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とある英雄譚のようです
406
:
名無しさん
:2018/05/04(金) 00:25:06 ID:GoNX5bS20
クールは、天剣九つを正面に向ける。
剣先は等間隔で大きく開いて、正面からは花弁のように見えた。
川 ゚ -゚) 「リバーサル」
剣先から編み出された術式は蜘蛛の糸のように張り巡らされ、
やがて一つの大きな反射術式を作り出した。
防ぐには、高すぎる破壊力が、
撃ち合うには、大きすぎる魔力が
弾くには、強すぎる支配力が邪魔をする。
ならばとクールがとった手段は、魔力の拡散。
魔力砲の中心を正確に察知し、置き石代わりの反射魔術を置くことで砲撃を歪め、後方へと逃がす。
たったそれだけの単純なことであった。
川;゚ -゚) 「ドクオ……! 長くは……もたないぞ!」
返答はない。
ドクオは深く、深く、ともすれば自らを見失いかねない程、意識を集中させていた。
魔術師として、彼が世界を背負うに足ると判断した最高難易度の魔術。
ロマネスクが敵の攻撃の一切を漏らすまいと歯を食いしばる。
両腕から肩に、精霊痕が拡がっていく。
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