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('A`)はドクトラセブンのようです

200名無しさん:2018/09/02(日) 17:51:51 ID:dtxykwpQ0
第七話『侵略宗教』

夏の暑さも少し落ち着き、日が落ちるのも早くなってきたころ一人のサラリーマンが帰路についていた。
顔に精気は感じられず、その目はまるで死んだ魚のようだ。
現代では珍しくない社畜の一人。今日も上司に怒られ散々な一日だった。
その上親しい友人はあまりおらず、彼女もいない。なにより碌な趣味もない生きる屍といった方がいい人物だ。
しかし、それすら今の世では珍しいことじゃない。

サラリーマン「はぁ。」

ため息をつきながらいつもの道をいつもの時間にいつものように帰る。
家に帰っても、明日仕事に出てもループしているわけではないのに何も変わらない同じ日を繰り返すだけ。
なぜ自分は生きているのかと考えるが、特に答えが出ることもなく繰り返す毎日。

だがその日は違った。

( ∵)「迷える地球人よ、救いが欲しくはないか?」

サラリーマン「え?」

突然背後から声をかけられ振り返る。
お坊さんのような服装をした人物が立っていたが、その顔は人間ではなかった。
髪の毛や鼻が無く小さな穴のような目と口がポツンとあるだけだ。まるで呪いの人形のような顔。

サラリーマン「な…なんだお前?!宇宙人か!」

サラリーマン「ヴィプトラ警備隊に連絡しなきゃ。」

サラリーマン「えっと…あれ?」

慌ててスマホを取り出そうとするが焦って中々ポケットから取り出せない。
そういうところから日ごろの要領の悪さがうかがえる。

( ∵)「てい!」


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