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とある英雄譚のようです

61名無しさん:2018/04/22(日) 21:48:14 ID:G.gIoQVo0

「かっ……!」

司令官だった男はすぐに動かなくなった。
その死骸を陰から出てきている黒い腕が完全に包み込む。
そのまま影の中に沈んでいき、その場には何も残っていなかった。

【+  】ゞ゚) 「すぐに我が国の軍隊がここまで攻め込んでくるでしょう。
         生き延びたいのであれば、泣くのをやめこのまま奥へと走り続けなさい。
         包囲網が完成する前に逃げ切れるかもしれません」

「っ……うぅ……父さん……母さん……」

【+  】ゞ゚) 「私はもう行きます。それでは」

オサムは子供を残したまま部屋を出た。
前方の暗闇の中から聞こえる闘いの音は、少なくなっている。

【+  】ゞ゚) 「これで主要な村は殆ど潰しましたが……」

暗がりを駆け抜けてきたのは同期の男。
共に戦場を駆け抜けてきた信頼できる味方であった。

「おお、オサムか。もうこんなところまで攻め込んでいたとは。
 それで、部隊長は何処だ?」

【+  】ゞ゚) 「知りません」

「そうか……。残党どもを逃がさない様にしている。手が空いているなら手伝ってくれ」


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