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とある英雄譚のようです

272名無しさん:2018/04/30(月) 15:04:13 ID:7X8WUdNc0

(; ・∀・) 「っ! 余計なお世話だ」

鼻息荒く反論するモララー。
そんな彼の意思に反して、大地を掴んでいた四つ足は少しばかり震えていた。

(ノリ_゚_-゚ノリゝ 「怖気づいたのですか?」

( ・∀・) 「何が出て来るのか全く予想できないんだ。みんな平然としている方がどうかしてる」

( ФωФ) 「五回も乗り越えれば心が鈍ってしまったというのもあるが……。
         災厄は五度も私を殺すことは叶わなんだ。
         今更、どんな敵がいたところで殺される気はしない。
         お前とてそうだろう。龍王」

( ・∀・) 「……そうだ、そうだ。……わかっている。
        龍属の歴史の中で最も強い龍王。誰も僕を殺せるはずがない」

少年はいつの間にか震えが止まっていることに気付いた。
老樹の言葉と、全身を巡るの魔力の力強さを感じながら、ドクオの魔術を見守る。

('A`) 「地獄の焔、黄泉の風、冥府の海、深淵の泥……」

言霊によって四つの魔術が発現した。
それぞれがお互いを喰らうかのように暴れる。
そのどれもが術者を殺してしまいかねない程の魔術でありながら、
ドクオは容易く完全なコントロール下に置く。


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