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とある英雄譚のようです

32名無しさん:2018/04/22(日) 21:11:30 ID:G.gIoQVo0

>3


一面の緑。吹き抜ける風さえも喜んでいるように見える。
破壊と再生を繰り返した地形は起伏が大きく、波打つ海のようにも見えた。

( ФωФ) 「さて、どちらがいるか」

ロマネスクを出迎えたのは、高密度な魔力矢。
直前まで頭があった空間を引き裂いた。

( ФωФ) 「随分な挨拶だな」

大地から鎌首をもたげた巨大な土塊。
罅のように細長く伸び、ロマネスクを飲み込んだ。
そのまま宙に浮かぶ球体へと変化し、内部から弾けた。
中から無傷で出てきたロマネスクは、その腕についた土ぼこりを掃う。

( ФωФ) 「魔術というのは相変わらず何でもありか。だがこれは……」

ロマネスクを牽制する様に湧き上がってくる土煙。
大地の魔術は、噂に聞く高名な魔術師の得意としていた属性だということを思い出す。


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