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とある英雄譚のようです

374名無しさん:2018/05/04(金) 00:01:25 ID:GoNX5bS20

命令を受けた精霊たちは一直線にアルカイオスの懐へ飛び込んだ。
それを防御することも無く正面から受けた大男は、
土埃の中から無傷の姿を現し、豪快に笑う。

彡 l v lミ 「がはは、今のは少し痛かったぞ」

( ФωФ) 「ドクオ……」

('A`) 「なんだよ……」

( ФωФ) 「奴に有効な攻撃はあるのか」

('A`) 「ちょうど今自信が無くなったところだ」

彡 l v lミ 「来ないのならこちらから行くぞ」

巨体が瞬発した。
ドクオが咄嗟に展開した防御魔術を全身で突き破り、振り抜いた拳が地面に埋まった。

('A`) 「くそっ……化け物か」

辛うじて躱して距離をとった二人は、追撃を警戒して即座に構えた。
アルカイオスは僅かに生まれた隙などに興味がないかのように、ゆっくりと拳を引き抜いた。


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