書き終わってるから逃亡しません
次回「偽りを捕まえろ」は一週間以内には投下したい、、、
906
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 02:34:25 ID:PPraLVOA0
乙、今回も最高におもしろかった
おぼろげだった亡霊の輪郭が徐々に見えてきてわくわくする
次も楽しみにしてるよ
907
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 05:23:40 ID:WsjMEpJo0
乙おつ
じわじわと見えて来たなあ
こういうパートが何気に一番好きだったり
908
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 06:43:01 ID:hzOQ4eXE0
乙 偽りシリーズ再開に喜んでる
この真相がどんどん明らかになっていく感覚がたまらない
http://boonpict.run.buttobi.net/up/log/boonpic2_2544.jpg
909
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 07:16:22 ID:kzzEzlVo0
>>890
あるいは、犯人が自ら死角を伝えた可能性もある。
これ、害者が、のミスか?
あと二人が殺されないよう祈ってる
次も楽しみだ、乙
910
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 08:27:39 ID:zVLEiN3.0
一週間以内だなんて楽しみが増えたよ
911
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 09:55:58 ID:BlHgxsXE0
>>908
これすげえ 上のもやもやから手が伸びてて亡霊を表現してんだな
ごちそうさまです
>>909
おめでとうございます
うわあついに校正漏れが、、、
>イケメンのブーン芸神さん
>>890
の「あるいは、犯人が自ら死角を伝えた可能性もある。」の
「犯人」を「害者」に直してほしいです、、、
912
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 16:58:07 ID:Hc2/CzHk0
乙
913
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 17:25:57 ID:8qzshEEc0
>>777
(´・ω・`) 「それも、おそらくは移転……たらい回しにされたのだろう、ということ」
転院?
>>838
( ゚д゚) 「……亡霊は、外部犯と強力した可能性が濃厚になるぞ」
協力?
914
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 17:43:56 ID:VK9h.Ttg0
乙乙
続き楽しみに待ってます
915
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 23:33:12 ID:5qnQt3Yc0
10年以上の植物状態から目が覚めたばかりの人間は長期のリハビリなしに足は動かせないし、ましてや警察の捜査をかわすために器用に土を歩かなかっただなんてことがあるんですかね…
916
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 23:39:45 ID:Mp51cSjM0
そもそも10年前に050のIP電話とか一般的に知られてたっけ?
起きてすぐ情報集めたにしては手際が良過ぎるんだよなぁ
917
:
名無しさん
:2018/10/28(日) 23:42:41 ID:keVAWD8Y0
所詮素人の書いた小説モドキの粗を探して楽しいか?
918
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 00:13:54 ID:LmvIvk9g0
お前ら素直に良く読んでると言いなさい
919
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 02:52:12 ID:1oLduGEY0
話は最後まで分からんぞ
920
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 03:33:44 ID:G4uzlJYM0
10年前だったら050出始め話題になってきた頃じゃない?
家電を050に変えたのそれくらいだったきがする
921
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 07:01:30 ID:ER30sgP20
(;'A`)「更新速すぎ&多すぎっ。更に1週間以内にまた更新とか…。そんなの読める訳ないだろ、常識的に考えて・・・」
(´・ω・`)「できらぁ!」
922
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 11:09:25 ID:1xsL5uFI0
いつ目覚めたかは書いてないよな
目覚めてからしばらくたっててその間にリハビリやら知識を学んだとか
そうなると共犯者いそうだけど
923
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 11:36:06 ID:r2AUxV/I0
そもそも現在が何年かって正確に語られてないだろ
924
:
名無しさん
:2018/10/29(月) 19:52:56 ID:3M5Xx98I0
>>913
おめでとうございます
全然校正できてなくて申し訳ない
芸さんすみませんがこちらもお願いします、、、
925
:
名無しさん
:2018/10/30(火) 21:16:32 ID:upCfCZ8Y0
(´・ω・`)は偽りの亡霊を捕まえるようです <解決編>
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1540901686/-50
投下中にスレ埋めちゃったら
後から開いた人にネタバレパンチぶち込みそうだったから先に分離
埋めネタとかは特にない
というか埋めネタなんて文化あったな どこに行ったんだ埋めネタ文化
926
:
名無しさん
:2019/05/28(火) 05:15:00 ID:BcBaO0fc0
おつ!
また見れるとは思わなんだ
ついめにあげる
927
:
名無しさん
:2019/06/13(木) 02:25:12 ID:FKE4PA9M0
え、もうすぐ1年やん…
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