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とある英雄譚のようです

28名無しさん:2018/04/22(日) 21:08:40 ID:G.gIoQVo0

命が繋がったことを理解したヴィオレンサは、気になっていた疑問をぶつけた。
彼の覚えている限り、絶対に手を出すなと言われていた対象はたった二人。
砂礫の魔術師ヒッキー・ドレイクと、神域の精霊術師ロマネスク・デトロ。

だがしかしこの二人の強者は自らの守護する領域を出ることはないと、
龍属の中では言い伝えられていた。

( ФωФ) 「少し用事があってな」

「用、だと?」

( ФωФ) 「説明するのは面倒だ。俺はもう行くぞ」

「待て。貴様ほどの力を持つ者が何を急ぐ」

( ФωФ) 「……まぁいい。確かに余裕はまだある。
         話し終えた後に目的の場所にまで俺を運んでくれるなら、話さないことも無いが」

「聞かせてもらおう。運ぶかどうかはその後に決める」

実力差がはっきりしたところで、ヴィオレンサはその態度を崩さない。
あくまでも高圧的に、自らの威を示すように。
それに苛立つことも無く、ロマネスクは淡々と答えを告げた。


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