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とある英雄譚のようです

420名無しさん:2018/05/04(金) 00:35:07 ID:GoNX5bS20

('A`) 「くそっ……」

自身に向けられる攻撃を必死に避けるドクオ。
もはや相殺することすら叶わず、角度をつけた魔術をぶつけて強引に角度を変える。
そうして致命傷だけを避けるのが手一杯であった。

川 ゚ -゚) 「リバーサル……! ホライゾン! エスノストゥム!」

九つの魔術しか使えないクールは、より危機的な状況にあった。
同時に発動できるとはいえ、一つ二つ重ねた程度ではオルフェウスの魔術一つ弾くことは出来ない。
持ち前の身体能力とセンスで、辛うじて攻撃を躱す。
反撃に出る余裕など全くと言っていいほどなかった。

母親譲りの大魔力と父親の才能を受け継いでいたキュートは、
その経験不足の為に手を打てないでいた。
父親の多重構造化の魔術を一見しただけで理解した彼女は、
自分なりのアレンジを加えて防御魔術を張っていく。
破壊されるたびに、さらに丈夫なものへと、魔術を少しずついじりながら。

( ・∀・) 「ぐぅぅ……!」

モララーは全速力で飛行しても、一つも置き去りにできない誘導式魔術に苦しめられていた。
当たれば自身の身が砕けてしまいそうなほどの威力がありながら、
速度も性能も、龍王の飛翔と同等である魔術。
それらを背後に抱えながら、モララーは虚ろの空を飛ぶ。


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